| Oracle Payablesユーザーズ・ガイド リリース12 E06002-01 | 目次 | 前へ | 次へ |
請求書バッチまたは定型請求書を使用する場合は、それぞれ「請求書バッチ」ウィンドウと「定型請求書」ウィンドウの値がデフォルトとして使用されます。請求書の「GL記帳日」と「税金コード」の値が、請求書配分のデフォルトとして使用されます。請求書の「支払方法」と「支払優先度」の値が、支払予定のデフォルトとして使用されます。ほとんどのフィールドでは、デフォルト値に上書きできます。関連項目: 請求書修正チャート
各ウィンドウへのナビゲート方法の詳細は、『Oracle Payables Reference Guide』の「買掛管理ナビゲータ・パス」を参照してください。
次の表を使用して、請求書のデフォルト値を確認できます。値がウィンドウで定義される場合は、定義に使用するウィンドウを確認できます。次に、デフォルト値が使用される一連のウィンドウを確認できます。たとえば、「配分セット」ウィンドウで配分セットを定義します。配分セットを仕入先に割り当てた場合、その値のデフォルトは仕入先サイトになり、仕入先サイトの値が請求書のデフォルトとして使用されます。
| 請求書のフィールド名 | 請求金額が定義されるウィンドウ | 請求書の請求金額が各ウィンドウからデフォルト値に設定される順序 |
|---|---|---|
| 請求書通貨 | 通貨 | 「元帳の選択」ウィンドウ(機能通貨) 「仕入先」ウィンドウ(「支払」リージョン) 仕入先サイト(「支払」リージョン) |
| 請求書日付/商品受入 | 該当なし | 仕入先(「支払」リージョン) 仕入先サイト(「支払」リージョン: 支払起算日) |
| 割引可能金額 | 該当なし | 仕入先(「支払」リージョン: 「割引から運送費を除く」オプションおよび「割引常時計上」オプション) 仕入先サイト(「支払」リージョン: 「割引から運送費を除く」オプションおよび「割引常時計上」オプション) |
| 配分セット | 配分セット | 仕入先(「会計」リージョン) 仕入先サイト(「会計」リージョン) |
| 文書カテゴリ名 | システム管理者文書カテゴリ | 該当なし |
| 文書連番 | システム管理者連番割当 システム管理者文書連番 | 該当なし |
| 換算レート | 「General Ledger日次レート」(レート・タイプが「企業」、「直物」またはユーザー定義の場合。それ以外の場合はユーザーがレートを入力) | 該当なし |
| GL記帳日 | 買掛/未払金オプション(「請求書」リージョン: GL記帳日ベース) | 該当なし |
| 「所得税」リージョン | 該当なし | 買掛/未払金オプション(仕入先」リージョン: 「所得税」リージョン) 仕入先サイト(「税金」リージョン: 所得税レポート・サイト) |
| 負債勘定/摘要 | 該当なし | 会計オプション(「会計」リージョン) 仕入先(「会計」リージョン) 仕入先サイト(「会計」リージョン) |
| 個別支払 | 該当なし | 買掛/未払金システム設定 仕入先(「支払」リージョン) 仕入先サイト(「支払」リージョン) |
| 支払グループ | Oracle Purchasing参照 | 買掛/未払金オプション(「仕入先」リージョン) 仕入先(「支払」リージョン) 仕入先サイト(「支払」リージョン) |
| 支払通貨 | 該当なし | 仕入先(「支払」リージョン) 仕入先サイト(「支払」リージョン) |
| 支払方法 | 該当なし | 買掛/未払金システム設定 仕入先(「支払」リージョン) 仕入先サイト(「支払」リージョン) |
| 前払金勘定 | 該当なし | 会計オプション(「会計」リージョン) 仕入先(「会計」リージョン) 仕入先サイト(「会計」リージョン) |
| 精算日 | 該当なし | システム日付。従業員の場合: 買掛/未払金オプション(精算日数 + システム日付) |
| 条件 | 支払条件 | 買掛/未払金システム設定 仕入先(「支払」リージョン) 仕入先サイト(「支払」リージョン) 発注デフォルトとクイック照合請求書では、発注書の支払条件がデフォルトになります。 前払金のデフォルト条件は、前払金が発注照合済であっても、「前払金支払条件」買掛/未払金オプションからのみ取得されることに注意してください。 |
| 支払起算日 | 該当なし | 買掛/未払金オプション(「仕入先」リージョン: 支払起算日) 仕入先(「支払」リージョン: 支払起算日) 仕入先サイト(「支払」リージョン: 支払起算日) |
| 証憑番号 | システム管理者文書カテゴリ(または「証憑番号」にユーザーが値を入力) | 該当なし |
| 源泉徴収税グループ | 源泉徴収税グループ | 買掛/未払金オプション(「源泉徴収税」リージョン) 仕入先(「源泉徴収税」リージョン) 仕入先サイト(「源泉徴収税」リージョン) |
請求書に影響を与えるコントロールとオプションを次の表に示します。
| 請求書項目に影響するオプション | ウィンドウの値が定義される場所 | 請求書の金額が各ウィンドウからデフォルト値に設定される順序 |
|---|---|---|
| 割引常時計上 | 該当なし | 買掛/未払金システム設定 仕入先(「支払」リージョン) 仕入先サイト(「支払」リージョン) |
| 自動金利処理 | 該当なし | 買掛/未払金オプション(「利息」リージョン) |
| 仕入割引勘定 | 該当なし | 会計オプション(「会計」リージョン) |
| 機能通貨 | 通貨 | 元帳の選択 |
| 全支払の保留 | 該当なし | 仕入先(「管理」リージョン) 仕入先サイト(「管理」リージョン) |
| 未検証請求書保留 | 該当なし | 仕入先(「管理」リージョン) 仕入先サイト(「管理」リージョン) |
| 非照合請求書保留 | 該当なし | 買掛/未払金システム設定 仕入先(「管理」リージョン) 仕入先サイト(「管理」リージョン) |
| 請求書限度額 | 該当なし | 仕入先(「管理」リージョン) 仕入先サイト(「管理」リージョン) |
| 税金コード | 「税金コード」および「税金グループ」 | 買掛/未払金オプション(「税金デフォルトおよびルール」リージョン) |
支払バッチを使用する場合は、支払に対して「支払バッチ」ウィンドウの値がデフォルトとして使用されます。ほとんどのフィールドで、デフォルト値を上書きできます。ウィンドウを検索するには、『Oracle Payables Reference Guide』の「買掛管理ナビゲータ・パス」を参照してください。
次の表を使用して、支払と支払バッチのデフォルト値を確認できます。値がウィンドウで定義される場合は、定義に使用するウィンドウを確認できます。次に、その値がデフォルトとして使用されるウィンドウを確認できます。たとえば、「銀行口座」ウィンドウで支払銀行口座を定義します。「買掛/未払金オプション」ウィンドウで銀行口座を割り当てた場合、それはすべての新しい仕入先のデフォルト値になります。仕入先のデフォルト値は各仕入先の新しい仕入先サイトになり、仕入先サイトの値は支払のデフォルト銀行口座になります。
| 「支払バッチ」または「支払」のフィールド名 | 値が定義されるウィンドウ | 「支払」または「支払バッチ」の値が各ウィンドウからデフォルト値に設定される順序 |
|---|---|---|
| 口座通貨 | 通貨 | 元帳の選択(機能通貨) 銀行口座(「銀行口座」リージョン) |
| 所在地 | 該当なし | 仕入先サイト |
| 0支払の許可 | 該当なし | 銀行口座(「買掛/未払金オプション」リージョン) |
| 銀行口座 | 銀行口座 | 買掛/未払金オプション(「支払」リージョン) 仕入先(「銀行」リージョン: 口座名) 仕入先サイト(「銀行」リージョン: 口座名) |
| 文書カテゴリ | システム管理者文書カテゴリ | 該当なし |
| 文書名 | 支払文書 | 該当なし |
| 文書番号 | 支払文書(「追加情報」リージョン: 使用済 最終番号 + 1) | 該当なし |
| 換算レート日(単一支払) | システム日付 | 該当なし |
| 換算レート・タイプ | 該当なし | 買掛/未払金オプション(「通貨」リージョン) |
| 第1文書(支払バッチ) | 支払文書(「追加情報」リージョン: 使用可能 最終番号) | 該当なし |
| 最終文書(支払バッチ) | 支払文書(「追加情報」リージョン: 使用可能 最終番号 | 該当なし |
| 最大額/バッチ | 該当なし | 銀行口座(「買掛/未払金オプション」リージョン) |
| 最小支払額/最大支払額 | 該当なし | 銀行口座(「買掛/未払金オプション」リージョン) |
| 支払期日 | 該当なし | 買掛/未払金オプション(「支払」リージョン: 追加支払期日 + システム日付) |
| 支払通貨 | 該当なし | 支払文書(通貨は、「支払書式」により決定) |
| 支払日 | システム日付 | 該当なし |
| 支払方法 | 該当なし | 支払文書(「文書カテゴリ情報」リージョン) |
| 支払レート | 該当なし | 「General Ledger日次レート」(レート・タイプが「企業」または「直物」の場合) 通貨(レート・タイプが「EMU固定」の場合) |
| 参照 | 該当なし | 銀行取引明細書(Oracle Cash Management使用時のみ) |
| 送金先口座 | 銀行口座(「仕入先割当」リージョン) | 仕入先(「銀行口座」リージョン) 仕入先サイト(「銀行口座」リージョン) 支払予定 |
| 連番名 | システム管理者連番割当 システム管理者文書連番 | 該当なし |
| 取引明細書番号/明細番号 | 該当なし | 銀行取引明細書(Oracle Cash Management使用時のみ) |
| 証憑番号 | 支払文書(「追加情報」リージョン: 文書カテゴリ | N/A |
支払に影響を与えるコントロールとオプションを次の表に示します。
| 支払に影響するオプション | ウィンドウの値が定義される場所 | 値が各ウィンドウからデフォルト値に設定される順序 |
|---|---|---|
| 個別支払 | 該当なし | 「複数の組織のサポート」を使用する場合にデフォルトで適用されるパス: 会計オプション(「仕入先 - 買掛/未払金」リージョン) 仕入先サイト(「支払」リージョン) 請求書 「複数の組織のサポート」を使用しない場合に適用されるパス: 会計オプション(「仕入先 - 買掛/未払金」リージョン) 仕入先(「支払」リージョン) 仕入先サイト(「支払」リージョン) 請求書 |
| 支払期日選定 | 該当なし | 買掛/未払金オプション(「仕入先」リージョン) 仕入先(「支払」リージョン) 仕入先サイト(「支払」リージョン) 請求書 |
システムを設定する前に、Payablesの会計仕訳について勘定を定義します。次の表は、勘定を定義するためのウィンドウを示しています。最後のウィンドウでは、システムで使用する値を上書きできます。デフォルトの勘定はいつでも上書きできます。新しい値は、その後の取引で使用されます。
| 勘定 | デフォルトを上書きするための最後のウィンドウ | 勘定が定義されるウィンドウと、各ウィンドウからデフォルト値が設定される順序 |
|---|---|---|
| 銀行手数料 | 支払文書(「GL勘定科目」リージョン) | 銀行口座(「GL勘定科目」リージョン) |
| 銀行エラー | 支払文書(「GL勘定科目」リージョン) | 銀行口座(「GL勘定科目」リージョン) |
| 現預金(「自動相殺による資金会計」の影響を受けます) | 銀行口座(「GL勘定科目」リージョン) | 該当なし |
| 資金決済 | 支払文書(「GL勘定科目」リージョン) | 銀行口座(「GL勘定科目」リージョン) |
| 仕入割引(「自動相殺による資金会計」の影響を受けます) | 買掛/未払金オプション(「支払」リージョン、割引額配分方法) | 会計オプション(「会計」リージョン) |
| 運送費 | 配分 | 買掛/未払金オプション(「請求書」リージョン) |
| 先日付支払(「買掛/未払金」オプションは、支払文書または仕入先サイトからデフォルトを指定します) | 「支払文書」(「先日付支払」リージョン)または「仕入先サイト」(「会計」リージョン) | 会計オプション(「会計」リージョン) 仕入先(「会計」リージョン) |
| 利息請求書 | 配分 | 買掛/未払金オプション(「利息」リージョン) (「全按分期限超過請求書」買掛/未払金オプションは、「買掛/未払金」により勘定を作成するかどうか、または「利息請求書」勘定を使用するかどうかを制御することに注意してください。) |
| 利息請求書-負債 | 請求書 | 買掛/未払金オプション(「利息」リージョン) |
| 負債(「自動相殺による資金会計」により影響を受けます) | 請求書または「定型請求書(「テンプレート」リージョン) | 会計オプション(「会計」リージョン) 仕入先(「会計」リージョン) 仕入先サイト(「会計」リージョン) |
| 前払金 | 仕入先サイト(「会計」リージョン) | 会計オプション(「会計」リージョン) 仕入先(「会計」リージョン) (「照合時に前払金勘定を作成」買掛/未払金オプションは、Payablesで発注時に一致した前払金について勘定を作成するかどうか、または仕入先サイトの前払金勘定を使用するのみかを制御します。) |
| 為替差損益 | 会計オプション(「会計」リージョン) | 該当なし |
| 実現為替差損益(「自動相殺による資金会計」の影響を受けます) | 銀行口座(「買掛/未払金オプション」リージョン) | 買掛/未払金オプション(「通貨」リージョン) |
| 端数処理 | 買掛/未払金オプション(「通貨」リージョン) | 該当なし |
| 税金(「源泉徴収税」および「控除対象消費税」を含みます) | 配分 | 税金コード |
「利息請求書」の費用勘定および負債勘定の詳細は、「利息請求書のための会計」を参照してください。
次の表は、Oracle PurchasingおよびOracle Inventoryに定義されている勘定科目のデフォルト階層構造を示しています。
| 製品 | 勘定科目 | デフォルトを上書きできる最後のウィンドウ |
|---|---|---|
| Oracle Purchasing | 費用買掛金/未払金勘定科目 | 購買オプション(「会計」リージョン) |
| Oracle Inventory | 在庫買掛金/未払金経過勘定科目 | 組織パラメータ |
| Oracle Inventory | 請求価格差異」勘定 | 組織パラメータ |
関連項目
『Oracle Payables Reference Guide』の「買掛管理ナビゲータ・パス」
『Oracle Cash Managementユーザーズ・ガイド』の「銀行」
『Oracle Payablesインプリメンテーション・ガイド』の「会計オプション」
『Oracle Payablesインプリメンテーション・ガイド』の「買掛/未払金オプション」
『Oracle Internet Supplier Portalインプリメンテーション・ガイド』の仕入先情報の入力に関する項
『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』の「経過勘定計上オプションの定義」
『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の「組織パラメータの定義」
『Oracle Payablesインプリメンテーション・ガイド』の「照合時に前払金勘定を作成」