Sun WorkShop TeamWare ユーザーズガイド

ワークスペースの移動と名前変更

ワークスペースはディレクトリであるため、そのパス名を変更することによって、階層内での位置を移動することができます。ワークスペースの移動は、次の 2 とおりの方法で行うことができます。

これらの方法では、ワークスペースのパス名を変更するほか、親および子ワークスペースに存在するいくつかのデータファイルが更新され、新しい名前が書き込まれます。これらのデータファイルについては、「ワークスペースのメタデータディレクトリ」を参照してください。


注意 - 注意 -

ワークスペースの名前変更や移動を行うときに、mv コマンドは使用しないでください。


ワークスペース管理ツールによる名前変更は、ワークスペースの親および子の中のファイルを移動し、Codemgr_wsdata/history ファイルにこのイベントを記録します。

mv コマンドを使用して誤ってワークスペースを移動あるいは名前変更した結果、そのワークスペースが本来の親または子から孤立してしまった場合、ワークスペース管理ツールの名前変更機能を使用して、これらのワークスペースを正しい関係に戻すことができます。

たとえば、mv コマンドを使用してワークスペースの名前を A から B に変更してしまった場合には、次の手順で元の関係に直します。

  1. ワークスペース管理ツールの名前変更コマンドを使用して、名前を B から C に変更する。

    ワークスペース管理ツールは、このワークスペースの新しい名前 (C) を親および子ワークスペースで更新します。このとき、時間を節約するために同じデバイス上のパス名を使用してください。

  2. 名前変更コマンドを使用して名前を C から B に戻す。

    これで、すべてが元の関係に戻ります。