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Oracle Daily Business Intelligenceユーザー・ガイド
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B25741-01
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Daily Business Intelligence for Supply Chainの使用

概要

Oracle Daily Business Intelligence for Supply Chainを使用すると、サプライ・チェーン担当者は実績を効率的に測定し、担当しているサプライ・チェーンを継続的に改善できます。さらに、経費節減の機会の特定、納期搬送実績の向上、サイクル時間の短縮、および戦略的な意思決定によって、利益を最大化できます。

共通概念

次の情報は、Oracle Daily Business Intelligence for Supply Chain全体に共通しています。

パラメータ

通常、Oracle Daily Business Intelligence for Supply Chainでは、次のパラメータを使用してデータを表示します。ただし、すべてのレポートでこれらのパラメータをすべて使用するわけではありません。

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

納期

受注明細の納期を使用する「顧客履行管理」および「出荷管理」ダッシュボードに関連するすべてのレポートでは、企業が、顧客への出荷確約日の取得に納期を使用していることが前提になります。

計画出荷日

受注明細の計画出荷日を使用する「顧客履行管理」および「出荷管理」に関連するすべてのレポートでは、企業が、明細の倉庫出荷計画日付を取得するために、計画出荷日を使用していることが前提になります。

確定日

「顧客履行管理」、「出荷管理」および「製品収益記帳およびバックログ」ダッシュボードでは、記帳日のかわりに確定日を使用できます(適切な場合)。確定日は、営業プロセスで受注が「オフライン」で完了するビジネスに使用できます。その一例として、営業担当が顧客に直接面会し、口頭で受注契約に合意する場合があります。このような営業プロセスは、コールセンターでシステムに受注が入力されて完了する場合とは対照的です。

確定日の目的は、販売者と購入者の間で拘束力のある基本契約を作成するために、すべての条件に合意した実際の日付を取得することにあります。この日付は、通常、受注がシステムに入力される前の日付であり、常に、受注がOracle Order Managementに実際に記帳される前の日付になります。

確定日は、通常、受注のヘッダーの受注日がデフォルトとして設定されます。ユーザーは、ヘッダーの受注日を変更することで、受注および受注明細の確定日を変更できます。

受注と出荷のスナップショット

「顧客履行管理」ダッシュボードには、遅延額が表示されます。また、「出荷管理」ダッシュボードには、バックオーダー明細と遅延明細の値が表示されます。

遅延とバックオーダーのデータは、スナップショットとして取得されます。このスナップショットは、システム管理者がOracle Daily Business Intelligenceに対して実行するプロセスで取得されます。したがって、レポートには、プロセスが最後に実行された日付時点での遅延ステータスまたはバックオーダー・ステータスの受注明細が表示されます。

たとえば、レポート上部に入力された日付が8月12日で、プロセスが最後に実行されたのが8月10日とします。日付が8月12日であっても、レポートには8月10日時点で遅延していたデータが表示されます。このため、プロセス実行時のバックオーダー額または遅延額をスナップショットに正確に反映するために、システム管理者はプロセスを毎日実行することをお薦めします。

このスナップショットは、履歴データとしても保存されます。過去の日付を選択すると、その日付の最終スナップショットに基づいてデータが表示されます。たとえば、その日付時点での遅延データが表示されます(スナップショットが作成された日付がスナップショット日になります)。たとえば、本日の日付2005年10月30日をレポートで2004年1月1日に変更した場合は、2004年1月1日時点で作成された最終スナップショットに基づいて遅延データが表示されます。ただし、このスナップショットは、2003年12月31日に作成されていた可能性があります。

遅延は、スナップショットが作成された日付時点のすべての受注が対象になります。これには、選択した期間より前の期間に記帳された受注も含まれるため、「履行実績」レポートでは、期間内の遅延額が記帳済額より大きくなる場合があります。たとえば、遅延している前年度の受注があるとします。この受注が依然として遅延している場合、その受注は、表示している年度内の選択した期間に表示されます。たとえば、今月までに10件の受注が記帳され、金額が46,000でも、遅延額が128,000になる場合があります。遅延額には、(選択した期間内のみではなく)選択した日付時点で遅延しているシステム内のすべての受注が含まれます。

遅延とバックオーダーのトレンド・グラフには、データの推移が表示されます。グラフには、期間内の最新のスナップショットの金額が表示されます。たとえば、「期間」が「月」で、「比較」が「前期間」の場合は、月ごとに最後に記録された(スナップショット)金額が表示されます。月の最終日に記録した金額がない場合は、最後から2番目の日の金額が検索されます。このように、その月の最後の金額がみつかるまで検索されて、他の月の最後の金額と比較されます。

品目レベルの詳細

Oracle Daily Business Intelligence for Supply Chainには、品目レベルでデータを表示できるレポートが多数あります。品目レベルの場合、レポートには次の列も表示されます。

レポート単位

すべてのメジャーは、レポート単位(UOM)でレポートされます。重量、容積および距離に関するすべてのメジャーは、メジャーの種類ごとに、取引単位から単一のレポート単位に換算されます。システム管理者は、Daily Business Intelligence管理者職責を使用してレポート単位を選択できます。ユーザーが「倉庫管理」ダッシュボードを使用する場合、システム管理者は、容積と重量に対してレポート単位を選択できます。また、「輸送管理」ダッシュボードを使用する場合は、距離、容積および重量に対してレポート単位を選択できます。詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』を参照してください。

追加情報

ファクタリング、NULL値、レポート合計などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

注意: 前期間も含めて、レポートの特定の行ですべての列に値が存在しない場合、その行はレポートに表示されません。たとえば、選択した期間と前期間の両方でカテゴリの値が存在しない場合、そのカテゴリは表示されません。

レポート

注意: レポートの詳細は、そのレポートに関連するダッシュボードの説明の項を参照してください。

「顧客履行管理」ダッシュボード

「顧客履行管理」ダッシュボードには、出荷可能品目と出荷不可品目の両方について顧客満足の視点からデータが表示されます。また、このダッシュボードに表示される記帳と履行の金額は、潜在的な収益があることも示しています。

「顧客履行管理」ダッシュボードには、Oracle Order Managementの情報に基づいたレポートが表示されます。このダッシュボードに表示されるのは、顧客受注の情報のみで、社内受注の情報は表示されません。

「顧客履行管理」ダッシュボードを使用すると、次のように顧客の視点から組織の履行実績を監視できます。

「顧客履行管理」ダッシュボードを使用できるのは、サプライ・チェーン・マネージャ職責、Daily Supply Chain Intelligence職責およびDaily Fulfillment Intelligence職責です。

パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

パラメータがダッシュボードの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

追加情報

「顧客履行管理」ダッシュボードのレポートを品目別にレビューする場合、受注ピック(PTO)品目、キット品目および受注組立(ATO)品目は、すべての親品目と子品目が別々に表示されます。モデルは親品目で、オプション、オプション区分、展開品目および構成品目は子品目です。ただし、「上位モデルの履行実績」レポートは例外です。このレポートには、関連するモデルに集計されたすべての子品目の合計額が表示されます。「履行実績」を参照してください。

注意: 子品目は、他のすべての品目と同様に、カテゴリに割り当てられています。子品目は、必ずしも親品目と同じカテゴリに割り当てられていません。つまり、「顧客履行管理」レポートでは、子品目が親品目と同じカテゴリに表示される場合と、異なるカテゴリに表示される場合があります。

「顧客履行管理」ダッシュボードのすべてのレポートでは、サービス品目は除外されます。詳細は、「共通概念」にある「品目」パラメータの説明を参照してください。

「顧客履行管理」ダッシュボードには、遅延している受注明細が納期に従って表示されるレポートがいくつかあります。これらのレポートでは、Oracle Order Managementと同様に、企業が納期と要求日を連動して使用していることが前提になります。詳細は、「納期」を参照してください。

レポートの金額に価格割引は含まれますが、受注の支払条件値引は含まれません。支払条件値引はOracle Order Managementで処理されません。

ファクタリング、NULL値、レポート合計などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

レポートとグラフ

このダッシュボードには、次のレポート・リージョンがあります。

Oracle Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

履行KPI

この項では、履行キー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)について説明します。

KPIの定義

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「顧客履行管理」ダッシュボード」を参照してください。

履行実績

この項では、次のレポートについて説明します。

これらのレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「履行実績」レポートには、選択した期間内に記帳された顧客受注の金額、同じ期間内に履行された顧客受注の金額、および記帳済額対履行済額の比率が表示されます。このレポートを監視することで、記帳された受注と履行された受注の金額を確認できます。このレポートを顧客別または特定の顧客について表示したときは、「記帳済受注明細詳細」レポートにアクセスして、記帳と特定の受注を照合できます。

記帳済額は、受注からの潜在的な収益として表示できます。記帳トレンドは、ある期間における記帳済受注または価格の変動を示します。履行済額は、Oracle Receivablesでの請求準備が整った受注からの潜在的な収益を示します。履行トレンドは、ある期間における受注完了または価格の変動を示します。記帳 - 履行率(記帳 - 請求比率とも呼ばれます)によって、需要と供給のバランスが示されます。

「上位モデルの履行実績」レポートは、受注組立(ATO)品目、受注ピック(PTO)品目またはキット品目を扱うビジネスで有用です。「記帳-履行日数」レポートには、受注の記帳から履行までに要した時間が表示されます。記帳 - 履行日数トレンドを追跡すると、効率的な処理と製品可用性によってサイクル時間が維持されていること、または向上していることを確認できます。「要求出荷リード・タイムのトレンド」レポートには、顧客要求への応答の推移が表示されます。

これらのレポートの対象は、記帳済の顧客受注のみ(返品または社内受注を除く)です(返品データを表示するには、「履行済返品額」を参照)。また、「履行済額」メジャーおよび「記帳-履行日数」レポートでは、受注が履行済であること(履行日があること)も必要です。すべてのレポートは出荷可能品目と出荷不可品目の両方を含みます。ただし、「要求出荷リード・タイムのトレンド」レポートは出荷可能品目のみ含みます。取消済明細(受注数量が0(ゼロ)の明細)は除外されます。たとえば、取り消された記帳済明細は記帳済額に含まれません。

レポート・パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

このレポートには、次のパラメータも表示されます。

パラメータに表示別オプションがリストされるレポートでは、選択した表示別オプションによってレポートの最初の列が制御されます。最初の列は、すべてのデータを集計および表示するコンテキストです。

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

「履行済額」メジャーおよび「記帳-履行日数」レポートを除いて、すべてのレポートでは、受注が記帳された日付を使用してデータをレポートする期間を決定します。「履行済額」メジャーおよび「記帳-履行日数」レポートでは、履行日を使用してデータをレポートする期間を決定します。

記帳日と履行日はOracle Order Managementに格納され、受注には表示されません。

履行実績

このレポートには、記帳された顧客受注明細の金額、履行された顧客受注明細の金額、およびこの2つの金額の比率が表示されます。このレポートを監視することで、記帳された受注と履行された受注の金額を確認できます。 記帳 - 履行率によって、需要と供給のバランスが示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

履行実績トレンド

このレポートには、記帳済額、履行済額および記帳 - 履行率の推移が年別、四半期別、月別または週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「履行実績」を参照してください。

上位モデルの履行実績

このレポートには「履行実績」レポートと同じ列が表示されますが、ATO品目、PTO品目およびキット品目の親品目にはその子品目の金額が含まれます。これらの品目の場合は、親品目(上位モデル)のみが表示され、子品目は表示されません。つまり、ATO品目、PTO品目またはキット品目の子品目が標準品目として個別に販売されない場合、その子品目は「上位モデルの履行実績」レポートに表示されません(子品目が標準品目の場合は、「上位モデルの履行実績」レポートに標準品目として表示されます)。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「履行実績」を参照してください。

上位モデルの履行実績トレンド

このレポートには、上位モデルの履行実績の推移が年別、四半期別、月別または週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「履行実績」を参照してください。

記帳済受注明細詳細

このレポートにアクセスするには、「顧客履行管理」ダッシュボードで「履行実績」レポート・リンクを選択します。「表示別」で「顧客」を選択するか、または「顧客」パラメータで特定の顧客を選択します。 次に「記帳済額」リンクを選択します。このレポートには、次の列が表示されます。

記帳-履行日数

このレポートには、受注明細が記帳から履行までに要した平均サイクル時間が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

記帳-履行日数トレンド

このレポートには、記帳 - 履行日数の推移が年別、四半期別、月別または週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「記帳-履行日数」を参照してください。

要求出荷リード・タイムのトレンド

このレポートには、受注明細の記帳から計画出荷日と要求日までのリード・タイムが表示され、顧客要求への応答の推移が示されます。

このレポートは出荷に関する情報を提供するため、計画出荷日と要求日の両方を持つ出荷可能品目のデータのみ表示されます。この場合、要求日タイプは「出荷」またはブランクです。保証などのサービス品目は出荷不可であるため、このレポートには含まれません。

計算は時間レベルで実行されますが、レポートには5.1日のように日単位で小数第1位まで表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

品目レベルのレポート

品目レベルでレポートを表示すると、次の列も表示されます。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

グラフ

「履行実績トレンド」レポートと「上位モデルの履行実績トレンド」グラフには、次のグラフが含まれます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「顧客履行管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

ATO品目、PTO品目およびキット品目の処理方法に関する一般情報は、「「顧客履行管理」ダッシュボード」にある「追加情報」の項を参照してください。

「上位モデルの履行実績」レポートには、品目レベルで数量または単位は表示されません。一部のビジネス・プロセスでは、PTO品目に金額を持つ子オプション品目があり、上位モデルの履行後に子オプション品目を個別に履行できる場合があります。PTO上位モデルの履行後、子オプション品目の履行前にレポートを表示すると、集計された上位モデルの履行済額には、すべての子品目の金額が含まれません。このため、レポートを使用して単位当たりの平均値を計算(上位モデルの履行済額を履行数量で除算)する場合、表示される上位モデルの金額と数量を使用すると不適切な場合があります。上位モデルおよび関連する子品目の金額と数量は、必要に応じて、「履行実績」レポートに個別に表示できます。

ATOモデルの場合、「記帳-履行日数」、「記帳-履行日数トレンド」および「要求出荷リード・タイムのトレンド」レポートでは、1つの受注明細(構成明細)のみが計算対象になります。ATO品目とその子品目は別々の行にリストされ、1行に1つの子品目が表示されます。ただし、ATO品目はその子品目の組立て後に出荷される単一の品目です。計算で使用される明細は、コンフィギュレータを使用して進行受注処理を完了した後に生成される構成明細です。この明細は、受注に自動的に挿入され、出荷可能な唯一の明細です。このロジックを使用すると明細の重複カウントがないため、サイクル時間やリード・タイムが正確に計算されます。PTOおよびキットの場合は、すべての子品目を異なる時期に出荷または履行できるため、すべての明細が計算に含まれます。

バックログおよび計画遅延額

この項では、次のレポートについて説明します。

バックログと遅延のレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「バックログおよび計画遅延額」レポートには、記帳済だが履行されていない顧客受注明細の金額がバックログとして表示されます。バックログ受注はオープン受注とも呼ばれます。バックログは、パイプラインにあり履行が必要な受注金額の識別に役立ちます。バックログ・トレンドは、記帳済受注の変動を示し、受注の実行に必要な未完了活動の量を示すことができます。

計画遅延額のレポートには、遅延しているオープン受注明細の金額が計画出荷日に従って表示されます。 これらの受注明細は記帳済だが未履行で、選択した日付時点で計画出荷日から遅延しています。納期超過額レポートには、遅延しているオープン受注明細の情報が納期に従って表示されます。遅延出荷は遅滞バックログとも呼ばれます。

バックログと遅延レポートを監視することで、オープン受注のみではなく遅滞(遅延)受注にも集中できます。また、完了および履行が必要な高額の遅滞受注または特定の顧客の遅滞受注を確認できます。さらに、このレポートは、パイプラインで今後発生する(つまり遅延して発生する)収益も示します。遅延受注が増加傾向の場合は、受注実行の業績低下、生産能力の問題、または倉庫の効率低下などの問題が発生している可能性があります。

「バックログ」レポートには、記帳済だが履行されていない受注明細のデータが表示されます。 これに対して遅延レポートには、記帳済だが未履行で、計画出荷日または納期から遅延している受注明細のデータが表示されます。レポートの対象は、記帳済受注(返品を除く)のみです。出荷可能品目と出荷不可品目の両方が含まれます。取消済明細(受注数量が0(ゼロ)の明細)はレポートに含まれません。たとえば、取り消された遅延明細は遅延額に含まれません。社内受注およびクローズ済オーダーは除外されます。

レポート・パラメータ

次のパラメータについては、「パラメータ」を参照してください。

このレポートには、次のパラメータも表示されます。

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

レポートでは、選択した日付を使用してデータをレポートする期間を決定します。たとえば、選択した日付が2003年12月15日の場合、レポートには2003年12月15日時点で遅延またはバックログになっている品目の金額が表示されます。この日付を2003年9月4日に変更すると、2003年9月4日時点の金額が表示されます。

バックログおよび計画遅延額

このレポートには、履行されていない顧客受注明細(オープン受注)の金額、および遅延しているオープン受注明細の遅延額が計画出荷日に従って表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

バックログおよび計画遅延額トレンド

このレポートには、バックログおよび計画遅延額の推移が年別、四半期別、月別および週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「バックログおよび計画遅延額」を参照してください。

計画遅延日数別履行額

このレポートでは、すべてのオープン受注の金額が与える影響やその日数に焦点が当てられるため、マネージャはそれらのオープン受注の履行に集中できます。

このレポートには、次の列が表示されます。

計画遅延額要約

このレポートには、遅延額の詳細が計画出荷日に従って表示されます。 遅延明細の数と金額、遅延数量、現期間と比較期間の間の増減、および遅延平均日数を表示できます。

このレポートには、次の列が表示されます。

計画遅延額詳細

このレポートには、受注番号、明細番号および遅延受注が計画出荷日に従ってリストされます。 受注番号を選択して「受注情報」ページにアクセスし、受注詳細を表示します。

このレポートには、次の列が表示されます。

納期遅延日数別履行額

このレポートには「計画遅延日数別履行額」と同じ情報が表示されますが、遅延に関するデータは納期に従って表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

納期超過額要約

このレポートには、遅延額の詳細が納期に従って表示されます。 遅延明細の数と金額、遅延数量、現期間と比較期間の間の増減、および遅延平均日数を表示できます。

このレポートには、次の列が表示されます。

納期超過額詳細

このレポートには「計画遅延額詳細」と同じ情報が表示されますが、遅延に関するデータは納期に従って表示されます。

納期超過額トレンド

このレポートには、納期超過額の推移が年別、四半期別、月別および週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「納期遅延日数別履行額」を参照してください。

品目レベルのレポート

品目レベルでレポートを表示すると、次の列も表示されます。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

グラフ

「バックログ額トレンド」、「計画遅延額トレンド」および「納期超過額トレンド」グラフには、バックログ額および遅延額の推移が表示されます。

「計画遅延日数別履行額」グラフには、現期間と前期間の年齢バケットの計画遅延額が表示されます。

グラフに表示される遅延データの解釈方法については、「受注と出荷のスナップショット」を参照してください。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「顧客履行管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

納期超過レポートでは、Oracle Order Managementの場合と同様に、企業が納期と要求日を連動して使用していることが前提になります。詳細は、「納期」を参照してください。

遅延額はスナップショットとして取得されます。 遅延額の解釈方法については、「受注と出荷のスナップショット」を参照してください。

バックログ額は選択した日付時点の金額として表示されますが、実際は最新の数量と販売価格を使用して計算されます。たとえば、9月4日時点で受注明細の50品目がバックログであるとします。9月5日に同じ受注明細の数量を25に変更します。この場合、9月4日時点のバックログ・データを表示すると、バックログ額は数量50ではなく25で計算されます。

受注組立(ATO)品目、受注ピック(PTO)品目およびキット品目の処理方法については、「「顧客履行管理」ダッシュボード」にある「追加情報」を参照してください。

履行済返品額

この項では、次のレポートについて説明します。

「履行済返品額」および関連レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「履行済返品額」レポートには、履行済の返品受注明細の数と金額値が表示されます。また、このレポートには、顧客受注明細の履行済額合計に対する返品額を比率で表した返品レートも表示されます。「事由別返品」レポートには、履行済の返品受注明細の事由と金額が表示されます。また、このレポートには、返品額合計に対する、特定の事由による返品の金額の比率も表示されます。「返品詳細」レポートでは、特定の受注、明細番号、顧客および返品日を参照できます。

これらのレポートを監視することで、返品が最も多い品目や最も影響を受ける顧客、返品が最も多く発生している組織、および返品の事由を識別できます。

レポートでは、履行された返品受注のみが対象になります。出荷可能明細と出荷不可明細の両方が含まれます。また、取消済明細(受注数量が0(ゼロ)の明細)と社内受注は計算に含まれません。

レポート・パラメータ

次のパラメータについては、「パラメータ」を参照してください。

レポートには、次のパラメータも表示されます。

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

これらのレポートでは、履行日を使用してデータをレポートする期間を決定します。

履行済返品額

このレポートには、履行済の返品受注明細の数と関連する金額、および返品レートが表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

履行済返品額トレンド

このレポートには、履行済返品額の推移が年別、四半期別、月別または週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「履行済返品額」を参照してください。

事由別返品

このレポートには、履行済の返品受注明細の事由と金額、および事由が存在する返品受注明細の合計に対する比率が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

返品詳細

このレポートには、履行済の返品受注明細の受注番号と明細番号がリストされます。 受注番号を選択して「受注情報」ページにアクセスし、受注詳細を表示します。

このレポートには、次の列が表示されます。

品目レベルのレポート

品目レベルでレポートを表示すると、次の列も表示されます。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

グラフ

「履行済返品額トレンド」グラフには、返品額の推移が表示されます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「顧客履行管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

受注組立(ATO)品目を返品する場合は、Oracle Order Managementで親(上位モデル)品目を返品明細に入力し、元の受注を参照することをお薦めします。ATOのすべての子品目を返品明細に自動的に移入するには、元の受注を参照する必要があります。子品目が返品明細に移入されていない場合、その子品目は前述のレポートの返品額に含まれません。

ATO品目、受注ピック(PTO)品目およびキット品目の処理方法については、「「顧客履行管理」ダッシュボード」にある「追加情報」を参照してください。

「出荷管理」ダッシュボード

「出荷管理」ダッシュボードには、出荷と工程管理の視点から、出荷可能品目に関するデータのみが表示されます。

「出荷管理」ダッシュボードには、Oracle Order Managementの情報に基づいたレポートが表示されます。このダッシュボードの目的は出荷プロセスの実績を示すことにあるため、出荷管理のレポートには、社内受注および外部からの受注の両方が含まれます。

「出荷管理」ダッシュボードを使用して、出荷工程の実績および増減の推移も含めて、倉庫における工程を監視します。

「出荷管理」ダッシュボードを使用できるのは、サプライ・チェーン・マネージャ職責、Daily Supply Chain Intelligence職責およびDaily Fulfillment Intelligence職責です。

パラメータ

「組織」パラメータについては、「共通概念」を参照してください。

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

追加情報

出荷管理のレポートに表示されるのは、出荷可能品目の情報のみです。受注組立(ATO)品目の場合、受注で出荷可能なのは構成(組立)品目のみです。したがって、その受注明細のみがレポート計算の対象となります。受注ピック(PTO)品目およびキット品目の場合は、出荷可能なすべての明細がレポートに含まれます。保証などのサービス品目は出荷不可であるため、レポートには含まれません。

注意: ATO品目、PTO品目およびキット品目の場合、子品目は、他のすべての品目と同様に、カテゴリに割り当てられています。子品目は、必ずしも親品目と同じカテゴリに割り当てられていません。つまり、レポートでは、子品目が親品目と同じカテゴリに表示される場合と、異なるカテゴリに表示される場合があります。

「出荷管理」ダッシュボードには、納期より遅れて出荷された受注明細を表示するレポートも含まれます。これらのレポートでは、Oracle Order Managementと同様に、企業が納期と要求日を連動して使用していることが前提になります。詳細は、「納期」を参照してください。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

レポートとグラフ

このダッシュボードには、次のレポート・リージョンがあります。

Oracle Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

出荷KPI

この項では、出荷キー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)について説明します。

KPIの定義

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「出荷管理」ダッシュボード」を参照してください。

出荷実績

この項では、次のレポートについて説明します。

「出荷済明細実績」および関連レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「出荷済明細実績」および関連レポートには、出荷済受注明細の総数が示されるため、倉庫における活動が増加しているか、それとも減少しているかを判別できます。さらに、これらのレポートには、早期、期限内または遅延の出荷済受注明細数が表示されるため、計画に対する出荷実績が向上しているか、それとも悪化しているか、さらに、出荷実績が最高または最低の組織を確認できます。 また、レポートには計画出荷日または納期から遅れている受注明細の比率も表示されます。詳細レポートでは、特定の受注を参照できます。これらのレポートを監視することで、受注実行プロセスの管理を強化できます。

レポートの対象は、出荷済(返品を除く)の受注明細と、出荷可能品目がある受注明細のみです。レポートでは、実績出荷日を使用して明細が出荷済かどうかが判断されます。実績出荷日は、Oracle Shippingの搬送明細詳細に記録および表示された日付です。このレポートの目的は全受注の出荷プロセスの実績を示すことにあるため、社内受注および外部からの受注の両方が含まれます。

レポート・パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

このレポートには、次のパラメータも表示されます。

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

これらのレポートでは、搬送明細詳細の実績出荷日を使用してデータをレポートする期間が決まります。

出荷済明細実績

このレポートには、出荷済の受注明細の総数とその数量、計画出荷日および納期より遅れて出荷された受注明細の比率が表示されます。 このページから、Oracle Order Managementの「受注情報」ページに特定の受注を表示できます。 このレポートを監視することで、出荷プロセスの実績を評価できます。

このレポートには、次の列が表示されます。

出荷済明細実績トレンド

このレポートには、出荷済明細の数、計画出荷日より遅れて出荷された明細の比率および納期より遅れて出荷された明細の比率が、年別、四半期別、月別および週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「出荷済明細実績」を参照してください。

計画遅延出荷済明細要約

このレポートには、計画出荷日より遅れて出荷された明細の情報が表示されます。 遅延受注明細、遅延出荷の数量、遅延受注明細の比率、遅延平均日数および記帳 - 出荷の平均日数を表示して監視できます。

このレポートには、次の列が表示されます。

計画遅延出荷済明細詳細

このレポートには、遅れて出荷された受注の番号と明細が計画出荷日に従ってリストされます。 受注番号を選択して「受注情報」ページにアクセスし、受注詳細を表示します。

このレポートには、次の列が表示されます。

納期超過出荷済明細要約

このレポートには、納期より遅れて出荷された明細の情報が表示されます。 遅延受注明細の数、遅延出荷の数量、遅延受注明細の比率、遅延平均日数および記帳 - 出荷の平均日数を表示して監視できます。

このレポートには、次の列が表示されます。

納期超過出荷済明細詳細

このレポートには、納期より遅れて出荷された受注の番号と明細がリストされます。 受注番号を選択して「受注情報」ページにアクセスし、受注詳細を表示します。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「計画遅延出荷済明細詳細」を参照してください。

計画期限内出荷済明細トレンド

このレポートには、出荷済明細数のトレンドが出荷計画明細数と比較して表示されます。 また、計画出荷日に対して早期、遅延および期限内に出荷された明細の比率のトレンドも表示されます。 トレンドは、年別、四半期別、月別および週別に表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

品目レベルのレポート

品目レベルでレポートを表示すると、次の列も表示されます。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

グラフ

「出荷済明細実績トレンド」には、出荷済明細の金額、計画遅延出荷済明細の比率、および納期超過出荷済明細の比率が表示されます。

「計画期限内出荷済明細トレンド」には、早期、遅延および期限内に出荷された明細の内訳、出荷済明細の総数と計画明細の総数の比較、および早期、遅延および期限内に出荷された明細合計の比率が表示されます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「出荷管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

受注組立(ATO)品目、受注ピック(PTO)品目およびキット品目の処理方法については、「「出荷管理」ダッシュボード」にある「追加情報」を参照してください。

記帳-出荷日数

この項では、次のレポートについて説明します。

「記帳対出荷(日数)」および関連レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「記帳-出荷日数」および関連レポートには、受注の確定または記帳から品目の出荷までに要した時間に関する情報が表示されます。確定日が使用できない場合は、記帳日が使用されます。記帳日は受注明細から取得されます。このレポートを使用すると、受注管理、製造、ピッキングおよび出荷の各プロセスの統合および速度を評価できます。このメジャーを追跡することで、組織のサイクル時間を判別できます。また、このレポートには、在庫カテゴリ別、品目別または顧客別にサイクル時間が表示され、サイクル時間を長くしている要因やそれによって影響を受ける顧客を判別できます。

これらのレポートでは、出荷済の受注明細が対象になります。レポートの対象は、出荷済(返品を除く)の受注明細と、出荷可能品目がある受注明細のみです。レポートでは、実績出荷日を使用して明細が出荷済かどうかが判断されます。実績出荷日は、Oracle Shippingの搬送明細詳細に記録および表示された日付です。社内受注および外部からの受注の両方が含まれます。

レポート・パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

このレポートには、次のパラメータも表示されます。

ページ・パラメータ(期間を含む)がページやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

レポートでは、搬送明細詳細の実績出荷日を使用してデータをレポートする期間を決定します。

記帳対出荷(日数)

このレポートには、受注の記帳から品目の出荷までに要した時間に関する情報が表示されます。このレポートを使用すると、受注管理、製造、ピッキングおよび出荷の各プロセスの統合および速度を評価できます。 このメジャーを追跡することで、在庫切れ品目、プロセス間の情報伝達の遅れなど、製造に関する問題を検出できます。

このレポートには、次の列が表示されます。

記帳対出荷(日数)トレンド

このレポートには、記帳 - 出荷サイクル時間の平均が、年別、四半期別、月別および週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「記帳対出荷(日数)」を参照してください。

記帳-出荷年齢調べ

このレポートには、出荷済受注明細の数が記帳 - 出荷日数別(年齢バケット)に表示されます。 たとえば、記帳後1日で出荷された明細、および記帳後1週間で出荷された明細を表示できます。 また、明細合計数に対する各バケットの比率も表示できます。

このレポートには、次の列が表示されます。

品目レベルのレポート

品目レベルでレポートを表示すると、次の列も表示されます。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

グラフ

「記帳-出荷日数トレンド」には、記帳 - 出荷サイクル時間の推移が日単位で表示されます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「出荷管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

受注組立(ATO)品目、受注ピック(PTO)品目およびキット品目の処理方法については、「「出荷管理」ダッシュボード」にある「追加情報」を参照してください。

計画遅延実績

この項では、次のレポートについて説明します。

計画遅延とバックオーダーのレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

計画遅延のレポートには、確定済または記帳済だが(確定日が使用できない場合は、記帳日が使用されます)未出荷で遅延している(計画出荷日から遅延している)受注明細の数が示されます。また、レポートには、品目別、組織別、在庫カテゴリ別または顧客別に平均遅延日数も表示されます。未出荷明細とは、搬送明細詳細に実績出荷日がなく、完全に取り消されたりクローズされていない出荷可能明細です。このような遅延出荷は遅滞バックログとも呼ばれます。レポートでは、特定の受注も参照できます。

このレポートを監視することで、未出荷の計画済受注明細の数を計画出荷日別に評価し、出荷プロセスの実績を評価できます。また、遅延受注明細数を前期間と比較して、遅延明細の量の変動を判別し、トレンドが改善されているかどうかを確認できます。

バックオーダーのレポートには、関連する倉庫搬送詳細明細がバックオーダー・ステータスの受注明細の数がバックオーダー数量とともに示されます。

これらのレポートには、記帳済だが出荷されていない受注明細のデータが表示されます。レポートの対象は、確定済または記帳済の受注(返品を除く)と、出荷可能品目がある受注明細のみです。取消済明細(受注数量が0(ゼロ)の明細)はレポートに含まれません。(たとえば、取り消された遅延明細は遅延額に含まれません)。社内受注および外部からの受注が含まれます。クローズ済オーダーは除外されます。

レポート・パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

このレポートには、次のパラメータも表示されます。

ページ・パラメータ(期間を含む)がページやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

これらのレポートでは、確定日または記帳日を使用してデータをレポートする期間を決定します。

計画遅延日数別明細数

このレポートには、遅延受注明細、および明細の合計数に対する比率が表示されます。 また、現期間と前期間の差異、および対応する比率も表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

計画遅延明細数トレンド

このレポートには、遅延明細数の推移が年別、四半期別、月別および週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「計画遅延日数別明細数」を参照してください。

計画遅延明細数要約

このレポートには、遅延出荷の詳細が計画出荷日に従って表示されます。 遅延明細の数、遅延出荷の数量、現期間と前期間の間の増減、および遅延平均日数を表示および監視できます。

このレポートには、次の列が表示されます。

計画遅延明細数詳細

このレポートには、遅延明細数の推移が年別、四半期別、月別および週別に表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

バックオーダー要約

このレポートには、バックオーダーの受注明細、品目および数量が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

バックオーダー詳細

このレポートには、バックオーダーの受注番号、明細番号、品目数、顧客、遅延日数、要求日および計画出荷日がリストされます。 受注番号を選択して「受注情報」ページにアクセスし、受注詳細を表示します。

このレポートには、次の列が表示されます。

バックオーダー・トレンド

このレポートには、バックオーダーの受注明細と品目の数の推移が年別、四半期別、月別および週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「バックオーダー要約」を参照してください。

品目レベルのレポート

品目レベルでレポートを表示すると、次の列も表示されます。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

グラフ

「計画遅延明細数トレンド」には、遅延明細数の推移が表示されます。

「バックオーダー・トレンド」には、バックオーダー明細と品目の数の推移が表示されます。

バックオーダーと遅延データの解釈方法については、「受注と出荷のスナップショット」を参照してください。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「出荷管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

バックオーダー明細および遅延明細は、スナップショットとして取得されます。 バックオーダーと遅延データの解釈方法については、「受注と出荷のスナップショット」を参照してください。

受注組立(ATO)品目、受注ピック(PTO)品目およびキット品目の処理方法については、「「出荷管理」ダッシュボード」にある「追加情報」を参照してください。

「在庫管理」ダッシュボード

「在庫管理」ダッシュボードを使用して、在庫金額や在庫回転率、および循環棚卸精度に関する情報を表示します。

「在庫管理」ダッシュボードでは、次のアプリケーション領域からの情報が使用されます。

パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

レポートとグラフ

このダッシュボードには、次のレポート・リージョンがあります。

Oracle Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

在庫管理KPI

この項では、在庫キー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)について説明します。

KPIの定義

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「在庫管理」ダッシュボード」を参照してください。

在庫管理

この項では、次のレポートについて説明します。

これらのレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「在庫額要約」レポートには、手持在庫、仕掛中(WIP)在庫および移動中在庫で構成される期末在庫合計、および手持、移動中または仕掛中の各金額の変動が表示されます。これらの金額を品目別に表示することもできます。このレポートには、企業内の組織について組織別に在庫レベルが表示されます。「タイプ別在庫額」には、期末在庫合計に対する手持、WIPおよび移動中在庫の金額の比率が円グラフで表示されます。

次のレポートには、在庫金額に関する詳細が組織別に表示されます。

レポート・パラメータ

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

在庫の全レポートでは、取引日を使用して在庫金額をレポートする期間を決定します。また、すべての返品は返品取引日に反映されます。

ショップ型製造で生産された品目は組立品と呼び、プロセス製造で生産された品目は製品、連産品または副産物と呼びます。

在庫額要約

このレポートには期末在庫の合計が表示されます。これには、手持在庫、仕掛中(WIP)在庫および移動中在庫が含まれます。 また、組織別、在庫カテゴリ別および品目別に在庫レベルが表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

在庫額トレンド

このレポートには、手持在庫、仕掛中(WIP)在庫および移動中在庫を含む期末在庫合計の推移が年別、四半期別、月別または週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「在庫額要約」を参照してください。

タイプ別在庫額

このレポートには、期末在庫合計に対する手持在庫、仕掛中(WIP)在庫および移動中在庫の金額の比率が円グラフで表示されます。

このレポートには、次が表示されます。

手持在庫詳細

このレポートには、使用可能在庫の金額が組織別、保管場所別、在庫カテゴリ別または品目別に表示されます。 数量は品目レベルで表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

レポートを品目別に表示すると、次の列も表示されます。

移動中在庫詳細

このレポートには、組織間を移動中の在庫の金額が表示されます。 金額は、所有組織別、在庫カテゴリ別または品目別に表示できます。 数量は品目レベルで表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

レポートを品目別に表示すると、次の列も表示されます。

グラフ

「合計額」グラフには、選択した組織内の各組織について、現期間と前期間の在庫金額合計が表示され、関連する「在庫額トレンド」グラフには、在庫金額合計の推移が表示されます。「タイプ別在庫額」グラフには、在庫金額合計に対するタイプ別(WIP、移動中または手持)の期末在庫金額の比率が円グラフで表示されます。

「手持額」グラフには、選択したパラメータ別に品目の手持額が表示されます。

「移動中価額」には、選択したパラメータ別に品目の移動中価額が表示されます。

「在庫内訳」グラフには、選択した組織内の各組織について、手持、WIPおよび移動中の各在庫金額の内訳とともに、現期間と前期間の在庫金額合計が表示されます。関連するトレンド・レポートには、この情報の推移が表示されます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「在庫管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

在庫金額の分類には、在庫機能領域のカテゴリ・セットで定義されたカテゴリが使用されます。

在庫カテゴリへの品目の割当ては、マスター組織レベルまたは各組織レベルで制御できます。Oracle Daily Business Intelligenceでは、Oracle Inventoryで設定されたカテゴリ割当てが使用されます。品目がマスター組織レベルでカテゴリに割り当てられている場合、全組織の全在庫は、そのマスター組織内のカテゴリ別にレポートされます。品目が各組織レベルでカテゴリに割り当てられている場合、在庫は、そのカテゴリが割り当てられている各組織でレポートされます。

在庫カテゴリがマスター組織レベルで割り当てられている場合、各品目は、次の例に示すように各組織内で同様に分類されます。

マスター組織レベルで割り当てられた在庫カテゴリの例
品目 組織 在庫カテゴリ
品目1 500 USドル 組織1 カテゴリ1
品目1 700 USドル 組織2 カテゴリ1
品目2 300 USドル 組織2 カテゴリ3
品目4 400 USドル 組織2 カテゴリ1
合計: 1,900 USドル    

全組織のカテゴリ別の在庫金額は次のようになります。

全組織のカテゴリ別の在庫金額
カテゴリ 合計額
カテゴリ1 1600 USドル
カテゴリ3 300 USドル
各組織レベルで割り当てられた在庫カテゴリの例
品目 組織 在庫カテゴリ
品目1 500 USドル 組織1 カテゴリ1
品目1 700 USドル 組織2 カテゴリ2
品目2 300 USドル 組織2 カテゴリ3
品目4 400 USドル 組織2 カテゴリ1
合計: 1,900 USドル    
全組織のカテゴリ別の在庫金額
カテゴリ 合計額
カテゴリ1 900 USドル
カテゴリ2 700 USドル
カテゴリ3 300 USドル

つまり、カテゴリがマスター組織で制御されているか、各組織レベルで制御されているかに関係なく、在庫金額は常にその在庫を保有する組織に基づいてカテゴリ別にレポートされます。

在庫品目の分類と割当て方法の詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』を参照してください。

在庫回転率

この項では、次のレポートについて説明します。

「在庫回転率トレンド」グラフには、組織全体と比較した在庫回転率が示されます。在庫金額がマイナスの数の場合、その部分は円グラフにプロットされません。

「在庫回転率」レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「在庫回転率」レポートでは、特定期間内に特定の組織(または全組織)の在庫が回転した(つまり、消費された)回数として測定されます。また、在庫投資(平均手持在庫金額)に関連する年間売上原価も表示されます。

Oracle Process Manufacturingでは、在庫回転率の値は、Oracle Process Manufacturing(OPM)受注履行ではなくOracle Order Managementのデータから取得されます。

レポート・パラメータ

レポート・ヘッダーと計算方法

この項では、「在庫回転率」レポートと「在庫回転率トレンド」レポートについて説明します。

「年間」とは、選択した期間内のデータが会計年度全体に按分されることを意味します。たとえば、「期間」が「四半期」の場合、年間在庫回転率は、四半期のそれまでのデータに基づいた会計年度全体の在庫回転率になります。

在庫回転率に組織間転送は含まれません。社内受注の場合、会社間取引で出荷ネットワークが使用できないとき、その取引は在庫回転率に含まれません。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

在庫回転率

このレポートには、特定期間内に在庫が回転した(つまり、消費された)回数が、会計年度全体の年間回転率として算出されて表示されます。 この計算は、在庫投資(平均手持在庫金額)に関連する売上原価(COGS)に基づいて行われます。 このレポートは、在庫の消費率と適切な在庫レベルのバランスを維持するための業務指標として使用できます。

このレポートには、次の列が表示されます。

在庫回転率トレンド

このレポートには、在庫回転率の推移が年別、四半期別、月別または週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「在庫回転率」を参照してください。

グラフ

「在庫回転率」グラフには、組織別の在庫回転率が前期間または前年度と比較して表示されます。

「在庫回転率トレンド」グラフには、選択した全組織の年間在庫回転率の推移が表示されます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「在庫管理」ダッシュボード」を参照してください。

「計画在庫回転率」レポートについては、「計画実績」を参照してください。

追加情報

次の表に、在庫回転率の計算例を示します。ここでは、日付パラメータが2002年2月15日、期間が「週」(つまり、週の開始が2月11日で、本日日付が2月15日)です。

在庫回転率の計算例
日付 在庫金額合計(単位: 千) COGS(単位: 千)
2002年2月11日 37,132 164
2002年2月12日 36,968 164
2002年2月13日 39,851 164
2002年2月14日 39,726 125
2002年2月15日 39,578 0
平均日次最終在庫: 39,251  
COGS合計: 617
2002年2月15日の週の年間COGS: 32,172
回転率: 0.8

この表に示すように、週累計の平均日次最終在庫は38,651(単位: 千)です。週累計のCOGS合計は617ですが、年間COGS(会計年度全体)は32,172です。年間COGSを平均日次在庫で除算すると、在庫回転率は0.8になります。

在庫組織が新規(選択した期間内に作成)の場合、その在庫組織は最初の受入日までレポートに表示されません。その組織で在庫を受け入れた場合でも、組織から最初の出荷が発生するまで在庫回転率は0です。次の表に例を示します。

在庫回転率0(ゼロ)の例
月数 平均日次在庫 年間COGS 在庫回転率
2002年1月 *
2002年2月 *
2002年3月 4,258 0 0.0
2002年4月 6,547 1361 0.2

この表の例では、1月〜3月の間に在庫組織が作成されています。3月に、組織では金額4,258の在庫を受け入れます。この時点では組織から出荷された在庫がないため、COGSおよび回転率は0(ゼロ)です。4月には出荷された在庫があるため、COGSおよび回転率が計算されています。

循環棚卸

この項では、次のレポートについて説明します。

循環棚卸のレポートを使用して、組織の在庫循環棚卸の精度に関する情報を表示します。主要なメトリックは、ヒット/ミス精度、総調整率および完全一致率です。

これらのレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

レポート・パラメータ

レポート・ヘッダーと計算方法

この項では、循環棚卸精度のレポートについて説明します。

循環棚卸精度

このレポートには、完了済および承認済の循環棚卸入力に関連する取引が表示されます。 データは、組織別、保管場所別、在庫カテゴリ別、品目別、循環棚卸別および循環棚卸区分別に表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

循環棚卸精度トレンド

このレポートには、アクセス権があるすべての組織を対象にして、ヒット/ミス精度、総調整率および一致率のトレンドが表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「循環棚卸精度」を参照してください。

ヒット/ミス要約

このレポートには、ヒット/ミス精度詳細の要約が表示されます。これには、特定の在庫カテゴリの各品目に対して入力された循環棚卸入力の総数、ヒットの総数とヒット率、完全一致の総数と完全一致率、およびミスの総数とミス率が含まれます。

このレポートには、次の列が表示されます。

循環棚卸調整要約

このレポートには、循環棚卸プロセスで、特定のカテゴリにある品目のシステム数量と金額に対して実施された調整の詳細が表示されます。 このレポートでは、循環棚卸調整要約が組織別、保管場所別、在庫カテゴリ別、品目別、循環棚卸別および循環棚卸区分別に表示されます。 また、表には、入力の総数、調整入力の数、循環棚卸時点のシステム在庫価額、総調整率および純調整率が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

循環棚卸調整詳細

このレポートには、循環棚卸プロセスで特定の品目に対して実際に実施された調整の詳細が表示されます。これには、過不足に対する調整の数が含まれます。

このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

品目別にレポートを表示すると、次の列も表示されます。

グラフ

「ヒット/ミス精度」グラフでは、在庫カテゴリ全体または選択したパラメータのヒット/ミス精度を比較します。関連するトレンド・グラフには、この比較の推移が表示されます。

「ヒット率」グラフでは、在庫カテゴリ全体または選択したパラメータのヒット率を比較します。

「ミス率」グラフでは、在庫カテゴリ全体または選択したパラメータのミス率を比較します。

「完全一致率」グラフでは、在庫カテゴリ全体または選択したパラメータの完全一致率を比較します。関連するトレンド・グラフには、この比較の推移が表示されます。

「総調整トレンド」グラフには、一定期間内の総調整値とレートが表示されます。

「総調整率」グラフでは、在庫カテゴリ全体またはパラメータ別の他のビューの総調整率と、前年度または前期間の値を比較します。

「純調整率」グラフでは、在庫カテゴリ全体または選択したパラメータのミス率を比較します。

「調整額合計」グラフでは、循環棚卸時に品目に対して実施されたプラスの調整額合計とマイナスの調整額合計を比較します。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「在庫管理」ダッシュボード」を参照してください。

「製造管理」ダッシュボード

「製造管理」ダッシュボードを使用して、製造実績を表示します。

「製造管理」ページでは、次のアプリケーション領域および取引からの情報が使用されます。

レポートには、ライン型製造オーダーおよびフロー・スケジュールの両方が含まれます(ただし、「生産資源差異」レポートと「生産資源効率」レポートにフロー・データはありません。追加情報は、「生産資源差異」を参照してください)。レポートでは返品が考慮されます。たとえば、WIP組立値からWIP返品値が減算されます。

Oracle Shop Floor Managementの製造オーダー、プロジェクト製造データおよび非標準製造オーダーは、レポートから除外されます。

「製造管理」ダッシュボードを使用できるのは、サプライ・チェーン・マネージャ職責、Daily Supply Chain Intelligence職責およびDaily Manufacturing Intelligence職責です。

パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

レポートとグラフ

このダッシュボードには、次のレポート・リージョンがあります。

Oracle Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

製造管理KPI

この項では、製造管理キー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)について説明します。

KPIの定義

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「製造管理」ダッシュボード」を参照してください。

計画対生産

この項では、次のレポートについて説明します。

「計画対生産」および関連レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「計画対生産」と関連レポートでは、特定の計画の詳細を取得し、同じ日付または同じ期間内の計画生産数と実績生産数を比較します。Oracle Daily Business Intelligenceの実装時に、比較対象の基本編成として1つ以上の計画が選択されています(受注や供給のステータス変更を反映するために生産計画は毎日のように頻繁に変更されるため、計画の基本編成を使用すると、初期計画の不変のスナップショットと実績生産額を比較できます)。基本編成は、Oracle Advanced Supply Chain Planningの計画から作成されます。また、基本編成は実装時に設定され、必要に応じて変更できます。

レポート・パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

計画対生産のレポートでは、仕掛(WIP)完了日を使用して生産済標準値と実績生産額をレポートする期間を決定します。

現行原価は、Oracle Daily Business Intelligenceによって基本編成計画が収集された時点の最新の品目原価で、Oracle Cost Managementから取得されます(これは、レポート用に計画が収集された時点の品目原価であるため、必ずしも計画が作成された時点の品目原価ではありません)。

レポートから非標準製造オーダーは除外されますが、経費品目は含まれます。資産品目は、完了時に費用勘定保管場所に移動できません。返品取引日時点で、すべてのWIP組立値からWIP返品取引値が減算されます。

次の説明にあるWIP完了は、Oracle Process Manufacturingのショップ型製造における組立完了を意味し、製品完了、連産品完了または副産物完了と呼びます。WIP完了は、数量が完了して在庫に転送されると発生します。

品目に計画数量はあるがWIP完了がない場合、その品目の実績数量と生産量は0(ゼロ)になります。ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

計画対生産

「計画対生産」レポートには、計画標準値、生産済標準値、およびこの2つの値の比率がパーセントで表示されます。実績生産額も表示されます。これには、未計画の品目が含まれる場合があります。

このレポートでは、生産額と基本編成計画額が比較されます。 基本編成計画額は、確定および計画オーダーの数量に品目原価を乗算した値です。 生産額は、組立が完了して在庫になるまでの原価です。 Oracle Advanced Supply Chain Planningから計画を選択し、その基本編成を作成して、生産額と比較します。

「計画対生産」レポートを使用すると、基本編成計画に対して生産を監視し、未計画の生産または計画との偏差を制御できます。

このレポートには、次の列が表示されます。

実際の生産製造オーダー詳細

レポートを品目別に表示しているときに、「組織」が「すべて」以外で「期間」が「週」または「月」の場合は、実績値を選択して「実際の生産製造オーダー詳細」レポートを表示できます。このレポートには、すべての製造オーダー・ステータスについて、完了数量と実績値に関する情報が表示されます。このレポートはOracle Applicationsから直接データを抽出するため、製造オーダーのリアルタイムのステータスが表示されます。このレポートから、「製造オーダー情報」レポートにアクセスできます。

計画対生産トレンド

このレポートには、計画対生産の比率の推移が年別、四半期別、月別および週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「計画対生産」を参照してください。

累計計画対生産

このレポートには、ある期間における累計生産額の推移が累計計画額と比較して表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

グラフ

「計画対生産トレンド」には、計画対生産率の推移が表示されます。

「生産額トレンド」には、選択した組織における実績生産額の推移が表示されます。

「累計計画対生産」には、選択した組織における期間内の累計計画標準値と累計生産済標準値が表示されます。これらの値は、選択した期間の終了日までに計画を達成するために必要な生産量の確認に役立ちます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「製造管理」ダッシュボード」を参照してください。

「計画遅延明細数要約」レポートについては、「計画遅延日数別明細数」を参照してください。

追加情報

計画値は、Oracle Advanced Supply Chain Planningの特定の期間バケットに対して使用可能です。ただし、レポートに表示される期間は、実際の期間バケットより短い場合があります。たとえば、計画対生産の週別の数値を表示するときに、計画期間バケットが月次の場合があります。別の例として、8月15日までの四半期累計データを表示するとします。計画バケットは月次ですが、8月15日までのデータを表示するため、8月の計画期間バケットの一部のみが表示されます。

このような場合、表示する期間の計画値をそのまま使用することはできません。かわりに、Oracle Advanced Supply Chain Planningの計画バケットに従って、各日の値が按分されます。製造組織と同様に、計画を所有する組織の非勤務日は無視されます。Oracle Daily Business Intelligenceのエンタープライズ・カレンダに従って、すべての組織について値が按分されます。

たとえば、次のように、組織によってカレンダが異なるとします。

Oracle Advanced Supply Chain Planningには、独自の計画バケットがあります。たとえば、組織1で毎週56品目を製造する計画があるとします。Oracle Daily Business Intelligenceのカレンダで週7日が使用されている場合、「製造管理」ダッシュボードでは、組織1の56品目が週7日に按分されます。この例では、1日の計画数は8になります。実際の生産数はこの数から増減する場合があり、その生産数は製造の実績日にレポートされます。

金額が機能通貨以外の通貨で表示される場合は、通貨換算レートが金額に適用されます。実績値の場合は、WIP完了または返品の日付に関連付けられているレートが適用されます。計画標準値および生産済標準値の場合は、レポート用に品目原価が収集された日付に関連付けられているレートが適用されます。計画標準値と生産済標準値に同じレートが適用されるため、これらの値を比較できるようになります。

レポートでは、過剰完了も他の完了と同様に処理されます。

原材料使用量差異

この項では、次のレポートについて説明します。

「原材料使用量差異」レポートおよび関連するレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「原材料使用量差異」レポートには、組織または在庫カテゴリのすべての完了製造オーダーについて原材料消費の標準原価と実際費用が表示されます。また、このレポートには、標準原価合計に対する差異(金額と比率)も表示されます。このレポートを使用すると、完了製造オーダーで消費した原材料の原価を品目、在庫カテゴリ、期間または組織ごとに標準値と比較して監視および制御できます。

完了製造オーダーは、これ以上賦課が発生しない製造オーダーです。完了製造オーダーには、クローズ済、完了-チャージなし、および取消済の製造オーダーがあります(Oracle Process Manufacturingでは、製造オーダーはバッチと呼ばれます。「追加情報」を参照)。差異は、標準原価計算組織と実際(平均)原価計算組織の両方について表示されます。

レポート・パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

「原材料使用量差異」レポートでは、製造オーダー完了日を使用して使用量をレポートする期間を決定します。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

原材料使用量差異

このレポートでは、完了製造オーダーに賦課される実績原材料原価が標準資材原価と比較され、すべての完了製造オーダー(ステータスが「完了-チャージなし」、「取消」または「クローズ済」の製造オーダー)について、その差異金額と差異比率が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

原材料使用量製造オーダー詳細

レポートを品目別に表示しているときに、「組織」が「すべて」以外で「期間」が「週」または「月」の場合は、差異金額値を選択して「原材料使用量製造オーダー詳細」レポートにアクセスできます。このレポートを使用すると、原材料消費原価を完了製造オーダーごとに標準値と比較して監視および制御できます。このレポートから、「製造オーダー情報」レポートにアクセスできます。

原材料使用量差異トレンド

このレポートには、原材料使用量差異(金額と比率)のトレンドが年別、四半期別、月別および週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「原材料使用量差異」を参照してください。

グラフ

「原材料使用量差異トレンド」グラフには、差異パーセントの推移が表示されます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「製造管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

Oracle Process Manufacturingでは、製造オーダーはバッチと呼ばれます。Oracle Process Manufacturing(OPM)のバッチには複数の製品が含まれる場合があり、連産品と呼ばれます。バッチで連産品を生産する場合は、原材料差異の計算時に生産量合計を使用して資材所要量を測定するのは不十分です。これは、連産品の資材所要量と原価は異なる場合があるためです。バッチで連産品が実際に生産された結果、連産品の比率が計画と異なる場合、その原因は原材料使用量差異の計算にあるとみなされます。Oracle Daily Business Intelligenceでレポートに表示するためのデータをOracle Process Manufacturingから抽出するときは、連産品の原価配賦係数を使用して数量に加重されます。たとえば、製品Aの原価配賦係数は製品Bより大きく、原料の標準数量を使用して各製品を10ユニットずつ生産するように計画したとします。製品Aを9ユニット、製品Bを11ユニットを生産した場合は、マイナスの原材料差異が生じます。製品Aを11ユニット、製品Bを9ユニットを生産した場合は、プラスの原材料差異が生じます。

金額が機能通貨以外の通貨で表示される場合は、通貨換算レートが金額に適用されます。換算に使用される通貨換算レート基準日は、製造オーダーが完了した日付です(つまり、標準値と実績値に同じレートが適用されるため、これらの値を比較できます)。

レポートでは、過剰完了も他の完了と同様に処理されます。

製造原価差異

この項では、次のレポートについて説明します。

製造原価差異のレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

これらのレポートを使用して、品目、在庫カテゴリ、期間または組織ごとに原価を標準値と比較して監視および制御できます。

レポート・パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

ページ・パラメータ(期間を含む)がページやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

「製造原価差異」レポートでは、製造オーダー・クローズ日を使用して原価差異をレポートする期間を決定します。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

製造原価差異

「製造原価差異」レポートには、特定期間内の全クローズ済製造オーダーについて、標準原価と実際費用、およびその差異が組織別および在庫カテゴリ別に表示されます。これらの原価には、原材料、生産資源、外注加工費および間接費が含まれます。また、レポートには、標準金額と実績金額の差異、および標準原価に対する実際費用の比率も表示されます。

Oracle Applicationsと同様に、差異は標準原価計算組織について表示されます。平均原価計算組織について差異が表示されるのは、Oracle Cost Managementでクローズ済製造オーダーの差異をレポートするように設定されている場合のみです。

このレポートには、次の列が表示されます。

レポートを品目別に表示すると、「完了数量」列も表示されます。 この列には、クローズ済製造オーダーから取得された、完了した品目の数量が表示されます(この数量は、Oracle Work in Processの「製造オーダー履歴」タブ・リージョンの「ショップ型製造オーダー」ウィンドウにある「完了数量」から取得されます)。

製造原価製造オーダー詳細

レポートを品目別に表示しているときに、「組織」が「すべて」以外で「期間」が「週」または「月」の場合は、差異金額値を選択して「製造原価製造オーダー詳細」レポートにアクセスできます。このレポートを使用すると、原価を製造オーダーごとに標準値と比較して監視および制御できます。このレポートから、「製造オーダー情報」レポートにアクセスできます。

製造原価差異トレンド

このレポートには、ある期間におけるすべてのクローズ済製造オーダーについて、原価差異(金額と比率)のトレンドが年別、四半期別、月別および週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「製造原価差異」を参照してください。

グラフ

製造原価差異のグラフには、差異金額と差異パーセントの推移が表示されます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「製造管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

金額が機能通貨以外の通貨で表示される場合は、通貨換算レートが金額に適用されます。換算に使用される通貨換算レート基準日は、製造オーダーがクローズした日付です(つまり、標準値と実績値に同じレートが使用されるため、これらの値を比較できます)。

現行未認識差異

この項では、次のレポートについて説明します。

これらのレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「現行未認識差異」レポートには、賦課される実際費用が標準原価合計を超える任意のオープン製造オーダーについて、データの最終更新日時点の標準原価と実際費用が表示されます(製造オーダーは完了している場合と完了していない場合があります。クローズされていないすべての製造オーダーが含まれます)。データの最終更新日は、レポートに表示するために情報をOracle Applicationsから収集した最後の日付です。通常、情報は毎日収集されます。収集する頻度は、管理者がスケジュールします。原価は、組織別および在庫カテゴリ別に表示できます。また、レポートには、標準原価合計に対する差異が金額と比率で表示されます。

対象となるのは、実際費用が標準原価を超える製造オーダーのみです。たとえば、10品目を作成した製造オーダーについて考えてみます。10品目の実際費用が10品目の標準原価を超えていない場合、その製造オーダーはこのレポートに表示されません。データは、標準原価計算組織についてのみ表示されます(Oracle Cost Managementの設定時に、原価計算方法が組織に関連付けられます。原価計算方法は、Oracle Inventoryの「組織パラメータ」ウィンドウに表示されます。

このレポートを使用すると、品目、在庫カテゴリまたは組織ごとにオープン製造オーダーの原価を標準値と比較して監視および制御できます。

レポート・パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

レポート・パラメータの日付は選択できません。このレポートには、レポート下部に表示されるデータ最終更新日時点の最新データが表示されます。

ページ・パラメータ(期間を含む)がページやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

この項では、「現行未認識差異」レポートについて説明します。

現行未認識差異

このレポートには、賦課される原価が標準原価を超えている本日時点のすべてのオープン製造オーダー(ステータスが「リリース済」、「保留中」、「完了」、「完了-チャージなし」、「クローズ保留」、「クローズ失敗」および「取消」の製造オーダー)、およびそれらの製造オーダーの差異が表示されます。

「現行未認識差異」レポートでは、データがOracle Applicationsから最後に収集された日付(「データ最終更新日」の日付)を使用して、実際費用と標準原価をレポートする期間を決定します。

このレポートには、次の列が表示されます。

レポートを品目別に表示すると、「実績数量」列も表示されます。 実績数量は、完了する品目の実績生産量です。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

オープン製造オーダー詳細

レポートを品目別に表示しているときに、「組織」が「すべて」以外の場合は、差異金額を選択して「オープン製造オーダー詳細」レポートにアクセスできます。このレポートを使用すると、実際費用が標準原価を超えるすべてのオープン製造オーダーについて、製造オーダー・レベルの情報を参照できます。このレポートはOracle Applicationsから直接データを抽出するため、製造オーダーのリアルタイムのステータスが表示されます。このレポートから、「製造オーダー情報」レポートにアクセスできます。

グラフ

「現行未認識差異」グラフには、選択した組織の品目について、差異金額と差異パーセントが表示されます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「製造管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

金額が機能通貨以外の通貨で表示される場合は、通貨換算レートが金額に適用されます。このレポートの金額には、レポート用に品目原価が収集された日付に関連付けられているレートが適用されます(つまり、標準値と実績値に同じレートが使用されるため、これらの値を比較できます)。

レポートでは、過剰完了も他の完了と同様に処理されます。

生産資源稼働率

この項では、次のレポートについて説明します。

「生産資源稼働率」レポートとトレンド・レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「生産資源稼働率」レポートには、組織別、生産資源グループ別および部門別に、選択した期間内の生産資源可用性の原価と生産資源使用量が表示されます。また、レポートには、生産資源稼働率が使用可能生産資源の比率で表示されます。このレポートを使用すると、生産資源の稼働率を監視および制御し、ボトルネックや低稼働率の生産資源を識別できます。

このレポートに含まれるのは、時間ベースの生産資源(稼働率または可用性が時間数などの時間単位で提供される生産資源)のみです。また、このレポートには、選択した期間内にOracle Engineering、Oracle Work in ProcessおよびOracle Process Manufacturingで使用可能または賦課されるすべての生産資源が含まれます。

「生産資源稼働率トレンド」レポートを使用すると、生産資源稼働率の推移を確認できます。このレポートには、以前の複数期間にわたるメトリックが表示され、前期間からの増減が列にリストされます。

レポート・パラメータ

これらのレポートでは、次のパラメータを使用します。

レポート・ヘッダーと計算方法

「生産資源稼働率」レポートでは、生産資源取引日を使用して稼働率をレポートする期間を決定します。

生産資源稼働率

このレポートでは、利用した生産資源の合計値と使用可能生産資源を比較して、生産資源稼働率が計算されます。 このレポートの対象は、時間ベースの生産資源のみです。

このレポートには、次の列が表示されます。

生産資源稼働率を生産資源別に表示する場合は、次の列も表示されます。 生産資源の基準単位を時間に換算する基準として、Oracle Applicationsのプロファイル・オプション「BOM: 時間の単位」が使用されます。

使用可能時間が不明な場合、「使用可能資源原価」は「N/A」とレポートされます。使用可能時間はあるが、賦課生産資源原価がない場合、「賦課生産資源原価」と利用した生産資源は、0(ゼロ)になります。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

生産資源稼働率トレンド

このレポートには、すべての生産資源について、使用可能時間に対する利用時間の比率のトレンドが年別、四半期別、月別および週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「生産資源稼働率」を参照してください。

グラフ

「生産資源稼働率トレンド」グラフには、選択した組織内のすべての生産資源に関する稼働率の推移が表示されます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「製造管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

Oracle Applicationsでは、生産資源生産能力は特定の時点でのみ有効です。したがって、レポートでは、Oracle Daily Business Intelligenceが実装される前の日付の生産能力は再作成されません。Oracle Daily Business Intelligenceが最初に設定され、レポートに表示するためのデータがOracle Applicationsから収集されると、その時点で収集された生産能力は、それ以前のすべての日付の生産能力とみなされます。以降は、通常、データは毎日収集されるため、現行の生産能力には収集日時点の生産能力が反映されます。つまり、Oracle Daily Business Intelligenceが実装される前の過去の日付を入力すると、使用される生産能力は実装日時点の生産能力になります。

金額が機能通貨以外の通貨で表示される場合は、通貨換算レートが金額に適用されます。このレポートの金額には、生産資源可用性(取引が発生した場合は生産資源取引)の日付に関連付けられているレートが適用されます。このレートはその日付時点の生産資源稼働率と生産資源可用性の両方に使用されるため、これらの値を比較できます。

廃棄

この項では、次のレポートについて説明します。

廃棄のレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

廃棄のレポートには、特定の期間内に生成された廃棄の金額と数量が、組織別および在庫カテゴリ別に表示されます。レポートには、総生産額、および総生産に対する廃棄の比率も表示されます。このレポートを使用すると、生産プロセスの品質を評価できます。

廃棄は、Oracle Process Manufacturing(OPM)に適用されません。仕様を満たさないOPM製品は、同じバッチ内で再処理されるか、または別の品目を使用して連産品として完了します。再処理の影響は「生産資源差異」レポートに反映され(「生産資源差異」を参照)、連産品の影響は「原材料使用量差異」レポートに反映されます(「原材料使用量差異」を参照)。

レポート・パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

ページ・パラメータ(期間を含む)がページやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

「廃棄」レポートでは、廃棄取引日を使用して廃棄の数量と金額をレポートする期間を決定します。

特定のパラメータ・セットに対して品目の総生産額があり、廃棄取引がない場合、廃棄数量および廃棄額は0(ゼロ)になります。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

廃棄

このレポートには、すべての製造オーダー(オープンおよびクローズ済)について、廃棄額が表示され、廃棄額と総生産額が比較されて、総生産額に対する廃棄額の比率が表示されます。 廃棄はOracle Process Manufacturingに適用できません。

このレポートには、次の列が表示されます。

レポートを品目別に表示すると、次の列も表示されます。

廃棄製造オーダー詳細

レポートを品目別に表示しているときに、「組織」が「すべて」以外で「期間」が「週」または「月」の場合は、廃棄額比率を選択して「廃棄製造オーダー詳細」レポートにアクセスできます。このレポートを使用すると、廃棄を監視および制御できます。このレポートはOracle Applicationsから直接データを抽出するため、製造オーダーのリアルタイムのステータスが表示されます。このレポートから、「製造オーダー情報」レポートにアクセスできます。

廃棄トレンド

このレポートには、総生産額に対する廃棄額の比率のトレンドが年別、四半期別、月別および週別に表示されます。

ヘッダーと計算方法の説明は、「廃棄」を参照してください。

グラフ

「廃棄トレンド」グラフには、総生産額に対する廃棄額の比率の推移が表示されます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「製造管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

金額が機能通貨以外の通貨で表示される場合は、通貨換算レートが金額に適用されます。換算に使用される通貨換算レート基準日は、各取引に関連付けられている日付になります。

レポートでは、過剰完了も他の完了と同様に処理されます。

製造オーダー情報

このレポートには、製造オーダーに関連する現行データが表示されます。このレポートには、製造オーダー開始日、予定完了日、ステータス、各種原価、原価要素別の差異など、オープン製造オーダーとクローズ済製造オーダーに関する様々な情報が表示されます。

「製品原価管理」ダッシュボード

「製品原価管理」ダッシュボードを使用して、受注の履行済額、製品原価、製造原価差異など、製品総利益に影響を与える要因の情報を表示します。

「製品原価管理」では、次のアプリケーション領域からの情報が使用されます。

「製品原価管理」ダッシュボードを使用できるのは、サプライ・チェーン・マネージャ職責、Daily Supply Chain Intelligence職責およびDaily Product Cost Intelligence職責です。

パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

パラメータがダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポートとグラフ

このダッシュボードには、次のレポート・リージョンがあります。

Oracle Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

製品原価管理KPI

この項では、製品原価管理キー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)について説明します。

KPIの定義

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「製品原価管理」ダッシュボード」を参照してください。

製品総利益

この項では、次のレポートについて説明します。

このレポートは、製品の収益性や売上総利益率に責任を持つマネージャ向けです。製品総利益のレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「製品総利益」レポートでは、受注の出荷済品目の売上原価(COGS)合計と、受注の品目の履行済額合計を比較します。このレポートでは、製品総利益は履行済額合計とCOGS合計の差異として表されます。このレポートには、製品総利益額(履行済額からCOGSを減算した金額)が履行済額合計に対する比率として表示されます。

「製品総利益」レポートには、グローバル開始日より後に記帳された受注に関する利益が表示されます。受注がグローバル開始日より前に記帳され、その後に履行された場合、その受注はレポートに含まれません。

Oracle Process Manufacturingでは、履行済額、COGSおよび利益は、Oracle Process Manufacturing(OPM)受注履行ではなくOracle Order Managementのデータから取得されます。

レポート・パラメータ

これらのレポート・パラメータについては、「共通概念」を参照してください。

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

すべての受注の履行済額は、受注明細の履行日にレポートされます。受注明細の売上原価は、出荷日にレポートされます。すべての受注返品の履行済額は、RMAの履行日に計上されます。返品の売上原価に対する調整は、商品の受入日に表示されます。

直送品目のマージンは、受注明細で識別される出荷組織に表示されます。

マイナスの履行済額またはCOGSは、出荷済品目の返品を示します。マイナスのマージンは、品目の原価が受注の販売価格より高額であったことを示します。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

製品総利益

このレポートでは、出荷済品目の履行済額と売上原価(COGS)の差異が計算されます。 レポートには、組織別、製品カテゴリ別、品目別および顧客別に、履行済額合計との差異が金額(履行済額 - COGS)と比率で表示されます。 このレポートは、製品の収益性や売上総利益率に責任を持つマネージャ向けです。

このレポートには、次の列が表示されます。

製品総利益トレンド

このレポートには、出荷済品目の履行済額と売上原価(COGS)の差異が表示されます。 このレポートでは、情報の推移が週別、月別、四半期別または年別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法については、「製品総利益」を参照してください。

グラフ

「製品総利益トレンド」グラフには、選択した組織の全製品カテゴリについて製品利益率の推移が表示されます。

製品総利益の他のグラフには、製品利益率が製品カテゴリ別または製品別に表示されます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「製品原価管理」ダッシュボード」を参照してください。

原材料使用量差異

レポートについては、「原材料使用量差異」を参照してください。

生産資源差異

この項では、次のレポートについて説明します。

生産資源差異のレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

生産資源効率のレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「生産資源差異」レポートには、組織別、生産資源グループ別および部門別に、選択した期間内の全完了製造オーダーの標準生産資源原価と実績生産資源原価が表示されます。また、レポートには、標準生産資源原価合計に対する差異が金額と比率で表示されます。このレポートを使用すると、生産資源、生産資源グループ、部門、期間および組織ごとに全完了製造オーダーの生産資源原価を標準値と比較して監視および制御できます。

「生産資源効率」レポートには、特定の期間内に必要な標準生産資源時間および全完了製造オーダーで利用した実績時間が表示されます。このレポートには、生産資源効率が各生産資源の実績時間に対する標準時間の比率で表示されます。

生産資源差異および生産資源効率のレポートでは、これ以上賦課が発生しない全完了製造オーダーが対象になります。完了製造オーダーには、クローズ済、完了-チャージなし、および取消済の製造オーダーがあります。差異は、標準原価計算組織と実際原価計算組織の両方について表示されます。生産資源が任意の製造オーダー変更に賦課されると、レポートには更新後の数値が表示されます。

レポート・パラメータ

「組織」および「通貨」パラメータについては、「共通概念」を参照してください。

「生産資源」「生産資源グループ」および「部門」の各パラメータについては、「生産資源稼働率」を参照してください。

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

「生産資源差異」レポートと「生産資源効率」レポートでは、製造オーダー完了日を使用してデータをレポートする期間を決定します(たとえば、後で発生した請求は、製造オーダー完了日まで戻されます)。

生産資源差異

このレポートには、すべての完了製造オーダー(ステータスが「完了-チャージなし」、「取消」または「クローズ済」の製造オーダー)の実際および標準の生産資源原価、およびそれらの差異が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

差異を生産資源別に表示する場合は、次の列も表示されます。生産資源別に実績時間を表示すると、処理で使用するレートまたは超過時間が原因で生産資源の原価が高くなっているかどうかの識別に役立ちます。

完了製造オーダーに生産資源チャージがない場合、実績時間と原価は0(ゼロ)になります。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

生産資源差異製造オーダー詳細

レポートを生産資源別に表示しているときに、「組織」が「すべて」以外で「期間」が「週」または「月」の場合は、差異金額値を選択して「生産資源差異製造オーダー詳細」レポートにアクセスできます。このレポートを使用すると、生産資源原価を完了製造オーダーごとに標準値と比較して監視および制御できます。このレポートから、「製造オーダー情報」レポートにアクセスできます。

生産資源差異トレンド

このレポートには、ある期間における生産資源差異(金額と比率)のトレンドが年別、四半期別、月別および週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「生産資源差異」を参照してください。

生産資源効率

このレポートでは、すべての完了製造オーダー(ステータスが「完了-チャージなし」、「取消」または「クローズ済」の製造オーダー)について、生産資源の実績時間と標準時間が表示され、生産資源効率が計算されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

生産資源効率製造オーダー詳細

レポートを生産資源別に表示しているときに、「組織」が「すべて」以外で「期間」が「週」または「月」の場合は、生産資源効率値を選択して「生産資源効率製造オーダー詳細」レポートにアクセスできます。 このレポートには、すべての完了製造オーダーについて、生産資源の生産資源効率とともに、製造オーダー完了日、完了数量、実績時間および標準時間が表示されます。このレポートから、「製造オーダー情報」レポートにアクセスできます。「製造オーダー情報」レポートには、製造オーダーに関連する現行データが表示されます。このレポートには、製造オーダー開始日、予定完了日、ステータス、各種原価、原価要素別の差異など、オープン製造オーダーとクローズ済製造オーダーに関する様々な情報が表示されます。

生産資源効率トレンド

このレポートには、生産資源効率のトレンドが年別、四半期別、月別および週別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「生産資源効率」を参照してください。

グラフ

生産資源差異トレンドのグラフには、差異金額と差異パーセントの推移が表示されます。

「生産資源効率トレンド」グラフには、生産資源効率の推移が表示されます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「製品原価管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

「生産資源差異」レポートの生産資源差異には、非標準工順による変動は取得されません。製造オーダー完了後は、その製造オーダーがクローズしていない場合でも、レポートで生産資源レートの変動は考慮されません。

標準レートは、製造オーダー完了後にOracle Daily Business Intelligenceで最初にデータが収集されて有効になった生産資源レートです。

Oracle Flow Manufacturingで手動請求は許可されません。このため、生産資源差異および生産資源効率のレポートでは、組織に同数のフロー製造オーダーとショップ型製造オーダーがある場合、フロー生産資源の効率を100%にすると全体の差異および効率が低下します。したがって、フロー・データはこれらのレポートから除外されます。

金額が機能通貨以外の通貨で表示される場合は、通貨換算レートが金額に適用されます。換算に使用される通貨換算レート基準日は、製造オーダーが完了した日付です(つまり、標準値と実績値に同じレートが使用されるため、これらの値を比較できます)。

「計画管理」ダッシュボード

「計画管理」ダッシュボードを使用して、計画を相互に比較したり、計画の変更の推移を確認します。

「計画管理」ダッシュボードでは、次のOracle Applicationsからの情報が使用されます。

「計画管理」ダッシュボードを使用できるのは、サプライ・チェーン・マネージャ職責、Daily Supply Chain Intelligence職責およびDaily Planning Intelligence職責です。

パラメータ

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

追加情報

ASCPの計画期間より短い期間のデータを表示すると、レポートではその期間に応じてデータが配分されます。たとえば、ASCP期間が四半期の場合に、月別のデータを表示するとします。レポートでは、最初に、四半期の計画の数値が四半期の合計日数で除算されます。次に、この数値にその月の日数を乗算します。

平均在庫残高の場合、レポートでは、ASCP期間の平均在庫残高はその期間内の各日の平均在庫残高と同じとみなされます。たとえば、レポートでは、ASCPの四半期の在庫回転率はある月の在庫回転率と同じになります。これに対して、ASCP期間が月単位で、レポートに四半期または年間のデータを表示する場合、レポートでは月別の平均在庫残高が四半期または年間にわたって平均化されます。

次に、在庫回転率の計算で使用する平均在庫残高の例を示します。 計画在庫回転率は次のように計算されます。[期間内の需要合計の原価 * (365 / 期間内の日数)] / 期間内の平均在庫の原価。この例では、期間内の需要合計の原価はCOGS(売上原価)で表されます。 [期間内の需要合計の原価 * (365 / 期間内の日数)]は年間COGSです。平均日次COGSは、COGSをその期間の日数で除算した値です。

在庫回転率の計算で使用する平均在庫残高の例
月数 COGS 日数 平均日次COGS 年間COGS 平均在庫金額 回転率
1月 310 31 10 3,650 100 37
2月 336 28 12 4,380 110 40
3月 496 31 16 5,840 130 45
第1四半期 1,142 90 13 4,631 113 41

この例の場合、ASCPでは月ごとに計画在庫回転率が計算されますが、選択した「計画実績」レポート(計画在庫回転率を表示するレポート)では四半期の計画在庫回転率が計算されます。この例では、在庫金額が四半期にわたって平均化され、四半期の在庫回転率が計算されています。

レポートとグラフ

このダッシュボードには、次のレポート・リージョンがあります。

Oracle Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

計画KPI

この項では、次に示す計画キー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)について説明します。これらは、Oracle Advanced Supply Chain Planningのプランナ・ワークベンチに表示されるKPIと同じです。

KPIの定義

「差異」には、計画と比較計画との間の増減の絶対値が表示されます。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「計画管理」ダッシュボード」を参照してください。

計画収益およびマージン

この項では、次のレポートについて説明します。

「計画収益およびマージン」および関連レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「計画収益およびマージン」レポートでは、割引を含む計画出荷合計に標準品目価格を乗算して計画収益が求められます。計画マージンは、計画収益から計画原価を減算して求められます。計画マージン率は、計画マージンを計画収益で除算して求めます。

「計画原価ブレークダウン要約」レポートでは、選択した計画の計画生産原価、計画在庫保管費および計画購買原価が計算されます。「計画購買原価」レポートには、計画購買原価が仕入先別に表示されます。

これらのレポートには、それぞれのメジャーについて、選択した計画と比較計画との差異も表示されます。

これらのレポート以外に、「計画詳細」レポートと「計画組織」レポートを使用すると、選択した計画の定義を簡単に調べることができます。「計画詳細」レポートには、計画水平など、選択した計画についてOracle Advanced Supply Chain Planningで設定された詳細が表示されます。このレポートから「計画組織」レポートにアクセスして、選択した計画の対象になる在庫組織を表示できます。

注意: これらのレポートのすべてのメジャー(マージン率など)は、Oracle Advanced Supply Chain Planningから取得され、プランナ・ワークベンチに表示されます。詳細は、『Oracle Advanced Planning and Schedulingインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイド』を参照してください。

レポート・パラメータ

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

次のパラメータについては、「「計画管理」ダッシュボード」を参照してください。

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

計画で製品ファミリが使用されている場合でも、レポート(「計画収益およびマージン」を除く)には品目別および在庫カテゴリ別にデータが表示されます。「計画収益およびマージン」レポートには、品目別および製品カテゴリ別にデータが表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法

計画がOracle Advanced Supply Chain Planning(ASCP)で実行されると、ASCPでは、推奨日付を使用して、計画購買オーダー、計画製造オーダーなどの計画済活動が作成されます。また、資材制約または生産資源制約で必要な場合は、受注など既存の計画済活動を新規の提示日付に移動するように計画されます。レポートでは、ASCPの提示日付を使用してデータをレポートする期間を決定します。たとえば、収益は、需要充足日(提示納期)が含まれる期間に表示されます。

計画詳細

このレポートには、計画水平や計画組織など、「計画管理」ダッシュボードで選択したOracle Advanced Supply Chain Planning計画の詳細が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

計画組織

このレポートには、選択した計画で計画されている在庫組織がリストされます。 このレポートには、「計画詳細」レポートからアクセスできます。

このレポートには、「計画組織」列のみ表示されます。 詳細は、「計画詳細」を参照してください。

計画収益およびマージン

このレポートでは、割引を含む計画出荷合計に標準品目価格を乗算して計画収益が求められます。計画マージンは、計画収益から計画原価を減算して求められます。 また、計画マージンを計画収益で除算して、計画マージン率が求められます。 このレポートには、それぞれのメジャーについて、選択した計画と比較計画との差異も表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

計画収益およびマージン・トレンド

このレポートには、計画収益、計画マージンおよび計画マージン率の推移が月別、四半期別および年別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「計画収益およびマージン」を参照してください。

潜在的収益不足トレンド

このレポートには、遅延出荷の計画例外のために失注の恐れがある収益の金額が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

上位潜在的収益不足事由

このレポートでは、品目、仕入先および製造生産資源を含め、計画収益に対するリスクの上位事由が識別されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

事由が生産資源に関連し、その事由に品目または部門名が含まれている場合、「サイト/部門」列には仕入先サイト名が表示されます。

計画原価ブレークダウン要約

このレポートでは、選択した計画の計画生産原価、計画在庫保管費および計画購買原価が計算されます。 このレポートには、それぞれの原価について、選択した計画と比較計画との差異も表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

計画原価ブレークダウン要約トレンド

このレポートには、選択した計画の計画生産原価、計画在庫保管費および計画購買原価の推移が月別、四半期別および年別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「計画原価ブレークダウン要約」を参照してください。

計画購買原価

「計画購買原価」レポートは、計画に含まれる購買原価のメジャーで(前述の「購買原価」を参照)、仕入先別にリストされます(ASCPから、計画購買オーダーと仕入先の関連が取得されます)。

このレポートには、次の列が表示されます。

品目レベルのレポート

品目レベルでレポートを表示すると、次の列も表示されます。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

グラフ

「計画収益トレンド」グラフと「計画マージン・トレンド」グラフには、計画収益、計画マージンおよび計画マージン率の推移が表示されます。

「計画原価ブレークダウン要約トレンド」グラフには、計画生産原価、計画在庫保管費および計画購買原価の推移が表示されます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

選択した期間がASCP計画期間と異なる場合のレポートのデータ表示方法を含めて、関連レポートについては、「「計画管理」ダッシュボード」を参照してください。

「製品総利益」レポートについては、「製品総利益」を参照してください。

計画実績

この項では、次のレポートについて説明します。

「計画実績」および関連レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「計画実績」レポートには、計画在庫回転率、計画期限内出荷率および計画生産資源稼働率が表示されます。「計画在庫回転率」および「計画期限内出荷」レポートには、在庫カテゴリ別、品目別および組織別にこれらのメジャーが表示されます。「計画生産資源稼働率」レポートには、生産資源、生産資源グループまたは部門ごとに計画生産資源稼働率が表示されます。

これらのレポートには、それぞれのメジャーについて、選択した計画と比較計画との差異も表示されます。

注意: これらのレポートのすべてのメジャー(在庫回転率など)は、Oracle Advanced Supply Chain Planningから取得され、プランナ・ワークベンチに表示されます。詳細は、Oracle Advanced Supply Chain Planningのオンライン・ヘルプ、または『Oracle Advanced Planning and Schedulingインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイド』を参照してください。

レポート・パラメータ

次のパラメータについては、「「計画管理」ダッシュボード」を参照してください。

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

計画で製品ファミリが使用されている場合でも、「計画実績」および関連レポートには品目別および在庫カテゴリ別にデータが表示されます。

「計画生産資源稼働率」レポートには、次のパラメータも表示されます。

パラメータ(期間を含む)がダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

計画がOracle Advanced Supply Chain Planning(ASCP)で実行されると、ASCPでは、推奨日付を使用して、計画購買オーダー、計画製造オーダーなどの計画済活動が作成されます。また、資材制約または生産資源制約で必要な場合は、受注など既存の計画済活動を新規の提示日付に移動するように計画されます。レポートでは、ASCPの提示日付を使用してデータをレポートする期間を決定します。

計画実績

このレポートには、計画在庫回転率、計画期限内出荷および計画生産資源稼働率が表示されます。 また、それぞれのメジャーについて、選択した計画と比較計画との差異も表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

計画在庫回転率

このレポートでは、在庫カテゴリ、品目および組織ごとに計画在庫回転率が計算されます。 また、このメジャーについて、選択した計画と比較計画との差異も表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

計画在庫回転率トレンド

このレポートには、計画在庫回転率が月別、四半期別および年別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「計画在庫回転率」を参照してください。

計画期限内出荷

このレポートでは、在庫カテゴリ、品目および組織ごとに期限内出荷が計算されます。 また、このメジャーについて、選択した計画と比較計画との差異も表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

計画期限内出荷トレンド

このレポートには、計画期限内出荷が月別、四半期別および年別に表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「計画実績」を参照してください。

計画生産資源稼働率

このレポートには、生産資源、生産資源グループまたは部門ごとに計画生産資源稼働率が表示されます。 また、このメジャーについて、選択した計画と比較計画との差異も表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

ファクタリング、NULL値などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

計画生産資源稼働率トレンド

このレポートには、計画生産資源稼働率が月別、四半期別および年別に表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

グラフ

「計画生産資源稼働率トレンド」グラフには、計画生産資源稼働率の推移が表示されます。

「計画期限内出荷トレンド」グラフには、計画期限内出荷率の推移が表示されます。

「計画在庫回転率トレンド」グラフには、計画在庫回転率の推移が表示されます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

選択した期間がASCP計画期間と異なる場合のレポートのデータ表示方法を含めて、関連レポートについては、「「計画管理」ダッシュボード」を参照してください。

在庫回転率、出荷実績および生産資源稼働率に関連するレポートでは、計画在庫回転率、期限内出荷および生産資源稼働率と比較するために実績数が示されます。Oracle Daily Business Intelligenceでの実績数の計算方法については、次の各項を参照してください。

これらのレポートで実績数と計画数を比較する際は、次の点に注意してください。

「製品収益記帳およびバックログ」ダッシュボード

「製品収益記帳およびバックログ」ダッシュボードには、記帳済から認識済までの収益の状態が示されます。このページでは、特定期間内の収益バックログを前期間と比較し、その構成の詳細を確認できます。

「製品収益記帳およびバックログ」ダッシュボードを使用して、確定オーダーから請求までの潜在的な収益の流れ、および収益認識プロセスのすべての流れを確認します。

「製品収益記帳およびバックログ」ダッシュボードでは、次のOracle Applicationsからの情報が使用されます。

「製品収益記帳およびバックログ」ダッシュボードを使用できるのは、Daily Sales Intelligence職責および営業マネージャ職責です。

パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

パラメータがダッシュボードの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポートとグラフ

このダッシュボードには、次のレポート・リージョンがあります。

Oracle Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

収益、記帳およびバックログKPI

この項では、収益、記帳およびバックログのキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)について説明します。

KPIの定義

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「製品収益記帳およびバックログ」ダッシュボード」を参照してください。

累計記帳および収益

この項では、「累計記帳および収益」レポートについて説明します。

このレポートには、正味記帳および収益の累計値詳細の推移が表示されます。 さらに、現期間と選択した比較期間との間の詳細な比較が表示されます。 このレポートでは、これらのメトリックが前期間または前年度と比較されます。 このレポートは常に時間別に表示されますが、営業グループ、顧客または製品カテゴリを制限できます。

レポート・パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

グラフ

「累計正味記帳済」グラフには、正味記帳および収益の累計値の推移が比較期間のトレンドと比較して表示されます。

「累計収益」グラフには、収益の累計値の推移が比較期間のトレンドと比較して表示されます。

注意: 比較期間の完了トレンド明細は、現期間が完了していない場合でも表示されます。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「製品収益記帳およびバックログ」ダッシュボード」を参照してください。

収益概要

この項では、次のレポートについて説明します。

レポート・パラメータ

次のパラメータについては、「共通概念」を参照してください。

レポート・ヘッダーと計算方法

この項では、レポートの列とヘッダーについて説明します。

記帳概要

このレポートには、正味記帳の値に関する情報が営業グループ別に表示されます。 また、製品収益バックログおよび認識済収益も営業グループ別に表示されます。 このレポートの対象になるのは、製品販売(サービス以外)に関する値です。 このレポートを使用すると、この内訳を営業グループ別、製品カテゴリ別および顧客別に、年別、四半期別、月別および週別に表示できます。 このレポートでは、これらのメトリックが前期間または前年度と比較されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

正味製品記帳

このレポートには、製品販売(サービス以外)の受注明細記帳、返品明細記帳、およびその差引(正味記帳)の金額に関する情報が表示されます。 この内訳は営業グループ別、製品カテゴリ別および顧客別に、年別、四半期別、月別および週別に表示できます。 このレポートでは、これらの記帳メトリックが前期間または前年度と比較されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

製品記帳

製品収益バックログ

このレポートには、正味製品受注バックログ、遅延収益バックログおよび製品収益バックログの金額が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

収益概要

この概要レポートには、収益の金額に関する情報が営業グループ別、製品カテゴリ別または顧客別に表示されます。 製品収益バックログおよび認識済収益も営業グループ別に表示されます。 このレポートの対象になるのは、製品販売(サービス以外)に関する値です。 このレポートを使用すると、この内訳を営業グループ別、製品カテゴリ別および顧客別に、年別、四半期別、月別および週別に表示できます。 このレポートでは、これらのメトリックが前期間または前年度と比較されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「記帳概要」を参照してください。

製品記帳および収益トレンド

このレポートでは、選択した期間内の製品販売(サービス以外)の認識済記帳から、正味製品収益記帳と収益のトレンドが直接比較されます。 このレポートを使用すると、この内訳を年別、四半期別、月別および週別に表示できます。 このレポートでは、これらのメトリックが前期間または前年度と比較されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「記帳概要」を参照してください。

記帳、収益および収益バックログ・トレンド

このレポートには、製品販売(サービス以外)からの正味製品記帳、認識済収益および収益バックログのトレンドが表示されます。 このレポートを使用すると、この内訳を年別、四半期別、月別および週別に表示できます。 このレポートでは、これらのメトリックが前期間または前年度と比較されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法の説明は、「記帳概要」を参照してください。

詳細レポート

次の列ヘッダーは、「記帳済受注明細詳細」、「記帳済返品明細詳細」および「バックログ明細詳細」レポートに共通しています。

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「製品収益記帳およびバックログ」ダッシュボード」を参照してください。

製品収益

このレポートには、現期間に記帳された収益と前期間に記帳された収益の比較、およびロール月やロール四半期のトレンド分析が示され、記帳済収益に関する詳細情報が表示されます。

レポート・パラメータ

レポート・ヘッダーと計算方法

ローリング・トレンド

グラフ

このレポートには、「表示別」パラメータの値で分類された収益を示す円グラフが表示されます。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「製品収益記帳およびバックログ」ダッシュボード」を参照してください。

記帳、収益および収益バックログ・トレンド

この項では、次のグラフについて説明します。

「製品記帳および収益トレンド」レポートおよび「記帳、収益および収益バックログ・トレンド」レポートについては、「収益概要」を参照してください。

レポート・パラメータ

グラフ

パーソナライズ

一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「製品収益記帳およびバックログ」ダッシュボード」を参照してください。

「倉庫管理」ダッシュボード

「倉庫管理」ダッシュボードの特色は、その内容が倉庫の業務効率と生産能力稼働率に関連していることです。このダッシュボードでは、ピック数、ピック・リリース対出荷サイクル時間とピック例外、受入原材料の棚入サイクル時間、工程計画実績、使用している倉庫の保管量、保管されている原材料の重量と容積など、アウトバウンド出荷に関連するデータを表示できます。

「倉庫管理」ダッシュボードでは、アクセス可能な各種レポートから取得されるデータが分類されます。各レポートでは、次のOracle Applicationsからのデータが使用されます。

「倉庫管理」ダッシュボードを使用して、倉庫における工程を監視します。このダッシュボードを使用すると、次の質問に回答できます。

「倉庫管理」ダッシュボードを使用できるのは、サプライ・チェーン・マネージャ職責、Daily Supply Chain Intelligence職責およびDaily Warehouse Intelligence職責です。

パラメータ

次のパラメータについては、「パラメータ」を参照してください。

パラメータがダッシュボードの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポートとグラフ

このダッシュボードには、次のレポート・リージョンがあります。

Oracle Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

倉庫管理KPI

この項では、倉庫管理キー・パフォーマンス・インディケータについて説明します。

KPIの定義

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「倉庫管理」ダッシュボード」を参照してください。

ピック・リリース対出荷サイクル時間

この項では、次のレポートについて説明します。

ピック・リリース対出荷サイクル時間のレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

ピック・リリース対出荷サイクル時間のレポートには、搬送明細のピック・リリースから出荷確認までの平均時間が表示されます。ピック・リリースは、梱包および出荷のために受注を選択して倉庫にリリースするプロセスです。出荷確認は、顧客への出荷時に受注が出荷ドックを通過する際に発生します。実績の推移を評価するには、トレンド・レポートを参照します。

これらのレポートのデータは、次のOracle Applicationsから取得されます。

追加情報

レポート・パラメータ

これらのレポートには、次のパラメータが含まれています。

注意: ピック・リリースされた明細にソース保管場所は関連付けられていません。ピック・リリース対出荷サイクル時間のいずれかのレポートをソース保管場所別に表示すると、「ピック・リリース済搬送明細」列とその「増減」列には「N/A」と表示されます。

レポート・ヘッダーと計算方法

この項では、ピック・リリース対出荷サイクル時間のレポートについて説明します。

ピック・リリース対出荷サイクル時間

このレポートには、ピック・リリースから出荷確認までに要した平均時間が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

レポートを品目別に表示すると、表には次の列も表示されます。

ピック・リリース対出荷サイクル時間トレンド

このレポートには、ピック・リリース対出荷(時間)のトレンドが表示されます。ここでは、ピック・リリースから完了出荷確認までに要した平均時間が測定されます。

列とヘッダーの説明は、「ピック・リリース対出荷サイクル時間」を参照してください。

グラフ

次の各グラフは、「倉庫管理」ダッシュボード、およびピック・リリース対出荷サイクル時間のレポートに表示されます。

パーソナライズ

パーソナライズ、ファクタリングなどの追加情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「倉庫管理」ダッシュボード」を参照してください。

受入対棚入サイクル時間

この項では、次のレポートについて説明します。

受入対棚入サイクル時間のレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

これらのレポートのデータは、次のOracle Applicationsから取得されます。

次の点に注意してください。

レポート・パラメータ

これらのレポートには、次のパラメータが含まれています。

レポート・ヘッダーと計算方法

この項では、受入対棚入サイクル時間のレポートについて説明します。

受入対棚入サイクル時間

このレポートには、受入原材料が最終格納場所に棚入れされるまでの時間が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

レポートを品目別に表示すると、表には次の列も表示されます。

受入対棚入サイクル時間トレンド

このレポートには、受入対棚入(時間)のトレンドが表示されます。受入対棚入時間は、原材料の受入から最終格納場所への棚入までの平均時間です。

列とヘッダーの説明は、「受入対棚入サイクル時間」を参照してください。

注意: 保管場所として「すべて」以外を選択すると、「受入取引」列とその「増減」列には「N/A」と表示されます。

グラフ

次のグラフは、「倉庫管理」ダッシュボード、および受入対棚入サイクル時間のレポートに表示されます。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「倉庫管理」ダッシュボード」を参照してください。次の各ダッシュボードにも関連するレポートが含まれています。

パーソナライズ

パーソナライズ、ファクタリングなどの追加情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

利用倉庫保管

この項では、次のレポートについて説明します。

これらのレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

これらのレポートのデータは、Oracle InventoryおよびOracle Warehouse Managementから取得されます。

レポートを品目別に表示した場合、重量と容積の仕様が品目マスターに設定されていない品目については、レポートに「N/A」と表示されます。この場合は、品目の数量のみが表示されます。

「利用容積」と「保管重量」には、コンテナではなく品目の重量と容積が反映されます。

レポート・パラメータ

これらのレポートには、次のパラメータが含まれています。

レポート・ヘッダーと計算方法

この項では、利用倉庫保管のレポートについて説明します。

利用倉庫保管

このレポートには、保管場所または組織の保管スペース稼働率が表示されます。このレポートには、容積と重量の稼働率メジャーが含まれます。

このレポートには、次の列が表示されます。

レポートを品目別に表示すると、表には次の列も表示されます。

追加情報

保管量は、特定の保管棚ではなく、保管場所または組織全体で計算されます。重量と利用容積は、保管棚属性ではなく品目属性に基づいて計算されます。

利用倉庫保管トレンド

このレポートには、利用容積KPIと保管重量KPIのトレンド、および保管場所または組織の保管スペース稼働率のトレンドが表示されます。

列とヘッダーの説明は、「利用倉庫保管」を参照してください。

現行生産能力稼働率

「現行生産能力稼働率」レポートには、他の利用倉庫保管レポートとは異なり、最終リフレッシュ日時点の数量ではなく、品目の実績手持数量が表示されます。 Oracle Daily Business Intelligenceのほとんどのレポートでは、Oracle Daily Business Intelligenceの最終リフレッシュ時点のデータが最新になります。つまり、増分ロードによって、Oracle Warehouse Managementから最新データが収集された時点のデータが表示されます。 このレポートでは、Oracle Warehouse Managementの取引表から直接データが取り出されるため、表示されるデータはレポート実行時点での現行データです。 このレポートには、保管場所または組織の生産能力、つまり、倉庫の稼働率レベルも表示されます。

注意: システム管理者がレポート単位の換算を設定していない場合は、レポートを実行しようとするとエラーが発生する場合があります。エラーが発生した場合は、システム管理者に連絡してください。

このレポートには、次の列が表示されます。

レポートを品目別に表示すると、表には次の列も表示されます。

追加情報

在庫カテゴリ別または品目別のレポート表示

このレポートを在庫カテゴリ別または品目別に表示する場合は、次の事項が適用されます。

グラフ

次のグラフは、「倉庫管理」ダッシュボード、および利用倉庫保管のレポートに表示されます。

パーソナライズ

パーソナライズ、ファクタリングなどの追加情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「倉庫管理」ダッシュボード」を参照してください。

ピックおよび例外分析

この項では、次のレポートについて説明します。

これらのレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

これらのレポートのデータは、Oracle Warehouse Managementから取得されます。

ピック例外は、ピッキング・プロセス中に発生し、Oracle Warehouse Managementに入力されます。例外ありのピック・メジャーは、ピック中に発生した例外の数に関係なく、例外が発生したピックの数を示します。このメジャーはピック例外メジャーとは異なります。ピック例外メジャーは、ピックの数に関係なく、発生した例外の数を示します。要約すると、例外ありのピック・メジャーはピックに焦点を当て、ピック例外メジャーは例外に焦点を当てます。

ピックおよび例外のレポートはアウトバウンド活動に関連し、工程計画のレポートはインバウンド活動に関連しています。

レポート・パラメータ

これらのレポートには、次のパラメータが含まれています。

レポート・ヘッダーと計算方法

この項では、ピックおよび例外分析のレポートについて説明します。

ピックおよび例外分析

このレポートには、組織内のピック数、例外ありのピック数、およびピック例外率が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

レポートを品目別に表示すると、表には「品目摘要」列も表示されます。

ピックおよび例外トレンド

このレポートには、ピック例外の発生のトレンドが表示されます。

列とヘッダーの説明は、「ピックおよび例外分析」を参照してください。

事由別ピック例外

このレポートでは、例外の発生時に指定された事由別にピック例外が分類されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

追加情報

すべての例外がレポート対象になるわけではありません。レポート対象になるのは、ロード工程時点で記録された例外のみです。

工程計画実績

このレポートには、Oracle Warehouse Managementで設定された工程計画の実行について、サイクル時間、タスク数および例外数に関する情報が表示されます。工程計画は、インバウンド活動に関して倉庫施設内の原材料の計画移動を詳述した一連の工程です。このレポートでは、保管場所は搬送先保管場所を指します。

このレポートには、次の列が表示されます。

事由別工程計画例外

このレポートには、工程計画の実行中に発生した例外の数が、例外に関連付けられた事由コード別に表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

グラフ

次のグラフは、「倉庫管理」ダッシュボードと、ピックおよび例外分析のレポートに表示されます。

パーソナライズ

パーソナライズ、ファクタリングなどの追加情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「倉庫管理」ダッシュボード」を参照してください。

「輸送管理」ダッシュボード

「輸送管理」ダッシュボードでは、組織のロジスティクス工程に関する情報を運送活動の点から分類および提示されます。このダッシュボードには、運送費、到着実績、運送業者請求、および運送費回収と差異に関する情報が表示されます。輸送マネージャは、これらの情報を使用して、任意の日付時点での輸送実績を把握し、そのトレンド推移を追跡できます。この追跡によって、輸送マネージャは運送費と運送業者を管理し、輸送工程を継続的に改善できます。

輸送管理のレポートでは、次のOracle Applicationsからのデータが使用されます。

「輸送管理」ダッシュボードは、輸送実績の監視に役立ちます。

「輸送管理」ダッシュボードを使用できるのは、サプライ・チェーン・マネージャ職責、Daily Supply Chain Intelligence職責およびDaily Transportation Intelligence職責です。

パラメータ

「日付」パラメータと「比較」パラメータの説明は、「パラメータ」を参照してください。「通貨」パラメータについては、「共通概念」を参照してください。

パラメータがダッシュボードの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポートとグラフ

このダッシュボードには、次のレポート・リージョンがあります。

Oracle Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

輸送管理KPI

この項では、輸送キー・パフォーマンス・インディケータについて説明します。

KPIの定義

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「輸送管理」ダッシュボード」を参照してください。

単位運送費

この項では、次のレポートについて説明します。

これらのレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

これらのレポートには単位当りの運送費情報が表示されます。これらの情報を使用すると、輸送する商品が効率的に統合されているかを評価できます。また、マネージャはこのデータを使用して、運送レートの重量、容積および距離が、計画機能でどの程度利用されているかを評価できます。

レポート・パラメータ

これらのレポートには、次のパラメータが含まれています。

レポート・ヘッダーと計算方法

この項では、単位運送費のレポートについて説明します。

単位重量当りの段階別運送費

このレポートには、最初のトリップ/ストップに実績出発日があるトリップ内の全搬送について、輸送品の単位重量当りの運送費が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

「段階別運送費」、「増減」および「合計(パーセント)」については、「単位重量当りの段階別運送費」を参照してください。

単位重量当りの段階別運送費トレンド

このレポートには、最初のトリップ/ストップに実績出発日があるトリップに関連する搬送について、段階別運送費と総重量が表示されます。

列とヘッダーの説明は、「単位重量当りの段階別運送費」を参照してください。

単位容積当りの段階別運送費

このレポートには、最初のトリップ/ストップに実績出発日があるトリップに関連する搬送について、段階別運送費および関連する容積が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

「段階別運送費」、「増減」および「合計(パーセント)」については、「単位重量当りの段階別運送費」を参照してください。

単位容積当りの段階別運送費トレンド

このレポートには、最初のトリップ/ストップに実績出発日があるトリップに関連する搬送について、段階別運送費および関連する容積が表示されます。

列とヘッダーの説明は、「単位容積当りの段階別運送費」を参照してください。

単位距離当りの段階別運送費

このレポートには、最初のトリップ/ストップに実績出発日があるトリップに関連する搬送について、段階別運送費および関連する距離が表示されます。

注意: このレポートは、「モード」パラメータでトラック(TL)が選択された場合のみ表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

「段階別運送費」、「増減」および「合計(パーセント)」については、「単位重量当りの段階別運送費」を参照してください。

単位距離当りの段階別運送費トレンド

このレポートには、最初のトリップ/ストップに実績出発日があるトリップに関連する搬送について、段階別運送費および関連する距離が表示されます。

列とヘッダーの説明は、「単位距離当りの段階別運送費」を参照してください。

グラフ

パーソナライズ

パーソナライズ、ファクタリングなどの追加情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「輸送管理」ダッシュボード」を参照してください。

期限内到着率

この項では、次のレポートについて説明します。

これらのレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

これらのレポートには、運送業者がトリップ/ストップに到着する実績が表示されます。これによって、サプライ・チェーン・マネージャまたは輸送マネージャは、納期実績を評価できます。これらの情報は、最終的には中間出荷先や最終顧客への搬送に影響を与える運送業者の実績を示します。

レポート・パラメータ

これらのレポートには、次のパラメータが含まれています。

レポート・ヘッダーと計算方法

この項では、期限内到着率のレポートについて説明します。

期限内到着率

このレポートには、トリップ/ストップへの実績到着日と計画到着日があるトリップに関連する搬送の納期実績が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

期限内到着率トレンド

このレポートには、トリップ/ストップへの実績到着日と計画到着日があるトリップに関連する搬送の納期実績が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

その他の列とヘッダーの説明は、「期限内到着率」を参照してください。

トリップ/ストップ到着実績トレンド

このレポートには、トリップ/ストップへの実績到着日と計画到着日があるトリップに関連する搬送の納期実績が表示されます。

このレポートには、次の列が表示されます。

グラフ

パーソナライズ

パーソナライズ、ファクタリングなどの追加情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「輸送管理」ダッシュボード」を参照してください。

運送業者請求および支払差異

この項では、次のレポートについて説明します。

運送業者請求および支払差異のレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

運送業者請求および支払差異のレポートには、運送業者からの運送費請求の精度が表示されます。請求額に対する支払合計額を比較して、精度を調べることができます。

レポート・パラメータ

レポート・ヘッダーと計算方法

この項では、運送業者請求および支払差異のレポートについて説明します。

運送業者請求および支払差異

このレポートには、運送業者の運送費請求の精度が表示されます。請求が全額支払われた場合のみ運送費請求金額と承認済金額が比較され、その差異が運送業者請求の精度として強調表示されます。このレポートには、支払合計、全額支払済額、承認済請求および関連する差異が含まれます。

このレポートには、次の列が表示されます。

運送業者請求および支払差異トレンド

このレポートには、運送業者からの運送費請求の精度のトレンド推移が表示されます。レポートには、運送業者支払額、請求済対支払済の差異、および請求済対承認済の差異が示されます。

注意: 「モード」パラメータで航空便は選択できません。

他の列とヘッダーの説明は、「運送業者請求および支払差異」を参照してください。

グラフ

パーソナライズ

パーソナライズ、ファクタリングなどの追加情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「輸送管理」ダッシュボード」を参照してください。

運送費回収率

この項では、次のレポートについて説明します。

運送費回収率のレポートを使用すると、次の質問に回答できます。

レポート・パラメータ

レポート・ヘッダーと計算方法

この項では、運送費回収率のレポートについて説明します。

運送費回収率

このレポートには、受注と受注明細に適用した運送費によって運送費が回収されたかどうかが表示されます。このレポートを使用して、運送費を回収するために、顧客に対して適切な金額が請求されているかどうかを評価できます。

このレポートには、次の列が表示されます。

運送費回収率トレンド

このレポートには、運送費回収のトレンド、つまり、受注と受注明細に適用した運送費によって運送費が回収される推移が表示されます。

列とヘッダーの説明は、「運送費回収率」を参照してください。

グラフ

パーソナライズ

パーソナライズ、ファクタリングなどの追加情報は、「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。

関連のあるレポートとリンク

関連レポートについては、「「輸送管理」ダッシュボード」を参照してください。