Solstice AdminSuite 2.3 管理者ガイド

第 11 章 ストレージマネージャの使用

ストレージマネージャには、ディスクマネージャとファイルシステムマネージャという 2 つのツールがあり、ネットワーク上のサーバーでディスク構成とファイルシステムの管理を行うことができます。

本章で説明する項目は次のとおりです。

「コンテキストの読み込み」プロパティブック

ストレージマネージャでは、「プロパティブック」という概念を使用しています。プロパティブックとは、ディスクやファイルシステムといった、編集可能な「オブジェクト」のプロパティを識別、表示、変更するためのメカニズムです。プロパティをオブジェクトごとに章として扱うため、このメカニズムをプロパティブックと呼びます。すべての章について、プロパティを表示および変更できます。

「コンテキストの読み込み」プロパティブックでは、ストレージマネージャで操作する「コンテキスト」を設定できます。通常、オブジェクトのプロパティを管理する方法をコンテキストと呼びます。ファイルシステムマネージャの場合、コンテキストには、どのホストを管理するか、どのネームサービスを変更するか、サーバー上のファイルシステムをどのようにして表示または変更するかも含まれます。

ディスクマネージャの場合、システムに Solstice DiskSuiteTM 4.0 または 4.1 ソフトウェアがインストールされていれば、どの「ディスクセット」(ディスクの論理グループ) を変更するかもコンテキストに含まれます。Solstice DiskSuite の詳細は、Solstice DiskSuite 4.0 のマニュアル、『Solstice DiskSuite 4.0 管理者ガイド』および『Solstice DiskSuite ツール 4.0 ユーザーズガイド』、または Solstice DiskSuite 4.1 のマニュアル、『Solstice DiskSuite 4.1 リファレンス』および『Solstice DiskSuite 4.1 ユーザーズガイド』を参照してください。

「コンテキストの読み込み」プロパティブックは、Solstice 起動ツールからストレージマネージャを起動するときに表示されます。また、ディスクマネージャまたはファイルシステムマネージャで「ファイル」メニューから「読み込み」を選択するか、どちらかのツールバー上のアイコンをクリックすると、このウィンドウを表示できます。図 11-1 にストレージマネージャの「コンテキストの読み込み」プロパティブックを示します。

図 11-1 ストレージマネージャ :「コンテキストの読み込み」プロパティブック

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次に、「コンテキストの読み込み」プロパティブック内の各部分について簡単に説明します。

「コンテキストの読み込み」プロパティブックで使用できる章 (ホスト、ネームサービス、ファイルシステム、ディスクセット) の詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

最初のコンテキストの読み込み

    Solstice 起動ツールから Storage Manager アイコンをクリックして、ストレージマネージャを選択します。

    「コンテキストの読み込み」ウィンドウが表示されます。

これ以降の操作は、表示または変更するコンテキストが Solstice 起動ツールやストレージマネージャを起動したシステムと同じシステムのものであるか、別のシステムのものであるかによって異なります。

同じシステムのコンテキストを表示または変更する場合

  1. 「ネームサービス」、「ファイルシステム」、「ディスクセット」の章などを必要に応じて変更します。

  2. 「了解」をクリックします。

    「システム構成の探索」ウィンドウが表示され、指定のホストのデバイス、ディレクトリ、マウント先などを検出しながら、ストレージマネージャがコンテキストパラメータの妥当性を検査していることを知らせます。

別のシステムのコンテキストを表示または変更する場合

  1. 「ホスト名」フィールドに表示されている既存のホスト名を削除します。

  2. 表示または変更したいコンテキストを持つホスト名を指定します。

  3. 「ホスト探索」をクリックします。

    「システム構成の探索」ウィンドウが表示され、指定のホストから情報が更新中であることを知らせます。

  4. 「ネームサービス」、「ファイルシステム」、「ディスクセット」の章などを必要に応じて変更します。

  5. 「了解」をクリックします。

    「システム構成の探索」ウィンドウが表示され、指定のホストのデバイス、ディレクトリ、マウント先などを検出しながら、ストレージマネージャがコンテキストパラメータの妥当性を検査していることを知らせます。

別のコンテキストの読み込み

ストレージマネージャに有効な現在のコンテキストが表示されている場合 (つまり、ファイルシステムマネージャか、またはディスクマネージャのメインウィンドウが開いている場合) は、別のコンテキストを読み込むことができます。

  1. 「ファイル」メニューから「読み込み」を選択するか、またはツールバーにあるアイコンをクリックします。

    「コンテキストの読み込み」ウィンドウが表示され、現在のコンテキストのホスト名を表示します。

  2. 「ホスト名」フィールドに表示されている名前を削除し、表示または変更したいコンテキストをもつホスト名を入力します。

  3. 「ホストを探索」をクリックします。

    「システム構成の探索」ウィンドウが表示され、指定のホストから情報が更新中であることを知らせます。

  4. 「ネームサービス」、「ファイルシステム」、「ディスクセット」の章などを必要に応じて変更します。

  5. 「了解」をクリックします。

    「システム構成の探索」ウィンドウが表示され、指定のホストのデバイス、ディレクトリ、マウント先などを検出しながら、ストレージマネージャがコンテキストパラメータの妥当性を検査していることを知らせます。

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ファイルシステムマネージャの概要

ファイルシステムマネージャとは、メインウィンドウとプロパティブックの 2 種類のウィンドウを使って、ファイルシステム、マウント先、およびディレクトリを作成および表示するためのツールです。メインウィンドウには、ディレクトリとファイルシステム、および現在のコンテキストのマウント先と共有リソースが階層構造で表示されます。プロパティブックで、選択したディレクトリの章とそのプロパティを表示したり変更したりできます。

ファイルシステムマネージャで行うことのできる操作を以下に示します。

上記の操作を実行する手順については、表 11-1 を参照してください。またファイルシステムマネージャのオンラインヘルプも合わせて参照してください。

ファイルシステムマネージャのメインウィンドウ

図 11-2 に、ファイルシステムマネージャのメインウィンドウの主要部分を示します。

図 11-2 ファイルシステムマネージャ : メインウィンドウ

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ファイルシステムマネージャのメインウィンドウの主要部分について以下に簡単に説明します。

ファイルシステムマネージャのプロパティブック

ファイルシステムマネージャのプロパティブックを開くには、次の 3 つの方法があります。

図 11-3 に、ファイルシステムマネージャのプロパティブックの主要部分を示します。

図 11-3 ファイルシステムマネージャ : プロパティブック

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ファイルシステムプロパティブックで使用できる章の詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

ファイルシステム、マウント先、ディレクトリの管理

表 11-1 操作の概要: ファイルシステムマネージャによるファイルの管理

操作 

説明 

参照先 

UFS ファイルシステムの作成 

指定のデバイス上に新しいファイルシステムを作成します。 

「UFS ファイルシステムの作成」

マウント先の作成 

ローカル (UFS) またはリモート (NFS) のマウント先を作成します。 

「マウント先の作成」

マウント先やディレクトリのプロパティの変更 

ファイルシステムのマウントやマウント解除、ディレクトリの共有や共有解除、オートマウンタマップの変更などを行います。 

「マウント先またはディレクトリのプロパティの修正」

ファイルシステムのマウントまたはマウント解除 

ファイルシステムをマウントまたはマウント解除します。 

「ファイルシステムのマウントとマウント解除」

ディレクトリの共有または共有解除 

ディレクトリを共有または共有解除します。 

「ディレクトリの共有と共有解除」

スタティックなクライアントファイルシステムの表示 

ブート時にサーバーのディスクレスクライアントや AutoClient システムにマウントされるファイルシステムや、共有されるディレクトリを表示します。 

「スタティックなクライアントファイルシステムの表示」

アクティブなサーバーのファイルシステムの表示 

サーバー上で、現在マウントされているファイルシステムや共有されているディレクトリを表示します。 

「アクティブなサーバーファイルシステムの表示」

スタティックなサーバーのファイルシステムの表示 

ブート時にマウントおよび共有されるファイルシステムやディレクトリを表示します。 

「スタティックなサーバーファイルシステムの表示」

/etc/vfstab からのマウント先の削除

/etc/vfstab ファイルからマウント先を削除します。

/etc/vfstab ファイルからのマウント先の削除」

UFS ファイルシステムの作成

  1. 「動作」メニューから「作成」->「ファイルシステム」を選択します。

    「新ファイルシステム」プロパティブックが表示されます。

  2. 「デバイス」の章を開きます。

  3. UFS ファイルシステムを作成する場所となる、未使用のスライスまたはメタデバイスのデバイス名を入力します。

    デバイス名を直接入力するか、またはディスクマネージャや DiskSuite ツールからスライスまたはメタデバイスをそれぞれドラッグ&ドロップします。

  4. 指定のデバイスが現在使用可能であるかどうかを検査する場合は、「ファイルシステム検査」をクリックします。

  5. 既存のディレクトリの内容を新しいファイルシステムにコピーしたい場合は、次の操作を実行します。

    1. 「複写オプション」の章を開いて、「作成時に複写」を選択します。

    2. コピーしたいファイルシステム名を入力します。

  6. 「了解」をクリックします。

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マウント先の作成

  1. ツールバーの適切なアイコンをクリックして UFS、NFS、または HSFS マウント先を作成するか、「動作」メニューから適切なオプションを選択します。

    マウント先名のプロパティブックが表示されます。

  2. 名前を入力して「了解」をクリックします。

    マウント先のプロパティブックが表示されます。これ以降の手順は、作成するマウント先が UFS または HSFS か、NFS かによって異なります。

UFS または HSFS マウント先を作成する場合

  1. 「デバイス」の章を開きます。

  2. UFS または HSFS マウント先を作成する先の、未使用のスライス名を入力します。

    デバイス名を入力するか、またはディスクマネージャからスライスをドラッグ&ドロップします。

  3. 指定のデバイスが現在使用可能であるかどうかを検査する場合は、「ファイルシステム検査」をクリックします。

  4. 他の章を必要に応じて変更します。

    たとえば「マウントオプション」の章では、マウントをすぐに、またはブート時に行うかを選択できます。

  5. 「了解」をクリックします。

NFS マウント先を作成する場合

  1. 「サーバーへのパス」の章を開きます。

  2. サーバー名を入力して、「サーバー探索」をクリックします。

    エクスポートされているファイルシステムのリストが「エクスポートされているファイルシステム」リストに表示されます。

  3. ファイルシステム名をクリックするか、「パス名」フィールドに名前を入力します。

  4. 他の章を必要に応じて変更します。

    たとえば「マウントオプション」の章では、マウントをすぐに、またはブート時に行うかを選択できます。

  5. 「了解」をクリックします。

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マウント先またはディレクトリのプロパティの修正

  1. メインウィンドウからマウント先やディレクトリを選択します。

    ディレクトリやマウント先は、メインブラウザ、マウント先リスト、共有資源リストから選択できます。


    注 -

    1 度マウント先やディレクトリを選択すると、「動作」メニューから自動的にファイルシステムのマウントやマウント解除、ディレクトリの共有や共有解除などを実行できます。「動作」メニューからの方が、プロパティブックからよりも早く処理できます。


  2. 「動作」メニューから「プロパティ」を選択します。

    指定のファイルシステムやディレクトリに対応したプロパティブックが表示されます。

  3. 適切な章を開いて、マウント先やディレクトリのプロパティを変更します。

    各章の詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

  4. 「了解」をクリックします。

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ファイルシステムのマウントとマウント解除

  1. メインブラウザ、マウント先リスト、共有資源リストから、マウント先を選択します。


    注 -

    1 度マウント先を選択すると、「動作」メニューから自動的にファイルシステムのマウントやマウント解除を実行できます。「動作」メニューからの方が、プロパティブックからよりも早く処理できます。


  2. 「動作」メニューから「プロパティ」を選択します。

    指定のファイルシステムに対応したプロパティブックが表示されます。

  3. 「マウントオプション」の章を開いて、マウントオプション (たとえばファイルシステムのマウントやマウント解除) を変更します。

  4. 「了解」をクリックします。

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ディレクトリの共有と共有解除

  1. メインブラウザ、マウント先リスト、共有資源リストから、ディレクトリ、あるいは UFS または HSFS マウント先を選択します。


    注 -

    1 度マウント先やディレクトリを選択すると、「動作」メニューから自動的に共有や共有解除などを実行できます。「動作」メニューからの方が、プロパティブックからよりも早く処理できます。


  2. 「動作」メニューから「プロパティ」を選択します。

    指定のファイルシステムに対応したプロパティブックが表示されます。

  3. 「共有」の章を開いて、共有オプション (たとえばファイルシステムの共有や共有解除) を変更します。

  4. 「了解」をクリックします。

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スタティックなクライアントファイルシステムの表示

「スタティックなクライアントファイルシステム」とは、ブート時にサーバーの AutoClient またはディスクレスクライアントにマウントされるファイルシステムのことです。

  1. ツールバーのアイコンをクリックするか、または「ファイル」メニューから「読み込み」を選択します。

    「コンテキストの読み込み」プロパティブックが表示されます。

  2. 「ファイルシステム」の章を開きます。

  3. 「スタティックなクライアント上のファイルシステム」をクリックします。


    注 -

    このボタンは、システム上に AutoClient システムやディスクレスクライアントが構成されている場合にのみ有効になります。


    「クライアントのコンテキスト」フィールドが有効になります。

  4. 「クライアントグループ」または「個々のクライアント」を選択します。

  5. 「クライアントグループ」または「全クライアント」リストからシステムを選択します。

  6. 「了解」をクリックします。

    ブート時にクライアントにマウントされるファイルシステムは、メインウィンドウのマウント先リストに表示されます。

    ブート時にクライアントに共有されるディレクトリは、メインウィンドウの共有資源リストに表示されます。

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アクティブなサーバーファイルシステムの表示

「アクティブなサーバーファイルシステム」とは、現在マウントまたは共有されているサーバー上にあるファイルシステムのことを指します。この情報は、/etc/mnttab ファイルにもあります。

  1. ツールバーのアイコンをクリックするか、または「ファイル」メニューから「読み込み」を選択します。

    「コンテキストの読み込み」プロパティブックが表示されます。

  2. 「ファイルシステム」の章を開きます。

  3. 「アクティブなサーバー上のファイルシステム」をクリックします。

  4. 「了解」をクリックします。

    現在サーバーにマウントされているファイルシステムは、メインウィンドウのマウント先リストに表示されます。

    現在サーバー上で共有されているディレクトリは、メインウィンドウの共有資源リストに表示されます。

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スタティックなサーバーファイルシステムの表示

「スタティックなサーバーファイルシステム 」とは、ブート時にマウントまたは共有化されるサーバー上のファイルシステムのことです。この情報は、/etc/vfstab ファイルにもあります。

  1. ツールバーのアイコンをクリックするか、または「ファイル」メニューから「読み込み」を選択します。

    「コンテキストの読み込み」プロパティブックが表示されます。

  2. 「ファイルシステム」の章を開きます。

  3. 「スタティックなサーバー上のファイルシステム」をクリックします。

  4. 「了解」をクリックします。

    ブート時にサーバーにマウントされるファイルシステムは、メインウィンドウのマウント先リストに表示されます。

    ブート時にサーバー上で共有されるディレクトリは、メインウィンドウの共有資源リストに表示されます。

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/etc/vfstab ファイルからのマウント先の削除

  1. 「スタティックなサーバーファイルシステムの表示」の手順を実行します。

  2. メインブラウザ、マウント先リスト、共有資源リストからマウント先を選択します。

  3. 「動作」メニューから「プロパティ」を選択します。

    指定のファイルシステムに対応したプロパティブックが表示されます。

  4. 「マウントオプション」の章を開きます。

  5. 「基本」の副章を開きます。

  6. 「vfstab エントリ」をクリックして、このオプションをオフにします。

  7. 「了解」をクリックします。

    この後、マウント先はマウント先リストに表示されなくなります。

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ディスクマネージャの概要

ディスクマネージャとは、メインウィンドウおよびプロパティブックの 2 種類のウィンドウを使って fdisk のパーティションとスライスを表示または編集するためのツールです。メインウィンドウには、現在のコンテキストのコントローラ、ターゲット、ディスク、スライスが表示されます。プロパティブックには、指定したディスク(複数も可) の章とそのプロパティが表示され、編集できます。

ディスクマネージャを利用して以下の操作を実行できます。

上記の操作を実行する手順については、表 11-2 を参照してください。また、ディスクマネージャのオンラインヘルプも合わせて参照してください。

ディスクマネージャのメインウィンドウ

図 11-4 に、ディスクマネージャのメインウィンドウの主要部分を示します。

図 11-4 ディスクマネージャ : メインウィンドウ

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ディスクマネージャのメインウィンドウの主要部分について以下に簡単に説明します。

複数のディスクの選択

同じベンダー製の、物理的に同じ配置を持つディスクが複数存在する場合は、それらのディスクを同時に操作できます。これを「バッチ編集」、または「バッチ処理」と呼びます。メインブラウザやディスクリストから 2 台以上のディスクを選択するには、最初のディスクをクリックし、2 台目以降は Shift キーを押したままクリックします。

ディスクマネージャのプロパティブック

ディスクマネージャのプロパティブックを開くには、次の 3 つの方法があります。

図 11-5 に、ディスクマネージャのプロパティブックの主要部分を示します。

図 11-5 ディスクマネージャ : 「ディスク」プロパティブック

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ディスクマネージャのメインウィンドウについて説明します。

具体的な手順については、オンラインヘルプを参照してください。

ディスクマネージャによるディスクの管理

表 11-2 操作の概要: ディスクマネージャによるディスクの管理

操作 

説明 

参照先 

表示するフィルタの指定 

ディスクマネージャのメインウィンドウに表示したいディスクの属性を指定します。 

「表示フィルタの指定」

ボリュームラベルの指定  

ディスクに割り当てる名前を指定します。 

「ボリュームラベルの指定」

fdisk パーティションの変更

有効な fdisk パーティションの選択、サイズ変更、タイプの変更などを行います。

fdisk パーティションの変更」

スライスの配置の変更 

スライスサイズを変更します。 

「スライス配置の変更」

ディスクの複写 

ディスクの特性を同じタイプの別のディスクにコピーします。 

「ディスクの複写」

表示フィルタの指定

  1. 「表示」メニューから「フィルタ」を選択します。

    「ディスクとスライスに対するフィルタ処理」ウィンドウが表示され、「有効な属性」リストに利用可能なディスクの属性をリストします。

  2. メインウィンドウに表示したいディスクとディスクの属性を指定します。

    1. 「有効な属性」リストにあるディスク属性をクリックして選択します。

    2. 「>>」ボタンをクリックして、「ディスク表示」リストに指定の属性を移します。

    3. メインウィンドウに表示されているディスクがもっているすべてのディスク属性が「ディスク表示」リストに入るまで、上記の手順 a と手順 b を繰り返します。


      注 -

      「すべて >>」ボタンをクリックすると、「有効な属性」リストに表示されている属性がすべて「ディスク表示」リストに移動します。また、「すべて <<」ボタンをクリックすると、「ディスク表示」リストに表示されている属性がすべて「有効な属性」リストに移動します。


  3. 「了解」をクリックします。

    メインウィンドウが再表示され、「ディスク表示」リストに指定された条件に一致するディスクだけが表示されます。フィルタされたディスク数が、メインブラウザのメッセージ領域に表示されます。

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「有効な属性」フィールドには、現在のコンテキストに存在する各種類のディスクエントリ、および空き容量を持ったすべてのディスクとスライスに対応した「使用可能容量あり」エントリが表示されます。「ディスク表示」フィールドには、メインウィンドウに表示されるディスクの属性が一覧表示されます。デフォルトの状態では、すべてのディスクとその属性が表示されているので (つまりフィルタ機能はオフの状態)、このフィールドは空です。

ボリュームラベルの指定

  1. ディスクマネージャのメインウィンドウから、変更するディスクを選択します。

  2. 指定のディスクについてのプロパティブックを開きます。

    詳細は、「ディスクマネージャのプロパティブック」を参照してください。

    「ディスク」プロパティブックウィンドウが表示されます。

  3. 「ラベル」の章を開きます。

    詳細は、「ディスクマネージャのプロパティブック」を参照してください。

  4. 「ボリュームラベル」フィールドに名前が表示されている場合は削除します。

  5. ボリュームラベル名を入力します。

    8 文字以下の英数字を指定してください。

  6. 「了解」をクリックします。

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fdisk パーティションの変更

  1. ディスクマネージャのメインウィンドウから、変更するディスクを選択します。

  2. 指定のディスクについてのプロパティブックを開きます。

    詳細は、「ディスクマネージャのプロパティブック」を参照してください。

    「ディスク」プロパティブックウィンドウが表示されます。

  3. パーティションの章を開きます。

    詳細は、「ディスクマネージャのプロパティブック」を参照してください。

    パーティションの配置状態が全体的に表示できるように、ウィンドウのサイズを調節してください。

  4. 変更する fdisk パーティションに対応した「編集可能」ボックスをクリックして選択します。

  5. fdisk パーティションのサイズを変更します。

    サイズの値は「スライダ」ボックスの矢印ボタンをクリックするか、または「パーティションデータ」ボックスの Start または End カラムのフィールドをクリックして値を直接入力し、Return キーを押します。

    手順については、オンラインヘルプを参照してください。


    注 -

    x86 プラットフォームでは、fdisk Solaris パーティションはシリンダ 1 以上から開始します。パーティションに重複する部分があってはなりません。


  6. 必要に応じて、Boot カラムにあるボタンを選択して、fdisk パーティションを有効にします。つまり、その中のオペレーティングシステムを起動時に使用します。

  7. fdisk パーティションのタイプを選択します。

    Type カラムのメニューから、適切なタイプを選択します。

  8. 「了解」をクリックします。

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スライス配置の変更

  1. ディスクマネージャのメインウィンドウから、変更するディスクを選択します。

  2. 指定のディスクについてのプロパティブックを開きます。

    詳細は、「ディスクマネージャのプロパティブック」を参照してください。

    「ディスク」プロパティブックウィンドウが表示されます。

  3. 「スライス」の章を開きます。

    詳細は、「ディスクマネージャのプロパティブック」を参照してください。

    スライスの配置状態が全体的に表示できるように、ウィンドウのサイズを調節してください。

  4. 変更するスライスに対応した「編集可能」ボックスをクリックして選択します。

  5. スライスのサイズを変更します。

    サイズの値は「スライダ」ボックスの矢印ボタンをクリックするか、バーインジケータをドラッグするか、または「パーティションデータ」ボックスの Start または End カラムのフィールドをクリックして値を直接入力し、Return キーを押します。

    手順については、オンラインヘルプを参照してください。


    注 -

    x86 プラットフォームでは、スライスはシリンダ 1 以上から開始します。パーティションに重複する部分があってはなりません。


  6. 「了解」をクリックします。

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ディスクの複写

  1. ディスクマネージャのメインブラウザから、複写したいディスクを選択します。

  2. ツールバーのアイコンをクリックするか、「編集」メニューから「コピー」を選択します。

  3. 同じタイプの未使用ディスクを 1 つ選択するか、同じタイプの未使用のディスク (複数でも可) を含んだコントローラを選択します。

  4. ツールバーのアイコンをクリックするか、「編集」メニューから「ペースト」を選択します。


注 -

手順 2 から 手順 4 以外にも、複写するディスク上でマウスの中央ボタンを押したまま、同じタイプのディスクにドラッグ&ドロップしてもディスクを選択できます。