Sun OpenDS Standard Edition 2.2 の新機能

Sun OpenDS Standard Edition ディレクトリサーバーは、Sun Directory Server プロダクトファミリの中の最も新しい製品です。この「次世代の」ディレクトリサーバーには、パフォーマンス (高速な読み書き)、スケーラビリティー (垂直方向と水平方向)、使いやすさ、堅牢な可用性、拡張性 (多数のプラグインポイント)、セキュリティー、および保守を考慮して設計された LDAP コアが含まれています。

Sun OpenDS Standard Edition 2.2 リリースでは、2.0 リリースで見つかった多くの問題が解決され、次の機能が新たに追加されました。

• グラフィカルコントロールパネルに追加された機能:

  • リモートサーバーの管理。

  • 定期タスクのスケジューリングと管理。

• レプリケーションメカニズムの強化。

  • dsreplication コマンドを使用して大きなトポロジを設定可能。

  • 断片的なレプリケーションのサポート。

  • 外部更新履歴ログの公開。

• インポートメカニズムを改良し、以前は大きな LDIF ファイルのインポート時に発生していた問題の多くを解決。

• 置換、正規表現、列挙構文、相対時間と部分的時間の一致規則などを含む、構文および一致規則のサポートの改良。

• エントリが多数ある場合のインデックス再構築機能の改良。1 つのコマンドですべてのインデックスを再構築可能。

• プロキシサーバーとしてインストール可能。この場合、Sun OpenDS Standard Edition は、クライアントおよびリモート LDAP サーバー (Sun OpenDS ディレクトリサーバーまたは Sun DSEE サーバー) 間のすべての要求を管理。プロキシが提供する構成タイプは次のとおりです。

  • リモートサーバーの負荷分散

  • 複数のデータソースでデータ配布

  プロキシには、独自のインストールおよびアンインストールインタフェースと独自のコントロールパネルがあります。

• LDAP データベース内のユーザーに使用できる Namefinder サンプルアプリケーション、Web ベースのルックアップユーティリティー

このリリースでテスト済みの機能は安定し、正しく動作することがわかっていますが、コマンドラインインタフェースと API は現在も開発が続けられており、今後のリリースで変更される場合があります。

Sun OpenDS Standard Edition の Java API は公開インタフェースではなく、製品の今後のリリースで変更される場合があります。