クライアントとブローカ間で送信されるメッセージを暗号化するには、SSL (Secure Socket Layer) 標準に基づいた接続サービスを使用する必要があります。SSL は、SSL 対応のブローカとクライアント間で暗号化された接続を確立して、接続レベルのセキュリティーを提供します。
SSL ベースの Message Queue 接続サービスを使用するには、キーツールユーティリティー (imqkeytool) を使用して、非公開鍵と公開鍵のペアを生成します。このユーティリティーは、自己署名付き証明書に公開鍵を組み込んで、それを Message Queue のキーストアに配置します。キーストア自体は、パスワードによって保護されているため、起動時に、imq.keystore.password プロパティーに指定されたキーストアのパスワードを入力して、ロックを解除する必要があります。キーストアのロックが解除されると、ブローカは、接続を要求しているクライアントに証明書を渡すことができます。証明書を受け取ると、クライアントはその証明書を使用して暗号化されたブローカへの接続を設定します。
imq.audit.enabled ブローカプロパティーは、Message Queue ブローカログファイルへの監査レコードのロギングを制御します。詳細については、「監査ロギング」を参照してください。