Solaris 7 インストールライブラリ (SPARC 版)

第 8 章 オンライン文書へのアクセス

この章では AnswerBook2 製品のインストール方法と、AnswerBook2 を使用してオンライン文書を表示したり、検索したり、印刷したりする方法を説明します。内容は次のとおりです。


注 -

今回の Solaris リリースの名称は「Solaris 7」ですが、コード、パス名、パッケージパス名などで、「Solaris 2.7」または「SunOS 5.7」という名称が使用されていることがあります。コード、パス、パッケージパスなどを実際に入力または使用するときには、必ずマニュアル中に記述されている名称に従ってください。


AnswerBook2 製品の概要

AnswerBook2 製品は、Sun のオンライン文書システムです。このシステムでは、SGML ベースの AnswerBook コレクション、Display PostScript 形式の AnswerBook コレクション、マニュアルページなど、さまざまな Solaris の情報の表示や印刷が、Web ブラウザインタフェースを使用して実行できます。

AnswerBook2 製品には検索エンジンが組み込まれているため、文書ライブラリ全体で情報を検索できます。文書コレクションは、文書サーバーまたはローカルサーバーにインストールできます。


注 -

この章では、AnswerBook1 は、Solaris 2.6 より前の Solaris オペレーティング環境で提供された AnswerBook 製品を指します。


AnswerBook2 の特長と機能

AnswerBook2 製品の特長と機能は次のとおりです。

今回のリリースで追加された AnswerBook2 の新機能

次に、AnswerBook2 ソフトウェアの今回のリリースに備わっている新機能、または実質的に強化された機能を示します。

構成要素での比較

AnswerBook2 製品は、次の要素から構成されます。

頻繁に寄せられる質問

この節では、AnswerBook2 製品に関して頻繁に寄せられる質問と、その回答について説明します。

参照マニュアル一覧

Solaris 7 Documentation CD には文書サーバーソフトウェアと Solaris 7 文書コレクションが含まれています。図 8-1 から 図 8-6 では、すべての文書コレクションとハードコピー (印刷物) でのみ利用できるマニュアルを示します。


注 -

日本で提供される Solaris 7 の Documentation CD は 2 種類あります。一枚は、英語版の Documentation CD で、もう一枚は、英語版から抜粋したものに日本語の文書を追加したものです。「Solaris 7 Documentation CD」という記述は、これら 2 枚の CD を指しています。


図 8-1 デスクトップマニュアル

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図 8-2 リファレンスマニュアル (マニュアルページ)

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図 8-3 システム管理マニュアル

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図 8-4 システム管理マニュアル (続き)

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図 8-5 ソフトウェア開発マニュアル

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図 8-6 ソフトウェア開発マニュアル (続き)

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基本操作

AnswerBook2 製品でオンライン文書を表示するには、HTML 3.2 に対応したブラウザ (HotJavaTM、Netscape Navigator(TM)、LynxTM など) を用意し、文書サーバーに (文書コレクションがインストールされ、Web ベースのサーバーが実行されているマシンを識別する URL を指定することにより) アクセスします。詳細は、次の項目を参照してください。

AnswerBook2 製品の使用方法、または文書サーバーの管理方法については、文書サーバーにアクセスできるようにしてからオンラインヘルプを参照してください。

インストールに必要な操作

次の表は、AnswerBook2 の機能ごとに必要な操作を示します。

表 8-1 インストールする内容
 実行する操作 必要な操作
 デスクトップ (任意のプラットフォーム、任意のオペレーティング環境) からオンライン文書を表示するWeb ブラウザを起動し、文書サーバーの URL を指定します (例: http://imserver:8888/)。詳細は、「AnswerBook2 用にビューアを起動する」を参照してください。
 デスクトップから Web ブラウザを起動する際に、自動的に適切なサーバーの URL が指定されるようにするSolaris 7 オペレーティング環境を実行している場合は、文書サーバーを確認し、「CDE ヘルプ」メニューまたは OpenWindowsTM の「プログラム」メニューから「AnswerBook2」オプションを選択します。詳細は、「AnswerBook2 用にビューアを起動する」を参照してください。
 システム (マシン) から文書を配信 (提供) するSolaris 7 Documentation CD から文書サーバーをインストールします。詳細は、「文書サーバー用ソフトウェアをインストールする」を参照してください。
 Solaris 7 Documentation CD または他の場所から文書サーバーに文書を追加するこの機能を実行する権限があるのは、文書管理者だけです。「文書サーバー用ソフトウェアをインストールする」 を参照してください。

AnswerBook2 用にビューアを起動する

Solaris 2.6 または Solaris 7 を実行している場合、次のいずれかを選択すると文書サーバーの URL が指定されて Web ブラウザが起動されます。

システムは、パスを検索して Netscape NavigatorTM またはパス上で最初に検出した Web ブラウザを起動します。システムによる文書サーバーの URL の検索方法については、「文書サーバーの指定」を参照してください。

任意の HTML 3.2 対応の Web ブラウザから AnswerBook2 製品にアクセスできます。Web ブラウザを起動し、適切な文書サーバーの URL を指定します。たとえば、システム管理者が AnswerBook2 文書サーバーをデフォルトのポート番号を使用してシステム imaserver にインストールした場合は、http://imaserver:8888/ という URL に入力します。

情報の表示

AnswerBook2 ビューアを起動したら、下線付きテキストをクリックして (使用しているブラウザのリンクの表示方法による)、ブックまたは章に移動します。AnswerBook2 システムで移動する方法については、AnswerBook2 のヘルプを参照してください。

文書サーバーの指定

AnswerBook2 ビューアを Solaris オペレーティング環境から起動するとデフォルトの文書サーバーにインストールされたコレクションのリストが表示されます。デフォルトの文書サーバーは、次のいずれかの方法で指定できます。

  1. 環境変数 AB2_DEFAULTSERVER を定義している場合は、AnswerBook2 のビューアはその変数に定義された URL を使って起動されます。たとえば、.cshrc ファイルに次の 1 行を挿入します。

    setenv AB2_DEFAULTSERVER http://imaserver.eng.sun.com:8888/

  2. AnswerBook2 の機能を起動したマシンが文書サーバーの場合、AnswerBook2 用のビューアは http://localhost:port という URL を使って起動されます。

    ここで、port は文書サーバーが実行されるポート番号を示し、デフォルト値は 8888 です。

  3. 文書管理者が AnswerBook2 サーバーを FNS (フェデレーテッド・ネーミング・サービス) を使って登録した場合、AnswerBook2 ビューアは、登録されたサーバーの URL を使用します。

利用できる文書サーバーがなくてもインターネットにアクセスできる場合は、http://docs.sun.com/ で、Sun のマスター文書サーバーにアクセスすることもできます。

文書サーバー用ソフトウェアをインストールする

この節では、AnswerBook2 のサーバーのソフトウェアをインストールする前に必要な条件と決定しておく事項について説明します。

この節は、文書サーバーシステムの管理担当者だけを対象としています。オンライン文書を AnswerBook2 のクライアントとして表示する場合は、インストール作業は必要ありません。


注 -

この製品には、クライアントレベルのアクセス制御機能はありません。クライアントマシンから文書サーバーの URL にアクセスできる場合は、そのサーバー上の文書を表示できます。


この節の構成は、次のとおりです。

文書サーバーの管理方法の詳細については、文書サーバーソフトウェアをインストールしてから、AnswerBook2 インタフェースから利用できるオンラインヘルプを参照してください。

サーバーソフトウェアをインストールする前に

インストールを開始する前に、システムが 「ハードウェアとソフトウェアの要件」を満たしていることを確認し、「インストール形態の選択」で説明する、ソフトウェアのインストール先を決めてください。

ハードウェアとソフトウェアの要件

インストールを開始する前に、AnswerBook2 サーバーソフトウェアのインストール先となるシステムが、表 8-2表 8-3 のハードウェアおよびソフトウェアの要件を満たしていることを確認してください。

表 8-2 ハードウェアとソフトウェアの要件

構成要素 

要件 

文書サーバーシステムのハードウェア 

SPARCstationTM 2 以上 (SPARCstation 5 を推奨)

x86 ベースのコンピュータ 

オペレーティング環境 

Solaris 7 (SPARC 版または Intel 版) 

Admin GUI と AnswerBook2 のクライアントのビューア 

Netscape Navigator、HotJava、Lynx などの HTML 3.2 対応ブラウザ 

表 8-3 ディスク容量の要件

ディレクトリパス 

説明 

領域 

/usr/lib/ab2/

製品インタフェース用の実行可能ファイル、サーバーの処理ファイル、ライブラリファイル、およびグラフィックスと文書のソースファイルが含まれる 

26.0M バイト 

/var/log/ab2/

カタログファイルと、ログ機能が有効になっている場合はログファイルが含まれる 

5.0M バイト (サーバーへのアクセス量に応じて増加) 

/etc/init.d/ab2mgr

文書サーバーの起動ファイル 

0.01M バイト 

また、実際のブックファイル用に、ある程度のディスク容量 (600M バイトを推奨) を確保する必要があります。必要量は、コレクションごとに異なります。Solaris 7 Documentation CD で使用可能なコレクションのリストについては、CD に入っている README ファイルを参照してください。

インストール形態の選択

文書サーバーのソフトウェアをインストールする前に、インストール形態を検討する必要があります。

文書サーバーソフトウェアをインストールするには

文書サーバーソフトウェアをインストールするには、Solaris Web StartTM ユーティリティからポイント&クリックインタフェースを使用できます。または、pkgadd などの標準インストールユーティリティを使用することもできます。文書サーバーのソフトウェアをインストールするには、次の手順に従ってください。

  1. Solaris 7 Documentation CD を CD-ROM ドライブに挿入します。

    ボリューム管理により CD が自動的にマウントされます。

  2. Solaris Web Start ユーティリティを使用して製品をインストールする場合は、インストールアイコンをダブルクリックして、Solaris Web Start 画面の指示に従い、手順 6 に進みます。

    Solaris Web Start ユーティリティには、インストール用に事前に選択されたパッケージグループがあります。処理を続けるには、Solaris Web Start 画面の指示に従ってください。

  3. pkgadd ユーティリティまたは swmtool ユーティリティを使用する場合は、文書サーバーマシンにスーパーユーザーとしてログインします。

    たとえば、コマンド行で次のように入力します。


    % su -
    
  4. 文書サーバーパッケージのあるディレクトリに移動します。

    たとえば SPARC サーバーにある文書サーバーソフトウェアパッケージに移動するには、次のように入力します。


    # cd cdrom/Solaris_7_Doc/sparc/Product/
    

    ここで、cdrom は、CD-ROM デバイスのマウントポイントを示します。デフォルトは、/cdrom/sol_7_doc です。

  5. インストールユーティリティを起動して、文書サーバーソフトウェアパッケージを選択します。

    たとえば、次のコマンドを使用して pkgadd ユーティリティを起動します。


    # pkgadd -d .
    

    次のサーバーソフトウェアパッケージを選択します。

    • SUNWab2r (0.25M バイト) - ルートパーティションにインストールされ、構成ファイルと起動用のファイルが入っています。

    • SUNWab2s (1.00M バイト) - 文書処理を実行するための共有ファイルが入っています。

    • SUNWab2u (26.00M バイト) - 文書サーバーと管理機能のための実行可能ファイルとバックエンド処理用のファイルが入っています。

  6. 必要であれば、文書サーバーを起動します。

    パッケージをインストールすると、文書サーバーがデフォルトのポート番号 8888 を使用して起動します。起動しない場合は、次のコマンドを使って起動します。


    # /usr/lib/ab2/bin/ab2admin -o start
    

  7. ブックコレクションをインストールします。

    文書サーバーは、処理対象の文書がインストールされていなければ機能しません。コレクションは、Solaris 7 Documentation CD、または既存の文書コレクションや他の製品に添付のコレクションなど、他の位置からインストールできます。文書コレクションのインストール方法については、「文書コレクションを文書サーバーにインストールするには」を参照してください。表 8-4表 8-5 に、Solaris 7 Documentation CD で利用できる文書コレクションを示します。

    表 8-4 Solaris 7 Documentation CD に含まれるブックパッケージ

    パッケージ名 

    コレクションのタイトル 

    SUNWabe 

    Solaris 7 User Collection 

    SUNWinab 

    Solaris 7 Installation Collection 

    SUNWaadm 

    Solaris 7 System Administrator Collection 

    SUNWopen 

    OpenBoot Collection 

    SUNWabsdk 

    Solaris 7 Software Developer Collection 

    SUNWdtad 

    Solaris Common Desktop Environment Developer Collection 

    SUNWAxg 

    Solaris XGL 3.3 AnswerBook 

    SUNWakcs 

    KCMS Collection 

    SUNWaman 

    Solaris 7 Reference Manual Collection 

    SUNWfrdta 

    Solaris 7 French User AnswerBook 

    SUNWdedta 

    Solaris 7 German User AnswerBook 

    SUNWsvdta 

    Solaris 7 Swedish User AnswerBook 

    SUNWesdta 

    Solaris 7 Spanish User AnswerBook 

    SUNWitdta 

    Solaris 7 Italian User AnswerBook 

    SUNWfriab 

    Solaris 7 Installation Collection FR 

    SUNWdeiab 

    Solaris 7 Installation Collection DE 

    SUNWsviab 

    Solaris 7 Installation Collection SV 

    SUNWitdab 

    Solaris 7 Installation Collection IT 

    SUNWesiab 

    Solaris 7 Installation Collection SP 

    表 8-5 Solaris 7 Documentation CD (日本語版) に含まれるブックパッケージ

    パッケージ名 

    コレクションのタイトル 

    SUNWjabe 

    Solaris 7 ユーザー Collection 

    SUNWjaadm 

    Solaris 7 システム管理 Collection 

    SUNWjabsd 

    Solaris 7 ソフトウェア開発 Collection 

    SUNWjdad 

    Solaris CDE 1.3 ソフトウェア開発 Collection 

    SUNWamaja 

    Solaris 7 リファレンスマニュアル Collection 

    SUNWjinab 

    Solaris 7 インストール Collection 

    SUNWjopen 

    OpenBoot Collection 

    SUNWinab 

    Solaris 7 Installation Collection 

    SUNWabsdk 

    Solaris 7 Software Developer Collection 

    SUNWAxg 

    Solaris XGL 3.3 AnswerBook 

    SUNWakcs 

    KCMS AnswerBook 

    SUNWaman 

    Solaris 7 Reference Manual Collection 

  8. (省略可能) 構成ファイルを変更して、既存の httpd サーバー上で文書サーバーを CGI プロセスとして実行するためのリンクを作成します。

    使用しているシステムですでに httpd サーバーを実行している場合は、そのサーバー上で文書サーバーを CGI プロセスとして実行できます。標準の文書サーバーソフトウェアをインストールしてからいくつかの構成ファイルを変更して、文書サーバーを CGI プロセスとして実行するためのリンクを作成します。詳細は、「CGI プロセスとして文書サーバーを実行する」を参照してください。

  9. (省略可能) 文書サーバーを登録します。

    文書サーバーを他のユーザーにフェデレーテッド・ネーミング・サービス (FNS) 経由で自動検出させたい場合は、文書サーバーを登録する必要があります。文書サーバーを登録するには、次のコマンドを使います。


    # /usr/lib/ab2/bin/ab2regsvr server_url
    

    上記の server_url は、この文書サーバーにアクセスするための完全修飾 URL です (たとえば、http://imaserver.eng.sun.com:8888/)。詳細は、「文書サーバーの登録」を参照してください。

文書コレクションを文書サーバーにインストールするには

文書サーバーに配信用文書コレクションがインストールされていないと、その文書サーバーは機能しません。文書コレクションは、Solaris 7 Documentation CD または既存の文書コレクションや、他の CD のコレクションなど、他の場所からインストールできます。

Solaris 7 Documentation CD から文書コレクションパッケージをインストールするには、Solaris Web Start ユーティリティのポイント & クリックインタフェース、または pkgadd などの標準インストールユーティリティを使用できます。文書コレクションをインストールするには、次の手順に従ってください。

  1. Solaris 7 Documentation CD を CD-ROM ドライブに入れます。

    ボリュームマネージャによって CD が自動的にマウントされます。

  2. Solaris Web Start ユーティリティを使用して製品をインストールする場合は、インストールアイコンをダブルクリックして、Solaris Web Start 画面の指示に従い、手順 6 に進みます。

    Solaris Web Start ユーティリティには、インストール用に事前に選択されたパッケージグループがあります。処理を続けるには、Solaris Web Start 画面の指示に従って操作を続けてください。

  3. pkgadd ユーティリティまたは swmtool ユーティリティを使用する場合は、文書サーバーマシンにスーパーユーザーとしてログインします。

    たとえば、コマンド行で次のように入力します。


    % su -
    
  4. 文書コレクションパッケージのあるディレクトリに移動します。

    たとえば、次のようなコマンドを入力します。


    # cd cdrom/Solaris_7_Doc/common/Product/
    

    ここで、cdrom は、CD-ROM デバイスのマウントポイントを示します。デフォルトは、/cdrom/sol_7_doc です。

  5. インストールユーティリティを起動して、インストールする文書コレクションパッケージを選択します。

    たとえば、pkgadd ユーティリティを起動するには、次のコマンドを入力します。


    # pkgadd -d .
    

    Solaris 7 Documentation CD に含まれる文書コレクションの詳しいリストについては、CD の README ファイルを参照してください。

  6. Solaris 7 Documentation CD に含まれる文書コレクションパッケージには、インストール後に実行するスクリプトが入っています。これは、文書サーバーのデータベースにコレクションを追加し、サーバーを再起動するものです。

    Solaris 7 Documentation CD 以外の場所からコレクションパッケージをインストールする場合は、「リストにコレクションを追加」機能または ab2admin -o add_coll コマンドのどちらかを使用して、これらのコレクションを文書サーバーのデータベースに追加する必要があります。

    文書コレクションがすでにシステムにインストールされている場合は、管理機能GUI の「ローカルにインストールされたコレクションを検出」機能か、ab2admin -o scan コマンドのどちらかを使用して、各コレクションを検索させて、文書サーバーのデータベースに追加できます。この機能は、ローカルにインストールされたパッケージにのみ動作します。

    他のシステムにある文書コレクションを提供するには、「リストにコレクションを追加」機能か、ab2admin -o add_coll コマンドのどちらかを使用して、ab_cardcatalog または collinfo ファイルへの絶対パス名を指定します。たとえば、文書サーバーが imaserver で、システム elsewhere にある文書コレクションを提供したい場合は、次のコマンドを使用します。


    # /usr/lib/ab2/bin/ab2admin -o add_coll  -d /net/elsewhere/books/SUNWdtad/collinfo
    

文書サーバーの登録

ユーザーが URL を知らなくても文書サーバーを見つけられるようにするには、FNS を使って文書サーバー名を登録します。

文書サーバーの登録方法は次の 2 点によって決まります。

ab2regsvr コマンドによる文書サーバーの登録

文書サーバーを登録するには、ab2regsvr コマンドを使います。ab2regsvr コマンドを実行すると、システムの構成が検査され、使用中のネーミングサービスに応じて適切な文書サーバー用のネームスペースが設定されます。

文書サーバーを登録するには、次のコマンドを使います。

# /usr/lib/ab2/bin/ab2regsvr server_url

この場合、server_url は、この文書サーバーにアクセスするための完全修飾 URL です (たとえば、http://imaserver.eng.sun.com:8888/)。

ab2regsvr コマンドでは、次のオプションも使用できます。

ab2regsvr コマンドの詳細は、ab2regsvr(1M) のマニュアルページを参照してください。

標準的な FNS コマンドによる文書サーバーの登録

FNS コマンドを使用して文書サーバーを登録するとき、すでに FNS が各場所にインストールされている場合は、次のコマンドを使用して、指定の URL を各組織 (ドメイン) の文書サーバーとして登録します。


# fnbind -r thisorgunit/server/answerbook2 onc_answerbook2 ¥ onc_addr_answerbook2 server_url

ここで、server_url は、このサーバーにアクセスするための完全指定 URL を示します (たとえば、http://imaserver.eng.sun.com:8888/)。

インストール方法を含む FNS の詳細は、FNS のマニュアルを参照してください。


% fnlookup -v thisorgunit/service/answerbook2

次のように登録されている文書サーバーリストが表示されます。


Reference type: onc_answerbook2
Address type: onc_addr_answerbook2
  length: 19
  data: 0x68 0x74 0x74 0x70 0x3a 0x2f 0x2f 0x61 0x6e 0x73  http://ans
        0x77 0x65 0x72 0x73 0x3a 0x38 0x38 0x38 0x38       wers:8888

この例で、登録されている文書サーバーは http://answers:8888/ です。

次のような応答が表示される場合は、FNS で登録されている文書サーバーはありません。


Lookup of 'thisorgunit/service/answerbook2' failed: ¥
Name Not Found: 'answerbook2'

インストール方法を含む FNS の詳細は、FNS のマニュアルを参照してください。

ネームサービスと AnswerBook2 ユーザー

上記のネームサービスを使って文書サーバーを検索する代わりに、環境変数 AB2_DEFAULTSERVER を使ってデフォルトの文書サーバーを定義できます。たとえば、.cshrc ファイルに次の行を挿入できます。


setenv AB2_DEFAULTSERVER http://imaserver.eng.sun.com:8888

環境変数を定義していない場合は、デスクトップから AnswerBook2 を起動すると、システム上で文書サーバーが動作しているかどうかが確認されます。動作している場合は、http://localhost:port を使用して AnswerBook2 ブラウザが起動します。port のデフォルト値は 8888 です。

環境変数を定義しておらず、現在のシステムが文書サーバーではない場合は、デスクトップから AnswerBook2 製品を起動すると、fnlookup thisorgunit/service/answerbook2 コマンドが実行されて、使用可能な文書サーバーが検索されます。次に、検出されたサーバーのうちいずれかが選択され、URL にその文書サーバー名を使用して AnswerBook2 ブラウザが起動します。

Solaris 7 Documentation CD から文書サーバーを実行するには

  1. Solaris 7 Documentation CD を CD-ROM ドライブに入れます。

  2. スーパーユーザーとしてログインします。


    % su -
    
  3. CD-ROM ボリュームの最上位ディレクトリに移動します (または、ファイルマネージャを起動して最上位ディレクトリに移動します)。

    次のような場所になります。


    /cdrom/sol_7_doc/

    このディレクトリには、1 つのディレクトリ、README ファイル、installer ユーティリティ、および ab2cd スクリプトがあります。この ab2cd スクリプトを使用して、CD から直接文書サーバーを実行します。

  4. 次のコマンドを入力します。


    # ./ab2cd
    
  5. URL を使用して文書サーバーにアクセスします。


    http://server:8888/
    

    ここで、server は、CD-ROM ドライブが接続されているマシン名を示します。

    CD から実行された文書サーバーは、常にポート 8888 で動作することに注意してください。

  6. (省略可能) 文書コレクションが各文書サーバーマシンにすでにインストールされていて、CD から起動する文書のサーバーソフトウェアにこれらのコレクションを認識させる場合は、次のコマンドを使用します。


    # ab2cd -s
    

    このコマンドを使用すると、CD から起動する文書サーバーソフトウェアは、このシステムにインストールされた別のコレクションを検索して、それらをデータベースに追加します。

  7. CD からの文書サーバーの実行を終了するには、次のように入力します。


    # /cdrom/sol_7_doc/ab2cd stop
    

注意 - 注意 -

CD から直接文書サーバーを実行すると、速度が遅くなる傾向があります。他のユーザーがこの文書サーバーにアクセスする場合は、この方法は使用しないでください。


文書サーバーを CD から実行する場合の重要事項

CD から文書サーバーを直接実行する場合は、次の点に注意してください。

CD から文書サーバーを実行する場合と、システム上で文書サーバーを実行する場合の注意事項

2 つの文書サーバーを実行する場合は (1 つはシステムで、もう 1 つは CD から)、次の点に注意してください。

CGI プロセスとして文書サーバーを実行する

デフォルトでは、 文書サーバーは、SUNWab2u パッケージに組み込まれている httpd サーバー上で、NSAPI プラグインとして実行されます。文書サーバーは、標準的な Web プロトコルに準拠しているため、すでにシステムにある別の Web サーバー (たとえば、Netscape Server や Sun WebServer) 上で、CGI (共通ゲートウェイインタフェース) として実行できます。

デフォルトの AnswerBook2 Web サーバーを変更すると、次の機能が動作しなくなることに注意してください。

上記のコマンドの代わりに、各文書サーバーの起動機能および停止機能を使用してください。

CGI ベースの文書サーバーに変更するには

Web サーバーによって仕様が異なるため、この手順では、デフォルト (NSAPI プラグイン) サーバーではなく、CGI ベースの Web サーバーを使用するために必要な一般的な手順を説明します。Sun WebServer および Netscape Server での特定の例は次に示してあります。

  1. 文書サーバーが起動している場合は終了します。

    次のどちらかのコマンドを実行します。


    # /usr/lib/ab2/bin/ab2admin -o stop
    # /etc/init.d/ab2mgr stop
    
  2. Web サーバーの構成ファイルを編集して、アイコンを使用可能にします。

    構成ファイルの場所などの詳細は、各 Web サーバーのマニュアルを参照してください。エントリ /icons//usr/lib/ab2/data/docs/icons/ を指すようにします。

    /icons/ がすでに使用されている場合は、/usr/lib/ab2/data/docs/icons/ 内のすべてのファイルを既存の /icons/ ディレクトリにリンクします。

  3. AnswerBook2 のヘルプ文書を現在の文書ルートディレクトリにリンクします。

    各 Web サーバーの文書ルートディレクトリに移動して、/usr/lib/ab2/data/docs/ へのシンボリックリンクを作成します。

  4. AnswerBook2 の cgi-bin ファイルを各文書サーバーで使用できるようにします。

    各 web サーバーの cgi-bin ディレクトリに移動して、次のディレクトリへのシンボリックリンクを作成します。


    /usr/lib/ab2/bin/cgi/admin 
    /usr/lib/ab2/bin/cgi/nph-dweb 
    /usr/lib/ab2/bin/cgi/gettransbitmap 
    /usr/lib/ab2/bin/cgi/getepsf 
    /usr/lib/ab2/bin/cgi/getframe 
    /usr/lib/ab2/bin/cgi/ab2srwrap
  5. 各文書サーバーの構成ファイルを編集して、AnswerBook2 cgi を呼び出すように /ab2/ を対応付けます。

    構成ファイルの場所などの詳細は、各 Web サーバーのマニュアルを参照してください。/ab2/ のエントリを、/usr/lib/ab2/bin/cgi/nph-dweb/ab2/ に変更します。

  6. AnswerBook2 の管理構成ファイルを編集します。

    /usr/lib/ab2/bin/cgi/nph-dweb ファイルを編集して、servertypeerrorlog、および accesslog の各エントリを変更します。

Sun WebServer 上で文書サーバーを CGI プロセスとして実行するには

デフォルトでは、Sun WebServer の構成ファイルは /etc/http/httpd.conf で、ファイルは /var/http/demo/ にあります。SUNWab2u をデフォルトの場所 (/usr/) にインストールしなかった場合は、/usr/lib/ab2/ で始まるすべてのパスが、これらのファイルをインストールしたパスである必要があります (たとえば、/usr2/lib/ab2/)。

  1. /etc/http/httpd.conf ファイルを編集して、ファイルの server セクションに次の行を挿入します。


    map /icons /usr/lib/ab2/data/docs/icons

    変更後、次のコマンドを使用して SWS サーバーを再起動します。


    # /etc/init.d/httpd start
    

    変更内容を確認するには、Web ブラウザに次の URL を入力してヘルプアイコンを表示します。


    http://localhost:port/icons/ab2_help.gif
    

    ここで、port は、各文書サーバーが実行されているポート番号を示します。デフォルトは 8888 です。

  2. ディレクトリ /var/http/demo/public/ に移動して、次のようにシンボリックリンクを作成します。


    # ln -s /usr/lib/ab2/data/docs/Help Help
    

    変更内容を確認するには、Web ブラウザに次の URL を入力して、ヘルプアイコンを表示します。


    http://localhost:port/Help/C/Help/books/Help/figures/ab2_help.gif
    

    ここで、port は、各文書サーバーが実行されているポート番号を示します。デフォルトは 8888 です。

  3. ディレクトリ /var/http/demo/cgi-bin/ に移動して、次のようにシンボリックリンクを作成します。


    # ln -s /usr/lib/ab2/bin/cgi/admin
    # ln -s /usr/lib/ab2/bin/cgi/nph-dweb
    # ln -s /usr/lib/ab2/bin/cgi/gettransbitmap
    # ln -s /usr/lib/ab2/bin/cgi/getepsf
    # ln -s /usr/lib/ab2/bin/cgi/getframe
    # ln -s /usr/lib/ab2/bin/cgi/ab2srwrap
    

    変更内容を確認するには、Web ブラウザに次の URL を入力して、AnswerBook2 のライブラリページを表示します。


    http://localhost:port/cgi-bin/nph-dweb/ab2
    

    ここで、port は、各文書サーバーが実行されているポート番号を示します。デフォルトは 8888 です。

  4. /etc/http/httpd.conf ファイルを編集して、ファイルのホストセクションに次のエントリを追加します。


    map /ab2 /var/http/demo/cgi-bin/nph-dweb/ab2 cgi

    次のコマンドを使用して、SWS サーバーを再起動します。


    # /etc/init.d/httpd start
    

    変更内容を確認するには、Web ブラウザに次の URL を入力して AnswerBook2 のライブラリページを表示します。


    http://localhost:port/ab2
    

    ここで、port は、各文書サーバーが実行されているポート番号を示します。デフォルトは 8888 です。

  5. /usr/lib/ab2/bin/cgi/nph-dweb ファイルを編集して、次のエントリを変更します。


    setenv servertype sws
    setenv errorlog
    setenv accesslog /var/http/logs/http.elf.1
Netscape Server 上で文書サーバーを CGI プロセスとして実行するには

この例では、Netscape Server 構成ファイルは /ul/netscape/suitespot/httpd-threads1/config/obj.conf であり、ファイルは /ul/netscape/suitespot/docs/ にあるものとして説明します。SUNWab2u をデフォルトの場所 (/usr/) にインストールしなかった場合は、SUNWab2u で始まるすべてのパスが、これらのファイルをインストールしたパスである必要があります (たとえば、/usr/lib/ab2/)。

  1. /ul/netscape/suitespot/http-threads1/config/obj.conf ファイルを編集して、次の行を挿入します。


    NameTrans fn="pfx2dir" from="/icons" dir="/usr/lib/ab2/data/docs/icons"

    変更内容を確認するには、Netscape Server を再起動し、Web ブラウザに次の URL を入力して、ヘルプアイコンを表示します。


    http://localhost:port/icons/ab2_help.gif
    
  2. ディレクトリ /ul/netscape/suitespot/docs/ に移動して、次のようにシンボリックリンクを作成します。


    # ln -s /usr/lib/ab2/data/docs/Help Help
    

    変更内容を確認するには、Web ブラウザに次の URL を入力してヘルプアイコンを表示します。


    http://localhost:port/Help/C/Help/books/Help/figures/ab2_help.gif
    

    ここで、port は、各文書サーバーが実行されているポート番号を示します。デフォルトは 8888 です。

  3. ディレクトリ /ul/netscape/suitespot/cgi-bin/ に移動して、次のようにシンボリックリンクを作成します。


    # ln -s /usr/lib/ab2/bin/cgi/admin
    # ln -s /usr/lib/ab2/bin/cgi/nph-dweb
    # ln -s /usr/lib/ab2/bin/cgi/gettransbitmap
    # ln -s /usr/lib/ab2/bin/cgi/getepsf
    # ln -s /usr/lib/ab2/bin/cgi/getframe
    # ln -s /usr/lib/ab2/bin/cgi/ab2srwrap
    

    変更内容を確認するには、Web ブラウザに次の URL を入力して AnswerBook2 ライブラリページを表示します。


    http://localhost:port/cgi-bin/nph-dweb/ab2
    

    ここで、port は、各文書サーバーが実行されているポート番号を示します。デフォルトは 8888 です。

  4. /ul/netscape/suitespot/httpd-threads1/config/obj.conf ファイルを編集して、次のエントリを追加します。


    NameTrans fn="pfx2dir" from="/ab2" 
    dir="/ul/netscape/suitespot/cgi-bin/nph-dweb/ab2" name="cgi"

    変更内容を確認するには、SWS サーバーを再起動し、Web ブラウザに次の URL を入力して AnswerBook2 のライブラリページを表示します。


    http://localhost:port/ab2
    

    ここで、port は、各文書サーバーが実行されているポート番号を示します。デフォルトは 8888 です。

  5. /usr/lib/ab2/bin/cgi/nph-dweb ファイルを編集して、次のエントリを変更します。


    setenv servertype netscape
    setenv errorlog /ul/netscape/suitespot/httpd-threads1/logs/errors
    setenv accesslog /ul/netscape/suitespot/httpd-threads1/logs/access

AnswerBook2 の問題解決

表 8-6 は、AnswerBook2 製品でわかっているいくつかの問題と、その対処方法を説明しています。

表 8-6 AnswerBook2 文書サーバーで生じる可能性がある問題

問題 

対処方法 

参照 

ブラウザでプロクシエラーが発生する

/usr/lib/ab2/dweb/data/config/dwhttpd.cfg ファイルを編集し、ホスト名を hostname.domain に変更します。

たとえば、


set ServerHost imaserver ;#
という行を、

set ServerHost imaserver.eng.sun.com ;#
に変更します。次に、文書サーバーを再起動します。

問題が解決しない場合は、Web ブラウザでプロクシを無効にしてください。 

文書サーバーが応答しないことを示すエラーがブラウザで報告される

文書サーバーが応答しない場合は、再起動してください。 

文書サーバーの終了方法と起動方法は、AnswerBook2 のヘルプを参照してください。 

文書サーバーへアクセスしようとすると「Error 404, File not Found」というメッセージが表示される

文書サーバープロセスは動作していますが、文書サーバーソフトウェアが削除されています。文書サーバーソフトウェアを再インストールしてください。

インストール方法については、「文書サーバー用ソフトウェアをインストールする」を参照してください。

クライアント側で、ライブラリページにナビゲーションバーしか表示されず、文書コレクションが表示されない

コレクションテンプレートファイル (/usr/lib/ab2/dweb/data/config/ab2_collections.template) に空のエントリまたは重複するエントリが含まれていないかどうかを確認してください。

テンプレートファイルを修正しても問題が解決しない場合は、文書コレクションまたは文書サーバーソフトウェアを再インストールする必要があります。インストール方法については、「文書サーバーソフトウェアをインストールするには」を参照してください。

1 つのブックまたは複数のブック内に、赤いテキストと「BUG」が表示される 

ブックのソースに、AnswerBook2 が認識しないマークアップタグが含まれていて、環境変数 AB2_DEBUG が文書サーバー上で「1」に設定されています。 

バグ表示を無効にするには、AB2_DEBUG 環境変数を「0」に設定し、文書サーバーを終了してから再起動します。

マークアップの修正については、ブックの作成者に連絡してください。 

文書サーバー上の管理機能にアクセスできない

文書サーバーでは、アクセス制御機構を使用して、管理機能を実行できるユーザーを識別します。AnswerBook2 管理機能を使用すると、文書サーバーマシンの文書管理者は、その文書サーバーの管理ユーザーを追加したり、削除したり、そのパスワードを変更したりすることができます。 

文書サーバーの管理ユーザーを追加または削除するには、AnswerBook2 のヘルプを参照してください。別の文書サーバーにアクセスする必要がある場合は、その文書サーバーの文書管理者に連絡してください。 

AnswerBook2 の管理機能 GUI (ブラウザインタフェース) から管理コマンドを実行できない

アクセス権の問題により、管理機能 GUI から特定の機能を実行できません。同じ機能を ab2admin コマンド行インタフェースから実行してください。

コマンド行オプションについては、ab2admin(1M) のマニュアルページを参照してください。

「ローカルにインストールされたコレクションを検出」機能で、ローカルのマウントポイントにインストールされた文書コレクションが表示されない 

コレクションがインストールされたディレクトリに、他のユーザーに対する読み取り権が設定されているかどうかを確認してください。 

 

AnswerBook1 コレクションを追加したが、ユーザーのライブラリにそれが表示されない 

/var/log/ab2/catalog/ab1_cardcatalog 内の情報が正しいかを確認してください。

コレクションの ab_cardcatalog ファイルへのパスが間違っていることを示します。

管理機能 GUI によってコレクションを追加しようとすると、「パス名 %S が正しくありません」というメッセージが表示される 

コレクションの ab_cardcatalog ファイルへのパスが間違っていることを示します。

 

restart コマンドを使用した文書サーバーの再起動が失敗したか、または予期した結果が得られない

restart コマンドが正しく動作しない場合があります。

代わりに stop および start コマンドを使用してください。

文書コレクションが破壊されていて、再インストールが必要である 

ab2admin -o del_coll 機能、またはオプションの AnswerBook2 管理機能の「リストからコレクションを削除」を使用して、これらのコレクションを文書サーバーのデータベースから削除します。

さらに、pkgrm によってサーバーからそれらのコレクションを削除してから、新しいパッケージをインストールします。

コレクションの削除方法は、AnswerBook2 のヘルプを参照してください。