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Oracle Projects基礎
リリース12
E06005-01
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Oracle Subledger Accounting用の事前定義済設定

この付録では、Oracle Projectsに用意されているOracle Subledger Accounting用の事前定義済設定について説明します。

この付録では、次のトピックについて説明します。

Oracle Projectsに事前定義されているOracle Subledger Accounting用のデータ

Oracle Projectsには、Oracle Subledger Accounting用のデータが事前定義されており、このデータを使用して2つのアプリケーションを統合できます。プロジェクト関連の会計イベントに対する草案または最終の補助元帳会計を作成する処理を実行すると、事前定義されているこのデータを使用して、会計の作成方法が決定されます。また、Oracle Projectsには、Oracle Subledger Accounting用の設定が事前定義されているため、会計の作成処理では、Oracle Projectsからデフォルトの会計情報が変更なしで受け入れられます。最終会計は、Oracle Subledger AccountingからOracle General Ledgerに転送されます。

必要に応じて独自の補助元帳会計ルールを定義すると、会計イベントのデフォルト勘定科目を上書きできます。Oracle Subledger Accountingで独自の設定を定義する場合は、Oracle Projectsで提供される事前定義データをOracle Subledger Accountingで直接変更することはできません。かわりに、事前定義データをコピーし、そのコピーに対して変更を加える必要があります。

注意: Oracle Subledger Accountingでは、企業内貸借一致ルールを使用して、仕訳の貸借一致明細が貸借一致セグメント値間に作成されます。この機能は、Oracle General Ledgerの会計設定マネージャに設定します。この会計設定マネージャには、Oracleの財務アプリケーションに関する共通の設定手順が集中しています。追加情報については、『Oracle Projectsインプリメンテーション・ガイド』の相互エンティティ貸借一致ルールに関する項を参照してください。

注意: Projectsアプリケーションに関連付けられた事前定義データの問合せには、Oracle Projects職責を使用する必要があります。

次の各項では、Oracle Projectsに事前定義されているOracle Subledger Accountingのデータを説明します。

関連項目

会計イベント・モデルの概要

Oracle Projectsナビゲータ・パス

Oracle Projectsに定義されているOracle Subledger Accounting用の会計後プログラム

Oracle Projectsに対するSubledger Accounting設定の理解

『Oracle Subledger Accountingインプリメンテーション・ガイド』

アプリケーション

Oracle Projectsによって、Projectsという名称のアプリケーションがOracle Subledger Accountingに事前定義されます。このProjectsアプリケーションには、Oracle ProjectsでOracle Subledger Accounting用に事前定義されているほとんどのデータが関連付けられます。

Oracle Projectsでは、PurchasingアプリケーションおよびOracle Payablesアプリケーションに関連するデータも提供されます。Oracle PurchasingおよびOracle Payablesによって、それぞれのアプリケーションがOracle Subledger Accountingに事前定義されます。このデータによって、Oracle PurchasingおよびOracle Payablesでは、プロジェクトに関連する取引約定の間接費に対する補助元帳会計が決定されます。

次の表に、Oracle Projectsに事前定義されているProjectsアプリケーション用の属性値を示します。最初の列にはフィールドが、2番目の列には各フィールドの値がリストされています。

事前定義されているProjectsアプリケーション
フィールド
アプリケーション名Projects
ドリルダウン手順PA_DRILLDOWN_PUB_PKG.DRILLDOWN
セキュリティの使用Yes
ポリシー機能XLA_SECURITY_POLICY_PKG.MO_POLICY
仕訳ソースProjects
サード・パーティ管理勘定科目タイプなし
検証対象
No
報告通貨金額の計算Yes

イベント・エンティティ

次の表に、Oracle Projectsに事前定義されているイベント・エンティティに関する設定情報を示します。

注意: Oracle Projectsでは、事前定義のイベント・エンティティに対して欠番なしのイベント処理は有効ではありません。イベント・エンティティ取引に対する一連の会計イベントのすべてのイベント番号が1から開始する連番で、ステータスが「不完全」のイベントが存在していない場合、欠番はありません。欠番が存在するのは、イベントが欠落している場合またはイベントのステータスが「不完全」の場合です。欠番なしのイベント処理が有効でない場合、Oracle Subledger Accountingでは、イベント番号に欠番がある場合でも、すべてのイベントが処理されます。

事前定義のイベント・エンティティ
アプリケーション エンティティ名 説明 欠番なしのイベント処理
Projects 予算プロジェクト予算No
Projects 支出プロジェクト支出No
Projects 収益プロジェクト収益No

イベント区分とイベント・タイプ

Oracle Projectsには、Projectsアプリケーションに属する各イベント・エンティティのイベント区分とイベント・タイプが事前定義されています。Oracle Projectsでは、Oracle PurchasingおよびOracle Payables用の事前定義のイベント区分とイベント・タイプも提供されます。これらのイベント区分とイベント・タイプは、Oracle PurchasingおよびOracle Payablesでプロジェクトに関連する取引約定の間接費に使用されます。

次の表に、Oracle Projectsに事前定義されているProjectsアプリケーション用のイベント区分とイベント・タイプを示します。

事前定義されているProjectsアプリケーション用のイベント区分とイベント・タイプ
エンティティ イベント区分名 イベント・タイプ名
予算予算予算年度末ロールオーバー
予算予算予算基本編成
支出借入および貸出借入および貸出配分
支出借入および貸出修正借入および貸出修正
支出間接費間接費配分
支出在庫原価在庫原価配分
支出在庫原価修正在庫原価修正
支出労務費労務費配分
支出労務費修正労務費修正
支出その他原価その他原価配分
支出その他原価修正その他原価修正
支出送り側および受け側組替送り側および受け側組替
支出送り側および受け側組替修正送り側および受け側組替修正
支出仕入先原価経費精算書原価配分
支出仕入先原価仕入先原価配分
支出仕入先原価修正経費精算書原価修正
支出仕入先原価修正仕入先原価修正
支出合計総原価合計総原価配分
支出合計総原価修正合計総原価修正
支出使用費使用費配分
支出使用費修正使用費修正
支出仕掛品原価仕掛品原価配分
支出仕掛品原価修正仕掛品原価修正
収益収益収益生成
収益収益修正収益修正

次の表に、Oracle Projectsに事前定義されているOracle Purchasing用のイベント区分とイベント・タイプを示します。

事前定義されているOracle Purchasing用のイベント区分とイベント・タイプ
エンティティ イベント区分名 イベント・タイプ名
発注発注の間接費発注間接費取消済
発注発注の間接費発注間接費クレジット・メモ取消済
発注発注の間接費発注間接費最終消込済
発注発注の間接費発注間接費請求取消済
発注発注の間接費発注間接費否認済
発注発注の間接費発注間接費最終照合再オープン
発注発注の間接費発注間接費予約済
発注発注の間接費発注間接費予約解除済
リリースリリースの間接費リリース間接費取消済
リリースリリースの間接費リリース間接費クレジット・メモ取消済
リリースリリースの間接費リリース間接費最終消込済
リリースリリースの間接費リリース間接費請求書取消済
リリースリリースの間接費リリース間接費否認済
リリースリリースの間接費リリース間接費最終消込済の再オープン
リリースリリースの間接費リリース間接費予約済
リリースリリースの間接費リリース間接費予約解除済
購買依頼購買依頼の間接費購買依頼間接費調整済
購買依頼購買依頼の間接費購買依頼間接費取消済
購買依頼購買依頼の間接費購買依頼間接費最終消込済
購買依頼購買依頼の間接費購買依頼間接費否認済
購買依頼購買依頼の間接費購買依頼間接費予約済
購買依頼購買依頼の間接費購買依頼間接費差戻済
購買依頼購買依頼の間接費購買依頼間接費予約解除済

次の表に、Oracle Projectsに事前定義されているOracle Payables用のイベント区分とイベント・タイプを示します。

事前定義されているOracle Payables用のイベント区分とイベント・タイプ
エンティティ イベント区分名 イベント・タイプ名
AP請求書請求書に対する間接費請求書間接費修正済
AP請求書請求書に対する間接費請求書間接費取消済
AP請求書請求書に対する間接費請求書間接費検証済
AP請求書前払金に対する間接費前払金修正済間接費
AP請求書前払金に対する間接費前払金取消済間接費
AP請求書前払金に対する間接費前払金検証済間接費
AP請求書前払金充当の間接費前払金充当済間接費
AP請求書前払金充当の間接費前払金非充当間接費
AP請求書前払金充当の間接費前払金充当修正済間接費

プロセス・カテゴリ

Oracle Projectsには、次のプロセス・カテゴリが事前定義されています。

会計イベント区分オプション

イベント区分の属性は、会計イベント区分オプションによって定義されます。Oracle Projectsでは、事前定義の各イベント区分に対して会計イベント区分オプションが定義されます。

会計イベント区分オプションには、次の属性が含まれています。

ユーザー取引識別子と各イベント区分のオブジェクトも会計イベント区分オプションによって指定されます。Oracle Subledger Accountingでは、会計イベント・レポートと照会にユーザー取引識別子が表示されます。取引のソース・データは、適格な各会計イベントごとに、取引オブジェクト(表またはビュー)に格納されます。Oracle Subledger Accountingでは、会計イベントの処理を正常に完了するために、これらの取引オブジェクトから必要なソース値が選択されます。

Oracle Projectsに事前定義されているProjectsアプリケーション用の会計イベント区分オプションに加えて、Oracle Projectsでは、Oracle PurchasingおよびOracle Payables用の事前定義の会計イベント区分オプションも提供されます。これらのイベント区分は、Oracle PurchasingおよびOracle Payablesでプロジェクトに関連する取引約定の間接費に使用されます。

次の表に、Oracle Projectsに事前定義されているProjectsアプリケーション用の会計イベント区分オプションを示します。

事前定義されているProjectsアプリケーション用の会計イベント区分オプション
イベント区分 プロセス・カテゴリ デフォルト仕訳カテゴリ 取引表示 残高タイプ
予算予算予算PA_XLA_BC_BUDGET_TXN_V 予算、予算引当
借入および貸出借入および貸出借入および貸出PA_XLA_CROSSCHARGE_V 実績
借入および貸出修正借入および貸出借入および貸出PA_XLA_CROSSCHARGE_V 実績
間接費間接費間接費PA_XLA_COST_V 実績、予算引当
在庫原価在庫原価在庫PA_XLA_COST_V 実績
在庫原価修正在庫原価在庫PA_XLA_COST_V 実績
労務費労務費労務費PA_XLA_COST_V 実績
労務費修正労務費労務費PA_XLA_COST_V 実績
その他原価その他原価その他取引PA_XLA_COST_V 実績
その他原価修正その他原価その他取引PA_XLA_COST_V 実績
送り側および受け側組替送り側原価組替送り側原価組替PA_XLA_CROSSCHARGE_V 実績
送り側および受け側組替修正送り側原価組替送り側原価組替PA_XLA_CROSSCHARGE_V 実績
仕入先原価仕入先原価購買請求書PA_XLA_COST_V 実績
仕入先原価修正仕入先原価購買請求書PA_XLA_COST_V 実績
合計総原価合計総原価合計総原価PA_XLA_COST_V 実績、予算引当
合計総原価修正合計総原価合計総原価PA_XLA_COST_V 実績、予算引当
使用費使用費使用費PA_XLA_COST_V 実績
使用費修正使用費使用費PA_XLA_COST_V 実績
仕掛品原価仕掛品原価WIP PA_XLA_COST_V 実績
仕掛品原価修正仕掛品原価WIP PA_XLA_COST_V 実績
収益収益収益PA_XLA_REV_V 実績
収益修正収益収益PA_XLA_REV_V 実績

次の表に、Oracle Projectsに事前定義されているOracle Purchasing用の会計イベント区分オプションを示します。

事前定義されているOracle Purchasing用の会計イベント区分オプション
イベント区分 プロセス・カテゴリ デフォルト仕訳カテゴリ 取引表示 残高タイプ
発注の間接費発注購買PO_TRANSACTION_V 予算引当
リリースの間接費発注リリースPO_RELEASE_TRANSACTION_V 予算引当
購買依頼の間接費購買依頼購買依頼PO_REQ_TRANSACTION_V 予算引当

次の表に、Oracle Projectsに事前定義されているOracle Payables用の会計イベント区分オプションを示します。

事前定義されているOracle Payables用の会計イベント区分オプション
イベント区分 プロセス・カテゴリ デフォルト仕訳カテゴリ 取引表示 残高タイプ
請求書に対する間接費請求書購買請求書AP_SLA_INVOICES_TRANSACTION_V 予算引当
前払金充当の間接費請求書購買請求書AP_SLA_INVOICES_TRANSACTION_V 予算引当
前払金に対する間接費請求書購買請求書AP_SLA_INVOICES_TRANSACTION_V 予算引当

ソース、ソース割当および会計属性割当

Oracle Projectsには、Oracle Subledger Accounting用のソース、ソース割当および会計属性割当が事前定義されています。

ソース、ソース割当および会計属性割当は、会計処理基準ビルダーを使用して検討できます。Projectsアプリケーションに関連付けられているソース、ソース割当および会計属性割当を検討する場合は、Oracle Projects職責を使用して、会計処理基準ビルダーにアクセスする必要があります。同様に、Oracle PurchasingまたはOracle Payablesに関連付けられているソース、ソース割当および会計属性割当を検討する場合は、Oracle Purchasing職責またはOracle Payables職責をそれぞれ使用して、会計処理基準ビルダーにアクセスする必要があります。

注意: 事前定義されているソース、ソース割当および会計属性割当は変更できません。ただし、独自のカスタム・ソースは定義できます。『Oracle Projectsインプリメンテーション・ガイド』のカスタム・ソースに関する項を参照してください。

独自の仕訳明細タイプまたはアプリケーション会計定義を定義する場合は、デフォルトの会計属性割当を上書きできます。

Oracle Projectsには、300を超える事前定義のソースが用意されています。「ソース」ウィンドウを使用して事前定義のソースを検討するときは、必要に応じて、問い合せたソースをアプリケーションからMicrosoft Excelのスレッドシートにエクスポートできます。

ソースのリストをエクスポートする手順は、次のとおりです。

  1. Oracle Applicationsにログインします。

  2. 検討するソースに従って、Oracle Projects、Oracle PurchasingまたはOracle Payablesの職責を選択します。

  3. 「ソース」ウィンドウにナビゲートします。

  4. エクスポートするレコードを問い合せます。

  5. エクスポートするレコードが含まれている複数行ブロック内にカーソルを置きます。

  6. 「ファイル」メニューから「エクスポート」を選択します。

関連項目

『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』のファイルへのレコードのエクスポートに関する項

仕訳明細タイプ

Oracle Projectsには、事前定義の各イベント区分に対して仕訳明細タイプが事前定義されています。Oracle Projectsでは、各仕訳明細タイプの使用条件が指定されています。また、Oracle Projectsでは、Oracle PurchasingおよびOracle Payables用の事前定義の仕訳明細タイプも提供されます。これらの仕訳明細タイプは、Oracle PurchasingおよびOracle Payablesでプロジェクトに関連する取引約定の間接費に使用されます。

重要: 予算引当仕訳に対する事前定義の仕訳明細タイプを変更したり、予算引当仕訳に追加の仕訳明細タイプを定義することはお薦めしません。仕訳明細タイプの変更や追加が原因で、残余予算チェック処理で追加の予算引当仕訳が作成される可能性があり、この追加の予算引当仕訳が、残余予算チェック処理に失敗する原因となる可能性があります。

次の表に、Oracle Projectsに事前定義されているProjectsアプリケーション用の仕訳明細タイプを示します。

事前定義されているProjectsアプリケーション用の仕訳明細タイプ
イベント区分 名称 残高タイプ 借方/貸方
借入および貸出送り側原価実績貸方
借入および貸出送り側収益実績貸方
借入および貸出受け側原価実績借方
借入および貸出受け側収益実績借方
借入および貸出修正送り側原価修正実績貸方
借入および貸出修正送り側収益修正実績貸方
借入および貸出修正受け側原価修正実績借方
借入および貸出修正受け側原価修正実績借方
予算プロジェクト原価予算仕訳予算借方
予算プロジェクト予算引当予算引当借方
予算プロジェクト収益予算仕訳予算貸方
間接費間接費実績借方
間接費間接費精算実績貸方
間接費プロジェクト予算引当の復元予算引当借方
間接費取消済請求書間接費予算引当のリリーフ予算引当貸方
間接費派遣就業者(レート・ベース)発注間接費予算引当のリリーフ予算引当貸方
間接費請求書間接費予算引当のリリーフ予算引当貸方
間接費発注間接費予算引当のリリーフ予算引当貸方
間接費プロジェクト予算引当のリリーフ予算引当貸方
間接費リリース間接費予算引当のリリーフ予算引当貸方
在庫原価直接費実績借方
在庫原価直接費実績貸方
在庫原価修正直接費修正実績借方
在庫原価修正直接費精算修正実績貸方
労務費直接費実績借方
労務費直接費精算実績貸方
労務費修正直接費修正実績借方
労務費修正直接費精算修正実績貸方
その他原価直接費実績借方
その他原価直接費精算実績貸方
その他原価修正直接費修正実績借方
その他原価修正直接費精算修正実績貸方
送り側および受け側組替組替先実績借方
送り側および受け側組替組替ソース実績貸方
送り側および受け側組替修正組替先修正実績借方
送り側および受け側組替修正組替ソース修正実績貸方
収益間接費収益実績貸方
収益経費精算書収益実績貸方
収益イベント収益実績貸方
収益イベント貸倒償却収益実績借方
収益在庫収益実績貸方
収益労務収益実績貸方
収益その他取引収益実績貸方
収益為替差益実績貸方
収益為替差損実績借方
収益未請求売掛金実績借方
収益前受収益実績借方
収益使用収益実績貸方
収益仕入先請求書収益実績貸方
収益仕掛品収益実績貸方
収益修正イベント収益修正実績借方
収益修正イベント貸倒償却収益修正実績貸方
収益修正為替差益修正実績借方
収益修正為替差損修正実績貸方
収益修正収益修正実績借方
収益修正未請求売掛金修正実績貸方
収益修正前受収益修正実績貸方
仕入先原価換算レート差異実績借方
仕入先原価換算レート差異精算実績貸方
仕入先原価直接費実績借方
仕入先原価直接費精算実績貸方
仕入先原価修正直接費修正実績借方
仕入先原価修正直接費精算修正実績貸方
仕入先原価修正換算レート差異実績借方
仕入先原価修正換算レート差異精算実績貸方
合計総原価合計総原価実績借方
合計総原価合計総原価精算実績貸方
合計総原価プロジェクト予算引当の復元予算引当借方
合計総原価派遣就業者(レ-トベ-ス)発注総原価予算引当のリリーフ予算引当貸方
合計総原価取消済請求書総原価予算引当のリリーフ予算引当貸方
合計総原価請求書総原価予算引当のリリーフ予算引当貸方
合計総原価発注総原価予算引当のリリーフ予算引当貸方
合計総原価プロジェクト予算引当のリリーフ予算引当貸方
合計総原価リリース総原価予算引当のリリーフ予算引当貸方
合計総原価修正合計総原価修正実績借方
合計総原価修正合計総原価精算修正実績貸方
合計総原価修正取消済請求書総原価予算引当のリリーフ予算引当貸方
合計総原価修正プロジェクト予算引当の復元予算引当借方
合計総原価修正派遣就業者(レ-トベ-ス)発注総原価予算引当のリリーフ予算引当貸方
合計総原価修正請求書総原価予算引当のリリーフ予算引当貸方
合計総原価修正発注総原価予算引当のリリーフ予算引当貸方
合計総原価修正プロジェクト予算引当のリリーフ予算引当貸方
合計総原価修正リリース総原価予算引当のリリーフ予算引当貸方
使用費直接費実績借方
使用費直接費精算実績貸方
使用費修正直接費修正実績借方
使用費修正直接費精算修正実績貸方
仕掛品原価直接費実績借方
仕掛品原価直接費精算実績貸方
仕掛品原価修正直接費修正実績借方
仕掛品原価修正直接費精算修正実績貸方

次の表に、Oracle Projectsに事前定義されているOracle Purchasing用の仕訳明細タイプを示します。

事前定義されているOracle Purchasing用の仕訳明細タイプ
イベント区分 名称 残高タイプ 借方/貸方
発注の間接費総原価発注予算引当の取消予算引当借方
発注の間接費間接費発注予算引当の取消予算引当借方
発注の間接費発注取消のための購買依頼総原価予算引当の復元予算引当貸方
発注の間接費発注予約解除のための購買依頼総原価予算引当の復元予算引当借方
発注の間接費発注取消のための購買依頼間接費予算引当の復元予算引当貸方
発注の間接費発注予約解除のための購買依頼間接費予算引当の復元予算引当借方
発注の間接費発注のための未消込済購買依頼間接費予算引当の復元予算引当借方
発注の間接費発注のための未消込済購買依頼総原価予算引当の復元予算引当借方
発注の間接費発注の総原価購買依頼引当のリリーフ予算引当貸方
発注の間接費発注の間接費購買依頼引当のリリーフ予算引当貸方
発注の間接費プロジェクト予算引当のリリーフ予算引当貸方
発注の間接費発注の未消込済間接費購買依頼引当のリリーフ予算引当貸方
発注の間接費発注の未消込済総原価購買依頼引当のリリーフ予算引当貸方
発注の間接費最終照合済発注総原価予算引当の再オープン予算引当借方
発注の間接費最終照合済発注間接費予算引当の再オープン予算引当借方
発注の間接費総原価発注予算引当の予約予算引当借方
発注の間接費間接費発注予算引当の予約予算引当借方
発注の間接費プロジェクト予算引当の予約予算引当借方
発注の間接費総原価発注予算引当の予約解除予算引当貸方
発注の間接費間接費発注予算引当の予約解除予算引当貸方
リリースの間接費総原価リリース予算引当の取消予算引当借方
リリースの間接費間接費リリース予算引当の取消予算引当借方
リリースの間接費リリース取消のための発注総原価予算引当の復元予算引当貸方
リリースの間接費リリース予約解除のための発注総原価予算引当の復元予算引当借方
リリースの間接費リリース取消のための発注間接費予算引当の復元予算引当貸方
リリースの間接費リリース予約解除のための発注間接費予算引当の復元予算引当借方
リリースの間接費リリース取消のための購買依頼総原価予算引当の復元予算引当貸方
リリースの間接費リリース予約解除のための購買依頼総原価予算引当の復元予算引当借方
リリースの間接費リリース取消のための購買依頼間接費予算引当の復元予算引当貸方
リリースの間接費リリース予約解除のための購買依頼間接費予算引当の復元予算引当借方
リリースの間接費リリースの総原価発注予算引当のリリーフ予算引当貸方
リリースの間接費リリースの総原価購買依頼引当のリリーフ予算引当貸方
リリースの間接費リリースの間接費発注予算引当のリリーフ予算引当貸方
リリースの間接費リリースの間接費購買依頼引当のリリーフ予算引当貸方
リリースの間接費プロジェクト予算引当のリリーフ予算引当貸方
リリースの間接費最終消込済リリース間接費予算引当の再オープン予算引当借方
リリースの間接費最終消込済リリース総原価予算引当の再オープン予算引当借方
リリースの間接費総原価リリース予算引当の予約予算引当借方
リリースの間接費間接費リリース予算引当の予約予算引当借方
リリースの間接費プロジェクト予算引当の予約予算引当借方
リリースの間接費総原価リリース予算引当の予約解除予算引当貸方
リリースの間接費間接費リリース予算引当の予約解除予算引当貸方
購買依頼の間接費総原価購買依頼引当の取消予算引当借方
購買依頼の間接費間接費購買依頼引当の取消予算引当借方
購買依頼の間接費プロジェクト予算引当のリリーフ予算引当貸方
購買依頼の間接費総原価購買依頼引当の予約予算引当借方
購買依頼の間接費間接費購買依頼引当の予約予算引当借方
購買依頼の間接費プロジェクト予算引当の予約予算引当借方
購買依頼の間接費総原価購買依頼引当の予約解除予算引当貸方
購買依頼の間接費間接費購買依頼引当の予約解除予算引当貸方

次の表に、Oracle Projectsに事前定義されているOracle Payables用の仕訳明細タイプを示します。

事前定義されているOracle Payables用の仕訳明細タイプ
イベント区分 名称 残高タイプ 借方/貸方
請求書に対する間接費請求書総原価予算引当予算引当借方
請求書に対する間接費間接費請求書予算引当予算引当借方
請求書に対する間接費プロジェクト予算引当のリリーフ予算引当貸方
請求書に対する間接費プロジェクト予算引当の予約予算引当借方
請求書に対する間接費発注総原価予算引当の戻し処理予算引当貸方
請求書に対する間接費発注間接費予算引当の戻し処理予算引当貸方
請求書に対する間接費リリース総原価予算引当の戻し処理予算引当貸方
請求書に対する間接費リリース間接費予算引当の戻し処理予算引当貸方
前払金充当の間接費前払金充当総原価予算引当予算引当貸方
前払金充当の間接費前払金充当間接費予算引当予算引当貸方
前払金充当の間接費前払金充当予算引当予算引当貸方
前払金充当の間接費プロジェクト予算引当のリリーフ予算引当貸方
前払金充当の間接費プロジェクト予算引当の予約予算引当借方
前払金に対する間接費前払金総原価予算引当予算引当借方
前払金に対する間接費前払金間接費予算引当予算引当借方
前払金に対する間接費前払金予算引当予算引当借方
前払金に対する間接費プロジェクト予算引当のリリーフ予算引当貸方
前払金に対する間接費プロジェクト予算引当の予約予算引当借方

勘定科目導出ルール

Oracle Projectsには、複数の勘定科目導出ルールが事前定義されています。Oracle Subledger Accountingでは、Oracle Projectsで自動会計(原価と収益)または「プロジェクト予算勘定科目生成」ワークフロー(予算)を使用して生成されたデフォルト会計を、この事前定義の勘定科目導出ルールを使用して変更なしに受け入れます。

会計フレックスフィールドまたはセグメントには、必要に応じて独自の勘定科目導出ルールを定義できます。この場合、Oracle Projectsで生成されたデフォルト勘定科目やそのデフォルト勘定科目内の個々のセグメント値は、草案または最終の補助元帳会計の作成時に、Oracle Subledger Accountingによって上書きされます。

Oracle Projectsには、Oracle PurchasingおよびOracle Payables用の勘定科目導出ルールも事前定義されています。これらのルールは、Oracle PurchasingおよびOracle Payablesでプロジェクトに関連する取引約定の間接費に使用されます。

注意: Oracle Projectsに事前定義されているすべての勘定科目導出ルールには、出力タイプのフレックスフィールドがあります。

Oracle Projectsに事前定義されているProjectsアプリケーション用の勘定科目導出ルールは、次のとおりです。

Oracle Projectsに事前定義されているOracle Purchasing用の勘定科目導出ルールは、次のとおりです。

Oracle Projectsに事前定義されているOracle Payables用の勘定科目導出ルールは、次のとおりです。

仕訳明細定義

Oracle Projectsには、仕訳明細定義が事前定義されています。これらの定義によって、事前定義のイベント・タイプ内で、事前定義の仕訳明細と勘定科目導出ルールがグループ化されます。イベント区分内のすべてのイベント・タイプに対して事前定義の仕訳明細定義が割り当てられます。

Oracle Projectsには、Oracle PurchasingおよびOracle Payables用の仕訳明細定義も事前定義されています。これらの定義は、Oracle PurchasingおよびOracle Payablesでプロジェクトに関連する取引約定の間接費に使用されます。

次の表に、Oracle Projectsに事前定義されているProjectsアプリケーション用の仕訳明細定義を示します。

事前定義されているProjectsアプリケーション用の仕訳明細定義
イベント区分 仕訳明細定義名 予算管理 仕訳明細タイプ
借入および貸出プロジェクト標準会計No 送り側原価、送り側収益、受け側原価、受け側収益
借入および貸出修正プロジェクト標準会計No 送り側原価修正、送り側収益修正、受け側原価修正、受け側収益修正
予算プロジェクト予算引当会計Yes プロジェクト予算引当
予算プロジェクト標準会計Yes プロジェクト原価予算仕訳、プロジェクト収益予算仕訳
間接費プロジェクト予算引当戻し処理会計No プロジェクト予算引当の復元、取消済請求書間接費予算引当のリリーフ、派遣就業者(レート・ベース)発注間接費予算引当のリリーフ、請求書間接費予算引当のリリーフ、プロジェクト予算引当のリリーフ、発注間接費予算引当のリリーフ、リリース間接費予算引当のリリーフ
間接費プロジェクト標準会計No 間接費、間接費精算
在庫原価プロジェクト標準会計No 直接費、直接費精算
在庫原価修正プロジェクト標準会計No 直接費修正、直接費精算修正
労務費プロジェクト標準会計No 直接費、直接費精算
労務費修正プロジェクト標準会計No 直接費修正、直接費精算修正
その他原価プロジェクト標準会計No 直接費、直接費精算
その他原価修正プロジェクト標準会計No 直接費修正、直接費精算
送り側および受け側組替プロジェクト標準会計No 組替先、組替ソース
送り側および受け側組替修正プロジェクト標準会計No 組替先修正、組替ソース修正
収益プロジェクト標準会計No 間接費収益、イベント収益、イベント貸倒償却収益、経費精算書収益、在庫収益、労務収益、その他取引収益、為替差益、為替差損、仕入先請求書収益、未請求売掛金、前受収益、使用収益、仕掛品収益
収益修正プロジェクト標準会計No イベント収益修正、イベント貸倒償却収益修正、為替差益修正、為替差損修正、収益修正、未請求売掛金修正、前受収益修正
仕入先原価プロジェクト標準会計No 換算レート差異、換算レート差異精算、直接費、直接費精算
仕入先原価修正プロジェクト標準会計No 換算レート差異、換算レート差異精算、直接費修正、直接費精算修正
合計総原価 プロジェクト予算引当戻し処理会計 No プロジェクト予算引当の復元、取消済請求書総原価予算引当のリリーフ、派遣就業者(レ-トベ-ス)発注総原価予算引当のリリーフ、請求書総原価予算引当のリリーフ、プロジェクト予算引当のリリーフ、発注総原価予算引当のリリーフ、リリース総原価予算引当のリリーフ
合計総原価プロジェクト標準会計No 合計総原価、合計総原価精算
合計総原価修正プロジェクト予算引当戻し処理会計No プロジェクト予算引当の復元、取消済請求書総原価予算引当のリリーフ、派遣就業者(レ-トベ-ス)発注総原価予算引当のリリーフ、請求書総原価予算引当のリリーフ、プロジェクト予算引当のリリーフ、発注総原価予算引当のリリーフ、リリース総原価予算引当のリリーフ
合計総原価修正プロジェクト標準会計No 合計総原価修正、合計総原価精算修正
使用費プロジェクト標準会計No 直接費、直接費精算
使用費修正プロジェクト標準会計No 直接費修正、直接費精算修正
仕掛品原価プロジェクト標準会計No 直接費、直接費精算
仕掛品原価修正プロジェクト標準会計No 直接費修正、直接費精算修正

次の表に、Oracle Projectsに事前定義されているOracle Purchasing用の仕訳明細定義を示します。

事前定義されているOracle Purchasing用の仕訳明細定義
イベント区分 仕訳明細定義名 予算管理 仕訳明細タイプ
発注の間接費発注間接費およびプロジェクト予算引当すべてYes 「発注の間接費」イベント区分に事前定義されているすべての仕訳明細タイプ。「仕訳明細タイプ」を参照してください。
リリースの間接費リリース間接費およびプロジェクト予算引当すべてYes 「リリースの間接費」イベント区分に事前定義されているすべての仕訳明細タイプ。「仕訳明細タイプ」を参照してください。
購買依頼の間接費購買依頼間接費およびプロジェクト予算引当すべてYes 「購買依頼の間接費」イベント区分に事前定義されているすべての仕訳明細タイプ。「仕訳明細タイプ」を参照してください。

次の表に、Oracle Projectsに事前定義されているOracle Payables用の仕訳明細定義を示します。

事前定義されているOracle Payables用の仕訳明細定義
イベント区分 仕訳明細定義名 予算管理 仕訳明細タイプ
請求書に対する間接費請求書間接費およびプロジェクト予算引当すべてYes 「請求書に対する間接費」イベント区分に事前定義されているすべての仕訳明細タイプ。「仕訳明細タイプ」を参照してください。
前払金充当の間接費前払金充当間接費およびプロジェクト予算引当すべてYes 「前払金充当の間接費」イベント区分に事前定義されているすべての仕訳明細タイプ。「仕訳明細タイプ」を参照してください。
前払金に対する間接費前払金間接費およびプロジェクト予算引当すべてYes 「前払金に対する間接費」イベント区分に事前定義されているすべての仕訳明細タイプ。「仕訳明細タイプ」を参照してください。

アプリケーション会計定義

Oracle Projectsには、「プロジェクト標準会計」アプリケーション会計定義が事前定義されています。

Oracle PurchasingおよびOracle Payablesにも、アプリケーション会計定義が事前定義されています。Oracle PurchasingおよびOracle Payablesの予算引当会計に対するアプリケーション会計定義には、Oracle Projectsで提供される、プロジェクトに関連する取引約定の間接費用に対する事前定義の設定構成要素が含まれています。

次の表に、Oracle Projectsに事前定義されているProjectsアプリケーション用の「プロジェクト標準会計」アプリケーション会計定義の割当を示します。

事前定義されている「プロジェクト標準会計」アプリケーション会計定義の割当
イベント区分の割当 イベント・タイプの割当 会計の作成 仕訳明細定義の割当
借入および貸出すべてYes プロジェクト標準会計
借入および貸出修正すべてYes プロジェクト標準会計
予算すべてYes プロジェクト予算引当会計、プロジェクト標準会計
間接費すべてYes プロジェクト予算引当戻し処理会計、プロジェクト標準会計
在庫原価すべてYes プロジェクト標準会計
在庫原価修正すべてYes プロジェクト標準会計
労務費すべてYes プロジェクト標準会計
労務費修正すべてYes プロジェクト標準会計
その他原価すべてYes プロジェクト標準会計
その他原価修正すべてYes プロジェクト標準会計
送り側および受け側組替すべてYes プロジェクト標準会計
送り側および受け側組替修正すべてYes プロジェクト標準会計
収益すべてYes プロジェクト標準会計
収益修正すべてYes プロジェクト標準会計
仕入先原価すべてYes プロジェクト標準会計
仕入先原価修正すべてYes プロジェクト標準会計
合計総原価すべてYes プロジェクト予算引当戻し処理会計、プロジェクト標準会計
合計総原価修正すべてYes プロジェクト予算引当戻し処理会計、プロジェクト標準会計
使用費すべてYes プロジェクト標準会計
使用費修正すべてYes プロジェクト標準会計
仕掛品原価すべてYes プロジェクト標準会計
仕掛品原価修正すべてYes プロジェクト標準会計

補助元帳会計処理基準

Oracle Subledger Accountingには、事前定義の補助元帳会計処理基準が用意されています。この基準によって、補助元帳アプリケーションに対する事前定義のアプリケーション会計定義がグループ化されます。必要に応じて、独自の補助元帳会計処理基準を作成できます。

事前定義の「プロジェクト標準会計」アプリケーション会計定義は、Oracle Projectsによって、事前定義の「標準見越」、「予算引当会計による見越計上」および「標準現金」の各補助元帳会計処理基準に割り当てられます。これらの補助元帳会計処理基準は、元帳に割り当てることができます。

Oracle Projectsに定義されているOracle Subledger Accounting用の会計後プログラム

補助元帳アプリケーションでは、会計後プログラムを使用して、取引データが複数の補助元帳間に転送されます。この転送は、その取引データから生成した会計に基づいて実行されます。Oracle Subledger Accountingでは、会計区分を使用して、仕訳明細が区分けされます。会計後プログラムは、各仕訳明細に割り当てられている会計区分に基づいて、処理対象の仕訳を識別します。

Oracle Projectsには、2つの会計後プログラム(借方用と貸方用)があります。また、Oracle Projectsには、Oracle Subledger Accountingから最終的な会計情報を取得するための会計後プログラムがあります。これは、自動会計を使用してOracle Projectsで作成した会計が、Oracle Subledger AccountingからOracle General Ledgerに転送される最終会計と異なる場合があるためです。

Oracle Projectsでは、会計後プログラムを使用して、次のアクティビティの実行時にOracle Subledger Accountingから取得する仕訳明細が決定されます。