Sun Ray Enterprise Server Software 1.0 管理マニュアル

Ethernet カード

Sun Ray サーバーには、Sun Ray インターコネクトファブリック専用 Ethernet カードをインストールする必要があります。次の表に、Sun Ray サーバーのインターコネクトファブリック対応の Ethernet カードを示します。

表 2-3 Ethernet インタフェース

インタフェース 

デバイス名の例 

速度 

(Mb/s) 

コメント 

Gigabit Ethernet 

gem0

1000  

この高速インタフェースは、サーバーから Ethernet へのスイッチとして最適です。 

SunFastEthernetTM

hme2

100 

 

Lance Ethernet  

le1

10 

多くの Sun Ray サービスでは、従来の 10 Mbps Ethernet では遅すぎます。100Base-T 以上のインタフェースを使用してください。 

QEC/MACE Ethernet 

qe0

10 

 

Quad FastEthernet 

qfe0、qfe1、qfe2、qfe3

100 

1 枚のカードで 4 つの Ethernet インタフェースを使用できます。Quad FastEthernnet カードを使用する場合には、システムに SUNWqfed パッケージがインストールされていることを確認してください。SUNWqfed パッケージは、Solaris 2.6 には付属していません。初期リリース以降、SUNWqfed パッケージに対して、パッチは必ず発生しています。

最新のドライバパッチと更新状況については、次の Web サイトを参照してください。

http://access1.sun.com/


注 -

10Base-T の帯域幅は限られているため、ビデオや複雑な Web ページを描画する場合には、負荷が大き過ぎることがあります。Sun Ray インターコネクトファブリックは、カテゴリ 5 の回線上での動作を前提に設計されていますが、カテゴリ 3 の回線と 10Base-T を使用した環境でも動作します。