操作の概略は以下のとおりです。
システム情報の追加
(必要に応じて) システムのリモートインストール機能を設定
(必要に応じて) システムのインストール
ホストマネージャを起動し、使用するネームサービスを選択します。
詳細は、「ホストマネージャの起動」を参照してください。
システム情報を入力します。Solaris Standalone または Solaris OS Server をシステムタイプとして選択します。
「ホスト名」から「時間帯」までのすべてのフィールドに、必要事項を入力してください。「ヘルプ」をクリックすると、このウィンドウのフィールド定義に関する情報を参照できます。
このシステムをリモートでインストールする場合は、次の 手順 5 に進んでください。それ以外の場合は、手順 10 に進んでください。
「リモートインストール設定」をクリックします。
インストールサーバーは現在のホストがデフォルト設定されています。インストールサーバーとして別のホストを指定する場合は、「インストールサーバー」メニューで「その他」を選択します。
「パスの設定」をクリックして、インストールサーバー上の Solaris CD イメージへのパスを指定します。
インストールサーバーがリモートシステムの場合は、はじめに管理システムとして設定してください。
使用する CD イメージ |
使用条件 |
指定するパス |
---|---|---|
Solaris CD |
Solaris CD が、ボリューム管理されている |
/cdrom/cdrom0、 /cdrom/cdrom0/s0、 /cdrom/cdrom0/s2 のいずれか |
Solaris CD が、ボリューム管理されていない |
Solaris CD のマウントポイント |
|
インストールサーバーのハードディスクの Solaris CD を (setup_install_server を使って) コピーしたもの |
|
Solaris CD イメージの場所 |
「OS リリース」メニューからシステムのアーキテクチャと OS リリースを選択します。
アーキテクチャのタイプは、システムのアーキテクチャと一致していなければなりません。また、OS リリースはシステムにリモートインストールする Solaris リリースと一致していなければなりません。
必要に応じて、ブートサーバーまたはプロファイルサーバーを指定します。
デフォルト以外のサーバーを指定する場合は、「その他」を選択してください。「プロファイルサーバー」プルダウンメニューから、使用するプロファイルサーバーを選択してください。ブートサーバー上のブートソフトウェア、またはプロファイルサーバー上のカスタム JumpStart ディレクトリのパスも指定する必要があります。
カスタム JumpStart のインストール、ネットワークの事前構成、システム情報に必要な他のコンポーネントについては、『Solaris のインストール (上級編)』を参照してください。
「ファイル」メニューから「変更を保存」を選択して、スタンドアロンシステムまたは OS サーバーのサポートを追加します。
「スタンドアロンシステム (Standalone system)」または「OS サーバー (OS Server)」がホストマネージャのメインウィンドウに表示されます。
(必要に応じて) スタンドアロンシステムまたは OS サーバーをブートし、インストールします。
ブートおよびインストールの詳細は、『Solaris のインストール (上級編)』を参照してください。
OS サーバーをインストールする場合は、/export と /export/swap に、クライアント用のスペースを必要なだけ割り当てる必要があります。
スタンドアロンシステムの「追加」ウィンドウの記入例を以下に示します。
次のように入力すると、ホストマネージャと同じようにスタンドアロンシステムをネームサービスのデータベースに追加できます。
% admhostadd -i 129.152.225.2 -e 8:0:20:b:40:e9 -x type=STANDALONE ¥ -x tz=US/Mountain venus |
コマンドの意味は、以下のとおりです。
-i 129.152.225.2 |
システムの IP アドレスを指定します。 |
-e 8:0:20:b:40:e9 |
システムの Ethernet アドレスを指定します。 |
-x type=STANDALONE |
システムタイプを指定します。 |
-x tz=US/Mountain |
システムの時間帯 (タイムゾーン) を指定します。 |
venus |
システム名を指定します。 |
次のように入力すると、ホストマネージャと同じようにスタンドアロンシステムを追加し、リモートインストールを実行可能にできます。この例では、Solaris CD イメージは cable という名前のリモートシステムにマウントされた CD 上にあります。
% admhostadd -i 129.152.225.2 -e 8:0:20:b:40:e9 ¥ -x type=STANDALONE -x tz=US/Mountain -x install=Y ¥ -x installpath=cable:/cdrom/cdrom0/s0 venus |
コマンドの意味は、以下のとおりです。
-i 129.152.225.2 |
システムの IP アドレスを指定します。 |
-e 8:0:20:b:40:e9 |
システムの Ethernet アドレスを指定します。 |
-x type=STANDALONE |
システムタイプを指定します。 |
-x tz=US/Mountain |
システムの時間帯 (タイムゾーン) を指定します。 |
-x install=Y |
リモートインストールの有効化を指定します。 |
-x installpath= cable:/cdrom/cdrom0/s0 |
Solaris CD イメージが cable という名前のリモートシステムにマウントされた CD 上にあることを指定します。リモートシステムの場合は、はじめに管理システムとして設定してください。 |
venus |
システム名を指定します。 |
OS サーバーのインストール後に OS サービスを追加したい場合は、「Solaris 2.x OS サービスの OS サーバーへの追加」を参照してください。