Sun WorkShop TeamWare ユーザーズガイド

環境変数の使用

構築に使用する環境変数を指定できます。構築の開始時に、指定した環境変数に対する setenv コマンドが構築コマンドに付加されます。

「環境変数」ダイアログを使用すると、TeamWare ターゲットの「持続的環境変数」リスト内の環境変数を追加または削除したり、リスト内の環境変数に対して値を割り当てたりすることができます。

「持続的環境変数」リスト内のすべてのマクロがワークセットとともに保存されます。


注 -

プログラム構築用の「持続的環境変数」リストは、『Sun WorkShop 入門』の第 5 章に記述されている、プログラム実行用の「持続的環境変数」リストと異なります。


「環境変数」ダイアログを開くには、「ターゲットの編集」ダイアログの「環境変数」ボタンをクリックします。

環境変数の追加

「持続的環境変数」リストに環境変数を追加するには:

  1. 「名前」フィールドに環境変数名を入力します。

  2. 「値」フィールドに変数の値を入力します。

    入力を誤った場合は、「消去」ボタンをクリックすると、「名前」フィールドおよび「値」フィールドの内容がクリアされます。

  3. 「追加」ボタンをクリックすると、入力した環境変数が「持続的環境変数」リストに追加されます。

  4. 必要に応じて、上の 3 つの手順を繰り返してほかの環境変数も追加します。

  5. 「了解」ボタンをクリックしてダイアログを終了します。

環境変数の削除

「持続的環境変数」リストから環境変数を削除するには:

  1. リストから変数を選択します。

  2. 「削除」ボタンをクリックします (リスト内のすべての環境変数を削除するには「すべてを削除」ボタンをクリックします)。

  3. 「了解」ボタンをクリックして、変更内容を適用してダイアログを終了します。

環境変数の値の変更

「持続的環境変数」リスト内のマクロの値を変更するには:

  1. リストから環境変数を選択します。

  2. 「値」フィールドに新しい値を入力して、「変更」ボタンをクリックします。

  3. 「了解」ボタンをクリックして、変更内容を適用してダイアログを終了します。

  4. 「ターゲットの編集」ダイアログの「構築」ボタンをクリックすると、新しい構築環境で構築が開始されます。

環境変数の表示および上書き

「持続的環境変数」リスト内の環境変数定義は、現在の TeamWare プロセス環境の同名の環境変数に上書きされます。

現在の TeamWare プロセス環境変数の定義を表示するには、「詳細」ボタンをクリックして「現在の環境」リストを開きます。このリストには、現在 TeamWare プロセス環境で定義されているすべての環境変数が表示されます。「フィルタ」フィールドを使用してリストにフィルタをかけることができます。

環境変数の値を上書きするには:

  1. 「現在の環境」リストから環境変数を選択します。

  2. 「<<追加」ボタンをクリックすると、選択した環境変数が「持続的環境変数」リストに追加されます。

  3. 「値」フィールドに新しい値を入力して、「変更」ボタンをクリックします。

  4. 「了解」ボタンをクリックして、変更内容を適用してダイアログを終了します。

    「持続的環境変数」リスト内の環境変数定義が、現在の TeamWare プロセス環境の環境変数定義に上書きされ、ワークセットとともに保存されます。

  5. 「ターゲットの編集」ダイアログの「構築」ボタンをクリックすると、新しい値を使用して構築が開始されます。