スーパーユーザーとしてログインします。
% su - |
CD-ROM ボリュームの最上位ディレクトリに移動します (または、ファイルマネージャを起動して最上位ディレクトリに移動します)。
次のような場所になります。
/cdrom/sol_7_doc/ |
このディレクトリには、1 つのディレクトリ、README ファイル、installer ユーティリティ、および ab2cd スクリプトがあります。この ab2cd スクリプトを使用して、CD から直接文書サーバーを実行します。
次のコマンドを入力します。
# ./ab2cd |
URL を使用して文書サーバーにアクセスします。
http://server:8888/ |
ここで、server は、CD-ROM ドライブが接続されているマシン名を示します。
CD から実行された文書サーバーは、常にポート 8888 で動作することに注意してください。
(省略可能) 文書コレクションが各文書サーバーマシンにすでにインストールされていて、CD から起動する文書のサーバーソフトウェアにこれらのコレクションを認識させる場合は、次のコマンドを使用します。
# ab2cd -s |
このコマンドを使用すると、CD から起動する文書サーバーソフトウェアは、このシステムにインストールされた別のコレクションを検索して、それらをデータベースに追加します。
CD からの文書サーバーの実行を終了するには、次のように入力します。
# /cdrom/sol_7_doc/ab2cd stop |
CD から直接文書サーバーを実行すると、速度が遅くなる傾向があります。他のユーザーがこの文書サーバーにアクセスする場合は、この方法は使用しないでください。
CD から文書サーバーを直接実行する場合は、次の点に注意してください。
文書サーバーは、CD から実行した場合、常にポート 8888 で動作します。デフォルトのポート (8888) を使用して動作している AnswerBook2 サーバーがすでにシステム上にある場合、ab2cd スクリプトは、次のメッセージを表示します。
A document server is already running on this system as server:8888.
Please shut down the current server before running the ab2cd command.
次のコマンドを使用して、既存のサーバーをシャットダウンします。
# /usr/lib/ab2/bin/ab2admin -o stop |
CD から実行した文書サーバーを終了するには、必ず ab2cd stop を使用します。/etc/init.d/ab2mgr stop は使用しないでください。
ab2cd stop コマンドは、文書サーバープロセスを終了して、/tmp/ab2/ および /tmp/ab2cd_config/ ディレクトリ内のすべてのファイルを整理します。/etc/init.d/ab2mgr stop コマンドは、すべての文書サーバープロセスを終了しますが、/tmp/ab2/ および /tmp/ab2cd_config/ ディレクトリ内のファイルを整理しません。
2 つの文書サーバーを実行する場合は (1 つはシステムで、もう 1 つは CD から)、次の点に注意してください。
/etc/init.d/ab2mgr start コマンドは、常にシステム上の文書サーバーを起動します。
ab2cd コマンドは、常に CD から文書サーバーを起動します。
CD から実行されている文書サーバーを終了するには、必ず ab2cd stop コマンドを使用してください。
両方の文書サーバーを終了するには、まず ab2cd stop コマンドを使用して CD から実行されている文書サーバーを停止します。次に、/etc/init.d/ab2mgr stop または /usr/lib/ab2/bin/ab2admin -o stop のどちらかを使用して、システム上で動作している文書サーバーを終了します。