Solaris Bandwidth Manager 1.6 のシステム管理

製品の構造

Solaris Bandwidth Manager の主な構成要素は次のとおりです。

図 2-1 に、Solaris Bandwidth Manager のアーキテクチャを示します。

図 2-1 Solaris Bandwidth Manager のアーキテクチャ

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管理ツール

管理ツール batool を使って、Solaris Bandwidth Manager を設定できます。batool には 2 つのモードがあります。

管理ツール batool は、ポリシーエージェント経由でカーネルモジュールと通信します。batool はカーネルモジュールに設定内容の変更を送信し、カーネルモジュールは batool に統計情報を送信します。

batool の詳細と使用法については、第 5 章「batool による Solaris Bandwidth Manager の設定」を参照してください。Solaris Bandwidth Manager は設定ファイルを編集することによっても設定できます。あるいは、ディレクトリサービスからも設定できます。

ポリシーエージェント

ポリシーエージェントは Solaris Bandwidth Manager の通信ハブであり、他の構成要素との間で送受信される情報を制御し、これらの構成要素が運用するポリシーを制御します。ポリシーエージェントは Java Dynamic ManagementTM Kit フレームワークを使って実装されています。ポリシーエージェントは Java 管理 bean (m-bean) のセットとそれらのエクスポートしているインタフェースも含んでいます。ポリシーエージェントのアーキテクチャについての詳細は、付録 A 「ポリシーエージェントのアーキテクチャ」 を参照してください。