管理ツール batool を使って、Solaris Bandwidth Manager を設定できます。batool には 2 つのモードがあります。
オンラインモードでは、カーネルモジュールで使用中の設定内容を変更できる。オンラインモードは、ネットワークに問題が発生し、一時的な変更が即座に必要な場合に便利。現在の構成を保存するオプションもあり、現行の設定内容を保存するかしないか選択できる。オンラインモードを使用すると、変更を保存する前に、設定の結果を観察できる
オフラインモードでは、カーネルモジュールの現在の動作に影響を与えずに、設定内容を変更できる。オフラインモードは、ユーザーの作業を中断せずに設定内容を変更しておき、次に Solaris Bandwidth Manager を再起動した時点でその変更内容を有効にしたい場合に便利
管理ツール batool は、ポリシーエージェント経由でカーネルモジュールと通信します。batool はカーネルモジュールに設定内容の変更を送信し、カーネルモジュールは batool に統計情報を送信します。
batool の詳細と使用法については、第 5 章「batool による Solaris Bandwidth Manager の設定」を参照してください。Solaris Bandwidth Manager は設定ファイルを編集することによっても設定できます。あるいは、ディレクトリサービスからも設定できます。