Sun Visual WorkShop C++ の概要

はじめに

このマニュアルでは、Sun(TM) Visual WorkShop(TM) C++ の機能について概説します。このマニュアルの目的は、製品の既知の機能と新しい機能を示し、製品全体の概要を紹介することです。機能の詳細については、それぞれのマニュアルを参照してください。

対象読者

このマニュアルは、Sun Visual WorkShop C++ を初めて使用するアプリケーション開発者を対象としています。説明内容を理解するためには、Solaris(TM) のオペレーティング環境と UNIX コマンドに関する実際的な知識が必要です。

内容の紹介

このマニュアルは次の章から構成されています。

第 1 章「Sun Visual WorkShop C++ の概要」 Sun Visual WorkShop C++ に組み込まれている各ツールの概要と、それぞれの関連性について説明します。

第 2 章「構築とコンパイル」 構築やコンパイルのプロセスについて説明します。

第 3 章「編集とブラウズ」 エディタについて説明します。また、ブラウザの利点についても説明します。

第 4 章「デバッグとチューニング」 デバッグ用ツールとパフォーマンス用ツールについて説明します。

第 5 章「GUI の構築」 WorkShop Visual GUI ツールについて説明します。

第 6 章「ソースコードの管理」 TeamWare のコード管理ツールの利点について説明します。

用語集 このマニュアルで使用する単語や語句をとりあげ、その定義について説明します。

マルチプラットフォーム対応


注 -

Solaris の最新リリースの名前は Solaris 7 ですが、コード名、パス名 (パッケージのパス名など) には Solaris 2.7 または SunOS 5.7 という名前が含まれていることがあります。その場合は、Solaris 2.7 または SunOS 5.7 を含む名前をそのまま使用してください。


Sun(TM) WorkShop(TM) のマニュアルの内容は、Solaris 2.5.1、Solaris 2.6、Solaris 7 オペレーティングシステムのいずれかを実行する以下のプラットフォームを対象としています。

オンラインヘルプの参照方法

このリリースの Sun WorkShop には、オンラインマニュアル以外に新しい形式のマニュアルが用意されています。詳細は、以下のいずれかを参照してください。

Sun Visual WorkShop C++ 関連マニュアル

このマニュアルは、Sun Visual WorkShop C++ 製品に含まれる各種ツールについて簡単に説明したものです。マニュアルセットには、このマニュアルのほかに次のマニュアルが含まれています。

C++ プログラミング関連マニュアル

その他の Sun WorkShop 関連マニュアル

Solaris 関連マニュアル

次の Solaris 関連のマニュアルにも役立つ情報が記載されています。

サンのオンラインマニュアル

Web サイト docs.sun.com では、サンの技術文書をオンラインでご覧になれます。 docs.sun.com にあるマニュアルの内容を参照したり、特定のタイトルや用語を含む マニュアルを検索することもできます。URL は http://docs.sun.com/ です。

Sun WorkShop に関するマニュアルは、(他社製マニュアルを除いて) AnswerBook2 ソフトウェアを使用して参照することもできます。このソフトウェアは、システムの管理者がインストールの時点で AnswerBook2 形式のマニュアルをインストールしていればご利用いただけます (インストールされていない場合は、システム管理者にお問い合わせいただくか、『Sun WorkShop クイックインストール』の第 3 章を参照してインストールしてください)。AnswerBook2 の使用法の詳細については、『Sun WorkShop クイックインストール』の第 6 章または Solaris のインストール関連のマニュアルを参照するか、ご使用の環境のシステム管理者にお問い合わせください。


注 -

Solaris 2.5.1 上で AnswerBook2 形式のマニュアルを参照するには、その前にサンの Web ページから AnswerBook2 文書サーバーソフトウェアをダウンロードする必要があります。詳細については『Sun WorkShop クイックインストール』の第 6 章を参照してください。


書体と記号について

このマニュアルで使用している書体と記号について説明します。

表 P-1 このマニュアルで使用している書体と記号

書体または記号 

意味 

例 

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コーディング例。 

.login ファイルを編集します。

ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。

machine_name% You have mail.

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して表わします。 

machine_name% su

Password:

AaBbCc123 またはゴシック

コマンド行の可変部分。実際の名前または実際の値と置き換えてください。 

rm filename と入力します。

rm ファイル名 と入力します。

『 』 

参照する書名を示します。 

『SPARCstorage Array ユーザーマニュアル』 

「 」

参照する章、節、または、強調する語を示します。 

第 6 章「データの管理」を参照してください。 

この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 

¥

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合、バックスラッシュは、継続を示します。 

machinename% grep '^#define ¥  XV_VERSION_STRING'

シェルプロンプトについて

シェルプロンプトの例を以下に示します。

表 P-2 シェルプロンプト

シェル 

プロンプト 

UNIX の C シェル 

machine_name%

UNIX の Bourne シェルと Korn シェル 

machine_name$

スーパーユーザー (シェルの種類を問わない) 

#