このマニュアルは次のように構成されています。
第 1 章「Solaris 国際化の概要」では、新しく追加された機能について説明します。また、Solaris の英語版リリース、ヨーロッパ向けに言語対応されたリリース、およびアジア向けに言語対応されたリリースで使用可能な現地使用化製品の概要について説明します。
第 2 章「Solaris (英語版) の内容」では、Solaris 7 (英語版) の内容とロケールについて説明します。
第 3 章「言語対応された Solaris 7 製品の内容」では、拡張 UNIX® コード (EUC) および非 EUC コードセットに対するコードセット非依存性 (CSI: Code Set Independence) (以降、CSI とします) サポートについて説明します。
第 4 章「en_US.UTF-8 ロケールのサポートの概要」では、システム環境、コード変換、文字選択、印刷、およびプログラミング環境について説明します。
第 5 章「インストール」は、ローカリゼーションパッケージをインストールする手順について説明します。
第 6 章「Solaris 7 環境の国際化フレームワーク」では、このリリースに組み込まれている国際化機能の詳細について説明します。
第 7 章「X/DPS」では、X Display PostScript システムによる X Windows System の拡張について説明します。
第 8 章「デスクトップ環境」では、Solaris のデスクトップ環境である Solaris 共通デスクトップ環境 (以降、Solaris CDE とします) および OpenWindowsTM について説明します。Solaris CDE に関する節では、ロケールの管理、言語対応されたリソース、フォントの管理など、アプリケーションの国際化手順の概要を示します。
第 9 章「印刷」では、Solaris 7 動作環境の印刷サポート、特にヨーロッパおよびアジア諸言語の印刷について説明します。
第 10 章「CTL: Complex Text Layout」では、CTL の拡張機能について説明します。アラビア語、ヘブライ語、タイ語など論理テキスト表現と物理テキスト表現の間の複雑な変換が必要な言語を Motif の API で用いることができます。