Oracle Hardware Installation Assistant ユーザーズガイドの概要
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USB フラッシュドライブを使用した Oracle Hardware Installation Assistant の起動
Syslinux および Oracle Hardware Installation Assistant ソフトウェアの入手方法
Oracle Hardware Installation Assistant USB フラッシュドライブの作成
Windows 自動実行機能を使用して Oracle Hardware Installation Assistant USB フラッシュドライブを作成する方法
Windows XP システムで Oracle Hardware Installation Assistant USB フラッシュドライブを作成する方法
USB フラッシュドライブをブートして Oracle Hardware Installation Assistant を起動する方法
Linux に Service Tags をインストールする方法
この手順では、バージョン 1.8.6 以降の parted ユーティリティーを使用する必要があります。それよりも前のバージョンの parted は使用しないでください。
「Syslinux および Oracle Hardware Installation Assistant ソフトウェアの入手方法」を参照してください。
# unzip syslinux-version.zip
ここで、version は、Syslinux のバージョン番号です。
# tail /var/log/messages
デバイス名 (例: sda や sdb) が表示されます。出力の例を次に示します。
Nov 12 13:19:29 server kernel: scsi 4:0:0:0: Lexar, Inc. USBdisk PQ: 0 ANSI: 0 CCS Nov 12 13:19:29 server kernel: sd 4:0:0:0: [sdb] 1030750208 512-byte hardware sectors (1030 MB) Nov 12 13:19:29 server kernel: sd 4:0:0:0: [sdb] Write Protect is off Nov 12 13:19:29 server kernel: sd 4:0:0:0: [sdb] Assuming drive cache: write through Nov 12 13:19:29 server kernel: sdb: Nov 12 13:19:29 server kernel: sd 4:0:0:0: [sdb] Attached SCSI removable disk Nov 12 13:19:29 server kernel: sd 4:0:0:0: Attached scsi generic sg2 type 0
注意 - 意図しないデータ損失が発生する可能性があります。必ず USB フラッシュドライブのデバイス名 (/dev/sda、/dev/sdb) を確認して書き留めておくようにしてください。以降の手順で、USB フラッシュディスクの既存のパーティションを削除する必要があります。デバイス名を間違えると、ハードディスクの内容が消去される可能性があります。 |
注 - この手順では、バージョン 1.8.6 以降の parted ユーティリティーを使用する必要があります。それよりも前のバージョンの parted は使用しないでください。
注 - これらの手順を実行するには、スーパーユーザー (su - root) としてアクセスする必要があります。
# umount /dev/sd X1
ここで、X は、USB フラッシュドライブのドライブ文字 (例: /dev/sda や /dev/sdb) です。また、1 は、最初のパーティションを示します。
# /sbin/parted /dev/sd X
ここで、X は、USB フラッシュドライブのドライブ文字 (例: /dev/sda や /dev/sdb) です。
parted コマンドプロンプトが表示されます。
(parted): mklabel
ディスクラベルの種類を作成するように求められます。msdos がデフォルトとして表示されない場合は、次の例に示すように、該当するプロンプトで msdos と入力する必要があります。
Warning: The existing label on sdx will be destroyed and all data on this disk will be lost. Do you want to continue? Yes/No: yes New disk label type? msdos
(parted): mkpartfs
ディスク上に新しいパーティションを作成します。プロンプトに対し、primary パーティション、fat32 フォーマット、およびディスク全体から最後の 1M バイトを除いた範囲 (開始が 1、終了が -1) を指定します。出力の例を次に示します。
Partition type? primary/extended? primary File system type? [ext2] fat32 Start? 1 End? -1
(parted): set 1 boot on
このパーティションに boot フラグを設定します。
(parted): set 1 lba on
このパーティションに lba (Linear Block Addressing) フラグを設定します。
(parted): print
新しいパーティションの現在の設定を表示します。出力の例を次に示します。
Model: Lexar, Inc. USBdisk (scsi) Disk /dev/sdb: 1031MB Sector size (logical/physical): 512B/512B Partition Table: msdos Minor Start End Size Type Filesystem Flags 1 16.4kB 931MB 1031MB primary fat32 boot, lba (parted)
(parted): quit
parted ユーティリティーを終了します。
# cd path/mbr
ここで、path は、Syslinux を展開したフォルダです。
# cat mbr.bin > /dev/sdX
ここで、X は、USB フラッシュドライブのドライブ文字 (例: /dev/sda や /dev/sdb) です。
# cd path/unix
ここで、path は、Syslinux を展開したフォルダです。
注 - 新しいバージョンの Syslinux には、unix ディレクトリが linux ディレクトリに変更されているものがあります。その場合は、unix ディレクトリの名前を linux に置き換えてください。
# ./syslinux /dev/sdX1
ここで、X は、USB フラッシュドライブのドライブ文字 (例: /dev/sda や /dev/sdb) です。また、1 は、最初のパーティションを示します。
注 - 次の手順ではマウントポイントを指定する必要があります。autofs を実行している場合、ドライブのパーティションが別のマウントポイントに自動的にマウントされていることがあります。その場合は、次のコマンドを入力してマウントを解除してください。
umount /dev/sdX1
# mount -t vfat /dev/sdX1 /mnt
ここで、X は、USB フラッシュドライブのドライブ文字 (例: /dev/sda や /dev/sdb) です。また、1 は、最初のパーティションを示します。この例では、マウントポイントを /mnt にしています。
# unzip -q -d /mnt ~/path/HIA-version.zip -x “source/*”
ここで、path は、.zip ファイルが格納されているディレクトリのパスです。version は、Oracle Hardware Installation Assistant のバージョン番号です。ここでは、時間とディスクスペースの節約のために、“source/*”パラメータを使用して展開対象からソースファイルを除外しています。
# umount /mnt
これで、Oracle Hardware Installation Assistant アプリケーションをブートする USB フラッシュドライブの準備ができました。
「USB フラッシュドライブをブートして Oracle Hardware Installation Assistant を起動する方法 」