Solstice AdminSuite 2.3 管理者ガイド

新しいユーザーアカウントの追加

  1. ユーザーマネージャを起動し、ネームサービスが選択されていなければ、使用するネームサービスを選択します。

    詳細は、「ユーザーマネージャの起動」を参照してください。

  2. 「編集」メニューで「追加」を選択します。

    「追加」ウィンドウが表示されます。

  3. 「追加」ウィンドウに入力します。

    「ヘルプ」をクリックすると、このウィンドウのフィールド定義に関する情報を参照できます。

  4. 「了解」をクリックします。

    ユーザーマネージャのメインウィンドウに表示されるユーザーアカウントのリストに、新しいユーザーアカウントが追加されます。

「追加」ウィンドウの記入例

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「スクリプト選択」ウィンドウの例

「スクリプト選択」ウィンドウの例を以下に示します。このウィンドウからスクリプトを実行するには、スクリプトを /opt/SUNWadmd/Scripts ディレクトリに置いておく必要があります。

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コマンド行からの追加

次のように入力すると、ユーザーマネージャと同じようにユーザーを追加できます。


# admuseradd -u 101 -g users -c "Kryten Series 4000" -s /bin/csh ¥
    -k /etc/skel -x preadd=preaddscript -x postadd=postaddscript ¥
    -x pw=NORM -x pwwarn=1 -d /export/home/kryten -m -x autohome=Y ¥
    -x serv=jupiter kryten

コマンドの意味は、以下のとおりです。

-u 101 ユーザー ID を 101 に指定します。
-g usersユーザーの一次グループを users に指定します。
-c "Kryten Series 4000" ユーザーアカウントへのコメントを指定します。
-s /bin/csh デフォルトのシェル環境を C シェルに指定します。
-k /etc/skelユーザーのホームディレクトリにコピーされるスケルトン情報 (.cshrc など) を含んだディレクトリを /etc/skel に指定します。
-x preadd=preaddscript/opt/SUNWadmd/Scripts ディレクトリにある、ユーザーが作成したスクリプト preaddscript を、ユーザーの追加前に実行するよう指定します。
-x postadd=postaddscript

/opt/SUNWAdmd/Scripts ディレクトリにある、ユーザーが作成したスクリプト postaddscript を、ユーザーの追加後に実行するよう指定します。

-x pw=NORM

最初のパスワードタイプを通常 (NORM) に指定します。 

-x pwwarn=1

パスワードの有効期限がきれることを警告する日数を 1 日に指定します。 

-d /export/home/kryten

ホームディレクトリを /export/home/kryten に指定します。

-m

まだ存在しなければ、ユーザーのホームディレクトリ (-d で指定したディレクトリ) を作成します。

-x autohome=Y

ホームディレクトリをオートマウントするかどうか (この場合はオートマウントする) を指定します。 

-x serv=jupiter

ホームディレクトリを置くサーバーを jupiter に指定します。

kryten

システム名を kryten に指定します。