Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 高可用性 (HA) 管理ガイド

HADB の状態の取得

hadbm status コマンドを使用して、データベースまたはそのノードの状態を表示します。コマンド構文は次のとおりです。

hadbm status  
[--nodes]  
[--adminpassword=password | --adminpasswordfile=file]  
[--agent=maurl] 
[dbname]

dbname オペランドにはデータベース名を指定します。デフォルトは hadb です。

--nodes オプション (省略形 -n) は、データベース内の各ノードに関する情報を表示します。詳細については、「ノードの状態」を参照してください。その他のコマンドオプションの説明は、「一般的なオプション」を参照してください。

詳細については、hadbm-status(1)を参照してください。


例 11–15 HADB 状態を取得する例

次に例を示します。

hadbm status --nodes

データベースの状態

データベースの状態には、データベースの現在の状況が要約されます。次の表で、データベースが取りうる状態の種類について説明します。

表 11–14 HADB の状態

データベースの状態 

説明 

高可用性耐障害 (HAFaultTolerant) 

データベースに耐障害性があり、DRU ごとに少なくとも 1 つのスペアノードを備えている。 

耐障害 

すべてのミラーノードペアが実行中である。 

稼働 

各ミラーノードペア内の少なくとも 1 つのノードが実行中である。 

非稼働 

1 つ以上のミラーノードペアで、両方のノードがなくなっている。 

データベースが非稼働状態である場合は、「データベースの解除」で説明されている手順に従って、データベースを解除します。

停止 

データベース内に実行中のノードがない。 

不明 

データベースの状態を判定できない。 

ノードの状態

--nodes オプションを使用して、hadbm status コマンドでデータベース内の各ノードに関する次の情報を表示させます。

次の節に説明されているように、ノードのロールと状態は変更される場合があります。

ノードのロール

ノードには作成時にロールが割り当てられます。次のいずれかのロールを担います。

ノードの状態

ノードは次のいずれかの状態になります。