Solaris Easy Access Server 3.0 のインストール

第 3 章 SEAS 3.0 製品のインストール

この章では、SEAS をインストールする手順を説明します。製品ライセンスや特別なライセンスの取得については、「追加ライセンスの注文方法」を参照してください。


注 -

SEAS をインストールする前に、第 2 章「SEAS インストール前の準備」とこの章を注意深く読んで、すべてのインストール要件 (インストール前の製品のアップグレードを含む) を満たしていること、およびインストール中に提供する必要がある情報が手元にあることを確認してください。


インストールウィザードによる SEAS のインストール

SEAS 製品を最も簡単にインストールする方法は、Software CD 上にある Solaris Web Start WizardTM を使用することです。Web Start Wizard によるインストールを行うには、root のパスワードが必要です。SEAS のインストールが完了した後の手順については、次の節を参照してください。


注 -

SEAS と一緒に SMC をインストールすると、ほとんどの SEAS 製品と Config Wizards を起動できます。SEAS インストール時に SMC をインストールせずに、インストール中に SMC をインストールすることに変更したい場合は、今行なっているインストールを完了させます。それから、SEAS Web Start インストールウィザードを再起動して、「カスタム (Custom)」インストールを選択すると、SMC を選択できます。


Solaris Web Start Wizard を使って SEAS 製品をインストールするには、次の手順に従ってください。

インストールウィザードで SEAS をインストールするには

注 -

Sun Directory Services をインストールする場合は、Sun Directory Services の管理パスワードを確認しておいてください。AdminSuite をインストールする場合は、主管理者のユーザー名を確認しておいてください。


  1. SEAS Software CD を CD-ROM ドライブに挿入します。

    「ファイルマネージャ (File Manager)」ウィンドウが開いて、CD に入っているフォルダとファイルのリストが表示されます。

  2. README_ja.html ファイルをダブルクリックすると、インストールのガイドラインと、このインストールガイドのオンラインバージョンにアクセスする方法が表示されます。

  3. Installer をダブルクリックすると、「Web Start」インストールウィンドウが開きます。

    ここで「アクション: 実行 (Action: Run)」ウィンドウが開く場合は、「了解 (OK)」をクリックします。「Installer」コンソールが開いて、インストールイベントとインストールログファイルの場所が表示されます。

  4. Root のパスワードを求めるプロンプトが表示されたら、システムの root のパスワードを入力して、リターンキーを押します。

    「ようこそ (Welcom)」画面が開きます。

  5. 「ようこそ (Welcom)」画面で「次へ (Next)」をクリックして、「デフォルト (Default)」または「カスタム (Custom)」インストールを選択します。

    「デフォルト (Default)」インストールを選択すると、すべての SEAS 製品がインストールされます。

    「次へ (Next)」をクリックすると次の画面に進み、「戻る (Back)」をクリックすると前の画面に戻ります。

    選択した製品の以前のバージョンを検出した場合、Web Start Wizard は自動的に製品の選択オプションを「インストールしない (No install)」に設定します。このオプションは変更できます。

  6. 選択した製品が目的のディレクトリにインストールされることを確認します。

    Web Start Wizard は、選択した製品がインストールされるディレクトリを表示します。十分なディスク容量がない場合、ウィザードはディスク容量が足りないディレクトリを通知します。この場合、最も簡単な方法はインストールする製品を減らすことです。また、ディスク容量を解放して、インストールを継続する方法もあります。ディスク容量を確認および解放する方法については、 第 2 章「SEAS インストール前の準備」を参照してください。

  7. インストールの終了時、製品のインストールが成功したか失敗したかを示すメッセージが表示されます。

    インストールログファイルの場所と、確認方法については、「ログファイルの確認」を参照してください。詳細な問題解決方法については、第 7 章「問題の解決」も参照してください。

  8. (省略可能) SEAS マニュアルセットをインストールします。

    個々の手順については、第 4 章「SEAS 3.0 文書のインストール」を参照してください。

  9. (省略可能) クライアント部分を Microsoft Windows 95、Windows 98、および Windows NT プラットフォームが動作している PC にインストールします。

    個々の手順については、「クライアントソフトウェアのインストール」を参照してください。

SEAM 1.0 と JDK 1.1.7 をインストールする場合は、システムをリブートするようにプロンプトが表示されます。個々の手順については、「インストール後のシステムの再起動またはリブート」を参照してください。

ネットワークから SEAS をインストールするには
  1. 「ファイルマネージャ (File Manager)」ウィンドウを開きます。

  2. 「ファイル (File)」メニューから「行先指定 (Go to)」を選択します。

  3. SEAS ファイルをコピーした場所のパスを入力します。

    例 : /net/bigmountain/files1/SEAS3

  4. Installer をダブルクリックすると、「ようこそ (Welcome)」画面が開きます。

  5. 画面上のインストール手順に従います。

    詳細な手順については、「インストールウィザードによる SEAS のインストール」を参照してください。

    SEAS クライアントソフトウェアを PC にインストールする手順については、「ネットワークからの SEAS クライアントのインストール」を参照してください。

インストール後のシステムの再起動またはリブート

SEAS インストールの終了時、SEAM 1.0 または JDK 1.1.7 をインストールした場合は、システムをリブートするようにプロンプトが表示されます。この時点でリブートすると、開いているファイルがすべて閉じて、システムが自動的にリブートします。後でリブートする場合は、システムシャットダウン後に次のリブート手順に従います。SPARC システムの PROM プロンプト「ok」に、リブートコマンドを入力します。PROM プロンプトが「>」の場合は、n と入力すると、「ok」が表示されます。リブートを実行するには、スーパーユーザーになる必要があります。必要であれば、端末ウィンドウのシステムプロンプトに su と入力し、root パスワードを入力します。x86 マシンをリブートする場合には、各々のマシンをリブートする手順に従ってシステムのリブートを行なってください。

マルチユーザー状態でシステムをリブートするには
  1. 端末ウィンドウで、次のコマンドを入力します。

    sun# halt
    

  2. ok」プロンプトに、次のコマンドを入力します。

    sun# boot
    

  3. 通常どおりログインします。

シングルユーザー状態でシステムをリブートするには
  1. 端末ウィンドウで、次のコマンドを入力します。

    sun# halt
    

  2. 「ok」プロンプトに、次のコマンドを入力します。

    sun# boot -s
    

    システムに次のメッセージが表示されます。

    INIT: SINGLE USER MODE
    INIT: SINGLE USER MODE
    (or give root password for system maintenance)

  3. マルチユーザーモードでリブートしたい場合は、Ctrl+D を押します。

  4. root のパスワードを入力して、Return キーを押します。

SMC からのアプリケーションの起動

Solaris Management Console (SMC) をインストールした場合、Web Start インストールウィザードは次の場所に SMC アイコンを追加します。

SMC を起動した後、「Solaris 管理コンソール (Solaris Management Console)」ウィンドウが開きます。デフォルトでは、利用可能なアプリケーションフォルダが左側のウィンドウ区画に表示されます。フォルダをダブルクリックすると、そのアプリケーションが右側のウィンドウ区画に表示されます。

アプリケーションを起動するには、右側のウィンドウ区画にあるそのアイコンをダブルクリックします。

ログファイルの確認

インストールプロセスとアンインストールプロセスの情報はログファイルに記録されます。

ログファイルは、SEAS および SEAS に統合された個々の製品ごとにあります。SEAS インストールログファイル Solaris_Easy_Access_Server_3.0_CD_install.XMMDDHHMM は、SEAS パッケージのインストールに関する情報を提供します。個々の製品のログファイルは、個々の製品のインストールに関する情報を提供します。

SEAS ログファイルを読むには、テキストエディタを使用してください。

インストールログファイル

個々のインストールログファイルは /var/sadm/install/logs/ にあります。

インストールログファイルの名前は命名規則 product_name_install.BMMDDHHMM に従います。たとえば、DiskSuite_4.2_install.B12210145 は、DiskSuite のインストールに関するログファイルが 12 月 21 日午前 1 時 45 分に作成されたことを示しています。

アンインストールログファイル

アンインストールログファイルは、インストールログファイルと同じディレクトリにあります。

アンインストールログファイルの名前は命名規則 product_name_uninstall.BMMDDHHMM に従います。たとえば、DiskSuite_4.2_uninstall.B12210245 は、DiskSuite のアンインストールに関するログファイルが 12 月 21 日午前 2 時 45 分に作成されたことを示しています。

クライアントソフトウェアのインストール

いくつかの SEAS 製品には、Microsoft Windows 95、Windows 98、および Windows NT 4.0 が動作している PC にインストールできるクライアントソフトウェアを提供するものがあります。このような SEAS 製品のクライアントをインストールする手順については、次の節を参照してください。

ネットワークからの SEAS クライアントのインストール

SEAS ソフトウェアの内容を Solaris サーバーにコピーすると、SEAS Software CD からではなく、ネットワークから SEAS クライアントをインストールできます。

ネットワークから SEAS クライアントをインストールするには
  1. PC 上で、「ネットワークコンピュータ」などのサービスを利用し、ネットワーク上の資源にアクセスできる状態を設定します。

  2. SEAS ソフトウェアが利用できるサーバーを選択します。

  3. SEAS 3.0 ソフトウェアの最上位ディレクトリから「autorun」フォルダをダブルクリックして「autorun」フォルダ内に移動します。

  4. 「autorun.exe」をダブルクリックすると、インストールウィザードが起動します。

SMC Client のインストール

SMC Client は、サーバー以外のシステムから SEAS 製品を管理するために Solaris Management Console を起動できるようにする SEAS ソフトウェアの一部です。

SMC の Solaris サーバーとクライアント部分は、Web Start で SEAS をインストールしたときにインストールされます。しかし、クライアント部分は、SMC を実行したいサーバー以外の Solaris システムにインストールする必要があります。

SMC Client をインストールするには
  1. Web ブラウザを起動します。

  2. SMC サーバーソフトウェアをインストールするサーバーにポート 898 を指定します。

    たとえば、SMC サーバーソフトウェアを wyoming というネットワーク利用可能なマシンにインストールした場合は、http://wyoming:898 という URL を指定します。

    SMC サーバーサイトは、SMC 要件と手順 (SMC Client ソフトウェアのダウンロードとインストールの手順を含む) へのリンクを含んだ状態で開きます。

  3. 「インストール条件 (Installation Requirements)」を読みます。

    なお、SMC クライアントが必要とする JDK は、付録B「SEAS 製品の互換性」を参照してください。

  4. 「SUNWmcc.pkg.bin」をクリックすると、ソフトウエアがダウンロードされます。説明に従い SMC Client をインストールしてください。

AdminSuite Client のインストール

AdminSuite Client は、Microsoft Windows 95、Windows 98、または Windows NT 4.0 が動作している PC 上で AdminSuite コンソールを起動できるようにする AdminSuite 3.0 ソフトウェアの一部です。AdminSuite Client を使用すると、ユーザーとホストの管理作業 (ユーザーやグループの追加、NIS や NIS+ ドメインの管理など) を実行できます。

AdminSuite Client は、CD-ROM またはネットワークのどちらからでもインストールできます。AdminSuite Client のインストールを始める前に、後で入力する必要があるので、AdminSuite サーバーの名前を知っておく必要があります。現在のところ、AdminSuite Client は CD-ROM から直接起動できません。さまざまな属性ファイルを作成および調整するため、AdminSuite Client をインストールする必要があります。

AdminSuite Client をインストールするには
  1. PC 上で、エクスプローラを開きます。

  2. SEAS Software CD 上で、AdminSuite 用の Setup.exe ファイルを見つけます。

  3. Setup.exe ファイルをダブルクリックすると、インストールが始まります。

  4. 必要であれば、..¥bin¥admapp.bat ファイルを Windows スタートアップメニューに追加します。

AdminSuite コンソールを実行するには
  1. 必要であれば、..¥bin¥admapp.bat ファイルを実行します。

  2. AdminSuite サーバー名、既存のユーザー名、およびそのパスワードを入力して、Return キーを押します。

Solaris PC NetLink 管理ツールクライアントへのインストール

Solaris PC NetLink 管理ツールは、ネットワークまたは SEAS Software CD のどちらからでもインストールできます。

ネットワークから Solaris PC NetLink 管理ツールを Windows クライアントにインストールするには

Solaris PC NetLink の管理ツールをネットワークから Windows クライアントにインストールするには、Solaris PC NetLink サーバーソフトウェアをサーバー上にインストールし、クライアント PC を Solaris PC NetLink サーバードメインで認証する必要があります。クライアントコンピュータはサーバーと同じサブネットワーク上に存在している必要があります (あるいは、WINS を使用します)。

  1. PC のデスクトップ上で、「ネットワークコンピュータ (Network Neighborhood)」をダブルクリックします。

  2. PC NetLink がインストールされているサーバーを選択します。

  3. 「Tools」フォルダを開いて、readme_ja ファイルの手順に従います。

Software CD から Solaris PC NetLink の管理ツールを Windows クライアントにインストールするには
  1. SEAS Software CD を PC の CD-ROM ドライブに挿入します。スプラッシュ画面が開いたら、「PC NetLink」アイコンをクリックします。

  2. ソフトウェアライセンス同意書の記載事項に同意する場合には、「次へ (Next)」をクリックして、次に「はい (Yes)」をクリックします。

  3. デフォルトのインストールパスを使用するには、「次へ (Next)」をクリックします。

    デフォルトのパスは C:¥Program Files¥SUNW¥SunLink Server Manager です。別のインストールパスを指定するには、「参照 (Browse)」をクリックして、フォルダを選択します。

    インストールパスを選択すると、インストールが始まります。そして、インストール後 PC を再起動するか (デフォルト)、後で再起動するかを尋ねる場合があります。

  4. 後で PC を再起動するには、「いいえ (No)」を選択して、次に「終了 (Finish)」をクリックします。

    PC を再起動すると、PC NetLink ソフトウェアに関するデータで Windows レジストリを更新します。

SUN WBEM SDK のインストール

WBEM SDK は、Java プラットフォーム上で動作する WBEM 準拠の管理アプリケーションとプロバイダを作成するために必要な構成要素を、Microsoft Windows 95、Windows 98、および Windows NT 4.0 にインストールします。これらの構成要素には、CIM Workshop、クライアント API、プロバイダ API、Sample Client Programs、Sample Provider Programs、ユーザーマニュアル、『Sun WBEM 開発ガイド』、クライアント API と プロバイダ API 用の Javadoc があります。


注 -

SUN WBEM SDK のアプリケーションである CIM WorkShop から接続する CIM Object Manager のインストールされている WBEM の環境が、構成されている必要があります。サーバー側で SEAS インストールの一部として WBEM をインストールする時に、Sun Directory Services (SDS) の管理パスワードを入力すると、WBEM 環境が構成されます。SDS 管理アカウントのパスワードを設定しなかった場合は、wbemconfig スクリプトを実行して SDS を起動し、WBEM 環境を構成する必要があります。

端末ウィンドウで installer -nodisplay コマンドを使って WBEM をデフォルトの SEAS インストールにインストールした場合、パスワード画面は表示されません。


SUN WBEM SDK をインストールするには
  1. SEAS Software CD を CD-ROM ドライブに挿入します。

    「Solaris TM Easy Access Server 3.0」のインストール画面が開きます。

  2. 「SUN WBEM Software Development kit 1.0」アイコンをクリックして、次に「次へ (Next)」をクリックします。

    設定言語の選択画面が開きます。インストールする言語を選んで「OK」をクリックして下さい。「ようこそ (Welcome)」のダイアログボックスが開きます。内容を承諾する時は「次へ (Next)」をクリックしてください。「インストール先を選択 (Choose Destination Location)」ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスは、SUN WBEM SDK とそれに対応するマニュアルを C:/Program Files/SUNWconn にインストールするかどうかを尋ねます。

  3. デフォルトのパスで問題なければ、「次へ (Next)」をクリックします。別のパスに SUN WBEM SDK をインストールしたい場合は、「参照 (Browse)」をクリックして、そのパスを選択します。次に「次へ (Next)」をクリックします。

    「コンポーネントを選択 (Select Components)」ダイアログボックスが開きます。

  4. 「SUN WBEM SDK」と「Documentation」の名前の横にあるチェックボックスにチェックマークが表示されていることを確認して、これらの構成要素がインストールされることを確認します。「次へ (Next)」をクリックします。

    「プログラムフォルダの選択 (Select Program Folders)」ダイアログボックスが開きます。

  5. 「SUN WBEM SDK 」を「アクセサリ (Accessories)」フォルダに表示するには、アクセサリを選んで「次へ (Next)」をクリックします。他のフォルダを表示する場合も、「既存のフォルダ (Existing Folders)」フィールドで別のフォルダをクリックしてから、「次へ (Next)」をクリックします。

    SUN WBEM SDK がインストールされ、config.sys の編集に関するダイアログボックスが立ちあがります。適切な項目を選んで「次へ (Next)」をクリックします。「セットアップの終了 (Setup Complete)」ダイアログボックスが開きます。

  6. 「終了 (Finish)」をクリックすると、インストールが完了します。

SUN WBEM SDK のアンインストール

Microsoft Windows 環境では、「アプリケーションの追加と削除」ダイアログボックスで SUN WBEM SDK をアンインストールできます。

Microsoft Windows で SUN WBEM SDK をアンインストールするには
  1. 「スタート」->「設定」->「コントロールパネル」の順にクリックします。

    「コントロールパネル」ウィンドウが開きます。

  2. 「アプリケーションの追加と削除」アイコンをダブルクリックします。

    「アプリケーションの追加と削除」ダイアログボックスが開きます。「インストールと削除」タブを選択していることを確認します。

  3. 「アプリケーションの追加と削除」ダイアログボックスの下半分にあるアプリケーションのリストで、「SUN WBEM SDK」を選択します。「追加と削除」をクリックします。

  4. 「ファイル削除の確認」ダイアログボックスで、「はい」をクリックします。

    「コンピュータからプログラムを削除」ダイアログボックスが開きます。アンインストールプロセスの一部として削除されたフォルダについての警告が表示されます。「詳細」をクリックして、次のファイルが削除されていないことを確認します。

    • C:¥Program Files¥SUNWconn¥wbem¥bin

    • C:¥Program Files¥SUNWconn¥wbem

    • C:¥Program Files¥SUNWconn¥

  5. 「OK」をクリックすると、開いているダイアログボックスが閉じて、「コントロールパネル」に戻ります。

Netscape 言語別追加パッケージのインストール

ベースパッケージ (デフォルト言語は英語) をインストールした後、言語別の追加パッケージをインストールできます。購入した Solaris の言語バージョンによって、次の言語を選択できます。


注 -

ローカル言語パッケージはそれぞれ 10M バイトの空きディスク容量を必要とします。Netscape Communicator をデフォルト (/opt/NSCPcomm) 以外のディレクトリにインストールしている場合、必ず、そのディレクトリに言語別追加パッケージをインストールしてください。


Netscape 言語別追加パッケージをインストールするには
  1. Solaris Web Start Wizard を起動します。

    製品インストールオプションが表示されるまで「次へ (Next)」をクリックします。

  2. 「カスタム (Custom)」インストールを選択し、「Netscape コミュニケータ (Netscape Communicator)」を選択し、「変更 (Change)」をクリックします。

  3. 利用可能な言語パッケージのリストから、インストールしたいパッケージを選択して、「了解 (OK)」をクリックします。

  4. Web Start Wizard の指示に従います。

その他のインストール方法

SEAS 製品を最も簡単にインストールする方法は、Software CD 上にある Solaris Web Start を使用することです。しかし、UNIX オペレーティングシステムの環境に慣れている場合には、次の方法でインストールできます。

推奨または必須のパッチをインストールするかどうかを調べるには、『Solaris Easy Access Server 3.0 ご使用にあたって』のパッチの節を参照してください。

Web Start を使用しない SEAS 製品のインストール

SEAS Software CD の一番上にあるインストールプログラムは、すべての SEAS 製品をインストールします。しかし、各製品は CD 上に独自のディレクトリを持っていて、ここから個々の製品をインストールできます。端末ウィンドウで installer -nodisplay を実行してインストールプログラムの 1 つを実行すると、対応する製品がデフォルトの設定でメッセージを表示せずにインストールされます。利用可能な製品パッケージのリストについては、「SEAS 3.0 製品で利用できるパッケージ」を参照してください。

推奨または必須のパッチをインストールするかどうかは、『Solaris Easy Access Server 3.0 ご使用にあたって』のパッチの節を参照してください。

Web Start を使用せずに SEAS 製品をインストールするには
  1. SEAS Software CD を CD-ROM ドライブに挿入します。

    「ファイルマネージャ (File Manager)」ウィンドウが開いて、CD 上にあるファイルが表示されます。これらのファイルの中に Installer という名前のファイルがあります。Installer ファイルには、SEAS のインストール用と、個々の SEAS 製品のインストール用があります。

  2. 端末ウィンドウを開きます。必要であれば、スーパーユーザーになります。

  3. 端末ウィンドウで、インストールしたい製品のインストールプログラムが入っている SEAS Software CD 上のディレクトリに移動します。

  4. 端末ウィンドウで、次のコマンドを入力します。

    sun# installer -nodisplay
    

    これで、対応する製品がデフォルト値でインストールされます。

Solaris Management Console (SMC) がインストールされているサーバー以外のシステムから SMC を使って SEAS 製品を管理したい場合、Solaris Management Console もインストールする必要があります。installer -nodisplay コマンドで SMC をインストールするには、SMC のインストールプログラムが入っている SEAS Software CD 上のディレクトリに移動して、 CD からインストールします。