Oracle Daily Business Intelligenceユーザー・ガイド リリース11i B25741-01 | ![]() 目次 | ![]() 戻る | ![]() 次へ |
Daily Business Intelligence(DBI)for Financialsは、Oracle E-Business Intelligence Daily Business Intelligenceのコンポーネントであり、Oracle E-Business Suiteの情報を利用した一連のレポート作成と分析のアプリケーションです。DBI for Financialsでは、組織全体に関するトップダウンの企業メトリックと分析が提供されます。この総合的なアプローチでは、全社的な複数のディメンションにわたって積み上げたキー・パフォーマンス・メトリックと財務比率に基づいて、会社の財務実績が測定されます。
DBI for Financialsを使用すると、会社に即した編成構造で、収益、費用、利益などのメジャーを表示できます。たとえば、会社別、コスト・センター別、財務カテゴリ別またはその他のディメンション別に収益を検討および分析できます。この情報によって、役員、マネージャおよび社内の財務部門は常に状況を把握し、洞察力を深め、適切な処置を実行できます。
DBI for Financialsのダッシュボード、リージョン、レポートおよびグラフには、Oracle E-Business Suiteの複数のアプリケーションから取得した情報が要約して表示されます。また、DBI for Financialsでは、1回のクリックで、Daily Business Intelligence for Human Resourcesの関連する内容にアクセスする機能も提供されます。
DBI for Financialsのレポートの補助元帳詳細は、次の各アプリケーションから取得されます。
Oracle General Ledger
Oracle Assets
Oracle Procurement
Oracle Internet Expenses
Oracle Payables
Oracle Receivables
次の各職責によって、DBI for Financialsのダッシュボード、リージョンおよびレポートへのアクセスが提供されます。
コスト・センター・マネージャ: 「費用管理」ダッシュボードとその関連レポートへのアクセスが提供されます。この職責では、DBI for Human Resourcesがインストールされている場合にかぎり、「HR管理」ダッシュボードへのアクセスも提供されます。
利益センター・マネージャ: ライン・オブ・ビジネス別またはマネージャ別の「損益」ダッシュボードへのアクセスが提供されます。この職責では、DBI for Human Resourcesがインストールされている場合にかぎり、「HR管理」ダッシュボードへのアクセスも提供されます。
Daily Financials Intelligence: この機能ベースの職責では、コスト・センター・マネージャ職責と利益センター・マネージャ職責のすべての機能が結合されます。また、「費用分析」ダッシュボードおよび「資金管理」ダッシュボードへのアクセスも提供されます。
Daily Payables Intelligence: この機能ベースの職責では、買掛管理マネージャとアナリストが使用する「買掛管理」ダッシュボードおよび「買掛ステータス」ダッシュボードへのアクセスが提供されます。
「損益」ダッシュボードは、日次のクローズ前損益活動を、予測と予算に照合して役員に提供します。
「損益」ダッシュボードには、利益センター・マネージャ職責とDaily Financials Intelligence職責でアクセスできます。このダッシュボードには、日次の収益、売上原価、売上総利益、費用および営業利益に関する情報が、ライン・オブ・ビジネス別に要約して表示されます。
次の表に、「損益」ダッシュボードのキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)とその計算方法を示します。
パフォーマンス測定またはKPI | 計算方法 |
---|---|
収益 | 収益財務カテゴリにマップされている勘定科目に基づきます。 |
費用 | 営業費用財務カテゴリにマップされている勘定科目に基づきます。 |
営業利益 | xTD収益 - (xTD売上原価 + xTD費用) |
営業利益% | (xTD営業利益 / xTD収益) * 100 |
次の各概念は、「損益」および「費用管理」のダッシュボードとレポートに共通です。
次に示すパラメータの設定方法の詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』のDBI for Financialsに関する章を参照してください。
マネージャ: ログインしたマネージャの名前。値リストには、管理者階層に従って、マネージャの直接レポートが含まれます。マネージャは、この値リストに表示されるコスト・センターの管理責任者であることが必要です。マネージャは、マネージャ・レポートの設定時にコスト・センターに割り当てられます。『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の「マネージャ・レポート」を参照してください。
コスト・センター: 値リストには、管理者階層に従って、マネージャの直接レポートに属するコスト・センターが含まれます。コスト・センターは、値リストに表示されるマネージャに関連付けられている必要があります。マネージャは、マネージャ・レポートの設定時にコスト・センターに割り当てられます。『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の「マネージャ・レポート」を参照してください。
ライン・オブ・ビジネス: 値リストには、ログインしたマネージャとそのマネージャの直接レポートに属するライン・オブ・ビジネスが含まれます。このパラメータのデフォルト値は、「すべて」です。ライン・オブ・ビジネスは、製造または顧客サービスなど、組織の論理グループです。DBI for Financialsの設定時には、自社のライン・オブ・ビジネスを定義します。
財務カテゴリ: 表示対象の財務情報のカテゴリ。財務カテゴリは、勘定科目セグメントを、Oracle General Ledgerのコード組合せ(CCID)から事前定義の財務カテゴリのセットにマップすることによって定義されます。財務カテゴリは、DBI for Financialsの設定時に定義されます。
表示別: DBI for Financialsのレポートでは、4つの異なるタイプ別の表示がサポートされています。
ダッシュボード・パラメータがDaily Business Intelligenceのダッシュボードに与える影響の詳細は、このマニュアルの「パラメータ」を参照してください。
次の各ヘッダーと計算方法は、「損益」ダッシュボードおよび「費用管理」ダッシュボードに共通です。
レポートに表示される共通の会計期間と財務期間は定義されていません。
xTD: 「期間」パラメータの設定方法に基づいた累計金額。xTDの"x"は、選択した期間タイプによって変わります(「週」を選択した場合は「WTD」、「月」を選択した場合は「MTD」など)。
前XTD: 前回の期間累計金額。この値は、「比較」パラメータの設定方法によって変わります。「比較」パラメータが「前年度」または「前期間」に設定されている場合は、前年度または前期間の累計実績金額が表示されます。「比較」パラメータが「予算」に設定されている場合は、現期間の全予算が表示されます。
(xTD)増減: 期間累計金額と前回の期間累計金額の間の増減率。この値は、「比較」パラメータの設定方法によって変わります。
「比較」パラメータが「前年度」または「前期間」に設定されている場合は、次のように計算されます。
(xTD)増減 = ((期間累計金額 - 前回の期間累計金額) / |前回の期間累計金額|) * 100
「比較」パラメータが「予算」に設定されている場合は、次のように計算されます。
(xTD)増減 = ((期間累計金額 - 予算) / |予算|) * 100
予算: 選択した期間の予算金額。
注意: 予算番号は、選択した期間タイプに従って、全期間に反映されます。
予算%: 累計実績費用の予算に対する比率。
予算% = xTD / 予算 * 100
予測: 選択した期間の予測金額。
予測%: 累計実績収益または費用の予測に対する比率。
予測% = (xTD / 予測) * 100
(予測)増減: 現在の予測金額と前期間の実績金額の間の増減率。「比較」パラメータの設定方法によって、増減の計算に使用される算式が変わります。
「比較」パラメータが「前年度」または「前期間」に設定されている場合は、次のように計算されます。
(予測)増減 = ((予測金額合計 - 前回合計金額) / |前回合計金額|) * 100
「比較」パラメータが「予算」に設定されている場合は、次のように計算されます。
(予測)増減 = ((予測金額合計 - 予算合計)/|予算収益合計|) * 100
予測対予算 %: 予測対予算の相対的実績を比較します。
予測対予算% = ((予測 - 予算) / |予算|) * 100
このダッシュボードには、次のレポートが含まれています。
このマニュアルの「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。
「累計収益」グラフには、期間累計の累計収益が予測収益と比較されて表示されます。「比較」パラメータの設定方法によって、期間累計収益を、前年度(前12か月)、前四半期(前90日間)、先月(前30日間)または先週(前7日間)と比較できます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
選択した日付時点での、当期累計収益合計は?
現在までの収益トレンドは?
収益トレンドを次の各項目と比較した結果は?
その期間の予算収益
その期間の予測収益
前年度の収益トレンド
前期間の収益トレンド
FII: 累計グラフ予算/予測明細タイプ・プロファイル・オプションの設定方法に従って、予算収益または予測収益には次の2種類の線タイプがあります。
水平線: 期間終了の値を使用した水平の線。この線は、十分なデータがない場合、または粒度レベルが選択した期間タイプより粗い場合は表示されません。
累計線: 可能なかぎり細かいレベルの粒度で累計値が表示されます。たとえば、四半期期間タイプの場合は、月次予算が転記されると、予算の線が3段階の線になります。四半期予算が転記されると、予算の線は水平線になります。
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「損益」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「損益」ダッシュボード」を参照してください。
「収益要約」レポートには、選択した期間の実績収益、予算収益および予測収益が表示されます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
収益を予測と比較した結果は?
収益を予算と比較した結果は?
現期間の収益を、先月、前四半期または前年度の収益と比較した結果は?
収益を別のライン・オブ・ビジネス間で比較した結果は?
収益をコスト・センター間で比較した結果は?
収益カテゴリ間への収益の分割比率は?
「収益要約」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、選択した期間の詳細な収益情報を表示できます。ドリル可能な収益詳細レポートは、次のとおりです。
収益トレンド: 当年度と前年度の12か月の収益活動が表示されます。このトレンドは、ダッシュボード・パラメータで選択した日付に基づいたロール期間12か月のトレンドです。
カテゴリ別収益詳細: 収益が財務カテゴリ別に分類されて表示されます。
仕訳ソース別収益: 収益が仕訳ソース(売掛管理、仕訳手動入力、その他のソースなど)別に分類されて表示されます。売掛管理のデータを表示できるのは、Oracle Receivablesが実装されている場合のみです。
請求別収益詳細: 収益が請求別に分類されて表示されます。このレポートは、Oracle Receivablesが実装されている場合にのみ使用できます。
「損益」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「損益」ダッシュボード」を参照してください。
「販売チャネル別収益」レポートには、収益が販売チャネル別に分類されて表示され、当年度と前年度の間の増減率が示されます。このレポートからドリルできるレポートはありません。このレポートは、Oracle ReceivablesおよびOracle Order Managementが実装されている場合にのみ使用できます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
収益を販売チャネル間で比較した結果は?
前年度との比較で最高の増加率を示した販売チャネルは?
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「損益」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「損益」ダッシュボード」を参照してください。
「売上原価要約」レポートには、選択した期間の実績売上原価、予算売上原価および予測売上原価が表示されます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
売上原価を予測と比較した結果は?
売上原価を予算と比較した結果は?
収益費用を、先月、前四半期または前年度の収益費用と比較した結果は?
収益費用を別のライン・オブ・ビジネス間で比較した結果は?
収益費用をコスト・センター間で比較した結果は?
様々なカテゴリへの収益費用の分配比率は?
「売上原価要約」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、選択した期間の詳細な売上原価情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
売上原価トレンド: 当年度と前年度の12か月の売上原価活動が表示されます。このトレンドは、ダッシュボード・パラメータで選択した日付に基づいたロール期間12か月のトレンドです。
カテゴリ別売上原価詳細: 売上原価が財務カテゴリ別に分類されて表示されます。
仕訳ソース別売上原価: 売上原価が仕訳ソース(Oracle Payablesなど)別に分類されて表示されます。買掛管理のデータを表示できるのは、Oracle Payablesが実装されている場合のみです。
請求別詳細売上原価: 売上原価が請求ヘッダー情報別に分類されて表示されます。買掛管理のデータを表示できるのは、Oracle Payablesが実装されている場合のみです。
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「損益」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「損益」ダッシュボード」を参照してください。
「売上総利益要約」レポートには、選択した期間の実績売上総利益、予算売上総利益および予測売上総利益が表示されます。
このレポートの売上総利益は、次のように計算されます。
売上総利益 = 収益 - 売上原価
このレポートには、「損益」ダッシュボードおよび「マネージャ別損益」ダッシュボードからのみアクセスできます。このレポートからドリルできるレポートはありません。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
ライン・オブ・ビジネス別の売上総利益は?
月、四半期または年度の売上総利益は?
現行の売上総利益を、前年度の売上総利益と比較した結果は?
「損益」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「損益」ダッシュボード」を参照してください。
次のヘッダーと計算方法は「売上総利益要約」に固有です。
利益率(%): 期間累計の売上総利益の累計収益に対する比率。
利益率(%) = (xTD売上総利益 /| xTD収益|) * 100
注意: 利益率(%)が-999.99%より低いか、999.99%より高い場合、値は表示されません。このマニュアルの「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。
増減: 現行の利益率(%)と前回の実績利益率(%)との比率差異。
増減 = 利益率 (%) - 前回の利益率(%)
「比較」パラメータが「前年度」または「前期間」に設定されている場合は、次のように計算されます。
増減率(%) = 利益率(%) - 前回の利益率(%)
注意: 利益率(%)が表示されない場合、増減値は表示されません。
「比較」パラメータが「予算」に設定されている場合は、次のように計算されます。
増減 = 利益率(%) - 予算利益率(%)
マージン: 期間累計に対する売上総利益の金額。
xTD売上総利益 = xTD収益 - xTD売上原価
増減: 現期間の売上総利益と前期間の実績売上総利益との間の増減率。
「比較」パラメータが「前年度」または「前期間」に設定されている場合は、次のように計算されます。
増減 = ((xTD売上総利益 - 前回のxTD売上総利益) / |前回のxTD売上総利益|) * 100
「比較」パラメータが「予算」に設定されている場合は、次のように計算されます。
増減 = ((xTD売上総利益 - 予算売上総利益) / |予算売上総利益|) * 100
「費用要約」レポートには、選択した期間の実績費用、予算費用および予測費用が表示されます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
営業費用を予測と比較した結果は?
営業費用を予算と比較した結果は?
営業費用を、先月、前四半期または前年度の営業費用と比較した結果は?
営業費用を別のライン・オブ・ビジネス間で比較した結果は?
営業費用をコスト・センター間で比較した結果は?
異なる費用カテゴリへの営業費用の分配比率は?
「費用要約」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
費用トレンド: 当年度と前年度の12か月の費用活動が表示されます。このトレンドは、ダッシュボード・パラメータで選択した日付に基づいたロール期間12か月のトレンドです。
カテゴリ別費用詳細: 費用が財務カテゴリ別に分類されて表示されます。『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の値と階層の管理に関する説明を参照してください。
仕訳ソース別費用: 費用が仕訳ソース(Oracle Payables、仕訳手動入力、その他のソースなど)別に分類されて表示されます。買掛管理のデータを表示できるのは、Oracle Payablesが実装されている場合のみです。
請求書別費用詳細: 費用が請求書情報(コスト・センターや請求書番号など)別に分類されて表示されます。買掛管理のデータを表示できるのは、Oracle Payablesが実装されている場合のみです。
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「損益」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「損益」ダッシュボード」を参照してください。
「営業利益」レポートには、選択した期間の実績、予算および予測が表示されます。
次の計算がこのレポートの基準になります。
営業利益 = 売上総利益 - 費用
このレポートには、「損益」ダッシュボードおよび「マネージャ別損益」ダッシュボードからのみアクセスできます。このレポートからドリルできるレポートはありません。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
営業利益を、先月、前四半期または前年度と比較した結果は?
営業利益をライン・オブ・ビジネス間で比較した結果は?
営業利益をコスト・センター間で比較した結果は?
「損益」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「損益」ダッシュボード」を参照してください。
次のヘッダーと計算方法は「営業利益」レポートに固有です。
利益率(%): 期間累計の営業利益合計の累計収益合計に対する比率。
利益率(%) = (xTD営業利益 /| xTD収益|) * 100
注意: 利益率(%)が-999.99%より低いか、999.99%より高い場合、値は表示されません。このマニュアルの「一般的なダッシュボード動作」を参照してください。
増減: 現行の利益率(%)と前回の実績利益率(%)との比率差異。
「比較」パラメータが「前年度」または「前期間」に設定されている場合は、次のように計算されます。
増減 = 利益率 (%) - 前回の利益率(%)
「比較」パラメータが「予算」に設定されている場合は、次のように計算されます。
増減 = 利益率(%) - 予算利益率(%)
注意: 利益率(%)が表示されない場合、増減値は表示されません。
マージン: 期間累計に対する営業利益合計。
利益 = xTD売上総利益 - xTD費用
増減: 現期間の営業利益と前期間の実績営業利益との間の増減率。
「比較」パラメータが「前年度」または「前期間」に設定されている場合は、次のように計算されます。
増減 = ((xTD営業利益 - 前回のxTD営業利益) / |前回のxTD営業利益|) * 100
「比較」パラメータが「予算」に設定されている場合は、次のように計算されます。
増減 = ((xTD営業利益 - 予算営業利益) / |予算営業利益|) * 100
「マネージャ別損益」ダッシュボードには、利益センター・マネージャ職責とDaily Financials Intelligence職責でアクセスできます。このページには、実績収益と予算収益、売上総利益および営業費用に関する日次の要約情報がマネージャ別に表示されます。
次の表に、「マネージャ別損益」ダッシュボードのキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)とその計算方法を示します。
パフォーマンス測定またはKPI | 計算方法 |
---|---|
収益 | 収益財務カテゴリにマップされている勘定科目に基づきます。 |
費用 | 営業費用財務カテゴリにマップされている勘定科目に基づきます。 |
営業利益 | xTD収益 - (xTD売上原価 + xTD費用) |
営業利益% | xTD営業利益 / | xTD収益| |
このダッシュボードに固有のパラメータはありません。共通パラメータの説明は、「ダッシュボードの概念」を参照してください。
ダッシュボード・パラメータがDaily Business Intelligenceのダッシュボードに与える影響の詳細は、このマニュアルの「パラメータ」を参照してください。
このダッシュボードには、次のレポートとグラフが含まれています。
「費用管理」ダッシュボードは、営業費用に関する日次情報をコスト・センター・マネージャ職責とDaily Financials Intelligence職責に提供します。マネージャは、従業員当りの経費、旅費と交際費(T&E)および上位10支出者などの情報も表示できます。
次の表に、「費用管理」ダッシュボードのキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)とその計算方法を示します。
このダッシュボードに固有のパラメータはありません。共通パラメータの説明は、「ダッシュボードの概念」を参照してください。
ダッシュボード・パラメータがDaily Business Intelligenceのダッシュボードに与える影響の詳細は、このマニュアルの「パラメータ」を参照してください。
このダッシュボードには、次のレポートとグラフが含まれています。
「人数および費用トレンド」レポートを使用すると、マネージャは、同じコンテキストで、人数と営業支出のトレンドを分析できます。この全体像は、営業費用の増減が組織の従業員数の増減と一致しているかどうかの判断に役立ちます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
費用の増減は、人数の増減より早いか、遅いか、または一致しているか?
費用の増減は、人数の増減より大幅に変動しているか?
このグラフに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「費用管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「費用管理」ダッシュボード」を参照してください。
「一人当り費用」レポートには、マネージャ別従業員当りの現行費用、現在の人数および現在の金額が表示されます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
従業員の平均費用を、指示した内容と比較した結果は?
「一人当り費用」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、一人当り費用の詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
マネージャ別一人当り費用: 選択したマネージャに対する従業員当りの平均費用が表示されます。
「費用管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「費用管理」ダッシュボード」を参照してください。
次のヘッダーと計算方法は「一人当り費用」レポートに固有です。
人数: 選択したマネージャに積み上げられる従業員数(選択したマネージャも含む)。
注意: マネージャ階層と人数に関する情報の保存と保守には、Oracle Human Resourcesを使用する必要があります。
一人当り平均: この列には、1人当りの平均費用が表示されます。平均は、現期間であるxTDに対して計算および表示されます。この値をドリルすると、「一人当り費用」のトレンドを表示できます。
1人当りの平均費用 = 費用 / 人数
「旅費および交際費」レポートには、旅費と交際費財務カテゴリにマップされている勘定科目の定義に従って、旅費と交際費が表示されます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
従業員の旅費と交際費は?
「旅費および交際費」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
費用トレンド
カテゴリ別費用詳細
仕訳ソース別費用
請求書別費用詳細
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「費用管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「費用管理」ダッシュボード」を参照してください。
「上位10支出者」レポートを使用すると、マネージャは、自分のコスト・センターにチャージされる従業員経費精算書を分析でき、企業ポリシーに違反している可能性のある従業員の識別が容易になります。このレポートには、選択したマネージャの部門で経費を使用した支出上位10人の費用(Oracle Internet Expensesを使用して報告)が、従業員当りの合計費用でランク付けされて表示されます。
「上位10支出者」レポートの対象となる従業員は、マネージャの「上位10支出者」リストに含める場合、そのマネージャの直接または間接的な部下である必要があります。このレポートは、「費用管理」ダッシュボードからのみ使用できます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
上位支出者となった従業員は?
上位支出者は企業ポリシーに違反しているか?
「上位10支出者」リージョンから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
従業員ディレクトリ: Oracle Human Resourcesの従業員ディレクトリから従業員に関する情報が表示されます。
経費精算書一覧: その期間の従業員の経費精算書に関する情報が表示されます。Oracle Payablesワークフローで承認された経費のみが表示されます。このレポートは、「上位10支出者」リージョンからのみ使用できます。
経費精算書照会: 特定の経費精算書の詳細情報が表示されます。このレポートは、Oracle Internet Expensesから提供される読取り専用レポートで、「経費精算書一覧」レポートからのみ使用できます。
「費用管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「費用管理」ダッシュボード」を参照してください。
次のヘッダーと計算方法は「上位10支出者」レポートに固有です。
入力金額: 従業員が報告した機能通貨換算額。
コスト・センター: 経費のチャージ先のコスト・センター。従業員は、Oracle Internet Expensesで「コスト・センター」フィールドの値を変更することで、自分のコスト・センター以外のコスト・センターに経費精算書をチャージできます。従業員の組織のコスト・センターではなく、チャージ先のコスト・センターが表示されます。
使途: Internet Expensesで入力された費用に対する従業員の経費発生事由。このフィールドには、従業員が入力した自由書式のテキストによる経費発生事由が表示されます。
「費用分析」ダッシュボードは、会社の営業費用に関する最新情報を提供します。特に、会社の費用活動に関する会社/コスト・センター/勘定科目指向のビューに特色があります。「費用分析」ダッシュボードは、会社のマネージャおよび財務部門を対象として設計されており、営業費用の分析と管理に焦点を当てています。
「費用分析」ダッシュボードを使用すると、財務部門は、補助元帳詳細にドリルして当初の請求書や経費精算書などの取引詳細を表示し、異常を調査できます。
「費用分析」ダッシュボードには、Daily Financials Intelligence職責を使用してアクセスできます。
次の表に、「費用分析」ダッシュボードのキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)とその計算方法を示します。
パフォーマンス測定またはKPI | 計算方法 |
---|---|
費用 | 営業費用財務カテゴリにマップされている勘定科目に基づきます。 |
予算 | 営業費用財務カテゴリの予算に基づきます。 |
予算% | (実績費用 / 予算) * 100 |
予測 | 営業費用財務カテゴリの予測に基づきます。 |
予測% | (実績費用 / 予測) * 100 |
次の各概念は、「費用分析」のダッシュボードとレポートに共通です。
次に示すパラメータの設定方法の詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』のDBI for Financialsに関する章を参照してください。
日付: システム日付に自動的にデフォルト設定されます。この日付までのデータが表示されます。たとえば、期間タイプが四半期の場合は、システム日付までの現行の四半期のデータが表示されます。
注意: 「日付」パラメータをシステム日付以外の日付に変更した場合は、「日付」パラメータで指定した月の月末までのデータが表示されます。ただし、指定した月が終了していない場合は、前月の月末までのデータが表示されます。
次の表に、システム日付が2005年4月19日の場合の例を示します。
現在日 | ページに表示されるデータ |
---|---|
2005年4月19日 | 2005年4月19日までのデータ |
2005年4月18日 | 2005年3月31日までのデータ |
2005年3月18日 | 2005年3月31日までのデータ |
2005年2月13日 | 2005年2月28日までのデータ |
会社: 会社階層に従って情報が表示されます。この値リスト(LOV)は、データを、ソース元帳に定義されている勘定体系の会社セグメント別にフィルタ処理するために使用されます。会社値リストの値は、ユーザーのセキュリティ・プロファイルに基づいています。
コスト・センター: コスト・センター階層に従って情報が表示されます。この値リストは、データを、ソース元帳に定義されている勘定体系のコスト・センター・セグメント別にフィルタ処理するために使用されます。会社と同様にコスト・センターも、費用と収益を追跡するための会社内の組織エンティティです。コスト・センター値リストの値は、ユーザーのセキュリティ・プロファイルに基づいています。
財務カテゴリ: 表示対象の財務情報のカテゴリ。財務カテゴリは、勘定科目セグメントを、Oracle General Ledgerのコード組合せ(CCID)から事前定義の財務カテゴリのセットにマップすることによって定義されます。
ユーザー定義: ユーザー定義階層に従って情報が表示されます。この値リストは、データを、ソース元帳に定義されている勘定体系のユーザー選択セグメント別にフィルタ処理するために使用されます。取引活動を適切に分類するために、会社/コスト・センター/勘定科目の各セグメント以外の追加セグメントを使用する場合は、このパラメータを使用して、データを追加セグメント別にフィルタ処理します。
表示別: DBI for Financialsのレポートでは、4つの異なるタイプ別の表示がサポートされています。
会社ディメンションおよびコスト・センター・ディメンションは、実装に基づいて、会社セグメントまたはコスト・センター・セグメントにマップできます。『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』のDBI for Financialsに関する章を参照してください。
次の各ヘッダーと計算方法は、「費用分析」ダッシュボードのレポート全体に共通です。
レポートに表示される共通の会計期間と財務期間は定義されていません。
次の各ヘッダーと計算方法の詳細は、「レポート・ヘッダーと計算方法」を参照してください。
xTD
前XTD
(xTD)増減
予算
予算%
予測
予測%
このダッシュボードには、次のレポートが含まれています。
「費用要約」には、選択した期間の実績費用、予算費用および予測費用が表示されます。このレポートには、費用のロール期間も表示されます。
提案: このレポートは、会社、コスト・センター、財務カテゴリおよびユーザー定義の各ディメンション別に表示することもできます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
営業費用を会社間で比較した結果は?
営業費用をコスト・センター間で比較した結果は?
営業費用を、前期間(先月、前四半期または前年度)の営業費用と比較した結果は?
異なる費用カテゴリへの営業費用の分配比率は?
営業費用を予測と比較した結果は?
営業費用を予算と比較した結果は?
「費用要約」から基礎となるレポートにドリルダウンすると、選択した期間の詳細な費用情報を表示できます。ドリル可能な詳細経費精算書は、次のとおりです。
アカウント別費用トレンド詳細: 月次、四半期または年次の費用トレンドが、会社別、コスト・センター別およびアカウント別に表示されます。さらに、このレポートには、費用のロール期間が表示されます。
このレポートでは、「ソース別費用」レポートへのドリルがサポートされています。
ソース別費用: 特定の会社、コスト・センターおよびアカウントについて、費用仕訳の取引ソースと元帳の組合せ別に、費用金額がグループ化されます。たとえば、すべての繰越金額、決算仕訳、換算合計、消去合計などは、総勘定元帳のカテゴリに分類されます。
このレポートでは、買掛/未払金請求書、仕訳詳細および減価償却費用へのドリルがサポートされています。
買掛/未払金請求書: 転記されたOracle Payables請求書の請求書ヘッダーの詳細な一覧が表示されます。これらのヘッダーは、会社、コスト・センターおよび勘定体系に適用できます。
このレポートでは、Oracle Internet ExpensesおよびOracle iProcurementへの外部ドリルがサポートされています。
特に、このレポートでは、次の列が表示されます。
取引金額: 取引通貨による請求金額で、パラメータ・リストで選択したディメンションと照合して転記されます。
金額: 元帳通貨による請求金額で、パラメータ・リストで選択したディメンションと照合して転記されます。
経費精算書番号: 請求書に経費精算書番号が関連付けられている場合は、この列に経費精算書番号が表示されます。経費精算書番号が存在しない場合は、この列に「N/A」が表示されます。
発注番号: 請求書に発注番号が関連付けられている場合は、この列に発注番号が表示されます。1つの請求書に対して複数の発注番号が存在する場合は、レポートのこの列に「複数」が表示されます。請求書に発注番号が関連付けられていない場合は、この列に「N/A」が表示されます。
仕訳詳細: 費用仕訳に関する仕訳ヘッダー・レベル一覧が表示されます。
このレポートでは、「仕訳明細詳細」へのドリルがサポートされています。
注意: レポートのほとんどの情報(仕訳名、仕訳日、カテゴリ、摘要およびソース)は、仕訳ヘッダーから取得されます。ただし、レポートの金額は仕訳明細から取得されます。
仕訳明細詳細: 費用仕訳に関する明細レベル一覧が表示されます。このレポートは、Microsoft Excelに直接エクスポートできます。
注意: このレポートには、仕訳明細に存在する1〜10までの参照列が表示されます。
減価償却費(主カテゴリと副カテゴリ): Oracle Assetsの減価償却費が表示されます。また、xTD実績の前年対比の棒グラフおよびxTD実績の円グラフの両方が、固定資産カテゴリ・ディメンション別にグループ化されて表示されます。
このレポートでは、「減価償却費一覧」へのドリルがサポートされています。
注意: 副カテゴリが設定されている場合、レポートでは、主カテゴリから副カテゴリに、次に「減価償却費一覧」にドリルします。副カテゴリが設定されていない場合、レポートでは、主カテゴリから「減価償却費一覧」にドリルします。
減価償却費一覧: 指定した主要資産カテゴリおよびオプションの副資産カテゴリに関する、Oracle Assetsの減価償却費一覧が表示されます。
このレポートでは、Oracle iAssetsへの外部ドリルがサポートされています。
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「費用分析」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「費用分析」ダッシュボード」を参照してください。
「費用要約」と同様に、「収益要約」には、選択した期間の収益実績、収益予算および収益予測が表示されます。
提案: このレポートは、会社、コスト・センター、財務カテゴリおよびユーザー定義の各ディメンション別に表示することもできます。
このレポートには、収益のロール期間も表示されます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
収益を会社間で比較した結果は?
収益をコスト・センター間で比較した結果は?
収益を、前期間(先月、前四半期または前年度)の収益と比較した結果は?
収益を予測と比較した結果は?
収益費用を予算と比較した結果は?
「収益要約」から基礎となるレポートにドリルダウンすると、選択した期間の詳細な収益情報を表示できます。ドリル可能な収益詳細レポートは、次のとおりです。
アカウント別収益トレンド詳細: 月次、四半期または年次の収益トレンドが、会社別、コスト・センター別およびアカウント別に表示されます。このレポートには、収益のロール期間も表示されます。
このレポートでは、「ソース別収益」レポートへのドリルがサポートされています。
ソース別収益: 特定の会社、コスト・センターおよびアカウントについて、収益仕訳の取引ソース別に、収益金額がグループ化されます。
このレポートでは、「仕訳詳細」レポートへのドリルがサポートされています。
仕訳詳細: 「費用要約」を参照してください。
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「費用分析」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「費用分析」ダッシュボード」を参照してください。
「費用ローリング・トレンド」レポートには、費用に関する月次のローリング・トレンドが表示されます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
本年度の営業費用のトレンドは?
営業費用を前年度と比較した結果は?
特定の元帳/会社/コスト・センター/財務カテゴリの組合せに対する営業費用のトレンドは?
「費用ローリング・トレンド」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、選択した期間の詳細な費用情報を表示できます。ドリル可能な詳細経費精算書は、次のとおりです。
「費用分析」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「費用分析」ダッシュボード」を参照してください。
次のヘッダーと計算方法は「費用ローリング・トレンド」レポートに固有です。
月: May-04のように、表示形式が月-年になります。
「費用ローリング・トレンド」レポートと同様に、「収益ローリング・トレンド」レポートには、収益に関する月次のローリング・トレンドが表示されます。
「収益ローリング・トレンド」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、選択した期間の詳細な収益情報を表示できます。ドリル可能な収益詳細レポートは、次のとおりです。
「費用分析」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「費用分析」ダッシュボード」を参照してください。
「累積費用トレンド」レポートを使用すると、指定した期間の累積費用を表示できます。「比較」パラメータの設定方法によって、期間累計費用を、前年度(前12か月)、前四半期(前90日間)、先月(前30日間)と比較できます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
選択した日付時点での、当期累計費用合計は?
現在までの費用トレンドは?
費用トレンドを次の各項目と比較した結果は?
その期間の予算費用
その期間の予測費用
前年度の費用トレンド
前期間の費用トレンド
FII: 累計グラフ予算/予測明細タイプ・プロファイル・オプションの設定方法に従って、予算費用または予測費用には次の2種類の線タイプがあります。
水平線: 期間終了の値を使用した水平の線。この線は、十分なデータがない場合、または粒度レベルが選択した期間タイプより粗い場合は表示されません。
累計線: 可能なかぎり細かいレベルの粒度で累計値が表示されます。たとえば、四半期期間タイプの場合は、月次予算が転記されると、予算の線が3段階の線になります。四半期予算が転記されると、予算の線は水平線になります。
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「費用分析」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「費用分析」ダッシュボード」を参照してください。
「資金管理」ダッシュボードを使用すると、公共部門のマネージャとアナリストは、予算引当および実績費用を予算と比較し、資金、コスト・センターおよび費用の各カテゴリの階層に資金ステータスを表示できます。
資金、コスト・センターおよび費用の各カテゴリについて、予算、予算引当、実績費用および使用可能な資金を表示できます。
「資金管理」ダッシュボードは、次のような機関で使用するために設計されています。
地方自治体
高等教育機関
このダッシュボードの情報は、機能通貨でのみ表示されます。
次の表に、「資金管理」ダッシュボードのキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)とその計算方法を示します。
パフォーマンス測定またはKPI | 計算方法 |
---|---|
使用可能 | 使用可能な資金 = 管理資金 (予算 - 予算引当 - 実績)。 |
使用可能% | 予算に対する使用可能な管理資金の比率です。 |
予算 | 組織およびプロジェクトの承認済費用です。 |
予算引当 - 取引約定 | 引当確定に対する全予算引当残高の合計です。 |
予算引当 - 債務 | 債務負担に対する全予算引当残高の合計です。 |
予算引当 - その他 | 引当確定または債務負担以外の全予算引当残高の合計です。 |
実績 | 計上済の発生費用です。 |
次の各概念は、「資金管理」のダッシュボードとレポートに共通です。
次に示すパラメータの設定方法の詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』のDBI for Financialsに関する章を参照してください。
資金: ダッシュボードに表示する資金を決定します。セキュリティ設定によって制限された値リストには、マネージャがアクセスできる特定の資金のみが表示されます。
財務ディメンション設定の各ページでは、パラメータ・ラベルを変更できます。
次のパラメータの説明は、「「費用分析」ダッシュボードの概念」を参照してください。
コスト・センター
財務カテゴリ
ユーザー定義
ダッシュボード・パラメータがDaily Business Intelligenceのダッシュボードに与える影響の詳細は、このマニュアルの「パラメータ」を参照してください。
次の各ヘッダーと計算方法は、「資金管理」ダッシュボードのレポート全体に共通です。
レポートに表示される共通の会計期間と財務期間は定義されていません。
管理: 「現在日」で管理された、適切な予算範囲内で使用可能な資金です。
注意: 「資金管理」ダッシュボード上の期間タイプが四半期で、その四半期の2か月目に現在日がある場合、予算はその月まで計算されます。この計算方法は、四半期全体が表示される「費用分析」ダッシュボードとは異なります。
計上済: 標準の会計期間に基づいた、適切な予算範囲内での使用可能な資金です。
使用可能: 組織またはプロジェクトの予算に含まれている、未使用で未確定の資金です。公共部門組織は、予算を、実現費用と中間費用(予算引当)とともに定期的にレポートします。使用可能な資金は、次のように計算されます。
使用可能な資金 = 現行予算 - 予算引当 - 実績費用
使用可能%: 予算資金の合計に対する、使用可能な資金の比率です。
予算: 今後の費用として、組織およびプロジェクトに割り当てられた資金です。
「管理」列の予算は、予算管理オプションによって管理されますが、「計上済」列の予算とその予算のリージョンは、期間タイプに基づいて計算されます。
その他: 引当確定または債務負担以外の予算引当残高です。
支出活動: 予算引当と実績費用を加算した値です。
このダッシュボードには、次のレポートが含まれています。
さらに、このダッシュボードには、次のレポートへのリンクがあります。
最も一般的な予算管理実務には、費用トレンドと予算差異の検討があります。「資金管理」ダッシュボードは、「費用分析」ダッシュボードと統合して、経費精算書と費用トレンドを、資金別、コスト・センター別、費用カテゴリ別およびプロジェクト別(または他のユーザー定義ディメンション別)に提供し、さらに、仕訳明細と補助元帳へのドリルダウン機能を提供します。
「使用可能資金要約」には、使用可能な金額、予算金額、予算引当および実績費用が表示されます。予算管理パラメータに基づいたデータが、資金別、コスト・センター別、費用カテゴリ別およびユーザー定義ディメンション別にグループ化されます。
「使用可能資金要約」には、予算資金、引当資金および使用可能な資金に関する情報が、次の2つのサブセットで提供されます。
「管理」ビュー。予算管理設定オプションで定義した、現行の会計年度内の時間枠が使用されます。
「計上済」ビュー。標準の会計期間に基づいています。
これらのビューは、資金別、コスト・センター別、アカウント別またはユーザー定義別の各階層に分類されています。「管理」ビューは、「期間タイプ」パラメータに依存しません。
注意: 「使用可能資金要約」ポートレットには、両方のビューが表示され、レポートには、「管理」ビューのみが表示されます。
この「使用可能資金要約」には、月次の累計トレンド・グラフも含まれ、会計年度における使用可能資金の経時的な累計が視覚的に表示されます。このレポート・グラフは、予算と比較した実績および予算引当を表示する積上げ棒グラフです。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
現行の使用可能資金は?
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「資金管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「資金管理」ダッシュボードを参照してください。
「予算要約」には、現行と当初の予算が、資金別、コスト・センター別、費用カテゴリ別およびユーザー定義ディメンション別にグループ化されて表示されます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
前期間、前四半期または前年度に対する予算の増減は?
基本編成予算を現行予算と比較した結果は?
各種プロジェクトに対する予算の割当て状況は?
プロジェクト、資金および組織全体レベルに対する資金ソースは?
「資金管理」ページでは、次の3つのタイプの予算が使用されます。
現行
基本編成(当初)
前回
「予算要約」レポートからドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
「資金管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「資金管理」ダッシュボードを参照してください。
次のヘッダーは「予算要約」に固有です。
当初: 予算が採用された時点のスナップショットが示されます。基本編成予算とも呼ばれます。
この基本編成予算は現行予算とは異なります。現行予算は同じ予算ですが、表示する時点が異なります。現行予算には、プロジェクト範囲の変更、コスト・センターの再編成、組織全体にわたる予算の削減、その他の重要な運用の変更などの適用で加えられた変更すべてが含まれています。
次の各ヘッダーと計算方法の詳細は、「レポート・ヘッダーと計算方法」を参照してください。
xTD
「アカウント別予算トレンド詳細」レポートには、現行の予算金額の月次、四半期または年次トレンドが、資金別、コスト・センター別およびアカウント別にグループ化されて表示されます。
このレポートには、基本編成予算と比較した、現行予算への調整も含まれます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
予算の調整が最も加えられた資金は?
特定の資金、コスト・センターおよびアカウントに対する予算は?
「アカウント別予算トレンド詳細」レポートからドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
予算仕訳詳細: 予算仕訳のヘッダー・レベル一覧が表示されます。
「資金管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「資金管理」ダッシュボードを参照してください。
次のヘッダーは「アカウント別予算トレンド詳細」レポートに固有です。
当初: 「予算要約」の「レポート・ヘッダーと計算方法」を参照してください。
調整: xTDと「当初」間の相違が表示されます。次のように計算されます。
調整 = xTD - 当初
次の各ヘッダーと計算方法の詳細は、「レポート・ヘッダーと計算方法」を参照してください。
xTD
「予算引当要約」には、予算引当が予算引当タイプ別に表示されます。予算引当タイプは、資金別、コスト・センター別、アカウント階層別およびユーザー定義ディメンション別にグループ化されています。このレポートには、指定した期間タイプ内の予算引当トレンド情報も表示されます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
債務負担と取引約定間での予算引当の内訳は?
特定のコスト・センターまたは資金に対する、予算引当の合計は?
「予算引当要約」レポートからドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
「資金管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「資金管理」ダッシュボードを参照してください。
次の各ヘッダーと計算方法の詳細は、「レポート・ヘッダーと計算方法」を参照してください。
xTD
「アカウント別予算引当トレンド詳細」レポートには、予算引当の月次、四半期または年次トレンドが、資金別、コスト・センター別およびアカウント別にグループ化されて表示されます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
年累計額に最も貢献した四半期は?
予算引当の保留が最も多い資金は?
「アカウント別予算引当トレンド詳細」レポートからドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
予算引当仕訳詳細: 予算引当仕訳のヘッダー・レベル一覧が表示されます。
「資金管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「資金管理」ダッシュボードを参照してください。
次の各ヘッダーと計算方法の詳細は、「レポート・ヘッダーと計算方法」を参照してください。
xTD
「使用可能資金トレンド」レポートには、現行の予算、その予算に対する支出活動および使用可能な予算残額が表示されます。支出活動には、発生した実績費用および予算に対する予算引当が含まれます。
このレポートには、会計年度全体に対する予算、予算引当および実績費用の割当て状況を示すグラフが(現在日に関係なく)含まれます。「現在日」によって、レポートに含まれる取引残高が制御されます。取引の転記日が「現在日」より前の日付の場合、その取引はレポートに含まれます。
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「資金管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「資金管理」ダッシュボードを参照してください。
「買掛管理」ダッシュボードを使用すると、買掛管理マネージャおよびアナリストは、業務効率を分析できます。この分析は、請求書処理効率の監視と未処理請求書の識別、さらに、請求書活動、支払、仕入割引、保留の各領域で特定の営業単位について繰返し発生する問題の識別によって行います。このダッシュボードは、Daily Payables Intelligence職責で使用できます。
次の表に、「買掛管理」ダッシュボードのキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)とその計算方法を示します。
次の各概念は、「買掛管理」および「買掛ステータス」のダッシュボードとレポートに共通です。
注意: レポートに表示される請求書は、請求入力日に基づいています。たとえば、請求日が2004年10月15日の請求書を2004年11月15日にシステムに入力した場合、その請求書は10月ではなく11月に含まれます。
注意: レポートに表示される支払は、支払入力日に基づいています。
注意: 次の請求書は、「買掛管理」ダッシュボードおよび「買掛ステータス」ダッシュボードには表示されません。
経費精算書タイプの請求書
取消済の請求書
前払金請求書は、次の活動レポートにのみ含まれます。
請求書活動
請求書タイプ
電子請求書
電子請求書トレンド
『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の会計イベントに関する説明を参照してください。
次の各パラメータは、「買掛管理」および「買掛ステータス」のダッシュボードとレポートに共通です。
ダッシュボード・パラメータがDaily Business Intelligenceのダッシュボードに与える影響の詳細は、このマニュアルの「パラメータ」を参照してください。
次の各ヘッダーと計算方法は、「買掛管理」および「買掛ステータス」のダッシュボードに共通です。レポートに表示される共通の会計期間と財務期間は定義されていません。
平均保留日数: 請求書が保留される平均日数。この平均日数は、終了日に対して選択した日付には関係ありません。解除されていない保留の終了日は、最後に初期または増分要求セットを実行したシステム日付です。
保留日数: 請求書の最初の保留日から選択日付までの合計日数。解除されていない保留の終了日は、最終リフレッシュのシステム日付です。
割引損: 期間中の支払の割引損。割引損は、現在日より前の各割引日の割引損失額です。損失額は、割引日前後の割引の差額で、この割引日の前に発生した支払に対する割引によって減額されます。
注意: 割引損発生後に支払が発生した場合でも、ユーザーが使用可能な割引をオーバーライドし、割引を利用すると、割引損にこのオーバーライドが反映され、支払日に割引損計算から減算されます。
割引残額: 利用可能な割引残額。
割引残額 = ((オファー済割引 - 仕入割引) - 割引損)
支払に源泉徴収額が含まれている場合、表示される割引残額は、計算金額と一致しない場合があります。
仕入割引: 選択した日付前の支払に対する仕入割引の合計金額。
未払請求書金額: 選択した日付以降に支払予定期日がある未払請求書の合計金額。
保留中請求書金額: 選択した日付時点で保留中の請求書の合計金額。
遅延請求書金額: 選択した日付以前に支払予定期日がある未払請求書の合計金額。
保留件数: システムまたはユーザーによって請求書に設定された保留件数。ユーザー定義保留は含まれますが、支払予定保留は含まれません。
オープン買掛/未払金金額: 選択した日付時点で未払いの全請求書の合計金額。
ソース: ソースは手動または電子のいずれかです。
手動請求書には、次のいずれかのソースから入力した請求書が含まれます。
- 請求書ゲートウェイ
- 手動の請求書入力
- 定型請求書
電子請求書には、次のいずれかのソースから入力した請求書が含まれます。
- Extensible Markup Language(XML)Gateway
- Electronic Data Interchange(EDI)Gateway
- Internet Supplier Portal(ISP)
- 事前出荷請求通知(ASBN)
- 評価済受入精算(ERS)
- その他統合済ソース。その他統合済ソースには、ユーザー定義のソースの他に、会社間ソース、自動ソースおよびOracle E-Business Suiteソースが含まれます。
(xTD)増減: 期間累計の金額と、(「比較」パラメータに基づいて)前期間累計または前年の同じ期間の金額との間の増減率。次のように計算されます。
(xTD)増減 = ((期間累計金額 - 前回の期間累計金額) / 前回の期間累計金額) * 100
ユーザー: いずれかの標準買掛/未払金活動を開始したユーザーまたはシステム。個人ユーザーの場合は、そのユーザーのログインが表示されます。システムの場合は、SYSTEMと表示されます。
加重平均未払日数: 選択した日付以降の支払予定期日に基づく、保留中の未払請求書の支払日までの加重平均日数。次のように計算されます。
支払予定期日と現在日の間の日数が計算されます。
日数に支払予定金額が乗算され、合計金額が算出されます。
合計金額が全支払予定金額の合計で除算されます。結果が加重平均未払日数です。
加重平均遅延日数: 選択した日付以前の支払予定期日に基づく、保留中の遅延請求書の加重平均日数。次のように計算されます。
支払予定期日と現在日の間の日数が計算されます。
日数に支払予定金額が乗算され、合計金額が算出されます。
合計金額が全支払予定金額の合計で除算されます。結果が加重平均未払日数です。
このダッシュボードには、次のレポートとグラフが含まれています。
「請求書活動」レポートには、手動または電子的に入力された請求書の合計件数、および請求書の金額と配分が、営業単位および仕入先別に表示されます。取消済の請求書および経費精算書は含まれません。
「請求書活動」レポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
特定の期間に入力された請求書の合計件数は?
請求書の件数は、時間の経過に伴い増加したか?増加による処理の遅延はないか?
特定の営業単位が昨年より多くの請求書を入力しているか?
電子請求の発展によって組織の業績が向上しているか?
特定の営業単位に請求書を発行している仕入先は?
「請求書活動」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
入力済請求書詳細
入力済電子請求書詳細
入力済手動請求書詳細
「買掛管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛管理」ダッシュボード」を参照してください。
次のヘッダーと計算方法は「請求書活動」レポートに固有です。
請求額: 選択した期間に入力されたすべての請求書の合計金額。経費精算書と取消済の請求書以外のすべての請求書が含まれます。
電子: 入力された請求書の合計件数に対する、入力された電子請求書の比率。
関連項目
「請求書タイプ」レポートには、営業単位に発行される様々な請求書に関する情報が、仕入先別に表示されます。この情報を使用すると、営業単位での使用または仕入先による要求の可能性がある標準以外の支払方法を調べ、検討できます。
このレポートを使用すると、入力されたすべての請求書に対する請求書タイプを表示できます。
「請求書タイプ」レポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
営業単位による仕入先への前払いはあるか?
「請求書タイプ」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
入力済請求書詳細
請求書タイプ固有の入力済請求書詳細
「買掛管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛管理」ダッシュボード」を参照してください。
次のヘッダーと計算方法は「請求書タイプ」レポートに固有です。
請求書タイプ: 請求書タイプは、「標準」、「源泉徴収」、「前払」、「クレジット」、「デビット」、「混合」および「利息」のいずれかです。
関連項目
「電子請求書」レポートには、営業単位への電子請求書の比率とその送信方法が仕入先別に表示されます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
Oracle Payablesに入力された請求書の中での電子請求書の比率は?
請求書の送受信に使用されたプロトコルは、XML、EDIまたはそれ以外か?
「電子請求書」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
電子請求書
このレポートから、その他の詳細レポートにドリルできます。「請求活動詳細レポート」を参照してください。
「買掛管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛管理」ダッシュボード」を参照してください。
次のヘッダーと計算方法は「電子請求書」レポートに固有です。
電子請求書 %: 電子入力された請求書の全請求書に対する比率。
電子請求書% = ((入力された電子請求書 / 入力された請求書の合計) * 100)
増減(電子 %): 前期間または前年度のある期間((「比較」パラメータに基づく)と比較した電子請求書の比率のパーセント差異。
増減(電子%) = 現在の電子請求書% - 前期間の電子請求書%
たとえば、処理された全請求書に対する電子請求書件数の比率が、前期間の17%から現期間の22%に増加した場合は、22-17 = 5であるため値5が表示されます。
増減(電子): 入力された電子請求書件数の前期間からの増減率。
増減(電子) = ((入力された電子請求書の現在の件数 - 入力された電子請求書の前期間の件数) / |入力された電子請求書の前期間の件数|) * 100
たとえば、処理された全請求書に対する電子請求書の比率が、前期間の17%から現期間の22%に増加した場合は、((22-17) / 17) * 100 = 29であるため値29が表示されます。
その他統合済: 選択した期間に、その他統合済ソースから入力された電子請求書の総件数。その他統合済ソースには、ユーザー定義ソースの他に、会社間ソース、外部ソースおよびOracle E-Business Suiteソースが含まれます。
関連項目
「電子請求書トレンド」レポートには、期間累計の営業単位別電子請求書の件数および比率に関する情報が仕入先別に表示されます。このレポートからドリルできるレポートはありません。
「電子請求書トレンド」レポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
当期入力された電子請求書の件数は?
全請求書の中で、電子入力された請求書の比率は?
注意: 適切なドリルダウンを表示するには、営業単位と仕入先を選択する必要があります。
このリージョンから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
入力済電子請求書詳細: 期間累計の入力済電子請求書の比率が表示されます。
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「買掛管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛管理」ダッシュボード」を参照してください。
関連項目
「支払済請求書」レポートには、選択した期間の請求書支払活動に関する情報が表示されます。また、支払と請求書の合計件数および合計金額の詳細が表示されます。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
支払われた請求書の件数は?請求書に対して支払われた金額は?
期日までに支払われた請求書または期日後に支払われた請求書の件数は?請求書に対する未払額は?
電子的に処理された支払の比率は?
「支払済請求書」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
支払済請求書詳細
支払詳細
「買掛管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛管理」ダッシュボード」を参照してください。
次のヘッダーと計算方法は「支払済請求書」レポートに固有です。
請求書支払日数: 請求書が支払われるまでの平均日数。「請求書支払日数」の数値は、請求書ごとに、その請求に対する支払件数に基づいて、各支払の「支払日」と「請求日」の間の日数を測定して計算されます。
請求書支払日数 = (支払日 - 請求日) / 支払件数
定時支払金額: 支払予定期日以前に支払われた支払予定の合計額。
遅延支払金額: 支払予定期日後に支払われた支払予定の合計額。
電子支払 %: 電子的に支払われた支払の比率。
電子支払% = ((入力された電子支払 / 入力された支払の合計) * 100)
仕入割引: 選択した期間中の支払に対する仕入割引の金額。
関連項目
「電子および遅延支払請求書」レポートには、電子入力された請求書と遅延支払の請求書の比較が表示されます。
「電子および遅延支払請求書」レポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
請求書の中で、システムに電子入力された請求書の比率は?
遅延支払の請求書の比率は?
電子請求は、遅延支払の請求書数の削減に有効か?
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「買掛管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛管理」ダッシュボード」を参照してください。
「遅延支払請求書」レポートには、遅延支払の請求書が表示されます。
「遅延支払請求書」レポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
遅延支払の請求書の比率は?
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「買掛管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛管理」ダッシュボード」を参照してください。
「支払済請求書割引」レポートには、支払済請求書に関するオファー済割引、利用済割引および割引損が表示されます。この情報は、営業単位別、仕入先別、営業単位別の仕入先別に表示できます。
「支払済請求書割引」レポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
オファー済割引の中で実際に利用された割引の金額と比率は?
「支払済請求書割引」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
支払済請求書詳細
「買掛管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛管理」ダッシュボード」を参照してください。
次のヘッダーと計算方法は「支払済請求書割引」レポートに固有です。
総請求額: 割引利用のために、この金額は請求額合計と一致しない場合があります。
総請求額 = 支払金額 + 仕入割引金額
増減(オファー済): オファーした割引の当期と比較期間との間の増減率。
増減(オファー済) = ((現在のオファー済割引 - 前期間のオファー済割引) / |前期間のオファー済割引|) * 100
仕入割引: 選択した期間中の支払に対する仕入割引の金額。
増減(損失): 割引損の増減率。
増減(損失) = ((現在の割引損 - 前期間の割引損) / |前期間の割引損|) * 100
関連項目
「保留活動」レポートを使用すると、営業単位別、仕入先別、および営業単位別仕入先別に、保留が次の保留カテゴリで表示されます。
差異
発注照合
請求書
ユーザー定義
その他
「保留活動」レポートを使用すると、特定の期間の保留請求書を表示できます。「保留活動」レポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
保留中の請求書の件数とその保留理由は?
「保留活動」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
保留活動詳細
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「買掛管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛管理」ダッシュボード」を参照してください。
関連項目
請求書詳細レポートは、営業単位および仕入先に対する請求書のリストです。レポートのタイトルは、ドリルダウン元によって変わります。
「買掛管理」ダッシュボードからドリルできる請求書詳細レポートは、次のとおりです。
入力済請求書詳細: ソースに関係なく、選択した期間に入力された請求書が表示されます。
入力済手動請求書詳細: 選択した期間に入力された請求書の中で、ソースが手動カテゴリに属している請求書が表示されます。
入力済電子請求書詳細: 選択した期間に入力された請求書の中で、ソースが電子カテゴリに属している請求書が表示されます。
電子請求書: 特定の電子ソースの請求書に関する情報が表示されます。このレポートから、次のレポートにドリルできます。
入力済請求書詳細
入力済電子請求書詳細
入力済XML請求書詳細
入力済EDI請求書詳細
入力済ERS請求書詳細
入力済ISP請求書詳細
入力済ASBN請求書詳細
その他入力済統合請求書詳細
これらのすべての詳細レポートに、同じ情報が表示されます。
請求書タイプ固有の入力済請求書詳細:
たとえば、標準請求書に関する情報のみを表示するには、「請求書タイプ」レポートから「入力済標準請求書詳細」レポートにドリルします。
支払済請求書詳細: 請求書に対する支払、および仕入割引が表示されます。
支払詳細: 金額、日付、銀行口座、送金先銀行および通貨など、支払詳細が表示されます。
このレポートからは、次のレポートにもドリルできます。
請求書定時支払詳細: 定時支払の請求書が、請求額、支払金額および初回期日とともにリストされます。
請求書遅延支払詳細: 遅延支払の請求書が、請求額、支払金額および初回期日とともにリストされます。
保留活動詳細: 選択した期間の保留請求書が表示されます。
次の各レポートには、「買掛管理」ダッシュボードおよび「買掛ステータス」ダッシュボードの両方からドリルできます。
支払活動履歴: 支払に対して実行された処理、その処理日および処理責任者など、個々の支払の詳細な活動履歴が表示されます。
請求書活動履歴: 請求書に対する処理の実行者および処理の発生時期が表示されます。
支払予定および割引: 請求書に対する支払予定、および可能な割引と利用された割引が表示されます。
請求書配分詳細: 摘要、金額、発注番号など、請求書に関する明細品目詳細が表示されます。
このレポートから発注書にドリルすると、詳細を表示できます。
保留履歴: 個々の請求書に関する保留履歴の詳細が表示されます。このレポートからドリルできるレポートはありません。
次のヘッダーと計算方法は「保留履歴」に固有です。
保留解除日: 保留が解除された日。解除されていない保留のデフォルトはNULLです。
保留者: 保留を設定したユーザー(個人ユーザーまたはシステム)。個人ユーザーの場合は、そのユーザーのログインが表示されます。システムの場合は、SYSTEMと表示されます。
「買掛管理」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛管理」ダッシュボード」を参照してください。
「買掛ステータス」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛ステータス」ダッシュボード」を参照してください。
「買掛ステータス」ダッシュボードを使用すると、買掛管理マネージャおよびアナリストは、このダッシュボードを作動可能なダッシュボードとして使用して、期日以前の請求書と遅延請求書の金額、割引機会および保留を監視および分析できます。このダッシュボードは、Daily Payables Intelligence職責で使用できます。
買掛管理アナリストは、「買掛ステータス」ダッシュボードを使用して次のことができます。
未払請求書のステータスの監視
割引機会の監視
仕入先別保留活動の監視
次の表に、「買掛ステータス」ダッシュボードのキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)とその計算方法を示します。
このダッシュボードでは、買掛管理情報の現在のステータスまたはスナップショットが提供されるため、期間タイプと比較パラメータは使用されません。
共通パラメータの説明は、「「買掛管理」ダッシュボードの概念」を参照してください。
ダッシュボード・パラメータがDaily Business Intelligenceのダッシュボードに与える影響の詳細は、このマニュアルの「パラメータ」を参照してください。
このダッシュボードには、次のレポートとグラフが含まれています。
「オープン買掛/未払金要約」レポートには、未払および一部支払済の請求書のオープン負債に関する情報が表示されます。
注意: 期日以前と遅延の複数の支払が請求書に含まれている場合、これらの請求書は、期日以前と遅延の両方でカウントされます。したがって、期日以前の請求書の件数と遅延請求書の件数の合計は、未払請求書の表示合計件数と一致しません。
情報は、オープン負債金額に関して表示されます。入力された請求書は、このレポートに対して評価されます。含めるために、請求書を検証する必要はありません。未払および一部支払済の請求書は含まれます。未払請求額は、適用済前払いや源泉徴収額によって減額されます。保留中請求書も含まれます。
「オープン買掛/未払金要約」レポートを使用すると、次のような質問に回答できます。
未払請求書の件数が最も多い仕入先は?
組織の未払請求書の内、期日以前の請求書と遅延請求書は?
特定仕入先への支払遅延期間は?
支払優先度の高い仕入先は?
期日以前の請求書または遅延請求書の件数は?
期日が近い請求書の件数は?請求書に対する未処理金額は?
支払遅延の請求書の件数は?請求書に対する未処理金額は?
「オープン買掛/未払金要約」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
未払請求書詳細
請求書期日詳細
遅延請求書詳細
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「買掛ステータス」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛ステータス」ダッシュボード」を参照してください。
関連項目
「未払請求書年齢調べ要約」レポートには、3つの年齢調べバケットにグループ化された現在未払の請求書の年齢調べ要約が表示されます。このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
期日が30日以上先の請求書の件数は?請求書に対する未処理金額は?
期日が0〜15日間または16〜30日間の請求書の件数は?
未払額が表示されるレポートでは、請求書の金額の合計は、年齢調べバケットの金額の合計と一致します。ただし、請求書の合計件数が表示されるレポートでは、合計は、年齢調べバケットの請求書の合計件数と一致しない場合があります。
注意: このような状況が発生する可能性があるのは、請求書に複数の支払予定日があり、複数の年齢調べバケット(0〜15日間と16〜30日間の両方)で請求書がカウントされる場合です。
「未払請求書年齢調べ要約」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
未払請求書詳細
期限が1から15日以内の請求書
期限が16から30日以内の請求書
期限が30日後の請求書
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「買掛ステータス」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛ステータス」ダッシュボード」を参照してください。
関連項目
3つの年齢調べバケットにグループ化された支払遅延請求書の年齢調べ要約を表示できます。このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
支払遅延の請求書の件数は?請求書に対する未処理金額は?
支払遅延が1〜15日間、16〜30日間および30日を超過している請求書の件数は?
年齢調べの未払額が表示されるレポートでは、個々の請求書の金額の合計は、年齢調べバケットの金額の合計と一致します。ただし、請求書の合計件数が表示される年齢調べレポートでは、合計は、年齢調べバケットの請求書の合計件数と一致しない場合があります。
注意: このような状況が発生する可能性があるのは、請求書に複数の支払予定日があり、複数の年齢調べバケット(0〜15日間と16〜30日間の両方)で請求書がカウントされる場合です。
「遅延請求書年齢調べ要約」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
遅延請求書詳細
1から15日間遅延の請求書
16から30日間遅延の請求書
30日以上遅延の請求書
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「買掛ステータス」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛ステータス」ダッシュボード」を参照してください。
関連項目
「請求書年齢調べ」グラフには、現在未払の請求書と遅延請求書の両方が、6つの年齢調べバケットにグループ化されて表示されます。
このグラフでは、年齢調べの請求書が一覧で表示され、「未払請求書年齢調べ要約」と「遅延請求書年齢調べ要約」のデータが結合されます。
このグラフを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
現在未払の請求書の件数は?
支払遅延の請求書の件数は?
注意: 年齢調べバケットの請求書の合計件数は、システム内の現在未払の請求書と遅延請求書の実際の数を表さない場合があります。 このような状況が発生する可能性があるのは、請求書に複数の支払予定日があり、複数の年齢調べバケットで請求書がカウントされる場合です。
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「買掛ステータス」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛ステータス」ダッシュボード」を参照してください。
「遅延請求書」レポートには、全仕入先および全営業単位の遅延請求書が要約されて表示されます。このレポートを使用すると、請求書の詳細レベルにドリルして、現在未払の遅延請求書の簡単な概要を表示できます。
注意: このレポートのデータは、「現在日」パラメータではなく、システムの最終リフレッシュ日に基づいています。
このレポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問にも回答できます。
現在遅延している請求書と、その金額は?
遅延の合計金額は?
「遅延請求書」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
請求書活動履歴
支払予定および割引
請求書配分詳細
保留履歴
これらの詳細レポートを使用すると、請求書の遅延理由をさらに詳細に調査できます「請求活動詳細レポート」および「請求書ステータス詳細レポート」を参照してください。
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「買掛ステータス」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛ステータス」ダッシュボード」を参照してください。
「割引機会要約」レポートには、未払請求書で割引を利用するための機会が表示されます。営業単位別、仕入先別、および営業単位別の仕入先別に機会を表示できます。「割引機会要約」レポートには、システム日付または選択した日付に基づいて、現在使用可能な割引が表示されます。
「割引機会要約」レポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
組織の未払請求書に対するオファー済割引金額、割引残額、割引損は?
組織に常に割引損が生じている特定の仕入先は?
組織が利用しているオファー済割引の比率は?
オファー済割引から最も利益を得ている営業単位は?
電子支払の増加による仕入割引の増加は?
特定の期間に組織が利用している割引の件数は?仕入割引件数は時間の経過に伴い増加しているか?
営業単位内でのオファー済の割引パーセントは?
「割引機会要約」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
未払請求書詳細
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「買掛ステータス」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛ステータス」ダッシュボード」を参照してください。
関連項目
「保留要約」レポートには、保留中請求書の選択した日付のビューが、営業単位別、仕入先別、および営業単位別の仕入先別に表示されます。保留金額は、保留中と保留中遅延の2つのカテゴリでレポートされます。
選択日付時点で解除されていない保留に対する情報のみが表示されます。支払予定保留は含まれません。
手動またはOracle Payablesによって保留を適用すると、支払は行われず、請求書に対する会計仕訳も作成されない場合があります。保留には、請求書保留、仕入先保留およびシステム保留など、いくつかのカテゴリがあります。次に、Oracle Payablesに事前定義されている保留の例を示します。
請求額が、仕入先サイトに指定した請求限度額を超えている場合
仕入先が照合用の有効な発注番号を提供しない場合
請求書の税金コードが、勘定科目に割り当てられた税金コードと一致しない場合
仕入先サイトに対して、「仕入先サイト」ウィンドウの「未検証請求書保留」オプションが有効になっている場合
Payablesで、税金の自動源泉徴収を実行できない場合
「保留要約」レポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
保留中請求書の件数は?
保留中請求書の未払額の合計は?
処理が必要な請求書は?
営業単位全体で最も多い保留カテゴリは?
請求書の増加が保留件数に悪影響を与えているか?
特定の期間に保留された請求書の件数は?
請求書が特定の期間に保留されていた平均日数は?
特定の請求書の保留理由は?明細品目レベルに問題があるか?
「保留要約」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
保留中請求書詳細
保留中請求書未払
保留中請求書遅延
「買掛ステータス」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛ステータス」ダッシュボード」を参照してください。
次のヘッダーと計算方法は「保留要約」レポートに固有です。
未払保留金額: 選択した日付以降に支払予定期日のある保留中の未払請求書の合計金額。「未払保留金額」は、支払予定レベルで計算されます。
発注照合保留: 発注照合保留の合計件数。この保留カテゴリには、事前定義の発注照合基準に違反する請求書に設定されている事前定義の保留が含まれます。
関連項目
選択した日付の保留中の請求書に関する割引機会を、営業単位別、仕入先別、営業単位別の仕入先別に表示できます。
「保留中請求書割引要約」レポートを使用すると、次のようなビジネス上の質問に回答できます。
保留中請求書の件数は?
現在日時点の保留中請求書に対する割引のステータス(オファー済、利用済、割引損、割引残)は?
「保留中請求書割引要約」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
保留中請求書詳細
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「買掛ステータス」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛ステータス」ダッシュボード」を参照してください。
関連項目
「保留カテゴリ要約」レポートを使用すると、営業単位別、仕入先別、および営業単位別仕入先別に、保留が次の保留カテゴリで表示されます。
差異
発注照合
請求書
ユーザー定義
その他
「保留カテゴリ要約」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
保留中請求書詳細
保留タイプ要約
「買掛ステータス」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛ステータス」ダッシュボード」を参照してください。
次のヘッダーと計算方法は「保留カテゴリ要約」レポートに固有です。
差異: 差異保留の合計件数。この保留カテゴリには、許容範囲を超えた請求書に設定される事前定義の保留が含まれます。
発注照合: 発注照合保留の合計件数。この保留カテゴリには、事前定義の発注照合基準に違反する請求書に設定されている事前定義の保留が含まれます。
請求書: 請求書保留の合計件数。この保留カテゴリには、システムによって請求書に設定される事前定義の保留が含まれます。
ユーザー定義: ユーザー定義保留の合計件数。
その他: その他の保留カテゴリの合計件数。勘定科目保留、予算引当保留、その他保留および仕入先保留が含まれます。
関連項目
「保留トレンド」レポートには、保留中請求書の処理のトレンドを分析するために使用できる情報が、営業単位別、仕入先別、および営業単位別仕入先別に表示されます。このレポートには、過去12か月の月末データ、および現行月の累計データが表示されます。
注意: 適切なドリルダウンを表示するには、営業単位と仕入先を選択する必要があります。
「保留トレンド」レポートから基礎となるレポートにドリルダウンすると、詳細情報を表示できます。ドリル可能な詳細レポートは、次のとおりです。
保留中請求書詳細
このレポートに固有のヘッダーまたは計算方法はありません。
「買掛ステータス」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛ステータス」ダッシュボード」を参照してください。
関連項目
請求書ステータス詳細レポートは、営業単位および仕入先に対する請求書のリストです。レポートのタイトルは、ドリルダウン元によって変わります。
「買掛ステータス」ダッシュボードからドリルできる請求書ステータス詳細レポートは、次のとおりです。
未払請求書詳細: 「現在日」時点で、全額支払済ではない請求書の詳細が表示されます。
請求書期日詳細: 「現在日」時点で全額支払済ではなく、その後も未払いの請求書の詳細が表示されます。
次の追加の未払請求書レポートも使用できます。
期限が1から15日以内の請求書
期限が16から30日以内の請求書
期限が30日後の請求書
遅延請求書詳細: 「現在日」時点で全額支払済でなく、遅延となっている請求書の詳細が表示されます。計画に対して1度でも遅延した請求書は、遅延とみなされます。
次の追加の遅延請求書レポートも使用できます。
1から15日間遅延の請求書
16から30日間遅延の請求書
30日以上遅延の請求書
保留中請求書詳細: 「現在日」時点で保留中の請求書の詳細が表示されます。
保留中請求書未払: 未払いで、「現在日」時点でも保留中の未払請求書の詳細が表示されます。
保留中請求書遅延: 遅延しており、「現在日」時点でも保留中の未払請求書の詳細が表示されます。計画に対して1度でも遅延した請求書は、遅延とみなされます。
保留タイプ要約: 「現在日」時点で保留中の未払請求書が、特定の保留カテゴリに関連付けられている保留タイプ別にグループ化されて表示されます。このレポートに表示される保留タイプは、「保留カテゴリ要約」での選択によって決まります。
「買掛ステータス」ダッシュボードのKPIおよび概念の説明は、「「買掛ステータス」ダッシュボード」を参照してください。
関連項目