ファイルベースの持続を使用するブローカは、プラットフォームにより場所が異なる単層型ファイルのデータストアに持続データを書き込みます (付録 A 「プラットフォームごとの Message QueueTM データの場所」を参照)。
…/instances/ instanceName/fs350/
instanceName には、ブローカインスタンスを識別する名前が入ります。
instanceName/fs350/ ディレクトリは、ブローカインスタンスがはじめて開始されたときに作成されます。このディレクトリを保護するための手順は、ブローカを実行しているオペレーティングシステムプラットフォームによって異なります。
Solaris および Linux の場合、ディレクトリのアクセス権は、ブローカインスタンスを開始したユーザーのファイルモード作成マスク (umask) によって決定されます。したがって、ブローカインスタンスの開始および持続ファイルの読み取りを行うためのアクセス権は、マスクを適切に設定することによって制限できることになります。あるいは、スーパーユーザーである管理者は、instances ディレクトリのアクセス権を 700 に設定することによって、持続データを保護できます。
Windows の場合、ディレクトリのアクセス権は、Windows オペレーティングシステムが提供するメカニズムを使って設定できます。この操作では、通常そのディレクトリの「プロパティー」ダイアログを開きます。