Solaris Resource Manager 1.1 のシステム管理

回避すべき状況

次のような状況は回避しなければなりません。

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この場合では、1 人のユーザーが両方のプロセッサセットでプロセスを実行します。ユーザー 1 は Solaris Resource Manager の割当数が 20 で、両方のプロセッサセットで処理を実行します。ユーザー 2 は Solaris Resource Manager の割当数が 80 で、その使用がプロセッサセット B (1 CPU) に制限されています。

ユーザー 1 の最初の処理が割り当てられたプロセッサセット全体 (システムの 50 パーセント) を使用します。ユーザー 2 は割当数が 80 であるため、ユーザー 2 の処理はプロセッサセット全体 (50 パーセント) を使用することになります。したがって、ユーザー 1 の第 2 の処理には CPU の割当が与えられません。