Solstice AutoClient 2.1 管理者ガイド

ネームサービスの設定

図 3-2 に示す各ネームサービスの内容を、admtblloc コマンドを使用して指定する例を示します。


$ admtblloc -c NIS+ -d solar.com bootparams NONE

-c NIS+ -d solar.com

NIS+ ドメイン solar.com は、ネームサービスのコンテキスト (「読み込み」ウィンドウで指定したネームサービスとドメイン名) を表わします。

bootparams

ネームサービスを設定するための設定ファイルです。 

NONE

Solstice AutoClient を実行するホストで、/etc ディレクトリにある bootparams ファイルを使用するように指定します。

図 3-2 に示すようにネームサービスを設定すると、ネームサービス (「読み込み」ウィンドウで指定するネームサービス) が NIS+ に設定されている限り、現在 Solstice AutoClient を実行しているホストの /etc ディレクトリにある bootparams 情報が使用されるようになります。これ以外の設定ファイル (hostsetherstimezonecredential) に対するネームサービスは、admtblloc を使用して変更しない限り NIS+ になります。また、異なる種類のネームサービスを併用する時の方針は、admtblloc コマンドを使用して変更しない限り、ネームサービス環境で Solstice AutoClient を使用するすべてのユーザーに適用されます。


注 -

admtblloc コマンドを使用して、設定ファイルのネームサービスの位置を NONE (なし) に指定すると、現在 Solstice AutoClient を実行しているホストにある /etc ファイルが変更されます。したがって、ローカルの /etc ファイルを使用したいホストにログインし、Solstice AutoClient を使用して処理を実行する必要があります。