アグリーメントのデプロイは、ランタイム・トランザクションで使用する一連のランタイム・データを検証してアクティブ化するプロセスです。
項目は次のとおりです。
アグリーメントのデプロイ方法の詳細は、第6章「取引パートナ・アグリーメントの作成およびデプロイ」を参照してください。
図8-1に示すように、デプロイの状態(アクティブ、非アクティブ、リタイア、またはパージ)を管理できます。ランタイム・リポジトリのデプロイ済アグリーメントの検索、およびアグリーメントのエクスポートも可能です。
デプロイ済アグリーメントは、最初はアクティブな状態です。表8-1に、デプロイの状態を示します。
表8-1 デプロイ済アグリーメントの状態
状態 | 説明 | 使用する場面 |
---|---|---|
アグリーメントが正常にデプロイされ、メッセージを処理できる状態です。 「アクティブ」状態のデプロイ済アグリーメントは、「非アクティブ」状態にのみ移動できます。 |
このアグリーメントを使用してメッセージの送受信が可能になった場合。 |
|
アグリーメントは「アクティブ」または「リタイア」状態に変更できます。 この状態のアグリーメントは、新規メッセージを受信しません。 ただし、処理中のメッセージは正常に処理されます。 「非アクティブ」状態のデプロイ済アグリーメントは、「リタイア」状態に移動するか、「アクティブ」状態に戻ることができます。 |
同じアグリーメントの新規バージョンを「アクティブ」にすると、以前のバージョンは自動的に「非アクティブ」状態に変更されます。 また、新規メッセージは受信しないが、処理中のメッセージは継続する場合は、アグリーメントを「非アクティブ」に変更できます。 |
|
アグリーメントは再デプロイできません。 メッセージは処理されません。 「リタイア」状態のデプロイ済アグリーメントは、パージのみ可能です。 |
今後、このアグリーメントを使用してメッセージの送受信をしない場合。 |
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アグリーメントはシステムから削除されます。 |
使用しないアグリーメントをクリーン・アップする場合。 情報参照の目的でシステム内でアグリーメントを表示できる「リタイア」状態のアグリーメントとは異なります。 |
表8-2に、デプロイ済アグリーメントに関して表示される情報を示します。
表8-2 デプロイ済アグリーメント
フィールド | 説明 |
---|---|
アグリーメント |
「パートナ」 > 「アグリーメント」ページで作成したアグリーメントの名前。 |
ユーザー |
ログインしたユーザー名。 |
状態 |
状態は、「アクティブ」、「非アクティブ」、「リタイア」または「パージ」のいずれかです。 |
最初のデプロイ済日付 |
アグリーメントを最初にデプロイした日付。 |
最後のデプロイ済日付 |
アグリーメントを最後にデプロイした日付。 |
デプロイ済アグリーメントの検索には、表8-3に示す検索パラメータを使用します。
表8-3 デプロイ済アグリーメントの検索に使用する検索パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
名前 |
アグリーメント名に含まれる文字列、名前と一致する文字列、または名前の最後の文字列を入力します。 |
応答パートナ |
応答パートナ名に含まれる文字列、名前と一致する文字列、または名前の最後の文字列を入力します。 |
開始パートナ |
開始パートナ名に含まれる文字列、名前と一致する文字列、または名前の最後の文字列を入力します。 |
*状態 |
「すべて」、「アクティブ」、「非アクティブ」または「リタイア」から選択します。 |
ドキュメント定義 |
以前に作成したドキュメント定義のいずれかを選択します。 詳細は、第4章「ドキュメント定義の作成」を参照してください。 |
「フィールドの追加」リストから選択したドキュメント検索のパラメータは、次のように使用してください。最初に、ドキュメント・プロトコル名を1つ選択してドキュメント・プロトコル・バージョンのリストを移入し、次に、ドキュメント・プロトコル・バージョンを1つ選択してドキュメント・タイプのリストを移入します。最後に、ドキュメント・タイプを1つ選択してドキュメント定義のリストを移入します。
保存済検索機能は使用できません。
デプロイの状態を変更する手順は、次のとおりです。
「管理」リンクをクリックします。
「デプロイメントの管理」タブをクリックします。
アグリーメントを選択します。
選択可能なアクションのいずれかをクリックします。
状態が「アクティブ」の場合は、「非アクティブ」を選択できます。
状態が「非アクティブ」の場合は、「アクティブ」または「リタイア」を選択できます。
状態が「リタイア」の場合は、「パージ」を選択できます。
アクティブなアグリーメントをエクスポートできます。 HTTPSまたはデジタル署名および暗号化を使用するアグリーメントの場合、ホスト取引パートナのキー・ストア・パスワードはエクスポート・ファイルには含まれません。 これはキー・ストアが各コンピュータに固有であるためです。 したがって、エクスポート・ファイルを別のコンピュータにインポートする場合は、B2Bインタフェースでホスト取引パートナのキー・ストア・パスワードおよびキー・ストアの場所(必要な場合)を再作成する必要があります。 エクスポート・ファイルが再度インポートされている場合や、ターゲット・コンピュータでキー・ストアとその場所が変更されていない場合、キー・ストア・パスワードと場所は、最初に使用したキー・ストアとキー・ストア・パスワードと同一にすることができます。これはホスト取引パートナにのみ適用されます。
アクティブなアグリーメントをエクスポートする手順は、次のとおりです。
「管理」リンクをクリックします。
「デプロイメントの管理」タブをクリックします。
アグリーメント(1つまたは複数)を選択します。
「エクスポート」をクリックします。
システム設定のファイル名はMDS_EXPORT_DD_MM_YYYY.zip
です。ファイルを開くか、保存するかを選択できます。保存する場合は、ファイル名とダウンロード場所を指定できます。 各アグリーメントは、MDS_EXPORT_DD_MM_YYYY.zip
内では個別のZIPファイルです。
アグリーメントのメタデータに応じて、エクスポートには一定の時間がかかります。