Solaris Bandwidth Manager 1.6 のシステム管理

フィルタだけの作成

サービスプロバイダは、Standard、StandardPlus、および Premium の 3 つのクラスのサービスを提供します。各クラスには、異なるレベルの保障帯域幅が割り振られています。管理トラフィックなどの副次的なトラフィックは root クラスによって処理されます。

クラス名 

保障帯域幅 

Premium 

50% 

StandardPlus 

30% 

Standard 

10% 

Fred Smith というユーザーは Premium クラスに加入しています。

Fred Smith からトラフィックを受信したとき、policyAux クラスの policyRef 属性がチェックされます。この属性は「Premium」ポリシーを指しています。「Premium」ポリシーは、queueName 属性「Premium」を持つ LSaction アクション「ActionPremiumClass」を含みます。

Fred Smith の IP アドレスを持つフィルタが作成されて、Premium クラスに追加されます。すると、Fred Smith からのトラフィックは Premium クラスにフィルタされます。このフィルタ名は、ディレクトリ内にある Fred Smith のユーザーエントリの UID に sessionID を加えたものです。

また、ポリシーに条件が追加される可能性もあります。たとえば、サービスの指定などです。