JFP ユーザーズガイド

日本語対応ツールキットによる日本語プログラムの開発環境

XView

国際化された XView ライブラリを使用して、日本語のウィンドウアプリケーションを開発できます。こうして開発したアプリケーションを日本語 OpenWindows 環境で使用することによって、日本語の入力表示など日本語を取り扱うことが可能になります。

国際化された XView ライブラリを使用してコンパイルする場合には、「-DOW_I18N」を明示的に指定します。

また、アプリケーション実行時に使用されるライブラリを指定するために、次のように「-R/usr/openwin/lib」も明示的に指定してください。

sun% cc -DOW_I18N -I/usr/openwin/include -L/usr/openwin/lib ¥
-R/usr/openwin/lib -lxview -lX11 ...

国際化された XView の詳細は、『XView Developer's Notes』を参照してください。

OLIT

国際化された OLIT ライブラリを使用して、日本語のウィンドウアプリケーションを開発できます。こうして開発したアプリケーションを日本語 OpenWindows 環境で使用することによって、日本語の入力や表示などを取り扱うことが可能になります。

国際化された OLIT ライブラリを使用してコンパイルするには、次のように行います。

sun% cc -I/usr/openwin/include -R/usr/openwin/lib -L/usr/openwin/lib ¥
   -lXol -lXt -lX11 ...

日本語入力をともなうアプリケーション

TextEdit、TextField、ScrollingList、TextLine の各ウィジェットを使用した日本語入力をともなうアプリケーションを起動する際は、次の点に注意してください。

国際化された OLIT の詳細は、『OLIT リファレンスマニュアル』を参照してください。