次の例では、プロセッサセットと Solaris Resource Manager CPU 割当数を組み合わせたより複雑な場合を説明します。
ユーザー 1 と 3 は、Solaris Resource Manager の割当数がそれぞれ 10 となっており、その使用がプロセッサセット A (1 CPU) に制限されています。ユーザー 2 は Solaris Resource Manager の割当数が 80 となっており、プロセッサセット B (1 CPU) に制限されています。
この例では、ユーザー 2 がプロセッサセット全体 (システムの 50 パーセント) を使用することになります。ユーザー 2 は (割り当てられた 80 パーセントではなく) 50 パーセントしか使用していないので、ユーザー 1 と 3 は残りの 50 パーセントを使用することができます。つまり、ユーザー 1 と 3 は 10 の割当数しか指定されていませんが、システムの 25 パーセントを使用できることになります。