Solaris のシステム管理 (第 1 巻)

analyze メニュー

analyze メニューは次のようになっています。


format> analyze

ANALYZE MENU:
    read     - read only test   (doesn't harm SunOS)
    refresh  - read then write  (doesn't harm data)
    test     - pattern testing  (doesn't harm data)
    write    - write then read      (corrupts data)
    compare  - write, read, compare (corrupts data)
    purge    - write, read, write   (corrupts data)
    verify   - write entire disk, then verify (corrupts data)
    print    - display data buffer
    setup    - set analysis parameters
    config   - show analysis parameters
    quit
analyze> 

表 25-4 に、analyze メニューの項目を示します。

表 25-4 analyze メニューの項目の説明

コマンド 

機能 

read

このディスクの各セクターを読み込む。デフォルトで欠陥ブロックを修復する。 

refresh

データを損なわずにディスク上で読み込んで書き込む。デフォルトで欠陥ブロックを修復する。 

test

データを損なわずに一連のパターンをディスクに書き込む。デフォルトで欠陥ブロックを修復する。 

write

一連のパターンをディスクに書き込んで、そのデータをディスクから読み込む。ディスク上の既存のデータは破壊される。デフォルトで欠陥ブロックを修復する。 

compare

ディスクに一連のパターンを書き込み、そのデータを読み込み、書き込みバッファ内のデータと比較する。ディスク上の既存のデータは破壊される。デフォルトで欠陥ブロックを修復する。 

purge

ディスク上のデータを消去する。いかなる手段でも取り出せないように、ディスクに複数のパターンを書き込むことによって、すべてのデータを削除する。ディスク全体 (またはディスクのセクション) に 3 種類のパターンが書き込まれ、検査に合格すると 16 進のビットパターンが書き込まれて、データが削除される。 

デフォルトで欠陥ブロックを修復する。 

verify

1 度目にディスク全体の各ブロックに固有のデータを書き込み、2 度目にそのデータを検査する。ディスク上の既存のデータは失われる。デフォルトで欠陥ブロックを修復する。 

print

読み込み/書き込みバッファ内のデータを表示する。 

setup

次の解析パラメータを指定する。 

Analyze entire disk? yes

Starting block number: ドライブによって異なる

Ending block number: ドライブによって異なる

Loop continuously? no

Number of passes: 2

Repair defective blocks? yes

Stop after first error? no

Use random bit patterns? no

Number of blocks per transfer: 126 (0/n/nn)

Verify media after formatting? yes

Enable extended messages? no

Restore defect list? yes

Restore disk label? yes

太字はデフォルトを示す。 

config

現在の解析パラメータを表示する。 

quit

analyze メニューを終了する。