SEAS 製品を最も簡単にインストールする方法は、Software CD 上にある Solaris Web Start WizardTM を使用することです。Web Start Wizard によるインストールを行うには、root のパスワードが必要です。SEAS のインストールが完了した後の手順については、次の節を参照してください。
サーバー以外の Solaris システムから Solaris Management Console (SMC) を使ってシステムを管理したい場合は、SMC のクライアント部分をクライアントシステムにインストールする必要があります。個々の手順については、「SMC Client のインストール」を参照してください。
Windows NT または Windows 95 が動作している PC 上で AdminSuite コンソールからユーザーとホストの管理作業を行いたい場合は、クライアント部分を PC にインストールする必要があります。個々の手順については、「AdminSuite Client のインストール」を参照してください。
インストールした製品にインストール後に必要となる推奨パッチまたは必須パッチがあるかどうかを調べるには、『Solaris Easy Access Server 3.0 ご使用にあたって』のパッチの節を参照してください。
Solaris Enterprise Authentication Mechanism (SEAM) 1.0 と JDK 1.1.7 をインストールする場合は、SEAS のインストール後、システムをリブートする必要があります。
SEAS と一緒に SMC をインストールすると、ほとんどの SEAS 製品と Config Wizards を起動できます。SEAS インストール時に SMC をインストールせずに、インストール中に SMC をインストールすることに変更したい場合は、今行なっているインストールを完了させます。それから、SEAS Web Start インストールウィザードを再起動して、「カスタム (Custom)」インストールを選択すると、SMC を選択できます。
Solaris Web Start Wizard を使って SEAS 製品をインストールするには、次の手順に従ってください。
Sun Directory Services をインストールする場合は、Sun Directory Services の管理パスワードを確認しておいてください。AdminSuite をインストールする場合は、主管理者のユーザー名を確認しておいてください。
SEAS Software CD を CD-ROM ドライブに挿入します。
「ファイルマネージャ (File Manager)」ウィンドウが開いて、CD に入っているフォルダとファイルのリストが表示されます。
README_ja.html ファイルをダブルクリックすると、インストールのガイドラインと、このインストールガイドのオンラインバージョンにアクセスする方法が表示されます。
Installer をダブルクリックすると、「Web Start」インストールウィンドウが開きます。
ここで「アクション: 実行 (Action: Run)」ウィンドウが開く場合は、「了解 (OK)」をクリックします。「Installer」コンソールが開いて、インストールイベントとインストールログファイルの場所が表示されます。
Root のパスワードを求めるプロンプトが表示されたら、システムの root のパスワードを入力して、リターンキーを押します。
「ようこそ (Welcom)」画面が開きます。
「ようこそ (Welcom)」画面で「次へ (Next)」をクリックして、「デフォルト (Default)」または「カスタム (Custom)」インストールを選択します。
「デフォルト (Default)」インストールを選択すると、すべての SEAS 製品がインストールされます。
「次へ (Next)」をクリックすると次の画面に進み、「戻る (Back)」をクリックすると前の画面に戻ります。
選択した製品の以前のバージョンを検出した場合、Web Start Wizard は自動的に製品の選択オプションを「インストールしない (No install)」に設定します。このオプションは変更できます。
選択した製品が目的のディレクトリにインストールされることを確認します。
Web Start Wizard は、選択した製品がインストールされるディレクトリを表示します。十分なディスク容量がない場合、ウィザードはディスク容量が足りないディレクトリを通知します。この場合、最も簡単な方法はインストールする製品を減らすことです。また、ディスク容量を解放して、インストールを継続する方法もあります。ディスク容量を確認および解放する方法については、 第 2 章「SEAS インストール前の準備」を参照してください。
インストールの終了時、製品のインストールが成功したか失敗したかを示すメッセージが表示されます。
インストールログファイルの場所と、確認方法については、「ログファイルの確認」を参照してください。詳細な問題解決方法については、第 7 章「問題の解決」も参照してください。
(省略可能) SEAS マニュアルセットをインストールします。
個々の手順については、第 4 章「SEAS 3.0 文書のインストール」を参照してください。
(省略可能) クライアント部分を Microsoft Windows 95、Windows 98、および Windows NT プラットフォームが動作している PC にインストールします。
個々の手順については、「クライアントソフトウェアのインストール」を参照してください。
SEAM 1.0 と JDK 1.1.7 をインストールする場合は、システムをリブートするようにプロンプトが表示されます。個々の手順については、「インストール後のシステムの再起動またはリブート」を参照してください。
「ファイルマネージャ (File Manager)」ウィンドウを開きます。
「ファイル (File)」メニューから「行先指定 (Go to)」を選択します。
SEAS ファイルをコピーした場所のパスを入力します。
例 : /net/bigmountain/files1/SEAS3
Installer をダブルクリックすると、「ようこそ (Welcome)」画面が開きます。
画面上のインストール手順に従います。
詳細な手順については、「インストールウィザードによる SEAS のインストール」を参照してください。
SEAS クライアントソフトウェアを PC にインストールする手順については、「ネットワークからの SEAS クライアントのインストール」を参照してください。