Sun WorkShop TeamWare ユーザーズガイド

衝突の解決

開発者が子ワークスペースで変更したファイルが、親ワークスペースでも変更されている場合、これらのファイルが衝突したといいます。更新ブリングオーバーのトランザクション中に衝突が検出されると、衝突が生じていることを示すポップアップウィンドウが自動的に開きます。

衝突を解決するには:

  1. 表示されたポップアップウィンドウで「はい」ボタンをクリックして、衝突解決トランザクションを起動します。衝突解決の「トランザクション」ウィンドウが開きます。

    ワークスペース内に未解決の衝突があることを警告するため、ワークスペースのアイコンが変更されます。また、次のことも自動的に行われます。

    • 衝突解決の「トランザクション」ウィンドウに、衝突のあるファイルのパス名の一覧を表示します。

    • 「衝突をマージ」ボタンをクリックすると、ファイルマージを起動して、リストの最初のファイルを読み込みます。

    ファイルマージは、テキストファイル 2 つ (親ワークスペースと子ワークスペースの各ファイル) を比較しやすいように、横に並べて読み取り専用のサブウィンドウに表示します。各ファイルは、(グリフを使用して) 変更前のファイルと比較されます。ファイルマージは、これらのファイルの下に、マージ後のファイルの内容を示すサブウィンドウを表示します。マージ後のファイルは、両方またはどちらか一方のデルタから選択された行で構成されます。

  2. 表示されているファイルが下のウィンドウに自動的にマージされます。

    自動的にマージされたウィンドウは、「ナビゲート」メニューを使用して、左右のウィンドウに表示されている変更内容のうちから適切なものを選択して上書きできます。


    注 -

    解決処理中はいつでも「再読み込み」ボタンをクリックすることで、それまでに解決した衝突をすべて放棄して最初から解決を再開できます。ファイルがディスクから再度読み込まれ、「自動マージ」オプションを選択している場合は、衝突のない変更については解決されています。その他の変更については、2 つのバージョンのうちのいずれかを選択します。


  3. ファイルが適切にマージされたことを確認したら、「保存」ボタンをクリックしてファイルを保存します。

    「トランザクション」ウィンドウの衝突ファイルのリストにまだファイルがある場合は、自動的に次のファイルが読み込まれます。

    衝突の解決およびファイルマージについての詳細は、第 8 章「衝突の解決」を参照してください。