インストールユーティリティー (installer) は、/jes5install/Solaris_sparc などの、Java ES をインストールするプラットフォームディレクトリにあります。Product ディレクトリ、release_info という名前のテキストファイル、および installer スクリプト実行可能ファイルが入っています。インストーラにパッチが適用されている場合を除いて、インストーラはここから起動します。
別のディレクトリには、パッチを適用するために使用されるパッケージ版のインストーラが入っています。パッチインストールスクリプト (install) は、ログビューアユーティリティー ( viewlog) と一緒に次のディレクトリにあります。
Solaris OS の場合: /var/sadm/prod/SUNWentsys5i
Linux および HP-UX の場合: /var/sadm/prod/sun-entsys5i
installer にバグがある場合は、Sun が installer を修正して、そのインストーラパッケージ用のパッチを作成することがあります。パッチの適用以降は、そのリリースにはパッケージ版のインストーラを使用するようにしてください。つまり、パッチによる修正が含まれるインストーラを起動することになります。
使用している配備環境で、パッチを適用した Java ES インストーラを使用する場合にのみ、パッチユーティリティーを使用します。
インストールが完了すると、Java ES のアンインストールユーティリティー (uninstall) が次の場所に配置されます。
Solaris OS の場合: /var/sadm/prod/SUNWentsys5
Linux および HP-UX の場合: /var/sadm/prod/sun-entsys5
Java ES インストールユーティリティーの構文と例は、付録 B 「インストールコマンド」 に記載されています。