国際化対応言語環境の利用ガイド

STREAMS モジュールのカーネルへのロード

STREAMS モジュールをカーネルにロードするには、まずルートになります。

次のように isainfo(1) ユーティリティを使用して、Solaris システムが 64 ビットと 32 ビットのどちらであるかを判断します。

system# isainfo -v
64-bit sparcv9 applications
32-bit sparc applications

この情報が返された場合は、実行されているのは 64 ビットの Solaris システムです。実行されているのが 32 ビットの Solaris システムである場合は、次のように表示されます。

system# isainfo -v
32-bit sparc applications

modinfo(1M) を使用して、システムにすでに STREAMS モジュールがロードされていないかを確認します。

system# modinfo | grep  modulename

u8lat1 などの STREAMS モジュールがすでにインストールされている場合は、出力は次のようになります。

system# modinfo | grep u8lat1
89 ff798000  4b13  18   1  u8lat1 (UTF-8 <--> ISO 8859-1 module)

モジュールがすでにインストールされている場合は、ロードする必要はありません。ただし、モジュールがロードされていない場合は、次のように modload(1M) を使用します。

system# modload /usr/kernel/strmod/u8lat1

32 ビットの u8lat1 STREAMS モジュールがカーネルにロードされ、ストリームにプッシュすることができます。64 ビットの Solaris 製品を実行している場合は、次のように modload(1M) を使用します。

system# modload /usr/kernel/strmod/sparcv9/u8lat1

STREAMS モジュールがカーネルにロードされ、ストリームにプッシュすることができます。

モジュールをカーネルからアンロードするには、次のように modunload(1M) を使用します。この例では、u8lat1 モジュールがアンロードされます。

system# modinfo | grep u8lat1
89 ff798000  4b13  18   1  u8lat1 (UTF-8 <--> ISO 8859-1 module)
system# modunload -i 89