Solaris Resource Manager 1.1 のシステム管理

単純な例

次の図では、Solaris Resource Manager とプロセッサセットの単純な組み合わせを示します。この例では、プロセッサセットと Solaris Resource Manager の CPU 割当数の両方を図示しています。

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ユーザー 1 は Solaris Resource Manager の割当数が 25 で、利用できるのがプロセッサセット A (1 CPU) に制限されています。ユーザー 2 は Solaris Resource Manager の割当数が 75 で、プロセッサセット B (1 CPU) に制限されています。

この例では、ユーザー 2 が割り当てられたプロセッサセット全体 (システムの 50 パーセント) を使用することになります。ユーザー 2 は (割り当てられた 75 パーセントではなく) 50 パーセントしか使用しないため、ユーザー 1 は残りの 50 パーセントを使用できます。つまり、それぞれのユーザーがシステムの 50 パーセントを与えられたことになります。