SunOS 4.x リリースは、Solstice AdminSuite ソフトウェアの将来のバージョンではサポートされなくなる予定です。また、x86 サーバーに SunOS 4.x サービスを追加することもできなくなります。
操作の概略は以下のとおりです。
SunOS 4.x の異機種インストールソフトウェアがインストールされていることを確認
必要な SunOS 4.x リリースソフトウェアを (install4x コマンドで) インストール
ディスクレスおよびデータレスクライアントへのサービスを追加する OS サーバーに、スーパーユーザーとしてログインします。
SunOS 4.x 異機種インストールソフトウェアがインストールされていることを確認します。
# pkginfo SUNWhinst |
CD-ROM ドライブに Solaris 2.x CD を挿入します。
ご使用のシステムでボリュームマネージャが起動されていることを前提としています。
OS サーバーにインストールされている Solaris 2.x リリースと同じ Solaris 2.x CD を使用してください。たとえば、OS サーバーで Solaris 2.4 11/94 リリースを実行している場合は、Solaris 2.4 11/94 CD を使用してください。
Solaris 2.x リリースまたは SunOS 4.x リリースを使用している別のシステムから SunOS 4.x CD にアクセスする方法については、『Solaris 2.x への移行』の install4x 用の CD-ROM ドライブ設定に関する記述を参照してください。
インストールするソフトウェアが含まれているディレクトリへ移動します。
# cd /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_2.x |
SunOS 4.x 異機種ソフトウェアをインストールします。
# pkgadd -d `pwd` SUNWhinst |
Solaris 2.x CD を取り出します。
# cd # eject cd |
CD-ROM ドライブに SunOS 4.x リリースの CD を挿入します。
ご使用のシステムでボリュームマネージャが起動されていて、CD-ROM ドライブがサーバーに直接取り付けられていることを前提としています。ボリュームマネージャは、/cdrom/volume1/s0 にある CD のディレクトリに自動的にマウントします。
SunOS 4.x リリースソフトウェアのインストールプログラムを開始します。
# /usr/sbin/install4x -m /cdrom/volume1/s0 -e /export |
*** 4.1* Install Main Menu ***
Choose an Architecture (then select modules to load):
Modules
Loaded Selected
[a] sun4.sun4c.sunos.4.1.2 0 0
[b] sun4.sun4.sunos.4.1.2 0 0
[c] sun4.sun4m.sunos.4.1.2 0 0
or begin the loading process for all selected modules:
[L] Load selected modules
or abort without loading any modules:
[Q] Quit without loading
Disk Usage:
Type any bracketed letter to select that function. 0K Selected
53634K Free
Type ? for help. |
メインメニュー画面で、(各項目の先頭に表示されている) 括弧内の文字を入力して、サポートするアーキテクチャを指定します。
Select sun4.sun4c.sunos.4.1.2 modules:
+[a] R proto root................240K | [o] User_Diag................6352K
+[b] R usr.....................26240K | [p] Manual...................7456K
+[c] R Kvm......................4832K | +[q] D TLI........................48K
+[d] R Install...................936K | [r] D RFS.......................912K
[e] D Networking...............1040K | [s] D Debugging................2928K
[f] D System_V.................4008K | [t] SunView_Programmers......1840K
[g] D Sys......................5288K | [u] Shlib_Custom.............1376K
[h] C SunView_Users............2664K | [v] Graphics.................1784K
[i] SunView_Demo..............512K | +[w] uucp......................608K
+[j] Text......................712K | +[x] Games....................3136K
[k] Demo.....................4264K | [y] Versatec.................5960K
[l] C OpenWindows_Users.......25936K | [z] Security..................312K
[m] C OpenWindows_Demo.........4288K | [A] OpenWindows_Programmers.10200K
[n] C OpenWindows_Fonts........7840K |
Module + = already loaded R = Required C= Common
Legend: ** = selected for loading D = Desirable Others are optional
Select [a-A]or a Quick-Pick Option:
[1] All Required Modules [4] All Optional Modules Disk Usage:
[2] All Desirable Modules [5] All Modules 0K Selected
[3] All Common Modules 53634K Free
or [D] (done) to return to the main screen |
括弧内の文字を入力して、読み込むモジュールを選択します。
モジュール選択画面に、読み込むグループ名が表示されます。1 を入力すると、必要なすべてのモジュールに読み込み対象を示すマーク (**) が付けられます。2 を入力すると、読み込みを推奨するすべてのモジュールに、また 3 を入力すると一般的に読み込むすべてのモジュールに、4 を入力するとオプションのすべてのモジュールに読み込み対象のマークが付けられます。5 を入力すると、モジュール選択画面に表示されるすべてのモジュールに読み込み対象のマークが付けられます。
D を入力して、メインメニューに戻ります。
メインメニューが表示されます。
*** 4.1* Install Main Menu ***
Choose an Architecture (then select modules to load):
Modules
Loaded Selected
[a] sun4.sun4c.sunos.4.1.2 0 4
[b] sun4.sun4.sunos.4.1.2 0 3
[c] sun4.sun4m.sunos.4.1.2 0 1
or begin the loading process for all selected modules:
[L] Load selected modules
or abort without loading any modules:
[Q] Quit without loading
Disk Usage:
Type any bracketed letter to select that function. 0K Selected
53634K Free
Type ? for help. |
L を入力して、ソフトウェアをインストールします。
手順 10 で選択したモジュールがインストールされます。
Installing module `proto root' [size: 248K]
in directory /export/exec/proto.root.sunos.4.1.2 ...
Updating server databases ...
Press any key to continue: |
モジュールのインストールが完了したら、任意のキーを押してメインメニューに戻ります。
メインメニューに読み込まれたモジュールが表示されます。
他のアーキテクチャのサポートを追加する場合は、手順 9 から 手順 12 を繰り返します。終了する場合は、Q を入力します。
SunOS 4.x OS サービスを OS サーバーに追加するコマンド行はありません。
ディスクレスクライアントへの SunOS 4.x サポートを追加する方法に関しては、「ディスクレスクライアントのサポートの追加」、データレスクライアントへの SunOS 4.x サポートを追加する方法に関しては、「データレスクライアントのサポートの追加」を参照してください。