JavaScript is required to for searching.
ナビゲーションリンクをスキップ
印刷ビューの終了
Oracle Hardware Installation Assistant 2.5 ユーザーズガイド x86 サーバー版
search filter icon
search icon

ドキュメントの情報

このマニュアルの使用法

このドキュメントについて (PDF および HTML)

ドキュメントのコメント

ドキュメントの履歴

Oracle Hardware Installation Assistant ユーザーズガイドの概要

Oracle Hardware Installation Assistant の概要

Oracle Hardware Installation Assistant とは

機能とメリット

サポートされるプロビジョニングタスクの一覧

サポートされるサーバーとメディアの入手

サポートされているオペレーティングシステム

製品ドキュメントライブラリ

アプリケーションの起動とプロビジョニングタスクの実行

Sun Fire/Sun Blade サーバーのローカルおよびリモートメディア起動オプション

プロビジョニングタスクの実行方法

RAID の設定

RAID サポート

RAID ボリュームを作成する方法

RAID ボリュームを削除する方法

Windows のインストール

ローカルまたはリモートメディアを使用して Windows をインストールする方法

Linux のインストール

ローカルまたはリモートメディアを使用して Linux をインストールする方法

システムおよびコンポーネントのファームウェアのアップデート

システム BIOS および Oracle ILOM のファームウェアのアップデート方法

エクスパンダファームウェアのアップデート方法

HBA ファームウェアのアップデート方法

サービスプロセッサの回復

サービスプロセッサの回復方法

サービスプロセッサの設定の構成

サービスプロセッサ識別情報の設定の構成方法

ネットワーク情報の設定の構成方法

Oracle ILOM ユーザーアカウントの管理方法

システムクロックの設定方法

BIOS ブートデバイスの設定の構成

ブートデバイスの順序を設定する方法

次回のブート時のブートデバイスを設定する方法

PXE ベースの Oracle Hardware Installation Assistant のセットアップ

PXE インフラストラクチャのセットアップ方法

Oracle Hardware Installation Assistant PXE イメージファイルの準備

PXE ベースの有人セッションの起動

PXE ベースの有人セッションの概要

PXE ベースセッションのイメージを作成する方法

PXE サーバーから有人インストールを実行する方法

PXE ベースの無人プロビジョニングタスクの実行

PXE ベースの無人プロビジョニングタスクの要件

無人インストール用の状態ファイルの作成

Linux の無人インストールを準備する方法

Windows Server の無人インストールを準備する方法

無人ファームウェアアップデートを準備する方法

アプリケーションイメージを作成して PXE ベースの起動を準備する方法

PXE ベースのサーバーから無人セッションを起動する方法

PXE ベースの無人プロビジョニングタスクの監視

仮想コンソールまたはセキュアシェル (SSH) 接続を使用した表示接続の確立

root および VNC のパスワードの設定方法

VNC ビューアを使用して接続を確立する方法

シリアルコンソールを使用して接続を確立する方法

Oracle Hardware Installation Assistant のトラブルシューティング

Oracle Hardware Installation Assistant のエラーメッセージ

アプリケーションログファイルの表示方法

ブートしない PXE イメージのデバッグ方法

USB フラッシュドライブを使用した Oracle Hardware Installation Assistant の起動

USB ドライブの要件

Syslinux および Oracle Hardware Installation Assistant ソフトウェアの入手方法

Oracle Hardware Installation Assistant USB フラッシュドライブの作成

Linux (Red Hat/SUSE) システムで Oracle Hardware Installation Assistant USB フラッシュドライブを作成する方法

Windows 自動実行機能を使用して Oracle Hardware Installation Assistant USB フラッシュドライブを作成する方法

Windows XP システムで Oracle Hardware Installation Assistant USB フラッシュドライブを作成する方法

USB フラッシュドライブをブートして Oracle Hardware Installation Assistant を起動する方法

Service Tags のインストール

Linux に Service Tags をインストールする方法

Windows に Service Tags をインストールする方法

索引

Linux (Red Hat/SUSE) システムで Oracle Hardware Installation Assistant USB フラッシュドライブを作成する方法

始める前に
  1. 次のコマンドを使用して、syslinux-version.zip アーカイブファイルの内容を展開 (解凍) します。

    # unzip syslinux-version.zip

    ここで、version は、Syslinux のバージョン番号です。

  2. USB フラッシュドライブを正常な USB 2.0 ポートに挿入します。
  3. tail コマンドを使用して、USB フラッシュドライブのデバイス名を確認します。

    # tail /var/log/messages

    デバイス名 (例: sdasdb) が表示されます。出力の例を次に示します。

    Nov 12 13:19:29 server kernel: scsi 4:0:0:0: Lexar, Inc. USBdisk PQ: 0 ANSI: 0 CCS
    Nov 12 13:19:29 server kernel: sd 4:0:0:0: [sdb] 1030750208 512-byte hardware sectors (1030 MB)
    Nov 12 13:19:29 server kernel: sd 4:0:0:0: [sdb] Write Protect is off
    Nov 12 13:19:29 server kernel: sd 4:0:0:0: [sdb] Assuming drive cache: write through
    Nov 12 13:19:29 server kernel: sdb:
    Nov 12 13:19:29 server kernel: sd 4:0:0:0: [sdb] Attached SCSI removable disk
    Nov 12 13:19:29 server kernel: sd 4:0:0:0: Attached scsi generic sg2 type 0

    注意

    注意 - 意図しないデータ損失が発生する可能性があります。必ず USB フラッシュドライブのデバイス名 (/dev/sda/dev/sdb) を確認して書き留めておくようにしてください。以降の手順で、USB フラッシュディスクの既存のパーティションを削除する必要があります。デバイス名を間違えると、ハードディスクの内容が消去される可能性があります。


  4. 次に示す手順で、parted を使用して USB フラッシュドライブ上にブートパーティションを 1 つ作成します。

    注 - この手順では、バージョン 1.8.6 以降の parted ユーティリティーを使用する必要があります。それよりも前のバージョンの parted は使用しないでください。



    注 - これらの手順を実行するには、スーパーユーザー (su - root) としてアクセスする必要があります。


    1. Linux で自動的にデバイスがマウントされている場合は、最初に次のコマンドを使用してマウントを解除します。

      # umount /dev/sd X1

      ここで、X は、USB フラッシュドライブのドライブ文字 (例: /dev/sda/dev/sdb) です。また、1 は、最初のパーティションを示します。

    2. parted を使用して、すべてのパーティションを削除して新しいブート FAT32 パーティションを作成します。

      # /sbin/parted /dev/sd X

      ここで、X は、USB フラッシュドライブのドライブ文字 (例: /dev/sda/dev/sdb) です。

      parted コマンドプロンプトが表示されます。

    3. 次のコマンドを記載されている順序で入力し、プロンプトに従ってブートの一次パーティションを作成します。
      • (parted): mklabel

        ディスクラベルの種類を作成するように求められます。msdos がデフォルトとして表示されない場合は、次の例に示すように、該当するプロンプトで msdos と入力する必要があります。

        Warning: The existing label on sdx will be destroyed and all 
        data on this disk will be lost. Do you want to continue?
        Yes/No: yes
        New disk label type? msdos
      • (parted): mkpartfs

        ディスク上に新しいパーティションを作成します。プロンプトに対し、primary パーティション、fat32 フォーマット、およびディスク全体から最後の 1M バイトを除いた範囲 (開始が 1、終了が -1) を指定します。出力の例を次に示します。

        Partition type? primary/extended? primary
        File system type? [ext2] fat32
        Start? 1
        End? -1
      • (parted): set 1 boot on

        このパーティションに boot フラグを設定します。

      • (parted): set 1 lba on

        このパーティションに lba (Linear Block Addressing) フラグを設定します。

      • (parted): print

        新しいパーティションの現在の設定を表示します。出力の例を次に示します。

      Model: Lexar, Inc. USBdisk (scsi)
      Disk /dev/sdb: 1031MB
      Sector size (logical/physical): 512B/512B
      Partition Table: msdos
      
      Minor   Start   End     Size    Type     Filesystem  Flags
       1      16.4kB  931MB   1031MB  primary  fat32       boot, lba
      (parted)
      • (parted): quit

        parted ユーティリティーを終了します。

  5. Syslinux の mbr ディレクトリに移動します。

    # cd path/mbr

    ここで、path は、Syslinux を展開したフォルダです。

  6. 次のコマンドを使用して、mbr ディレクトリ内の Syslinux マスターブートレコードファイル mbr.bin を探し、ディスクに書き込みます。

    # cat mbr.bin > /dev/sdX

    ここで、X は、USB フラッシュドライブのドライブ文字 (例: /dev/sda/dev/sdb) です。

  7. Syslinux の unix ディレクトリに移動します。

    # cd path/unix

    ここで、path は、Syslinux を展開したフォルダです。


    注 - 新しいバージョンの Syslinux には、unix ディレクトリが linux ディレクトリに変更されているものがあります。その場合は、unix ディレクトリの名前を linux に置き換えてください。


  8. Syslinux の unix ディレクトリで、次のコマンドを入力します。

    # ./syslinux /dev/sdX1

    ここで、X は、USB フラッシュドライブのドライブ文字 (例: /dev/sda/dev/sdb) です。また、1 は、最初のパーティションを示します。


    注 - 次の手順ではマウントポイントを指定する必要があります。autofs を実行している場合、ドライブのパーティションが別のマウントポイントに自動的にマウントされていることがあります。その場合は、次のコマンドを入力してマウントを解除してください。

    umount /dev/sdX1


  9. 次のコマンドを入力して、ドライブをマウントポイントにマウントします。

    # mount -t vfat /dev/sdX1 /mnt

    ここで、X は、USB フラッシュドライブのドライブ文字 (例: /dev/sda/dev/sdb) です。また、1 は、最初のパーティションを示します。この例では、マウントポイントを /mnt にしています。

  10. 次のコマンドを入力して、HIA-version.zip アーカイブファイルの内容を USB フラッシュドライブに展開します。

    # unzip -q -d /mnt ~/path/HIA-version.zip -x “source/*”

    ここで、path は、.zip ファイルが格納されているディレクトリのパスです。version は、Oracle Hardware Installation Assistant のバージョン番号です。ここでは、時間とディスクスペースの節約のために、“source/*”パラメータを使用して展開対象からソースファイルを除外しています。

  11. USB フラッシュドライブをアンマウントします。

    # umount /mnt

  12. クライアントマシンからフラッシュドライブを取り外します。

    これで、Oracle Hardware Installation Assistant アプリケーションをブートする USB フラッシュドライブの準備ができました。

次の手順

「USB フラッシュドライブをブートして Oracle Hardware Installation Assistant を起動する方法 」