Solaris ゾーンを使用すると、Java ES のほかのコンポーネントと同じ物理ホスト上に Monitoring Console をインストールできます。これらのコンポーネントは大域ゾーン内に配置され、Monitoring Console 用の論理ホストにする疎ルートローカルゾーンを作成します。次の順序で作業を行います。
Monitoring Console を除くすべての Java ES コンポーネントを大域ゾーンにインストールし、設定します。大域ゾーン内の選択したコンポーネントのインストール後設定をすべて完了し、すべてのサーバーインスタンスを実行中の状態にします。
大域ゾーンへのインストールの過程で、Monitoring Framework が共有コンポーネントとして大域ゾーンにインストールされます。第 2 章「Monitoring Framework の有効化と設定」の手順のうち、インストールしたコンポーネントに該当するものをすべて実行します。
同じホスト上に、Monitoring Console 用の論理ホストとして疎ルートローカルゾーンを作成します。これは疎ルートゾーンであるため、mfwk-base にインストールされた Monitoring Framework は認識可能となるはずです (「デフォルトのパスとファイル名」を参照)。
「Java ES インストーラを使用して Monitoring Console をインストールするには」の手順に従って、疎ルートローカルゾーンに Monitoring Console をインストールします。
次のコマンドで、疎ルートゾーン内の Monitoring Framework を設定します。
cd mfwk-base/bin ./mfwksetup -i |
このコマンドは大域ゾーン内のファイルを使用して、必要な Monitoring Framework 設定ファイルをローカルゾーンに作成します。