Solaris Bandwidth Manager を IP 透過モードで使用する場合、キーワード router_addr、network、および router_mac を指定する必要があります。
router_address は、ルーターの IP アドレス (またはホスト名) のリストを示す。複数のアドレスを指定する場合はコンマで区切る
network_device は、LAN に接続されているデバイス名を示す
router_mac はルーターの MAC アドレスを示す。この値は、標準の 16 進数形式か、ethers テーブルで参照されているホスト名で指定できる
IP 透過モードでは、次のパラメータは任意です。
multicast は、マルチキャストパケットの転送方法を定義する
none は、マルチキャストパケットが転送されないことを示す
all は、すべてのマルチキャストパケットが ipqos 経由で転送されることを示す。ただし、time-to-live が 2 より少ない場合、またはパケットがローカルのサブネットトラフィックである (つまり、着信先アドレスが 224.0.0.0 から 224.0.0.255 の範囲内のトラフィックである) 場合は、ルーターに直接送信される
direct は、すべてのマルチキャストパケットが、ipqos 経由ではなく直接転送されることを示す
Solaris Bandwidth Manager のマルチキャストトラフィックの処理方法の詳細は、「マルチキャスト経路制御と Solaris Bandwidth Manager」を参照のこと
nonip_mode は、非 IP パケットをどのように転送するかを定義する
ipqos は、すべての非 IP パケットを分類およびスケジュールすることを示す
direct は、すべての非 IP パケットが、ipqos 経由ではなく直接転送されることを示す。このようなパケットは統計に記録されない