Oracle Daily Business Intelligenceユーザー・ガイド リリース11i B25741-01 | ![]() 目次 | ![]() 戻る | ![]() 次へ |
「製品管理 - 設計」ダッシュボードを使用すると、製品の設計および製造プロセスを監視できるため、より迅速で的確な判断が可能になります。
このダッシュボードには、次のようなキー・パフォーマンス・インディケータがあります。
単位原価
部品数量
製造手順
変更オーダー
BOMレベル
「製品管理 - 設計」ダッシュボードとその関連レポートを使用すると、設計マネージャおよび製品マネージャは、品目の製造が複雑であるかどうか、または変更オーダーの作成やサイクル時間トレンドを確認できます。
このダッシュボードから、単位原価、部品数量および製造手順、さらに変更オーダーに関する詳細レポートにドリルダウンできます。このダッシュボードには、「HR管理」ダッシュボードおよび「費用管理」ダッシュボードへのリンクも含まれています。これらのダッシュボードを表示するには、システム管理者が各ダッシュボードに対して必要な手順を完了している必要があります(『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』を参照)。
「製品管理 - 設計」ダッシュボードに表示される品目は、営業単位で保護されています。システム管理者が、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』またはOracle Advanced Product Catalogオンライン・ヘルプの組織アクセスの定義に関する説明に記載されている仕様に従って、品目が保護されていることを確認する必要があります。システム管理者はさらに、「MO: セキュリティ・プロファイル」を定義する必要があります(『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の「営業単位」を参照)。
このダッシュボードを表示するには、Daily Product Intelligence職責または設計マネージャ職責を使用します。
Oracle Daily Business Intelligenceおよびその他のインテリジェンス製品の詳細は、このマニュアルの「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。
次のパラメータは、このダッシュボード専用です。ダッシュボード・パラメータがダッシュボードの結果に与える影響の詳細は、このマニュアルの「パラメータ」を参照してください。
品目: 選択した組織と選択した品目カタログ・カテゴリおよびその子カテゴリの両方に属する品目のみが表示されます。ダッシュボードにデータを表示するには、品目を選択する必要があります。品目は、Oracle InventoryまたはOracle Advanced Product Catalogで定義されます(『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』またはOracle Advanced Product Catalogオンライン・ヘルプの品目の定義に関する説明を参照)。
品目カタログ・カテゴリ: 使用可能な品目カタログ・カテゴリのリスト。品目カタログ・カテゴリは、Oracle InventoryまたはOracle Advanced Product Catalogで定義されます(『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の品目カタログ・グループの定義に関する説明、またはOracle Advanced Product Catalogオンライン・ヘルプの品目カタログに関する説明を参照)。
組織: アクセス権のある組織。表示できる組織の完全なリストは、組織セキュリティに基づきます(『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の「在庫組織セキュリティの設定」を参照)。
このダッシュボードに表示されるKPIは、次のとおりです。
BOMレベル: 品目の基本部品構成表で定義される最大レベル数。組立品の深さを示します。
変更オーダー・サイクル時間 (日数): 変更オーダーの実施までに要する平均時間。この計算で考慮されるのは、個別の変更オーダー・ヘッダー、明細レベルの品目関連および改訂品目のみです。変更オーダーの要素(優先度、実施日、希望入手日、作成日、ステータス)はすべてヘッダー・レベルから取得されます。変更オーダーの詳細は、『Oracle Engineeringユーザーズ・ガイド』の設計変更に関する説明を参照してください。
製造手順: 製品の製造に必要な工程連番の数。品目の基本工順で定義されます。最終組立に対して定義されていて、現在日時点で有効な工程連番のみが考慮されます。基本工順の詳細は、『Oracle Bills of Materialユーザーズ・ガイド』の工順に関する説明を参照してください。
新規変更オーダー: 現期間にこの製品に対して生成または発生した変更オーダーの合計数。
オープン変更オーダー: 現在日時点で実施日または取消日が設定されていない変更オーダーの合計数。選択した日付より後の実施日または取消日が設定されている変更オーダーも含まれます。
部品数量: 品目の基本BOMにおける最終レベルの構成部品の数量。それぞれの構成部品の量は関係なく、製品の基本部品構成表の個々の構成部品がすべて集計されます。現在日時点で有効な構成部品のみがこの値に含まれます。
たとえば、次の図は、3つの構成部品(B、DおよびE)がある製品を示しています。部品Cは、別個の構成部品DとEで構成されているため、部品数量には含まれません。また、各部品の量も考慮されません(B=3、D=1、E=2)。
製品Aの部品構成表
異なる方法で計算される品目もあります。オプション品目は、標準、ATOおよびKITS品目タイプの場合は計算に含まれます。PTO品目タイプの場合は計算から除外されます。
部品数量の詳細は、『Oracle Bills of Materialユーザーズ・ガイド』を参照してください。
単位原価: 選択した品目の原価。原価要素(資材、間接材料費、生産資源、アウトソーシングおよび間接費)別に単位原価が示されます。組織の評価対象原価タイプのみがこの原価に含まれます(例: 標準原価)。
このダッシュボードから次のレポートにドリルダウンできます。
「原価要素別単価」および「単価トレンド」
部品数量および製造手順
品目カタログ・カテゴリ別部品数量
構成部品詳細
変更オーダー要約
変更オーダー・リスト
変更オーダー・サイクル時間
変更オーダー経過期間
部品数量およびBOMレベル
「原価要素別単価」レポートには、単位原価合計の要素の内訳が示されます。要素は、資材、間接材料費、生産資源、アウトソーシングおよび間接費です。
単位原価は、ある品目を生産するための原価であり、個々の原価要素(資材、間接材料費、生産資源、アウトソーシングおよび間接費)の合計です。品目の各原価要素の原価は、Oracle Cost Managementで定義されます(『Oracle Cost Managementユーザーズ・ガイド』の品目原価の定義に関する説明を参照)。
いずれかの原価要素がOracle Cost Managementで変更された場合は、このレポートに原価の変更が反映されるように、単位原価を更新するコンカレント・プログラムを実行する必要があります。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「部品数量および製造手順」レポートには、選択した品目に必要な構成部品の数量および工程連番の数が示されます。これらの数値は通常、品目の複雑度のメジャーとみなされます。
選択した日付時点で有効である、基本BOMの構成部品および基本工順の工程連番のみがこのレポートの対象となります。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「カタログ・カテゴリ別部品数量」レポートには、品目の部品数量が、その構成部品が割り当てられているカタログ・カテゴリ別に示されます。このレポートの値をドリルすると、「構成部品詳細」レポートを表示できます。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「構成部品詳細」レポートには、品目の組立品に使用される構成部品のリストが示されます。構成部品は、割当て先のカタログ・カテゴリに基づいてフィルタ処理されます。
このレポートのパラメータは、「品目カタログ・カテゴリ別部品数量」レポートから渡され、読取り専用です。
構成部品の摘要から、Oracle Advanced Product Catalogのその他の構成部品詳細にドリルできます。
「変更オーダー要約」レポートには、選択した品目の変更オーダー情報が示されます。Oracle Advanced Product Catalogの定義に従って、オープン、新規および実施済の変更オーダーの件数が表示されます。比較期間を基準にして、変更オーダーのその対応する増減も表示されます。
レポートには、次の専用の列が表示されます。
サイクル時間 (日数): 変更オーダーの実施までに要する平均時間。
サイクル時間(日数) = (変更オーダー実施日 - 作成日 +1)の合計/実施済設変の数
適用可能な設変は、実施日が選択日より前の設計変更です。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
変更オーダー・リストのレポートには、Oracle Advanced Product Catalogで定義されている変更オーダーに関する詳細情報が示されます。このレポートには、「変更オーダー要約」、「変更オーダー・サイクル時間」、「遅延変更オーダー経過期間」および「変更オーダー経過期間」の各レポート、またはDaily Business Intelligence for Product Lifecycle Managementのメニューからドリルできます。
変更オーダー・リストのレポート名は、ドリル元がどのレポートであるかによって変わります。次の表に、ドリル元に基づいた様々な変更オーダー・リストのレポートを示します。
ドリル元 . . | ドリル先 |
---|---|
変更オーダー要約(取消済列) | 取消済変更オーダー・リスト |
変更オーダー要約(実施済列) | 実施済変更オーダー・リスト |
サイクル時間のレポート | 実施済変更オーダー・リスト |
経過期間のレポート | オープン変更オーダー・リスト |
変更オーダー要約(オープン列) | オープン変更オーダー・リスト |
変更オーダー要約(新規列) | 新規変更オーダー・リスト |
遅延変更オーダー経過期間 | 遅延変更オーダー・リスト |
ドリル先のレポートに表示される変更オーダーの数は、ドリル元のリージョンまたはレポートに表示されていた変更オーダーの数です。
変更オーダーの属性はすべて、ヘッダー・レベルから取得されます。属性には、タイプ、ステータス、事由、優先度、実施日、希望入手日および作成日があります。このレポートに考慮されるのは、個別の変更オーダーのヘッダー・レベルと明細レベルの品目関連、および改訂品目のみです。たとえば、変更オーダー1(CO1)で、Item1がヘッダー・レベルおよび明細レベルで関連付けられている場合、CO1は、Item1について1回のみ計算されます。
このレポートには、次の専用のパラメータが表示されます。
優先度(すべて): 使用可能な優先度は、「その他」、「中」、「高」、あるいはOracle Advanced Product CatalogまたはOracle Engineeringで定義されている優先度です。
事由(すべて): Oracle Advanced Product CatalogまたはOracle Engineeringで定義されている変更オーダーの事由リスト。
ステータス(すべて): Oracle Advanced Product Catalogで定義されている変更オーダー・ステータスのリスト。使用可能なステータスは、「保留中」、「問題発生中」、「オープン」、「クローズ」です。
タイプ(すべて): Oracle Advanced Product CatalogまたはOracle Engineeringで定義されている変更オーダー・タイプのリスト。
このレポートには、次の専用の列が表示されます。
サイクル時間 (日数): 変更オーダーの実施までに要する平均時間。
サイクル時間(日数) = (変更オーダー実施日 - 作成日 +1)の合計/実施済設変の数
適用可能な設変は、実施日が選択日より前の設計変更です。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「変更オーダー・サイクル時間」レポートには、実施済変更オーダーの件数、作成から承認までに要した時間、承認から実施までに要した時間、およびサイクル時間が、比較期間を基準にして、その対応する増減値の推移とともに示されます。
「変更オーダー・サイクル時間トレンド」レポートには、変更オーダーの増減の推移と優先度が示されます。使用可能な優先度は、次のとおりです。
高(コード0)
中(コード1)
その他(その他の優先度コード)
優先度コードは、Oracle Advanced Product Catalogで変更オーダーに割り当てられます。
これらのレポートには、次の専用の列が表示されます。
承認 - 実施時間 (日数): 変更オーダーが承認されてから実施されるまでに要する平均時間。承認から実施までの日付が考慮されます。
承認 - 実施時間(日数) = (実施日 - 承認日 +1)の合計 / 承認済実施済変更オーダーの数
作成 - 承認時間 (日数): 変更オーダーの承認までに要する平均時間。変更オーダーの作成から変更オーダーの承認までの日付が考慮されます。
作成 - 承認時間(日数) = (承認日 - 作成日 +1)の合計 / 承認済実施済変更オーダーの数
サイクル時間 (日数): 変更オーダーの実施までに要する平均時間。
サイクル時間(日数) = (変更オーダー実施日 - 作成日 +1)の合計/実施済設変の数
適用可能な設変は、実施日が選択日より前の設計変更です。
実施済(変更オーダー): 選択期間内の選択日付以前の実施日が設定されている変更オーダーの件数。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「変更オーダー経過期間」レポートには、オープン変更オーダーの件数、オープン変更オーダーの平均経過期間、および経過期間別に分類された変更オーダーの件数が示されます。比較期間を基準にして、実施済件数および平均経過期間の増減も示されます。
「変更オーダー経過期間トレンド」レポートには、同じデータが示されますが、データの推移が示される点が異なります。
このレポートには、次の専用の列が表示されます。
オープン: 選択期間に実施日または取消日が設定されていない変更オーダー、あるいは実施日または取消日が選択した日付より前である変更オーダーの数。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
部品数量およびBOMレベル・レポートには、選択した品目の構成部品の数量および部品構成表(BOM)のレベルが示されます。これらの数値は通常、品目の複雑度のメジャーとみなされます。
選択した日付時点で有効である、基本BOMの構成部品およびBOMレベルのみがこのレポートの対象となります。
このレポートには、次の列が表示されます。
BOMレベル: 品目のBOMのレベル数。BOMの詳細は、『Oracle Bills of Materialユーザーズ・ガイド』の部品構成表に関する説明を参照してください。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「遅延変更オーダー経過期間」レポートには、指定した希望入手日を過ぎた後もオープンである変更オーダーの件数、および平均経過期間が示されます。比較期間を基準にして、その対応する増減値も示されます。指定した希望入手日が設定されている変更オーダーのみが考慮されます。レポートではさらに、この変更オーダー件数が経過期間に応じてバケットに分類されます。
「遅延変更オーダー経過期間トレンド」レポートは、結果の推移が表示される以外、「遅延変更オーダー経過期間」レポートと同じです。
「「製品管理 - 設計」ダッシュボード」を参照してください。
「製品管理」ダッシュボードでは、「収益」、「製品利益」、「販売予測」など、複数のキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)を使用して、製品収益性を監視できます。
このダッシュボードにアクセスするには、Daily Product Intelligence職責または製品マネージャ職責を使用します。
このダッシュボードでは、次の専用のパラメータが使用されます。
製品カテゴリ: 製品カテゴリの階層構造。これらは、Oracle Advanced Product Catalogの製品レポート機能領域のデフォルト・カタログで販売可能製品が分類されているカテゴリです。
このダッシュボードには、次のメジャーが表示されます。このダッシュボードのKPIはすべて、子組織のトランザクションがすべて考慮された後で、マスター品目レベル(販売可能製品)で集計および表示されます。
記帳済額: 記帳されている顧客(外部)受注明細の品目の合計額。これらの受注は履行済の場合と未履行の場合があり、記帳日に基づいて集計されます。社内受注は除外されます。
記帳済額 = (記帳済数量 * 販売価格)
バックログ額: 記帳された後、まだ履行されていない顧客(外部)受注明細の品目の合計額。APICS定義の「オープン受注」と同じです。
売上原価: 出荷製品に関連付けられた品目原価の合計。売上原価は、Oracle Shippingで売原勘定科目に記帳されたときの出荷原価です。
総利益: ((収益 – 売上原価) /収益) * 100。
在庫価額: 期末在庫の原価合計。手持在庫、移動中在庫、仕掛(WIP)在庫が含まれ、経費品目、経費保管場所内の資産品目、およびOPM非在庫品目は除外されます。
その他費用: 選択した期間内の選択した製品カテゴリに対する、いずれかの財務カテゴリに属するすべての費用(売上原価を除く)。たとえば、マーケティング費用や一般管理などで、通常はライン・オブ・ビジネスに従います。
製品利益: 選択した期間内の選択した製品カテゴリに対する費用を考慮した後で、製品によって生成される純利益。
製品利益 = (収益 – (売上原価 + その他費用) /収益) * 100
収益: 選択した期間に製品によって生成された収益。Oracle Order Managementで販売および処理された全品目の売上。これは、Oracle Receivablesの最終請求から取得される、製品に直接起因する収益です。
販売予測: 選択した営業グループの下位のマネージャが最後に発行した予測。
オープン商談: すべてのオープン商談の営業実績額の合計。
オープン引合: 「現在日」に基づいて選択された期間に、クローズされていない、商談に変換されていない、または終了のマークが付けられていない引合の件数。
有効なサービス契約残高: 「現在日」時点で「有効」ステータスであるすべてのサービス契約明細の合計額。
新規サービス要求: 選択した期間にオープンされたすべての新規サービス要求の件数。
このダッシュボードにリンクされているレポートに共通のパラメータは、次のとおりです。
顧客: Oracle Order Managementの受注明細の顧客。
ライン・オブ・ビジネス: ライン・オブ・ビジネス・ディメンションによって定義されるライン・オブ・ビジネス。ライン・オブ・ビジネス・ディメンションは、Daily Business Intelligenceの実装時に設定されます。詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の「財務ディメンションの定義」を参照してください。
組織: アクセス権のある組織。Daily Business Intelligenceの実装時に設定される組織セキュリティに基づきます。詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の「在庫組織セキュリティの設定」を参照してください。
製品: マスター組織の販売可能品目。この値リストの値は、「製品カテゴリ」および「組織」パラメータの選択内容によって決まります。この製品に関連付けられているデータは、マスター組織のすべての子組織にわたって集計されます。このパラメータは、「製品その他費用」レポート、および販売のすべてのレポートでは使用できません。
たとえば、子組織のitem1を選択すると、子組織内のその品目に対するデータのみが表示されます。しかし、マスター組織の品目を選択すると、マスター組織と子組織のその品目に対するすべてのデータが表示されます。
製品カテゴリ: Oracle Inventoryの製品レポート機能領域のデフォルト・カタログにある製品カテゴリ。
このダッシュボードから次のレポートにドリルダウンできます。
製品収益および費用
製品その他費用
製品在庫価額
製品履行実績
製品返品額
事由別製品返品
製品返品詳細
上位受注バックログ
上位オープン商談
顧客および製品活動
新規および更改のサポート比較
「製品収益および費用」レポートには、「収益」、「売上原価」、「その他費用」および「製品利益」の各KPIが、比較期間を基準にして、それぞれの増減とともに示されます。このレポートには、Oracle Receivablesの認識済収益が表示されます。
「表示別」が「製品カテゴリ」の場合は、次のレベルのカテゴリ、さらに販売可能製品までドリルできます。
また、「その他費用」の値からもドリルでき、「製品その他費用」レポートに移動できます。
「製品収益および費用トレンド」レポートは、KPIが経時増減で示される以外は、「製品収益および費用」レポートと同じです。トレンド・レポートからは、「製品その他費用」レポートにドリルできません。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
関連項目
「製品管理 - 設計」ダッシュボード
『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』のセキュリティに関する説明
「製品その他費用」レポートには、「その他費用」キー・パフォーマンス・インディケータと、比較期間を基準にして、その対応する増減が示されます。その他費用は、製品費用財務カテゴリに直接属するすべての費用を表し、売上原価は含まれません。
「製品その他費用トレンド」レポートは、キー・パフォーマンス・インディケータが経時増減で示される以外は、「製品その他費用」レポートと同じです。各KPIについて、選択した比較期間を基準にして、増減列が表示されます。
「表示別」が「製品カテゴリ」の場合は、次のレベルのカテゴリにドリルできます。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「製品在庫価額」レポートには、選択した製品の全組織にわたる期末在庫価額と、比較期間を基準にして、その対応する増減が示されます。手持在庫、移動中在庫、仕掛在庫のスナップショットが示されます。使用可能な製品のリストは、製品カテゴリの値によって決まります。
「製品在庫価額トレンド」レポートは、すべてのKPIが経時増減で示される以外は、「製品在庫価額」レポートと同じです。各KPIについて、選択した比較期間を基準にして、増減列が表示されます。
レポートには、次の専用の列が表示されます。
移動中額: 在庫組織間で移動中の在庫の価額。
合計額: 期末在庫の価額。手持在庫、移動中在庫、仕掛(WIP)在庫が含まれます。
WIP額: 生産および組立作業用に製造現場に出庫された在庫の価額。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「製品履行実績」レポートには、記帳済額、履行済額および記帳-履行率が、比較期間を基準にして、その対応する増減とともに示されます。値は、顧客受注明細から取得されます。これらの明細は、互いに独立して記帳および履行されます。つまり、特定の期間に記帳された受注明細のセットは、同じ期間に履行された受注明細のセットと一致しない場合があります。外部顧客からの正確な潜在的収益ソースを提供するために、社内受注は除外されます。記帳済額および履行済額には、製品である品目に対する受注明細のみが含まれ、サービス品目は含まれません。記帳済額および履行済額には、過去請求は考慮されません。
「表示別」が「製品カテゴリ」の場合は、次のレベルのカテゴリ、およびその下に分類されている対応する製品までドリルできます。
「製品履行実績トレンド」レポートは、KPIが経時増減で示される以外は、「履行実績」レポートと同じです。各KPIについて、選択した比較期間を基準にして、増減列が表示されます。これは、「履行実績」リージョンの関連リンク・セクションにあるレポートです。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「製品返品額」レポートには、サービス品目を除いて、履行済返品受注明細の全製品の金額が示されます(サービス品目は、Order Managementアプリケーションで返品可能ではありません)。レポートには、返品率が比較期間からの対応する増減とともに示されます。
返品額をドリルでき、返品事由ごとに返品額が示される「事由別製品返品」レポートに移動できます。また、返品明細の件数をドリルすると、「製品返品詳細」レポートに移動できます。このレポートには、全受注、明細または両方のリストが表示され、返品額が示されます。
「表示別」が「製品カテゴリ」の場合は、次のレベルのカテゴリ、およびその下に分類されている対応する製品までドリルできます。
「製品返品額トレンド」レポートは、KPIが経時増減で示される以外は、「製品返品額」レポートと同じです。各KPIについて、選択した比較期間を基準にして、増減列が表示されます。
レポートには、次の専用の列が表示されます。
返品率: サービス品目を除く全品目の履行済額に対する返品額の比率。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「事由別製品返品」レポートには、製品の返品事由に関する情報が示されます。このレポートには、「製品返品額」レポートからドリルできます。表示される内容は、返品額、比較期間を基準にしたその増減、返品額合計に対する各事由の比率および返品明細の数です。
また、返品明細の件数をドリルすると、「製品返品詳細」レポートに移動できます。このレポートには、全受注、明細または両方のリストが表示され、返品額が示されます。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「製品返品詳細」レポートには、返品明細番号とその明細に関連付けられている受注番号が示されます。このレポートは、「製品返品額」レポート、および「事由別製品返品」レポートからのドリルダウン・レポートです。表示される内容は、受注番号、明細番号、顧客、履行済返品日および返品額です。
受注番号をクリックすると、Oracle Order ManagementのOrder Information Portal(OIP)に直接ドリルできます。
このレポートには、「比較」パラメータは表示されません。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「上位受注バックログ」レポートには、上位25のオープン受注が示されます。受注バックログ額は、受注明細から導出され、履行されていない受注(明細)の金額を表します。この情報から、顧客満足度を保証するために、受注バックログのパイプラインを理解し、バックログ削減に事前に取り組むことができます。このレポートでは、各受注に関する営業担当および営業グループの情報が示されることによって、営業の全体像も提供されます。
このレポートに表示されるデータは常に最新であり、現在日に基づきます。「期間タイプ」および「比較」パラメータはこのレポートには適用されません。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「上位オープン商談」レポートには、製品カテゴリ、製品、またはその両方に対する(商談値で)上位25のオープン商談が顧客別に示されます。商談値は、商談明細から導出され、現期間内にクローズ日がある商談を表します。この情報から、製品マネージャは、積極的な競合他社に将来競り負けないような対抗戦略を定義することによって、商談成立に向けて事前に対策を講じたり、リスクありの商談をまとめることができます。
このレポートに表示されるデータは常に最新であり、ダッシュボード上の「現在日」に基づきます。「期間タイプ」および「比較」パラメータはこのレポートには適用されません。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「顧客および製品活動」レポートには、ビジネスの受注管理およびサービスの面から製品の概要が示されます。レポートには、現期間の受注明細に関する正味記帳済額、現期間に発生したサービス要求の数、有効サービス契約の合計値、および総合計に対する有効サービス契約値の比率が、比較期間を基準にして、その対応する増減とともに示されます。このレポートでは、サービス品目ではない販売可能製品が考慮されます。サービスが提供された製品に対する新規サービス要求件数が示され、サービス契約明細の製品に対する有効なサービス契約情報が示されます。
有効サービス契約の値をドリルすると、「新規および更改のサポート比較」レポートにドリルできます。
「顧客および製品活動トレンド」レポートは、KPIが経時増減で示される以外は、「顧客および製品活動」レポートと同じです。各KPIについて、選択した比較期間を基準にして、増減列が表示されます。トレンド・レポートからは、「新規および更改のサポート比較」レポートにドリルできません。
「「製品管理」ダッシュボード」を参照してください。
「新規および更改のサポート比較」レポートには、有効サービス契約の値が、新規または更改のビジネス値別に示されます。表示される内容は、有効サービス契約の値、新規ビジネス(新規サービス契約の値)、更改ビジネス(更改されたサービス契約の値)、および比較期間を基準にしたその対応する増減です。このレポートでは、サービス品目ではない販売可能製品が考慮されます。サービス契約明細の製品に対する契約値が示されます。
このレポートには、次の追加パラメータがあります。
リーフ・カテゴリ: 製品カテゴリ階層の最終レベルのカテゴリ。このパラメータを使用すると、上位レベルの製品カテゴリではなく、製品を直接選択できます。品目が割り当てられているレベルも表します。