Sun Ray 1 appliance のパフォーマンスレベルは、サーバーのリソース、アクティブなセッションの数、アクティブなセッションが実行している具体的なアプリケーションに依存して決まります。
表 2-2 推奨するシステム構成
システム |
プロセッサ |
メモリー |
セッションの数 (英語版 Solaris の場合) |
---|---|---|---|
Enterprise 2 |
2 基の 200 MHz UltraSPARC |
512 MB 〜 2 GB |
5 〜 25/CPU |
Enterprise 450 |
4 基の 300 MHz UltraSPARC |
2 〜 4 GB |
20 〜 30/CPU |
Enterprise 4500 |
8 基の 336 MHz UltraSPARC |
4 〜 8 GB |
30 〜 45/CPU |
具体的なサーバー構成としては、2 基以上のプロセッサを搭載し、CPU あたりのアクティブセッションは約 25 セッションまで、1 アクティブセッションあたり 20 〜 40 MB 以上の RAM (同時に使用した場合)、1 セッションあたり 50 〜 100 MB のスワップ空間を確保した環境を、推奨します。
サンが行った初期テストでは、1 セッションあたり 25 〜 40 MB 以上の RAM を確保した状況では、NetscapeTM、Adobe® Photoshop および FrameMaker、個人情報管理 (PIM、たとえば、電子メール、カレンダ、テキスト編集など) アプリケーションが動作しました。1 基の CPU 上で 25 を超えるアクティブユーザーが高度な対話型アプリケーションを実行すると、応答時間は著しく低下しました。PIM のような通常の対話型アプリケーションの場合は、アクティブユーザー数が 50 を超えると、応答時間が遅くなりました。
サンが行ったテストでは、すべてのアプリケーションについて、インターコネクトファブリックのトラフィックの 80 % が 10 Mbps 未満で、平均トラフィックはユーザーあたり約 1 Mbps でした。
上記の例は、英語版 Solaris を使用した環境を前提としています。日本語版 Solaris を使用した環境での状況については、次の Web サイトを参照してください。 http://www.sun.co.jp/nc/sunray1