Oracle Shipping Executionユーザーズ・ガイド リリース12.1 B62703-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
Oracle Shipping Executionでは、Oracle Workflowを利用して日常の業務を改善できます。Oracle Shipping ExecutionでのOracle Workflowの使用はオプションですが、Oracle Shipping ExecutionでOracle Workflowを使用可能にすると、カスタマイズされたビジネス・オブジェクトを使用することで、特定のタスクや出力が使用可能になります。たとえば、超過出荷またはバックオーダーが発生したときに、特定のユーザーが通知Eメールを受信できるようにワークフローを設定できます。
次のリストは、Oracle Shipping ExecutionでOracle Workflowを使用する場合の拡張機能の一部を示しています。
Workflow Monitorには、「出荷取引」フォームまたは「クイック出荷」ウィンドウから直接、Oracle Shipping Executionの搬送およびトリップ・ワークフローが表示されます。関連項目: 「「出荷」ウィンドウからのワークフローの表示」
ワークフローは独立しているため、必要なプロセス、アクティビティおよびサブプロセスのみ使用できます。
ワークフローを使用可能または使用不可にするパラメータは、出荷パラメータおよびグローバル・パラメータにあります。関連項目 『Oracle Order Managementインプリメンテーション・マニュアル』
他のOracle ApplicationsおよびOracle以外のアプリケーションとの通信の簡素化
出荷処理の任意の時点でOracle Shipping Execution文書を印刷できる機能
アクティビティの完了、エラーまたは拒否時にユーザーまたは外部システム・コンポーネント(第三者倉庫、運送業者積荷目録システムなど)に通知を送信できます。
この処理は、搬送明細が搬送に割り当てられたときに開始し、搬送が最終荷降事業所に到達したときに完了します。このワークフローは、ピックおよび出荷確認された割当済搬送明細で作成された搬送など、アウトバウンド搬送に適用されます。搬送ワークフローは、混載搬送に対しては呼び出されません。
搬送フロー - 一般
この処理は、トリップが作成されたときに開始され、最終荷降ストップがクローズされたときに完了します。このワークフローは、出荷確認時に自動的に作成されるトリップなど、自動または手動で作成されるトリップに適用されます。
トリップ・フロー - 一般
この処理は、Order ManagementおよびInventoryインタフェースによる出荷確認処理をモデル化します。このワークフローはオプションのため、このワークフローを使用しなくてもOracle Shipping Executionは引き続き機能します。業務に必要な場合は使用可能にできます。
出荷先搬送プロセス・ワークフロー
ワークフローの拡張: Oracle Workflow Builderを使用して、ワークフローを変更または拡張できます。特定のプロセス、メッセージ、機能、サブプロセスおよびプロパティをカスタマイズすることもできます。搬送およびトリップ・ワークフローの拡張機能は限定されています。ワークフローの拡張の詳細は、『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』および『Oracle Order Management Using Workflow in Oracle Order Management』を参照してください。
ワークフローのパージ: Oracle Workflowを使用するか、「出荷パージ」を使用して搬送またはトリップをパージする場合、ワークフローはパージ対象として適格です。
Oracle Shipping Executionは、シード済アクティビティとシード済通知を提供します。どちらもカスタム・ワークフローで使用できます。
シード済アクティビティは「文書セットの印刷」です。このアクティビティを使用すると、ワークフローの過程の特定の時点で文書セットを印刷できます。
シード済通知は「搬送出荷確認済」です。この通知は、搬送が出荷確認されたときに、指定したユーザーに情報を送信します。この通知は、ワークフローの任意の部分で使用できるようにカスタマイズして利用できます。
ビジネス・イベントはオプションです。グローバル・パラメータおよび出荷パラメータを使用して使用可能または使用不可にできます。また、個別のビジネス・イベントは、「ビジネス・イベント」定義ウィンドウを使用して使用可能にできます。関連項目: 『Oracle Order Managementインプリメンテーション・マニュアル』および『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』
Oracle Shipping Executionで使用できるビジネス・イベントは、次のとおりです。
搬送
搬送作成: 搬送IDを記録します。
積荷目録の発行: 搬送IDを記録します。
積荷目録応答: 搬送IDを記録します。
ITMスクリーニングのために発行済: 搬送IDを記録します。
ITM応答受信済: 搬送IDを記録します。
トリップ
トリップ出荷確認済: トリップIDを記録します。
トリップ作成: トリップIDを記録します。
トリップ/ストップ
トリップ/ストップ到着済: トリップ/ストップIDを記録します。
トリップ/ストップ・クローズ済: トリップ/ストップIDを記録します。
トリップ/ストップ作成: トリップ/ストップIDを記録します。
搬送明細
搬送明細リリース準備: 搬送明細IDを記録します。
倉庫への搬送明細リリース: 搬送明細IDを記録します。
搬送明細ステージング: 搬送明細IDを記録します。
搬送明細バックオーダー済: 搬送明細IDを記録します。
「出荷取引」フォームまたは「クイック出荷」ウィンドウからワークフロー・ステータスを表示する手順は、次のとおりです。
「出荷取引」フォームまたは「クイック出荷」ウィンドウにナビゲートします。
搬送またはトリップを検索して選択します。
「ツール」メニューから「ワークフロー・ステータス」を選択します。
Oracle Workflowステータス・モニター
「アクティビティ・タイプ」を選択または選択解除し、「実行」をクリックして、ウィンドウに表示されるアクティビティを制限します。
特定の情報またはダイアグラムを表示するには、「ワークフロー・ステータス」ウィンドウの次のリンクのいずれかをクリックします。
アクティビティ履歴: 特定の搬送またはトリップのアクティビティの履歴を表示します。
ステータス・ダイアグラム: 特定の搬送またはトリップのワークフロー・ステータス・ダイアグラムを表示します。
関係者応答: 特定の搬送またはトリップの各関係者(通知リストのユーザー)の応答を表示します。
ワークフロー詳細: 特定の搬送またはトリップのワークフローの詳細を表示します。
ワークフローをグラフィック形式で表示するには、「ダイアグラムの表示」をクリックします。
ステータス・ダイアグラム
ワークフローに関する特定の情報を表示するには、「定義」、「使用方法」、「ステータス」または「通知」タブをクリックします。
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