ヘッダーをスキップ

Oracle Service Parts Planningインプリメンテーションおよびユーザー・ガイド
リリース12.1
B70972-01
目次へ
目次
前のページへ
前へ
次のページへ
次へ

計画の作業

この章では、次のトピックを説明します。

サービス部品プランナのワークシート

プランナ・ワークシートは、意思決定で使用される「需要および供給分析」および「需要予測分析」の情報を提供します。この章では、計画の分析実行、増分計画の実行、サプライ・チェーン詳細の分析、計画の例外の分析と修正、および処理メッセージの実行を行いながら、プランナ・ワークシートのユーザー・インタフェース要素を使用する方法について説明します。

ワークシートのメニューとツールバー

この項では、プランナ・ワークシートからプランナがいつでもアクセスできるメニューとツールバーのアイコンについて説明します。ツールバーの上に表示される次のメニュー項目は、ASCP/DRPのものと同じです。これらのメニュー項目の詳細は、『Oracle Advanced Supply Chain Planningインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイド』の「プランナ・ワークベンチの一般的なナビゲーション」の章を参照してください。

次のメニュー項目には、「サービス部品計画」独自のオプションが含まれます。

「サービス部品計画」メイン・ツールバーの「処理」アイコン

アイコンをクリックして対応するウィンドウを開きます。

注意: 特定のウィンドウがすでに開いている場合、メイン・ツールバー上のその画面に関連付けられているボタンは無効化されるか、グレー表示されます。たとえば、「需要および供給分析」画面をすでに開いている場合、この画面のボタンはグレー表示されます。

「需要/供給分析」ワークシート

「需要/供給分析」ワークシートを開くには、「サービス部品計画」→「ワークベンチ」の順に選択して、「需要/供給」アイコンをクリックするか、「メニュー」→「ツール」→「需要および供給分析」の順にナビゲートします。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

計画分析ワークシートには、(「品目」、「一次」、または「交替」)総計レベル、(「組織リスト」または「ゾーン・リスト」)コンテキストで選択された計画に関する情報が入力されます。デフォルトのレベルとコンテキストの値は「ユーザー作業環境」で設定されています。ヘッダー領域で各種総計レベルとコンテキストを選択して、ビューを変更できます。

領域の境界をドラッグすると、「需要および供給分析」ウィンドウの領域をサイズ変更できます。

「品目-組織」セレクタ(ヘッダー)領域

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

「品目-組織」セレクタ領域には、次が含まれます(最上行、左から右)。

2行目(左から右)

サポートされる品目総計レベル

3つの品目集計レベルである「品目」、「一次」、または「交替」のいずれかを使用して、プランナ・ワークシートを表示できます。一次品目と交替品目は、計画エンジンから導出されます。

一次品目と交替品目の概念

特定の交替チェーンでの交替品目は、交替チェーンの最新品目として定義されます。一次品目は、チェーン内の最上位の両側改訂部品番号として定義されるか、または両側セグメントがない場合は、一次品目そのものとして定義されます。

例:

A -> A1 -> A2 - >A3 <- -> A4 -> A5 <--> A6 <--> A7 <--> A8

サポートされるコンテキスト

組織とゾーンのドリルダウン用に単独のコントロールが用意されています。組織のドリルダウンは、ゾーンのどのノードでも実行できます。展開されたゾーン・ノードに属する関連組織が表示されます。

2つのシード・ゾーン・ノードはグローバルとローカルです。グローバル・ノードは、グローバル製品母集団予測の品目レベルを表します。グローバル・ノードはゾーン固有ではありません。グローバル・ノードを展開すると、グローバル予測が配布された組織が表示されます。ローカル・ノードはローカル予測を表します。ローカル・ノードを展開すると、ローカル予測が存在する組織が表示されます。

組織リスト

「組織リスト」には、1つ以上の組織と組織のグループが含まれます。値のリストには、計画内の個々の組織、ユーザー定義された組織のグループ、および計画内の全組織を示すエントリが表示されます。

たとえば、「組織リスト」のLOVには、次が含まれます。

「組織リスト」選択ウィンドウにアクセスするには、次の場所のいずれかにある「作成」アイコンをクリックします。

名前を付けた複数の組織選択リストを定義および保存できます。リストに表示される組織の順序を設定するには、組織のリストから組織を選択し、矢印を使用してその組織を表示順の上または下に移動します。希望の順序になるまでこのプロセスを続けます。「保存」をクリックします。

「パブリック」の「Yes」/「No」フィールドは、他のプランナによる名前付きリストへのアクセスを許可するかどうかを決定します。公開した場合(「Yes」)、他のプランナが「水平プラン」右クリック・メニューから「組織リスト」にアクセスできるようになります。「パブリック」の値リストには、「Yes」と「No」のみがあります。デフォルト値は「No」です。

「全組織」という名の、シードされた「組織リスト」のエントリにより、全組織での表示が可能になり、削除することはできません。

ゾーン・リスト

「ゾーン・リスト」選択ウィンドウにアクセスするには、次のいずれかの操作を実行します。

「ゾーン・リスト」ウィンドウのルック・アンド・フィールは、「組織リスト」ウィンドウに似ています。

名前を付けた複数のゾーン選択リストを定義および保存できます。

リスト内に表示されるゾーンの順序を設定するには

  1. ゾーンのリストからゾーンを選択します。

  2. 矢印を使用してそのゾーンを表示順の上または下に移動します。

  3. 希望の順序になるまでこのプロセスを続けます。

  4. 「保存」をクリックします。

「パブリック」の「Yes」/「No」フィールドは、他のプランナによる名前付きリストへのアクセスを許可するかどうかを決定します。公開した場合(「Yes」)、他のプランナが「水平プラン」右クリック・メニューから「ゾーン・リスト」にアクセスできるようになります。「パブリック」の値リストには、「Yes」と「No」のみがあります。デフォルト値は「No」です。

「全ゾーン」という名の、シードされた「ゾーン・リスト」のエントリにより、全ゾーンでの表示が可能になり、削除することはできません。したがって、ゾーンのドリルダウンは「全ゾーン」から始まり、個別のゾーンへと続きます。

「組織リスト」/「ゾーン・リスト」のコンテキストの切り替え

「組織リスト」をクリックすると、「ゾーン・リスト」が無効化されるか、グレー表示になります。コンテキストは組織関連になります。「ゾーン・リスト」をクリックすると、コンテキストはゾーン関連になり、「組織リスト」はグレー表示されます。「組織リスト」と「ゾーン・リスト」は基本的にトグル・ボタンのように機能します。

「交替チェーン」ウィンドウ

「交替チェーン」ウィンドウは表示のみ可能です。このウィンドウで変更を行うことはできません。交替ノートが品目に割り当てられている場合、このウィンドウには「ノート」アイコンがペーパークリップとして表示されます。交替ノートの詳細は、「交替ノートの表示」を参照してください。

次の図は、需要および供給分析コンテキストの品目の「交替」および「修理対象品目」の関係を示します。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

注意: 「修理対象品目」の関係は「交替品目」の関係とともに表示されます。この例では、BJ-CAMFIP1はBJ-DISCFIP2に取って代わられ、BJ-DISCFIP2はBJ-EDCFIP3に取って代わられます。BJ-CAMFIP1はBJ-EDCFIP3に修理できます。

「品目/保管場所」の詳細領域

品目と組織を選択すると、製品および組織ディメンションでセレクタを使用して行われた選択が上書きされます。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

「品目/保管場所」詳細領域には、次が含まれます。

「品目/保管場所」領域でサポートされる右クリック操作

「品目/保管場所」領域では、有効な各品目-組織の組合せを右クリックして表示できます。

サプライ・チェーンの詳細

右クリック・メニューから「サプライ・チェーン」を選択して、品目-組織のソース、搬送先、またはサプライ・チェーン構成表を開くことができます。それぞれの操作で、その品目-組織に関わる該当ウィンドウが開きます。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

「サプライ・チェーン構成表」の循環ソーシング

循環ソーシングの場合、ユーザー・インタフェースでは循環ソースが表示されたあと、サプライ・チェーンが分割されます。サプライ・チェーン構成表のアイコンは、循環ソースを示します。別のアイコンは関係での修理を表します。さらに、転送アイコン(赤い色)を使用して障害品の転送が示されます。これにより、フォワード・サプライ・チェーン(使用可能な部品の移動)とリバース・サプライ・チェーン(障害品の移動)が区別されます。

注意: 修理に関連する転送ルールは、実際には修理仕入先組織を示します。

「サプライ・チェーン構成表」での右クリック操作

サプライ・チェーン構成表では、任意のサプライ・チェーンのノードをクリックし、「プロパティ」ウィンドウを右クリックしてから、そのノードを展開できます。

障害品部品はコンポーネントとして表示されます。サプライ・チェーン構成表は、障害品部品供給のサプライ・チェーンをスキャンします。

ワークシートの「分析」領域

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

「ワークシート作業環境」–「使用可能なビュー」の選択

「品目-組織」セレクタ領域で、「組織リスト」または「ゾーン・リスト」のいずれかのコンテキストを選択できます。右上にあるアイコンを使用して、「需要予測分析」ビューと「需要/供給」ビューを切り替えることができます。

色帯

合計と小計は、太字とベージュの色帯で表示されます。合計と小計の行は次のとおりです。

「需要/供給分析」の行名

次の表は、サービス・サプライ・チェーンで使用可能なすべての行タイプを示します。インデントされた行と列は、行名をダブルクリックすると行が開く最初のレベルを示します。

行名 インデントされた行 説明 クリックすると、オーダー詳細フォームが開く
正味需要予測 補充計画によって使用される予測で、消費と需要タイム・フェンス後の予測が含まれます(有効化されている場合)。 Yes
受注 サプライ・チェーンのオープン受注 Yes
社内受注 – 現場組織 オープンISO(現場組織からのアウトバウンド出荷)。収集されたISO顧客名のフィールドには、技術者名が表示されます。 Yes
独立需要 社内受注 – 現場組織 + 受注 + 正味需要予測 Yes
社内受注 搬送先 出荷予定の資材移動を表すISO Yes
計画オーダー需要 搬送先 ISOの変換される計画オーダーの需要(アウトバウンド出荷) Yes
依存需要 No
その他需要 基準需要計画(MDS)、基準生産計画(MPS)などから No
需要合計 独立需要 + 依存需要 + その他需要 No
期首手持 現在使用可能な期首手持在庫 Yes
移動中 供給のソース 移動中の資材

注意: 収集された「移動中」では、関連するインバウンド出荷は無視されます。

Yes
受入中 供給のソース Yes
新規購買発注 供給のソース Yes
新規購買購買依頼 供給のソース Yes
内部修理オーダー 供給のソース デポからの転入 Yes
社外修理オーダー 供給のソース 修理仕入先への発注 Yes
インバウンド出荷 供給のソース 社内修理は含まれません。 Yes
修理作業指示 Yes
計画新規購買オーダー 供給のソース Yes
計画内部修理オーダー 供給のソース Yes
計画社外修理オーダー 供給のソース Yes
計画転送オーダー 供給のソース ある組織から別の組織への供給の転送。「計画済移動」。「計画社外修理オーダー」および「計画新規購買オーダー」とは区別されます。 Yes
計画修理作業指示 Yes
計画保証オーダー
供給合計
安全在庫(供給日数)
制限のない需用合計 No
予測サービス・レベル No
ターゲット・サービス・レベル
最大レベル
予定使用可能残高 累積(需要合計 – 供給合計) No
予定在庫数量 累積(需要合計 – 現行供給)
障害品アウトバウンド出荷 搬送先 Yes
計画障害品アウトバウンド出荷 搬送先 Yes
障害品部品需要 修理オーダーと計画修理オーダーの障害品部品需要 Yes
障害品部品需要の合計
手持障害品 条件別手持(保証と障害品) Yes
返品 供給計画で使用される調整された返品予測。これには、グローバル予測、返品予測タイム・フェンスを有効化した後の残りの予測によるオフセットが含まれます(正味需要予測に類似)。
障害品インバウンド出荷 供給のソース Yes
計画障害品インバウンド出荷 供給のソース No
移動中の障害品 障害品が1つの組織から別の組織に移動している場合、移動中の供給 Yes
受入中の障害品 Yes
障害品供給合計
予定使用可能残高(障害品) 累積(障害品部品需要 – 障害品供給) No

「需要予測分析」ビュー

「需要予測分析」ビューでは、個別の領域に予測と履歴のバケット・ビューが表示されます。バケット・サイズは、予測ルールの指定のとおりです。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

ゾーンから組織へのドリルダウン

ゾーン・レベルの予測を分析する場合、グローバル予測ルールに基づいて、予測が割り当てられた組織にゾーンからドリルダウンできます。

組織からゾーンへのドリルダウン

同様に、ゾーン・レベル予測を受け取った組織上にある場合は、予測の数値をゾーン・レベルで検証できます。

交替ドリルダウン

「需要予測分析」ビューで一次または交替チェーンを開くと、表示は一次または交替レベルで集計されます。ここからドリルダウンして、品目の個別の改訂予測を表示できます。

履歴ブロックの表示範囲

過去2年間の履歴範囲が期間で表示されます。

「需要予測分析」の行名
行名 説明 備考 許可されている編集
予測合計 グローバル予測の場合、消費および予測割当て後にサプライ・チェーンで使用される予測です。
当初需要 当初需要の数量
消費済 受注で消費された数量予測
正味需要予測 消費されていない予測残数 「オーダー詳細」フォームより
消込超過 予測の消込超過
手動の上書き 手動入力した予測値 データを手動入力した場合に入力されます。他のすべての予測値が上書きされます。 「オーダー詳細」フォームより
需要計画 ソースEPRから需要計画として入力された予測 「オーダー詳細」画面より
部品履歴基準予測 使用数/出荷/返品の履歴基準の予測が表示されます。 使用できるのは3つのうちの1つだけなので、1行のみが表示されます。
母集団基準の予測 製品母集団基準の予測値が表示されます。 品目について製品母集団基準の予測が有効になっている場合
返品予測合計 予測される返品合計
返品 – 正味需要予測 消費されていない返品の予測 「オーダー詳細」フォームより
返品手動予測 手動で入力した返品予測の値 手動入力の場合に入力されます。他のすべての予測値が上書きされます。 「オーダー詳細」フォームより
返品需要計画 ソースEPRからの返品需要計画
返品 – 部品履歴基準予測 「使用数」/「出荷」/「返品」履歴基準の返品予測が表示されます。 使用できるのは3つのうちの1つだけなので、1行のみが表示されます。
返品 – 母集団基準の予測 製品母集団基準の返品予測値が表示されます。 品目について製品母集団基準の予測が有効になっている場合

「需要予測分析」ビューの列の計算
予測合計
If (ManualOverride=NULL,NetForecast, ManualOverride)
当初需要
DemandSchedule+HistoryBasedForecast+PopulationBasedForecast
消費済
Consumed Forecast
正味需要予測
Original Forecast - Consumed
消込超過
If(Consumed>OriginalForecast,Consumed-OriginalForecast,0)
手動の上書き
User Entered Forecast Value
需要計画
Forecast coming in as a Demand Schedule
部品履歴基準予測
Usage / Shipment / Returns based forecast
母集団基準の予測
Product Population Based Forecast
返品予測合計
If(ReturnsManualForecast=NULL,Returns-NetForecast, ReturnsManualForecast)
返品 – 正味需要予測
Original Returns Forecast - Consumed Returns Forecast
返品手動予測
User Entered Returns Forecast Value
返品需要計画
Returns Forecast coming in as a Demand Schedule
返品 – 部品履歴基準予測
Usage / Shipment / Returns based Returns Forecast
返品 – 母集団基準の予測
Product Population Based Returns Forecast

手動の上書き

予測および需要計画行の値は、手動で上書きできます。例:

バケット1 バケット2 バケット3
予測 20 20 30
手動の上書き 45 -- 30
需要計画 10 10 8
予測合計 45 30 30

バケット1: 予測合計は45。ここで、45は統計予測(20)と需要計画(10)を上書きします。

バケット2: 予測合計は30個。これは、統計予測(20)と需要計画(10)を合計した値です。

バケット3: 予測合計は30。ここで、30は統計予測(30)と需要計画(8)を上書きします。

「手動の上書き」行のエントリの削除

プランナは、レコードを選択してから、ツールバーの「削除」ボタンをクリックするか、メニューから「編集」→「削除」の順に選択すると、選択した複数のレコードを削除できます。また、手動上書き行のタイプをクリックしてから、ツールバーの「削除」ボタンをクリックすると、行全体を選択できます。

選択したセルが編集不能な場合、下部バーに「これは、編集可能な値ではありません。」という警告が表示されます。表示されたバケット・サイズが計画または予測バケット・サイズに等しい場合にのみ、編集機能を使用できます。

「需要予測分析」ワークシートのタイムバケット・サイズ

需要予測分析ワークシートは、予測ルールからバケット・スキームを導出します。予測ルールは各品目に関連付けられています。計画では、最新の改定品目に関連付けられた予測ルールを使用して、予測のタイムバケット・サイズを決定します。需要予測分析画面は、ここで指定された予測バケット・サイズからバケット・サイズを導出します。

注意: グローバル予測およびゾーンから組織または組織からゾーンのドリルダウンの場合、使用される予測バケットは、予測ルールに基づきます。組織固有の予測が展開される場合でもこのルールが当てはまります。ユーザー・インタフェースは、グローバル予測で指定されたバケットに組織の予測をロール・アップします。

例:

ゾーンR1の予測分析の場合、R1の予測は100個で、インデント付きの行には、予測が100個の組織RW1が表示されます。

ゾーン インデント付き 品目 オーダー・タイプ 合計 1月5日 2月5日 3月5日
ゾーン1 品目A8 予測合計 10000 100 100 100

インデント付きの行には、ゾーンから組織の予測スプレッドが表示されます。

ゾーン インデント付き 品目 オーダー・タイプ 合計 1月5日 2月5日 3月5日
ゾーン1 品目A8 予測合計 1000 100 100 100
RW1 品目A8 予測合計 1000 100 100 100

需要計画は、需要計画で定義された別のバケット・ポリシーまたはカレンダを持つことができます。ユーザー・インターフェースは、生の数値データを取り込んで、インライン予測バケット・サイズを基にこれらの数値データを表示します。需要計画バケットがインライン予測バケットより小さい場合、ユーザー・インタフェースはインライン予測に従ってバケットを表示します。これにより、ユーザー・インタフェースは予測数値を収集しているように見えます。

例:

品目-組織の場合、週は1日目から5日目として定義されます。1日目から5日目まである予測計画のすべての予測エントリが、最初のバケットに表示されます。

需要計画のシナリオ・バケットがインライン予測より大きい場合、ユーザー・インタフェースはエントリの数値をシナリオの日付に従って配置し、数値を分散しません。

例:

品目-組織の場合、最初の4週、需要計画エントリ全体が、需要計画の予測が収まる週のいずれか(たとえば、第1週)に配置されます。

インライン予測がない場合、バケットは、表示されている組織によって定義された期間に基づきます。

「供給と需要」ワークシートのタイムバケット

このワークシートでは、計画用に定義された集計レベルからの異なる集計レベルでタイムバケットを表示できます。ユーザーは詳細情報までドリルダウンして、希望のバケットとセル幅で「ワークシート作業環境」を保存できます。

注意: 予測合計の一部である、生成された予測は常に予測バケット・レベルで表示されます。

日次タイムバケットの需要と供給のタイム・スタンプは、使用されているシフト・カレンダの最後に押されます。24時間×7日間のカレンダの場合、タイム・スタンプは23:59と表示されます。ネッティングとペギングは日レベルで行われる点に留意してください。したがって、タイム・スタンプはシフトまたは日の最後に付けることができます。

ワークシート作業環境の保存による行名の表示と非表示

デフォルトでは、ワークシートの列幅や行の高さを変更する必要がないように、ワークシートのデータはコンパクト・ビューで開きます。ユーザーは、ワークシート作業環境を作成、編集、および表示できます。それには、ワークシート作業環境LOVフィールドの横にあるワークシート作業環境の詳細(アイコン)をクリックします。この操作により、「ユーザー作業環境」ウィンドウが開きます。

「ユーザー作業環境」ウィンドウでは、次の操作を実行できます。

保存済み「ワークシート作業環境」のLOVから選択できます。ワークシート作業環境を変更して、選択した需要と供給の行を表示できます。それには、プルダウン・メニューを使用して、名前付きワークシート作業環境を選択します。右クリックして、開いているワークシート環境を保存することで、選択したワークシート行を非表示にするか表示するかを選択でき、タイムバケット領域の列幅を変更できます。

ワークシートを保存すると、各種ブロックのジオメトリとレイアウトも保存されます。現在のビューへの変更のみが保存されます。需要と供給分析(SDA)と需要予測分析(FA)ビューのレイアウトを個別に保存できます。それには、SDAビューの変更とFAビューの変更をそれぞれ一旦保存します。

たとえば、ユーザーがFAビューでレイアウト変更を行った後でSDAビューに切り替え、変更を保存すると、SDAの変更だけが保存されます。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

「需要予測分析」の場合、複数の「需要予測」と「履歴」の行タイプを使用できます。表示する行を選択でき、「選択済」の列で行を上下に移動すると、行の表示順序を決定できます。

詳細は、「「需要予測分析」の行名」の表を参照してください。

「需要/供給分析」タブは、「需要予測分析」タブと同様に機能します。表示する行を選択でき、希望の順序に編成できます。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

詳細は、「「需要/供給分析」で使用可能な行名」を参照してください。

「需要および供給分析」からのエクスポート機能

メニューから「ファイル」→「エクスポート」の順に選択し、.csvや.xlsなどの形式を使用して、品目-組織または品目-ゾーン・コンテキストのデータを外部スプレッドシート・アプリケーションにエクスポートします。

グラフ

「需要および供給分析」で「グラフ」アイコンをクリックして、プロットする行と期間の範囲を選択します。グラフをプロットする期間の範囲(「開始日」、「終了日」)には、次の両方のデフォルト設定が適用されます。

また、ワークシートの予測領域の特定のセルを選択して、「グラフ」アイコンをクリックできます。その場合、グラフの範囲(期間と行)は、選択したセルによって決まります。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

プランナ・ワークシートでは、需要と供給の搬送先とソースの行を表示できます。アウトバウンド出荷の場合、搬送先組織を表示できます。または、新しい新規購入供給の場合は仕入先情報を表示できます。

次の動的な行はグラフには使用できません。
検証 説明 デフォルト
グラフ・タイプ 折れ線グラフ、棒グラフ プロットするグラフのタイプを示します。折れ線グラフと棒グラフがサポートされています。 折れ線グラフ
期間範囲の開始 日付 グラフのプロットを始める開始日を示します。 履歴の開始日
期間範囲の終了 日付 グラフのプロットを終了するの終了日を示します。 予測範囲が計画範囲より大きい場合は期間範囲。それ以外の場合は計画範囲の終了日
説明 選択したカテゴリの説明が表示されます。

デフォルトの期間範囲は予測ルールによって決まります。予測ルールは、考慮する必要のある履歴範囲を提供します。履歴範囲の開始日は、グラフの開始日です。

グラフは、SDA行のサブセットのみで使用できます。つまり、SDAでの表示用に行が選択されていない場合、グラフでは使用できません。右クリック・メニューを使用して行の非表示/表示オプションを選択することで、グラフに表示する行を選択または切り替えることができます。使用可能な選択された行のシャトル・ウィンドウが表示されるので、グラフ化する行をこのウィンドウで選択できます。

特定の品目の行を複数表示できますが、一度に表示できるのは1つの品目だけです。複数の品目がグラフ化選択基準と一致する場合は、最上部の品目のみがグラフ化されます。選択基準と一致する品目のリストが「品目」フィールドのLOVに表示されます。必要に応じて別の品目または複数の品目をリストから選択できます。SDAの品目を選択していない状態でグラフ・アイコンをクリックすると、ヘッダー領域に表示されている品目のコンテキストでSDAの表示行すべてがグラフ化されます。

たとえば、ユーザーが品目1、品目2、および品目3を選択して、グラフ・アイコンをクリックするとします。すると、品目1のグラフが表示されます。品目ドロップダウン・リストの値には、品目1、品目2、品目3が含まれています。品目1、品目2、および品目3のいずれか、または複数の品目の任意の組み合わせを選択できます。

デフォルトのグラフ・タイプと選択肢

デフォルトのグラフ・タイプは折れ線グラフです。水平軸は「計画期間」の開始日と終了日に相当します。選択される需要と供給のタイプには、合計予測とブレンド予測があります。グラフ化で使用されるバケットは、選択肢の最大の計画バケットです。グラフの色はあらかじめ決まっていますが、複数の品目が同じ行で選択されている場合は異なります。したがって、個別の行に色を指定することはできません。

グラフの凡例の表示と非表示を行うことができ、右クリック・メニュー・オプションを使用してグラフ・タイプを変更できます。

「制約なし需要」行

「需要/供給分析」ウィンドウ(「メニュー」→「ツール」→「需要および供給分析」)の「制約なし需要」行には、供給制約が考慮されずに、表示されている組織の需要が表示されます。この行をダブルクリックすると、「オーダー詳細」画面が開いて、その組織の「制限のない需用合計」になる個別の需要に関する情報が表示されます。

特定の割当てバケット用に計画された供給に比較して表示された場合、「制約なし需要」行では、「フェア・シェア割付」を使用して、実際の(制約なし)需要と制約付き供給を比較できます。

たとえば、M1がD1とD2を供給し、次の場合が当てはまるとします。

次の表は、制約なし需要期と場所を示します。M1の需要期は、1日のリード・タイムによって影響を受ける点に留意してください。

組織 需要/供給 1日目 2日目 3日目 4日目
D1 制約なし需要     50  
  供給数量 20      
未対応需要     30  
D2 制約なし需要       50
供給数量 25      
未対応需要       25
M1 制約なし需要   30 25  
供給数量 40      

これには、ペギング情報は示されていません。個数がどのようにフェア・シェアされたかを知るには、40個をダブルクリックして需要ペギングを展開し、この供給がどのようにD1とD2の需要に割り当てられたかを表示します。

注釈の作成

プランナはサービス部品の注釈を指定できます。これらの注釈は常に、部品のコンテキスト内にあります。

注釈は計画間にまたがって保持されます。コメントは品目固有のものであり、計画全体にまたがって有効です。注釈がどの計画で入力されたのかを把握しておくと便利です。したがって、注釈の保存時に計画名も保存されます。元の計画名は注釈に表示されます。

サービス部品の新しい注釈を入力するには

  1. ワークシートの「注釈」セクションの注釈の追加/編集アイコンをクリックします。

    「注釈」ウィンドウが表示されます。ここでは、品目に関連する注釈を作成、表示、割当て、および保存できます。

    主なフィールドの説明
    フィールド デフォルト値 意味
    作成日-時間 入力不可 注釈を入力したときのシステムの日時
    作成者 入力不可 注釈を入力したユーザー
    割当先 ヌル システム内のどのユーザーにも変更できます。LOVには、サービス計画職責の1つを持つ、システム内の全ユーザーが含まれています。
    期限 ヌル 将来のどの日付にも変更できます。LOVはカレンダを開きます。
    ステータス ヌル LOV: オープン、クローズ、保留、ノート
    計画名 入力不可 注釈が入力される計画の名称
    注釈詳細 -- 注釈のテキスト
  2. 新しい注釈を入力するには、メイン・ツールバーの「新規注釈の追加」アイコンをクリックします。

    これにより、注釈を入力できる新しい行が追加されます。

  3. 注釈のテキストを「注釈詳細」ダイアログ・ボックスに入力します。注釈テキスト領域には、現在選択している注釈行のテキスト全体が表示されます。

  4. 選択した注釈を消去するには、「削除」をクリックします。

  5. 「注釈」表の変更を破棄して、ダイアログを閉じるには、「取消」をクリックします。

  6. 現在の注釈表の状態をデータベースに保存するには、「保存」をクリックします。

計画処理(例外リージョン)

「需要/供給分析」内の「処理」ビュー

「需要/供給分析」の右下の領域に、品目と組織の選択したテキストについて例外メッセージが表示されます。

表示機能は次のとおりです。

例外詳細 - 処理の実施

「処理済み」チェック・ボックスを選択して例外メッセージで処理を実行できます。この「処理済み」ステータスは、計画実行にまたがって保持されます。また、「プランナ・ワークリスト」の「頻度」設定とともに使用して、この処理を「プランナ・ワークリスト」に含めるか除外します。

「例外詳細」ウィンドウの設計は、「関連例外」表示がウィンドウ下部に表示されるという点でDRPの「例外詳細」に似ています。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

機能 説明
カスタム名の表示 「プランナ・ワークリスト」レコードから「例外詳細」ウィンドウにナビゲートすると、例外のカスタム名が表示されます。
その他のフォルダ列 「例外詳細」では、次のフォルダ列を使用できます。「プランナ・ワークリスト」から「例外詳細」ウィンドウにナビゲートすると、これらのフォルダ列はデフォルトで表示されます。
生成日: この例外が計画で最初に生成された日付(「例外の持続」を参照)
日数: (「システム日付」 – 「生成日」)で計算
優先度: 「プランナ・ワークリスト」で計算された、この例外の優先度
処理適用日: 例外が「処理済み」としてマークされた日付
処理実行者: – この例外を処理したユーザー。注意: 「処理済み」属性が計画の頻度を基に「No」にリセットされると、処理実行者列はヌルに戻ります。

例外の持続

例外は計画間にまたがって保持されます。計画実行の際、例外メッセージが新しいメッセージか、以前の計画実行で存在したメッセージかを判別できます。

新しい例外か既存の例外かを判別するために使用される各例外タイプの主キー(PK)は、「SPPの例外リスト」のセクションで指定されます。

SPPの例外リスト

このリストには次の情報タイプが含まれます。

「サービス部品計画」では、すべての例外が交替品目チェーンに関連付けられます。「サービス部品計画」は、良品部品の次の例外をサポートします。

「サービス部品計画」は、次の障害品部品の例外をサポートします。

「オプションの再計画」ウィンドウ

「オプションの再計画」ウィンドウを使用して、計画で指定されているとおりに、全組織でこの品目の交替チェーン全体の計画を再生成します。

表示されている品目の増分計画を生成するには

  1. 「需要/供給分析」ウィンドウで「再計画」アイコンをクリックするか、メニューから「計画」→品目の再計画にナビゲートします。

    「オプションの再計画」ウィンドウが表示されます。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

  2. 「OK」をクリックして要求を送信します。

    「再計画の進捗」ウィンドウがワークシート上部で起動します。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

    進捗バーには、計画実行の次のステータス(またはマイルストーン)が表示されます。

計画要約ダッシュボード

「計画要約ダッシュボード」の目的は、次の問いに答えることです。

「計画要約」にアクセスするには、メイン・ツールバーの「計画要約」アイコンをクリックします。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

範囲

「計画要約」ウィンドウ上部の「範囲」値リストには、「全計画品目」と品目: <プランナ>があります。この計画の有効な各プランナに対して1つのエントリが対応します。

計画の有効なプランナのリストは、「計画オプション」で定義済みの有効なプランナ・ワークリストで決定されているとおりに、プランナの独自のリストを基に導出されます。

たとえば、「計画オプション」で、3つのプランナ・ワークリストが定義されているとします。

この場合、ドロップダウン・リストのプランナは、プランナ1、プランナ2、およびプランナ3になります。

次の表は、範囲に基づく「計画要約」領域の動作について説明します。

領域 全計画品目 品目: <プランナ・コード>
処理要約 すべての例外を表示 Exception.Item.Planner = <選択>の例外のみを表示
特定の例外タイプに品目参照がない場合、その例外タイプのすべての例外を表示
プランナ・ワークリスト 現在のユーザーのプランナ・ワークリストのレコードを表示 選択されたユーザーのプランナ・ワークリストのレコードを表示
オーダー要約 ユーザー作業環境に基づいて、すべてのオーダーを表示 Order.Item.Planner = <選択>のオーダーのみを表示
キー・パフォーマンス・インディケータ 全品目のKPIを表示 Item.Planner = <選択>の品目に対して計算されたKPIのみを表示

処理要約

「処理要約」セクションには、計画全体で要約された、一連の6つの例外とその数が表示されます。

例外件数の横にあるアイコンをクリックすると、「例外詳細」ウィンドウにアクセスして、例外の詳細を表示できます。

オーダー要約

「オーダー要約」には、オーダー・タイプに基づくオーダーの分類、リリース済みのオーダー数とリリース準備の完了したオーダー数に基づく各オーダー・タイプに関連する件数が表示されます。

「リリース済」および「リリース対象」バケットに分類される一連の「新規購入オーダー」全体の新規購入金額 = {数量×購入費}の合計

「リリース対象」バケットに分類されるオーダーは、次の2つの方法で決定できます。

プランナ・ワークリスト

プランナ・ワークリストから抽出されたレコードが表示されます。「プランナ・ワークリスト」ウィンドウのデフォルト・フォルダが使用されます。

プランナ・ワークリストの作成」を参照してください。

キー・パフォーマンス・インディケータ

この機能により、次のことを実行できます。

「処理要約」ウィンドウ

「処理要約」ウィンドウには、処理メッセージ・タイプ、選択した計画実施に関連する数量が表示されます。この要約は、代替戦略実施の影響を評価する場合に役立ちます。

「処理要約」ウィンドウを開くには、SPPツールバーの「例外要約」アイコンを選択します。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

プランナ・ワークリストの作成

オーダー問合せの作成」も参照してください。

新しいワークリストを作成するには

  1. SPPメイン・ツールバーの「プランナ・ワークリスト」アイコンをクリックするか、メニュー・バー→「ツール」→「プランナ・ワークリスト」の順にナビゲートします。

    「プランナ・ワークリスト」タブが「ナビゲータ」ウィンドウに表示されます。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

  2. 「プランナ・ワークリスト」を右クリックし、右クリック・メニューから「ワークリストの作成」を選択します。

    「ワークリストの作成」ウィンドウが表示されます。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

  3. ワークリストの名前と摘要を入力します。

  4. このワークリストを公開するかプライベートにするかを決定します。

  5. ワークリストの結果を表示するグループ別基準を指定します。

  6. (オプション)ワーク・グループを選択します。「ユーザー・グループの定義」を参照してください。

  7. 「例外および問合せ」領域の値リストからタイプを選択します。

  8. (オプション)顧客名、優先度、および頻度を入力します。

  9. 「タイプ」で「例外タイプ」を選択した場合は、「基準」領域に問合せ基準を入力できます。

  10. このワークリストを実行せずに保存するには、「保存」をクリックします。

  11. このワークリストを別の名前で保存するには、「別名保存」をクリックします。

  12. このワークリストを消去するには、「削除」をクリックします。

  13. ワークリストの選択部分を消去するには、「消去」をクリックします。

  14. ワークリストを作成するには、「実行」をクリックします。

    注意: ワークリストを実行する場合は、「プランナ・ワークリストの実行」を参照してください。

    「ワークリストの作成」フィールド
    ヘッダー領域
    属性名 説明 有効な値 デフォルト値
    名称 プランナ・ワークリストの名称。名称の横に摘要フィールドが表示されます。 任意の文字列
    所有者 プランナ・ワークリストを定義したユーザーのログオン名 入力不能なフィールド
    パブリック このプランナ・ワークリストを使用できるのはこのユーザーのみか、または他のユーザーも使用できるのかを示します。 LOV: Yes、No ユーザーが「公開リスト」(Yes)または「個人リスト」(No)からこのウィンドウを開いたのかによります。
    グループ ユーザー・グループの名前。このフィールドは、パブリック = Noの場合にのみ有効です。プライベートの場合でも、指定グループのメンバーはワークリストを使用できます。「ユーザー・グループの定義」を参照してください。 「ユーザー・グループ」フォームで定義されたグループ
    「グループ別」領域
    選択した基準は、プランナ・ワークリスト実行の結果を分類するために使用されます。1つ以上の基準を選択できます。使用可能な基準は次のとおりです。
    • 品目

    • 組織

    • 仕入先

    • 仕入先サイト

    • 顧客

    • 顧客サイト

    • 例外タイプ

    • カテゴリ

    • プランナ


    プランナ・ワークリストで指定された「グループ別」は、例外問合せで指定された「グループ別」を上書きします。
    品目と組織は、プランナ・ワークリストのデフォルトの「グループ別」の値です。これらのデフォルト値は作業環境で変更できます。

    注意: 検証には、1つ以上の「グループ別」の値が必要です。

    「例外および問合せ」領域
    属性名 説明 有効な値 デフォルト値
    タイプ プランナ・ワークリスト・エントリのタイプ 例外タイプ、例外問合せ、品目問合せ、オーダー問合せ 適用外
    名称 選択したタイプに関連付けられた名前

    注意: 異なるカスタム名を作成した場合は、複数の行で同じ例外名を指定できます。

    タイプ = 例外タイプの場合、LOVにはすべての有効なSPP例外が含まれます( Collaborative Planningの例外を含む)。
    タイプ = 例外問合せの場合、LOVには例外タイプのすべての既存の定義済み問合せが含まれます(このユーザーに対して有効)。
    タイプ = 品目問合せの場合、LOVには品目タイプのすべての既存の定義済み問合せが含まれます(このユーザーに対して有効)。
    タイプ = オーダー問合せの場合、LOVにはオーダー・タイプのすべての既存の定義済み問合せが含まれます(このユーザーに対して有効)。
    適用外
    カスタム名 シード済みの例外に適用されるカスタム名 「カスタム名」は、タイプ = 例外タイプの場合のみに指定可能です。 適用外
    優先度 これは、プランナ・ワークリスト実行後、基礎となる処理に関連付けられた優先度です。 整数 >=1

    注意: 同じプランナ・ワークリスト内の2行、または2つのプランナ・ワークリストは異なる優先度で、基礎となる同じ処理メッセージを参照できますが、処理メッセージ・レベルでは1つの優先度のみが保持されます。2つのワークリスト間、または同じワークリスト定義内の2行間で結果が重複するのは、設定に整合性がないという望ましくない状態のためです。

    複数のプランナ・ワークリストが同じ処理メッセージを優先順位付けようとすると、処理メッセージには、複数のワークリストによって試行されたうちの最大の優先度が割り当てられます。

    適用外
    頻度 期間(日数単位) 整数 >= 0
    頻度は次のように使用されます。
    例外が「処理済み」の場合、プランナ・ワークリストが再実行されるときに、次のチェックが実行されます。
    • プランナ・ワークリストの実行日 > (処理日 + 頻度)?

      • 「Yes」の場合、この例外により品目はプランナ・ワークリストに追加されます。例外は、処理済み = Noにリセットされます。

      • 「No」の場合、この例外により品目をプランナ・ワークリストに追加することはできず、プランナ・ワークリストで表示できません。


    頻度がゼロの場合、この例外は、プランナ・ワークリストが実行されるたびに有効になります。
    0(ゼロ)
    「基準」領域
    「基準」セクションには、例外タイプを指定できる基準が表示されます。
    品目参照が「全品目」の例外の場合、問合せ基準は、品目に–プリフィクスを付けた状態で(品目–処理リード・タイムなど)、「基準」セクションで使用可能になります。

「ワークシート・ツール」メニューから使用可能なウィンドウ

ワークシート・ツールメニューから次のウィンドウにナビゲートできます。

オーダー詳細

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

SPP計画オーダー詳細には、有効化された3つのタブがあります。

これらは、ASCPとDRPの該当タブに似ています。『Oracle Advanced Supply Chain Planningインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイド』の「プランナ・ワークベンチ」の章の「需要/供給ウィンドウ」を参照してください。

「ペギングの最大化」チェック・ボックスをオンにして、このウィンドウの下部のペインを展開します。

部品使用

プランナは、選択した品目のコンテキストのスペアの「部品使用」ウィンドウを開けます。このウィンドウには、すべての製品、またはこの特定の部品が保守やサービスで使用されるスペア部品モジュールが表示されます。これは、「失敗率」ウィンドウで定義された内容のビューです。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

失敗率

製品のコンテキストの場合、「失敗率」ウィンドウで、製品とサービス部品の組合せの失敗率と返品率を定義できます。

子関係に対する親製品は、「スペア管理」から収集できます。「収集」によりこのデータが「失敗率」ウィンドウおよび「部品使用」ウィンドウにプルされ、表示されます。失敗率は、フラット・ファイルまたはレガシー・ロードを使用してアップロードできます。手動でも失敗率を更新できます。

関連情報は、「サービス部品故障率の確定」を参照してください。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

ペギング・プロパティ

「オーダー詳細」ウィンドウでペギング・ツリーを右クリックします。右クリック・メニューから、次のいずれかの操作を実行できます。

ペギング・プロパティ・ウィンドウには、次の情報が表示されます。

ユーザー・グループの定義

ユーザー・グループを定義するには

  1. 「サービス・サプライ・チェーン・プランナ」職責から「ユーザー・グループ」ウィンドウにナビゲートします。

    「設定」→「ユーザー・グループ」

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

  2. フォーム内の1人以上のユーザーに対し、自由形式のグループ名を入力することで、ユーザーをグループにまとめることができます。「ユーザー・グループ」フォームには、「サービス・サプライ・チェーン・プランナ」職責に関連付けられたすべてのユーザーが表示されます。

  3. 「保存」をクリックします。このグループは、「ワークリストの作成」定義フォームで指定可能になります。

プランナ・ワークリストの実行

プランナ・ワークリストは2つの方法で実行できます。

プランナ・ワークリストを計画実行の一部として指定

次のフォームで指定した一連のプランナ・ワークリストは、計画実行の一部として事前計算されます。フォームには、「メイン」タブの「プランナ・ワークリスト」ボタンをクリックして、「計画オプション」からアクセスできます。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

プランナは、自分が定義したプランナ・ワークリスト、プランナが属するユーザー・グループ用に定義したプランナ・ワークリストを追加できます。また、公開ワークリストの1つをデフォルト・ワークリストとして選択できます。「ユーザー作業環境」で定義されたワークリストのないプランナは、デフォルトの公開ワークリストを使用できます。

対話形式計画では、計画に関連付けられたワークリストはオンラインでリフレッシュされません。オフラインのコンカレント要求が送信されて、ワークリストがリフレッシュされます。プランナが、生成処理中のワークリストにアクセスすると、次の警告メッセージが表示されます。

ワークリストは現在、リフレッシュ中です。コンカレント要求______が完了したら、再びワークリストを開いてください。

ユーザーが「Yes」を選択すると、ワークリストは開きません。ユーザーが「取消」を選択すると、ワークリストが開きます。ただし、データは古いままです。または、以前のデータがリフレッシュ処理の一部としてすでに削除されている場合、データが喪失しています。

プランナ・ワークリストの結果の表示

プランナ・ワークリストの実行結果を表示するには

  1. SPPツールバーのプランナ・ワークリストの表示アイコンをクリックします。

    このユーザーのデフォルトのプランナ・ワークリストが表示されます。

  2. デフォルトではないワークリストを表示するには、使用可能なプランナ・ワークリストのプルダウン・リストを開いて、1つを選択します。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

    プランナ・ワークリストの結果ウィンドウは、「問合せ結果」ウィンドウに似ています。「問合せ結果」と同様に、このウィンドウの部分は「ナビゲータ」の右側に表示されます。デフォルトでは、ナビゲータは非表示にされています。

    プランナ・ワークリストの結果ウィンドウの機能
    機能 説明
    フォルダ このウィンドウは、フォルダに対応し、「フォルダ」→検索にも対応しています。「フォルダ」列は次のとおりです。
    • 品目

    • 組織

    • 仕入先

    • 仕入先サイト

    • 顧客

    • 顧客サイト

    • 例外タイプ

    • カテゴリ

    • プランナ

    デフォルト列 プランナ・ワークリスト問合せを実行した結果、「プランナ・ワークリスト」ウィンドウが開いた場合、表示されるデフォルト列には常に次の項目が含まれます。
    • ノート

    • 上位優先度

    • 上位優先度処理

    • 総件数


    また、表示されるデフォルト列には常に、「グループ別」として選択された列が含まれます。たとえば、「品目」と「組織」を「グループ別」として選択した場合、プランナ・ワークリストを実行すると、「品目」と「組織」列がデフォルト表示されます。

    注意: 「プランナ・ワークリスト」ウィンドウのデフォルト・フォルダを指定してある場合、デフォルト・フォルダの定義により、表示される列または非表示にされる列が決まります。

    ノート 交替ノートがこのレコードに割り当てられている場合、「ノート」列には、「ノート」アイコンがペーパークリップとして表示されます。詳細は、「交替ノートの表示」を参照してください。
    上位優先度 これは、プランナ・ワークリストのそのレコードに対して選択した「グループ別」レベルの全処理の中で最も優先度が高いものです。
    上位優先度処理 これは、上位優先度に関連付けられた処理メッセージです。複数の処理メッセージで同じ上位優先度が共有される場合、1つがランダムに選択されます。上位優先度が、品目問合せまたはオーダー問合せに相当する場合、対応する問合せ名が表示されます。
    総件数 そのプランナ・ワークリスト・レコードの処理の総件数です。
    右クリック・メニュー プランナ・ワークリストのレコードの右クリック・メニューには、通常の形式の右クリック・オプションと次が含まれます。
    プランナ・ワークリスト - 例外:このプランナ・ワークリスト・レコードの基本的なフラグ付き例外すべてが、「例外詳細」ウィンドウに開きます。このプランナ・ワークリスト・レコードに、関連付けられた例外がない場合、この右クリック・オプションは無効化されるか、グレー表示されます。
    プランナ・ワークリスト - オーダー: プランナ・ワークリスト内にオーダー問合せを含めた結果、フラグが付けられた基本的な供給すべてが「供給」ウィンドウ内に開きます。

    注意: プランナ・ワークリスト優先度というフォルダ列が「供給」ウィンドウに表示され、この右クリック・オプションを使用して「供給」ウィンドウにアクセスした場合にのみ、デフォルトで表示されます。


    プランナ・ワークリスト - 品目: プランナ・ワークリスト内に品目問合せを含めた結果、フラグが付けられた基本的な品目すべてが「品目」ウィンドウ内に開きます。
    ボタン 次の有効なボタンが「ナビゲータ」下部に表示されます。
    • 需要/供給分析: この品目の「需要/供給分析」ウィンドウが開きます。「グループ別」定義に「品目」が含まれている場合にのみ、このボタンは有効化されます。

    • 供給: 「供給」ウィンドウを開いて、「グループ別」基準をフィルタとして使用して選択したレコードの全供給を表示します。たとえば、「グループ別」が品目と組織である場合、その品目と組織の全供給が表示されます。「グループ別」が仕入先と品目である場合、その品目と仕入れ先の組合せの全供給が表示されます。

    • 品目: 「品目」ウィンドウを開いて、「グループ別」基準をフィルタとして使用して選択したレコードの全品目を表示します。

    • 例外: 「例外詳細」ウィンドウを開いて、「グループ別」基準をフィルタとして使用して選択したレコードの全例外を表示します。

    • 注釈: 選択したレコードの「注釈」ウィンドウが開きます。「グループ別」に「品目」が含まれている場合にのみ、このボタンは有効化されます。

「ユーザー作業環境」ウィンドウ - 「メイン」タブ

「ユーザー作業環境」ウィンドウで名前付き作業環境セットを作成できます。「メイン」タブで、次のデフォルトの作業環境を指定できます。

「ユーザー作業環境」を保存すると、「需要および供給分析」ウィンドウの領域構成が保存されます。たとえば、「場所」と「注釈」領域を最小化します。ワークシートには、「供給と需要」ワークシートと「例外要約」のみが表示されます。「需要および供給分析」ウィンドウを保存して再び開くと、ウィンドウではこの構成が保持されます。

組織リストとゾーン・リストの両方を指定している場合、「需要および供給分析」ウィンドウを開くと、デフォルト・ビューは組織のコンテキストになっています。ゾーン・リストは無効化されるか、グレー表示されます。デフォルトでは、すべての組織が表示されます。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

「ユーザー作業環境」-「計画要約」タブ

「ユーザー作業環境」ウィンドウの「計画要約」にアクセスするには、メイン・ツールバーの「ユーザー作業環境」アイコンをクリックするか、メニューから「ツール」→「ユーザー作業環境」の順に選択します。「ユーザー作業環境」で「計画要約」タブにクリックします。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

表に、「計画要約」タブの領域とフィールドについて説明します。

領域 – フィールド 説明 有効な値 デフォルト値
作業環境セット 作業環境セットの名前(および摘要)です。
デフォルト 名前付き作業環境セットをデフォルトの作業環境セットにすることを示します。 Yes、No No
デフォルト範囲 範囲が「全計画品目」または特定の品目(<プランナ・コード>)に対して設定された状態で、「計画要約」範囲が開くかどうかを決定します。 全計画品目、品目: 計画品目、品目: <プランナ・コード> 全計画品目
処理要約 – 処理の選択 処理要約 – 処理の選択 LOV例外
SPPの例外リスト」を参照してください。
オーダー要約 – 推奨の表示(日数) 選択用のラジオ・ボタンにより、リリース推奨を示す日数を指定するためのフィールドが有効化されます。 正の整数 10
オーダー要約 – 推奨の表示(オーダー問合せ) 選択用のラジオ・ボタンにより、リリース推奨のオーダー問合せを指定するためのフィールドが有効化されます。 有効なオーダー問合せの名前
プランナ・ワークリスト – ワークリストの選択 異なるプランナ・ワークリストを選択するための、有効なプランナ・ワークリストのLOVが表示されます。 そのユーザーの有効なプランナ・ワークリストのリストを含んだLOV
KPI表示 このLOVには、デフォルトのKPI表示タイプの選択肢があります。 トレンド・チャート、トレンド・データ、要約データ、要約チャート トレンド・チャート
表示するデフォルトKPI 使用可能なKPIの選択肢のチェック・ボックスです。 3つまでのKPIチェック・ボックスを選択

SPPでのペギング

SPPでのペギングはレベルごとに行われます。サプライ・チェーンの複数のレベルにまたがる供給から需要へのペギング(およびその逆)が表示されます。ペギング・ユーザー・インタフェースに表示される需要と供給は、計画エンジンによって計算された、制約付きの需要と供給です。最終需要ペギングはサポートされていないため、サプライ・チェーンのすべての場所で行われている特定の供給の特定の最終需要に割り当てられた正確な数量は必ずしも表示されるとは限りません。

レベルごとのペギングの例を示します。

ドキュメントのテキストで図を説明しています。

第2層の100個の供給ノードでは、100個のうちいくつが100個、10個、および5個の各最終需要に割り当てられているのかを判別できません。ただし、100個の供給によって、親(第1層)供給がペギングしているこれら3つすべての最終需要に潜在的な影響が及ぶことは確実です。

問合せ

オーダー問合せの作成

SPPの2つの問合せタイプは、(オーダー)問合せとプランナ・ワークリストです。オーダー問合せは一連の条件であり、評価されたときに一連のオーダーになります。オーダー問合せは、VCPスイートで使用可能な品目問合せまたは例外問合せに似ています。

  1. ツールバーの「問合せ」ツールをクリックして、計画に関連付けられた一連の問合せを表示します。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

  2. 新しいオーダー問合せを作成するには、「オーダー問合せ」タブを右クリックしてから、右クリック・メニューで「問合せの作成」オプションを選択します。

    「問合せの保守」ウィンドウが表示されます。

    ドキュメントのテキストで図を説明しています。

  3. 「問合せの保守」ウィンドウを使用して、問合せを作成または編集します。

  4. 問合せタイプを選択します。SPPユーザーは、問合せタイプ「オーダー」を使用できます。

  5. 「所有者」フィールドは、ユーザー・ログオン情報から自動的に完成されます。

  6. 問合せを公開するか、所有者のみが使用できるようにするかを決定します。

  7. 「例外」領域の値リストから例外を選択します。矢印を使用して、例外の順序を編成できます。

  8. 「基準」領域で、強調表示されている例外の基準を定義します。オーダー問合せで使用できる一連の基準およびその関連条件を、表「オーダー問合せで使用可能な基準」にまとめます。

  9. 問合せの実行時にオーダーを表示するには、問合せ条件で指定した条件のすべてまたはいずれか1つを満たせばいいのかを、ラジオ・ボタンを選択して決定します。

  10. 問合せを実行せずに保存するには、「保存」をクリックします。

  11. 問合せを別の名前で保存するには、「別名保存」をクリックします。

  12. 強調表示された例外を消去するには、「削除」をクリックします。

  13. 選択した条件行を消去するには、「消去」をクリックします。

  14. 問合せを実行するには、「実行」をクリックします。

オーダー問合せで使用可能な基準

オーダー問合せで使用できる一連の基準およびその関連条件を、次の表にまとめます。

基準 条件 範囲開始 範囲終了
オーダー・タイプ 等しい、
等しくない、
複数選択、
始めが
「オーダー・タイプ」のLOV
納期、
納入予定日、
出荷日、
オーダー日、
開始日
等しい、
等しくない、
間、
事前日数、
複数選択、
範囲外、
より大きい、
より小さい
<値>
<値>
<値1>
<値>
<値>
<値1>
<値>
<値>


<値2>


<値2>

数量 等しい、
等しくない、
間、
より小さい、
より大きい、
複数選択
<値>
<値>
<値1>
<値>
<値>
<値1>


<値2>


<値2>
金額 等しい、
等しくない、
より小さい、
より大きい
<値>
<値>
<値>
<値>
<値1>




<値2>
仕入先 等しい、
等しくない、
複数選択、
間、
始めが
LOV
顧客 等しい、
等しくない、
複数選択、
間、
始めが
LOV(顧客、および顧客としてモデル化された技術者)
品目 等しい、
等しくない、
複数選択、
間、
含む
LOV



<値>
出荷元、
出荷先
等しい、
等しくない、
複数選択、
間、
始めが
LOV
組織、
顧客、
仕入先

場所
顧客サイト
仕入先サイト
オーダー番号 等しい、
等しくない、
複数選択、
間、
範囲外、
始めが、
より大きい、
より小さい
LOV
プランナ 等しい、
等しくない、
複数選択、
間、
始めが、
含む
LOV
予測方法またはパラメータを変更
受注に対する遅延補充
需要予測に対する遅延補充
リスクあり受注/需要予測
割付制約
新規購入の仕入先生産能力超過
不十分なリード・タイムのオーダー
オーダーによる仕入先生産能力過負荷
需要数量が未充足です
組織生産能力超過
オーダーがビジネス・カレンダに違反しています
オーダーは後で確定されます
オーダーは先に確定されます
予測在庫欠品のある品目
ターゲット在庫レベルを下回る品目
ターゲット在庫レベルを上回る品目
最大在庫レベルを上回る品目
手動割当による予測在庫欠品
品目が安全在庫量に未達
超過在庫品目
要納期先送りオーダー
要納期前倒しオーダー
要取消オーダー
受注明細割当分割
オーダー数量変更
受注に関する受注取消し変更をお薦めします
納期超過返品予測
納期超過オーダー
交替品目を使用して充足された需要
廃止品目の在庫が存在します
内部転送
なし

既存の問合せを組み合せた新規問合せの作成

複数の既存の問合せを組み合わせて(各問合せは、一連の問合せ基準に関連付けられています)、新しいオーダー問合せを作成できます。

  1. 既存のカスタム問合せの名前を選択します。

    たとえば、2つの問合せと関連基準からなるオーダー問合せがあるとします。

  2. 問合せの実行時にオーダーを表示するには、問合せ条件で指定した条件のすべてまたは1つ以上を満たせばいいのかを、「すべてに一致」または「いずれかに一致」のいずれかを選択して定義します。

    この新しいオーダー問合せを実行すると、次が表示されます。

このセットの各カスタム問合せを実行した結果のオーダーは、一緒に表示されます。この問合せは、修理オーダーなど、他のどのタイプのオーダーも表示しません。また、今日から1週間を超過した出荷日の移動オーダーと新規購入オーダーも除外します。

オーダー問合せの自動実行

オーダー問合せは、ワークベンチが開くと自動的に実行されます。これは、「メイン」タブのワークベンチ作業環境で定義されています。ここでは、自動実行の品目、例外、仕入先、または生産資源問合せの指定に加えて、自動実行のオーダー問合せも指定できます。

ユーザー作業環境 – メイン」を参照してください。

オーダー問合せおよび供給/需要の検索条件

オーダー問合せを実行すると、「供給」ウィンドウに一連のオーダーが表示されます。「需要/供給」ウィンドウの「デフォルト」フォルダに、一連のオーダーをフィルタ処理して表示するための基準がある場合、これらの基準はさらに、オーダー問合せを実行した結果の一連のオーダーをフィルタ処理します。

オーダー問合せを実行した結果の一連のオーダーを正確に表示するには、「デフォルト」フォルダのオーダーFIND基準を無効化します。これによりフォルダは、レイアウトを制御し、表示内のオーダーをソートするメカニズムとしてのみ機能します。

オーダー問合せの削除

オーダー問合せを削除すると、パブリックおよびプライベート品目問合せを削除したときにシステムによって発行される警告メッセージと同じメッセージが送信されます。

自動リリースのワークベンチ問合せの作成

自動リリース問合せは、他の問合せと同じように作成されます(「サービス部品計画」→「ワークベンチ」の順に移動して、ワークベンチ・ナビゲータの「問合せ」タブを選択し、「パブリック問合せ」を右クリックして「問合せの作成」を選択)。「問合せの作成」フォームには、「自動リリース」チェック・ボックスがあります。このチェック・ボックスをオンにすると、自動リリースが「計画オプション」→「リリース・ルール」画面に表示され、問合せを自動リリースで使用できるようになります。また、自動リリースされた問合せは、「自動リリース」というリスト・カテゴリの下の「ナビゲータ」に表示されます。

注意: 「自動リリース」がオンになると、「パブリック」ドロップダウン・リストは自動的に「Yes」にデフォルト設定されます。自動リリース問合せは、プライベートにすることはできません。

自動リリース問合せが更新され、ユーザーが「自動リリース」チェック・ボックスをオフにしている場合、警告メッセージが表示されます。このメッセージにより、問合せが自動リリース・ルールで使用できなくなったことが通知されます。

問合せに基づくリリース・ルールを「計画オプション」に関連付ける方法の詳細は、「サービス部品の定義」の章の「リリース・ルール」タブに関する項を参照してください。

自動リリースを停止するための問合せ

生成された予測の有効性を測る問合せを自動リリース・ルールに含め、結果が特定の範囲外になった場合は、自動リリースを停止したい場合があります。問合せは、予測の有効性を判別する次の基準を基にすることができます。これらの基準は、問合せ基準オプションとして表示されます。

Demantraメトリックの使用

Demantraとやり取りする場合、次の問合せ基準オプションも自動リリースの停止で使用できます。

Demantraのメトリック SPPでの名称
SPF MAPE(サンプル内) 平均絶対誤差率
SPF MAPE(サンプル外) 予測対実績偏差率
SPF予測ボラティリティ 予測ボラティリティ率
SPF平均需要 平均需要数量

交替ノートの表示

顧客は多くの場合、交替関係の定義に関連付けられた自由形式ノートを追加する機能を求めます。これらのノートには通常、関係に関する詳細情報(たとえば、交替が危険商品である場合や複雑な交替がある場合など)が含まれています。

これらのノートを作成している間、Oracle Spares ManagementアプリケーションであるSPPは、交替ノートを収集するための機能を提供します。収集後、SPP内でノートを表示できるので、プランナはノートを認識し、表示することができます。交替ノートの収集実行の詳細は、「交替ノートの収集」を参照してください。

注意: 交替ノート(添付)はOracle Spares Managementで作成され、表示目的のためだけに「サービス部品計画」に収集されます。交替ノートを作成、変更、または削除するには、Oracle Spares Managementを使用します。交替ノートの詳細は、『Oracle Spares Management User Guide』 を参照してください。

交替ノートを表示するには

  1. 次のいずれかのウィンドウにナビゲートして、交替ノートにアクセスします。

  2. 「ノート」アイコン(ペーパークリップ)を表示している行を右クリックして、「ノート要約」を選択します。

    「ノート要約」ウィンドウが表示されて、次の読取り専用情報を表示します。

  3. ノートを表示するには、行を右クリックして、「ノート詳細」を選択します。

    「ノート詳細」ウィンドウが表示されます。ノート情報はウィンドウ下部に表示されます。

  4. 「ノート詳細」ウィンドウに複数の行が表示された場合は、その交替のノートを表示する行を選択します。

ワークフロー通知の検討

Oracle SPPの強力なコラボレーション機能により、顧客および仕入れ先とのやり取りを自動化および合理化できます。

例外処理を自動化できるため、訂正処理をより迅速、効率的に行うことができ、プロセスから間接費が排除されます。

「ワークフロー通知」が従うプロセスを定義できます。プロセスには、例外通知の経路、通知受信者が使用できる処理、および承認手続きが含まれます。メッセージはアプリケーションまたはEメールで表示できます。特定の応答処理が必要となる場合があります。

この表に、各種例外を生成する標準ワークフロー・プロセスを示します。

プロセス 例外タイプ
品目ワークフロー
  • 品目はオーバーコミットされています

  • 品目に不足があります

  • 超過在庫あり

  • 期限切れロット品目

  • 納期遅延予測

  • 需要予測にペグされた遅延供給

  • 品目が安全在庫量に未達

再計画ワークフロー
  • 再計画取込オーダーあり

  • 再計画除去オーダーあり

  • 要取消オーダーあり

  • 納期圧縮オーダーあり

  • 納期超過オーダーあり

受注ワークフロー
  • 納期超過受注

  • 受注にペグされた遅延供給

資材ワークフロー
  • 資材制約(仕入先生産能力制約)

ワークフローの通知およびアクティビティ

Oracle Workflowを使用して、例外を取引先に自動的に転送できます。取引先はセルフサービスWebアプリケーションにより、例外を調べて応答できます。取引先の応答は、発注や受注の通知あるいは自動再計画など、他のワークフロー・アクティビティをトリガできます。

再発注点ベースの計画

再発注点ベースの計画属性の表示

「安全在庫の計算」値、「EOQの計算」、「オーダー原価」、および「安全在庫」値の各属性は、「需要/供給分析」ウィンドウの「品目」パラメータのセクションに表示され、品目画面でも表示されるので、プランナはこれらの値を検証できます。

同様に、これらの属性は「品目」フォームにも表示されます。

これらに加えて、「安全在庫」値が「需要/供給分析」ウィンドウの「安全在庫」行に表示されます。

注意: SDA分析画面の「品目」セクションに表示される「安全在庫」値は、計画への入力であり、編集可能です(次を参照)。

: 交替品有効日の開始は次のようになります。

A > B(1月10日後)

AのSS = 40、BのSS=50(IMMの設定どおり)

この場合、IMMおよびMSC_SYSTEM_ITEMSは次のようになります。

品目 安全在庫の値
A 40
B 50

エンジンはこれら2つの情報を読み取って、安全在庫目標を次のように設定します。

品目 1月1日 1月2日 1月3日 1月4日 1月5日 1月6日 1月7日 1月8日 1月9日 1月10日 1月11日 1月12日
A 40 40 40 40 40 40 40 40 40 0 0 0
B 0 0 0 0 0 0 0 0 0 50 50 50

SDAウィンドウの上部(「品目」)セクションで、品目Aの安全在庫は40、品目Bの安全在庫は50となります。下部には、上の表のような値が表示されます。

これで、プランナはSDAの上部セクションで品目を編集できますが、下部セクションでは編集できません。次に示すように、品目BのSSが45に変更され、シミュレーション・セットに保存された場合、IMMは45に更新され、エンジンはSSを次のように見なします。

品目 1月1日 1月2日 1月3日 1月4日 1月5日 1月6日 1月7日 1月8日 1月9日 1月10日 1月11日 1月12日
A 40 40 40 40 40 40 40 40 40 0 0 0
B 0 0 0 0 0 0 0 0 0 45 45 45

これは、SDA下部に反映されます。