QMON を使用する場合にのみ機能共有をジョブに割り当てることができます。この機能に関してはコマンド行インタフェースは使用できません。
コマンド行から機能共有ポリシーを構成するには、適切なオプションを指定した qconf コマンドを使用します。
ユーザーカテゴリを構成するには、qconf -muser コマンドを使用します。-muser オプションは、ユーザーエントリファイルの fshare パラメータを変更します。ユーザーエントリファイルの詳細については、user(5) のマニュアルページを参照してください。
部署カテゴリを構成するには、qconf -mu コマンドを使用します。-mu オプションは、アクセスリストファイルの fshare パラメータを変更します。部署を表すために使用されるアクセスリストファイルの詳細については、access_list(5) のマニュアルページを参照してください。
プロジェクトカテゴリを構成するには、qconf -mprj コマンドを使用します。-mprj オプションは、プロジェクトエントリファイルの fshare パラメータを変更します。プロジェクトエントリファイルの詳細については、project(5) のマニュアルページを参照してください。
ジョブクラスカテゴリを構成するには、qconf -mq コマンドを使用します。-mq オプションは、キュー構成ファイルの fshare パラメータを変更します。ジョブクラスを表すために使用されるキュー構成ファイルの詳細については、queue_conf (5) のマニュアルページを参照してください。
さまざまなカテゴリ間の重みは、スケジューラ構成 sched_conf で定義し、qconf -msconf を使用して変更することができます。変更するパラメータは、weight_user、weight_department、weight_project、weight_job、および weight_jobclass です。これらのパラメータの値の範囲は 0 から 1 で、パラメータの合計は 1 になる必要があります。