Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド リリース12 E06050-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
実装が完了した後は、次の保守および管理タスクを実行できます。これらのタスクはすべてのインテリジェンス製品に共通しています。一部のインテリジェンス製品には、製品固有の保守および管理タスクがあることに注意してください。詳細は、このマニュアルの該当する章を参照してください。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、初期要求セットまたは増分要求セットの進捗を表示します。要求セットを表示するには、「データ要約」->「要求セット」->「要求セットの表示」の順にナビゲートします。
要求セットが「警告」または「エラー」で完了した場合は、要求セットのログを表示して問題の原因の詳細を調べます。問題を解決した後、要求セットを再実行します。
次のいずれかの場合、要求セットは失敗する可能性があります。
通貨が正しくロードされていない場合
ロード中に通貨の換算エラーが発生すると、初期要求セット全体が失敗します。通常、このエラーの原因は、通貨換算レートが指定されていないことです。失敗の原因となっている通貨の詳細を要求セットのログで確認し、Oracle General Ledgerで通貨の問題を解決して要求セットを再実行してください。
単位が欠落している場合
ロード中に単位エラーが発生すると、初期要求セット全体が失敗します。失敗の原因となっている単位の詳細を要求セットのログで確認し、Oracle Inventoryで単位の問題を解決して要求セットを再実行してください。
一時表領域が不足している場合
OracleMetalinkでインテリジェンス領域の表領域に関する推奨事項を確認し、必要に応じて一時表領域を増やしてから要求セットを再実行してください。「表領域の増加」を参照してください。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、要求セットの設定を表示します。たとえば、要求セット(初期または増分)の名称、内部名およびタイプと、「表統計の収集」オプションが選択されているかどうかを表示できます。要求セットはダッシュボード、レポートまたは要求セット名で問い合せることができます。
要求セットの設定を表示する手順は、次のとおりです。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、「データ要約」->「要求セット」->「要求セットの管理」の順にナビゲートします。
ダッシュボード名別、レポート名別または要求セット名別に要求セットを問い合せます。
「詳細」をクリックして、その要求セットの設定を表示します。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、次の要求セット分析レポートを表示します。
これらのレポートを表示するには、「データ要約」->「ツール」->「要求セット分析レポートの表示」の順にナビゲートします。
これらのレポートのパフォーマンスを保証するために、要求セット履歴は一定期間のみ保守されます。要求セット履歴が保守される期間は、次のサイト・レベルのプロファイル・オプションで設定します。
BIS BIA 要求セット履歴: 要求セット履歴を保守する期間を設定します。選択候補は「最近の7日」、「最近の30日」または「最近の90日」で、デフォルト値は「最近の7日」です。
要求セットの実行詳細を収集する要求セットにRSG履歴収集プログラムが含まれるように、既存のすべての要求セットが再生成済であることを確認してください。
注意: 要求セットを更新すると、要求セットの実行に関する履歴データがすべて失われます。
パラメータ
これらのレポートでは、次のパラメータを使用します。
要求セット履歴: 要求セット履歴を表示する期間。「すべて」を選択すると、保守期間中に発行された一意の要求セットがすべて表示されます。
要求セット・タイプ: 詳細を表示する要求セットのタイプ。「初期」、「増分」または「統計の収集」を選択できます。
要求セット名: 要求セット名。このフィールドには、指定の期間中に発行された一意の要求セットがすべて表示されます。
要求セットID: 発行時に要求セットに割り当てられた一意のID。各要求セットの実行には、コンカレント・マネージャにより個別のIDが割り当てられます。
要求セット・ステージ: 選択した要求セットのステージ。各ステージには複数のコンカレント・プログラムが含まれます。
プログラム: 要求セットで使用されるコンカレント・プログラム。要求セット・ステージを選択した場合は、そのステージに含まれるコンカレント・プログラムのリストからのみ選択します。
表領域: オブジェクトの作成に使用される表領域の名称。
要求セット・パフォーマンス
「要求セット・パフォーマンス」レポートを使用して、指定の期間中に正常に完了した要求セットのパフォーマンスを確認します。要求セットが警告またはエラーで完了した場合、レポートでは「実行回数」以外のフィールドが空白になります。
要求セット名: 要求セット名。この値をドリルして「要求セット・パフォーマンス詳細」レポートを表示します。
平均実行時間: 選択した期間中に要求セットが正常に完了するまでにかかった平均所要時間。
最大実行時間: 選択した期間中に要求セットが正常に完了するまでにかかった最大時間。
最小実行時間: 選択した期間中に要求セットが正常に完了するまでにかかった最小時間。
現行占有領域: 前回の更新以降に要求セットにより更新された全オブジェクトに使用されている表領域の合計。レポートの「表示別」が「要求セット」に設定されている場合は、この値をドリルして「要求セット・スペース使用詳細」レポートを表示できます。
実行回数: 選択した期間中に要求セットが発行された回数。この回数には、要求セットが警告またはエラーで完了した場合も含まれます。
要求セット・パフォーマンス詳細
「要求セット・パフォーマンス詳細」レポートを使用して、期間中の特定の要求セットのパフォーマンスを確認します。このレポートには、要求セットの実行ごとの詳細と、正常に完了したかどうかが含まれています。
要求セットID: 選択した期間中に要求セットの特定の実行に割り当てられた一意のID。この値をドリルして「要求セット実行詳細」レポートを表示します。
開始済: 要求セットの開始時刻。
期間: 要求セットが完了するまでの所要時間の合計。
ステータス: 完了時の要求セットのステータス。「完了」、「警告」または「エラー」のいずれかです。この値をドリルして要求セットのログ・ファイルを表示します。要求セットが警告またはエラーで完了した場合は、正常に完了しなかった理由がログ・ファイルに示されます。
要求セット実行詳細
「要求セット実行詳細」レポートを使用して、選択した要求セットの実行に含まれる各要求の詳細を表示します。
要求ID: 要求に割り当てられた一意のID。
名称: 要求名。要求が関連オブジェクトを持つコンカレント・プログラムの場合は、名称をクリックして「要求セット・オブジェクトの詳細」レポートを表示できます。
開始済: 要求の開始時刻。
期間: 要求が完了するまでの所要時間の合計。
ステータス: 完了時の要求のステータス。この値をドリルして要求のログ・ファイルを表示します。要求が警告またはエラーで完了した場合は、正常に完了しなかった理由がログ・ファイルに示されます。要求が正常に完了しなかった場合、問題を解決するために単一要求を再発行しないでください。かわりに、ログ・ファイルを確認して問題を解決し、要求セット全体を再実行します。
完了テキスト: 要求の完了時に受信したメッセージ。
要求オブジェクトの詳細
「要求オブジェクトの詳細」レポートを使用して、要求により更新されたオブジェクトの詳細を表示します。
オブジェクト名: 要求により更新されたオブジェクトの名称。この値をドリルして、「依存関係の表示」レポートを開くことができます。
オブジェクト・タイプ: オブジェクトのタイプ(マテリアライズド・ビュー、ビューまたは表など)。
リフレッシュ・タイプ: 要求により実行されたリフレッシュのタイプ。可能なステータスは「初期」、「増分」、「分析済」(データベース・オブジェクトの統計収集要求だった場合)または「リフレッシュを考慮」です。「リフレッシュを考慮」タイプは、未実装のマテリアライズド・ビューに使用されます。これにより、特に表に実装済のマテリアライズド・ビューも存在する場合に、その表のログ・ファイルが切捨て可能になり、サイズが大きくなるのを回避できます。
要求セット・スペース使用詳細
「要求セット・スペース使用詳細」レポートを使用して、要求セットにより更新されたオブジェクトの詳細を表示します。
オブジェクト名: 表名またはビュー名。この値をドリルして「依存関係の表示」レポートを開きます。
オブジェクト・タイプ: オブジェクト・タイプ。
表領域名: オブジェクトが常駐する表領域の名称。この値をドリルして「表領域の詳細」レポートを表示します。
行数: 最後に成功した要求セットの実行時点におけるオブジェクト内の行数。
オブジェクト占有領域: 最後に成功した要求セットの実行時点におけるオブジェクトの占有MB数。
オブジェクト占有領域の%: 最後に成功した要求セットの実行時点における、表領域サイズに対するオブジェクトの占有領域の割合。
表領域の詳細
「表領域の詳細」レポートを使用して表領域の詳細を確認します。
表領域名: 表領域名。
表領域のサイズ: 表領域のサイズ(MB)。
初期エクステント: 表領域に設定された初期エクステント(MB)。
次エクステント: 表領域に設定された次エクステント(MB)。
最大エクステント: 表領域に設定された最大エクステント数。
空き領域: 表領域に残っている空き領域の量(MB)。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、ダッシュボード、リージョン、レポート、表、マテリアライズド・ビューおよびビューについてオブジェクトの依存関係を表示します。選択したオブジェクトについて、依存オブジェクト、データベース・オブジェクトのロードとリフレッシュに使用される初期要求セットと増分要求セット、移入されるデータベース・オブジェクトの列を表示できます。
注意: 生成ソース・レポート用にシステムにより作成されたデータベース・オブジェクトは、「DBIオブジェクト依存関係の表示」メニュー・オプションでは使用できません。この種のレポートに関する表とマテリアライズド・ビューの生成方法の詳細は、『Oracle Balanced Scorecard管理者ガイド』を参照してください。
オブジェクトの依存関係を表示する手順は、次のとおりです。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、「文書」->「DBIオブジェクト依存関係」->「DBIオブジェクト依存関係の表示」の順にナビゲートします。
オブジェクト・タイプとオブジェクト名を選択して、表示するオブジェクトを問い合せます。オブジェクト名を選択すると、「所有者」フィールドに自動的に入力されます。「所有者」フィールドは、どのアプリケーションがオブジェクトの所有者であるかを示します。
「進む」をクリックします。
依存オブジェクトの完全なリストを表示するには「全て拡張」をクリックし、依存オブジェクトの階層を1レベル展開するにはドリル・アイコンをクリックします。
オブジェクトのロードとリフレッシュに使用されるコンカレント・プログラムのリストを表示するには、「プログラム」をクリックします。
表、ビューまたはマテリアライズド・ビュー・オブジェクトの列を表示するには、「列」をクリックします。
オブジェクトのサポートに使用される表、ビューおよび列の詳細は、OracleMetaLink(Note: 150230.1)でOracle Electronic Technical Reference Manual(eTRM)を参照してください。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、カスタム・コンテンツに関する依存オブジェクトを定義します(ダッシュボード、レポート、リージョン、表、ビューおよびマテリアライズド・ビュー)。オブジェクト間の依存関係を定義することで、親オブジェクトを移入するためにロードおよびリフレッシュする必要のあるオブジェクトを指定します。
カスタム・ダッシュボードおよびレポートの依存関係は、「ダッシュボード・デザイナ」または「レポート・デザイナ」を使用してそれぞれを作成するときに自動的に定義されます。これらの依存関係は、設計の完了後に変更できます。
カスタムの表、ビューおよびマテリアライズド・ビューの依存関係は手動で定義します。また、次のものを定義できます。
プログラム: 表にデータをロードするプログラムを定義します。
プロパティ: その他のタスク(表のロード中に索引を削除してデータ・リフレッシュ・プログラムの完了後に再作成するなど)を実行するためのカスタムAPIを定義します。
次の表に、親オブジェクトごとに依存(子)オブジェクトとして定義できるオブジェクトを示します。たとえば、ダッシュボードは他のダッシュボードに依存できませんが、レポート、リージョン、表、ビューまたはマテリアライズド・ビューには依存できます。
親オブジェクト / 子オブジェクト | ダッシュボード | リージョン | レポート | 表 | ビュー | マテリアライズド・ビュー |
---|---|---|---|---|---|---|
ダッシュボード | No | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes |
リージョン | No | No | Yes | Yes | Yes | Yes |
レポート | No | No | Yes | Yes | Yes | Yes |
表 | No | No | No | Yes | Yes | Yes |
ビュー | No | No | No | Yes | Yes | Yes |
マテリアライズド・ビュー | No | No | No | Yes | Yes | Yes |
オブジェクトに関して次の情報を表示できます。
タイプ: オブジェクト・タイプ。
名称: オブジェクトの表示名。多数のオブジェクトに汎用名があるため、使用するオブジェクトを正確に判別できるように、依存オブジェクトには内部名を使用することに注意してください。
内部名: オブジェクトの一意の名称。この情報を使用できるのは、依存オブジェクトの場合のみです。
所有者: オブジェクトの所有者であるアプリケーション。
オブジェクトの依存関係を定義する手順は、次のとおりです。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、「データ要約」->「ツール」->「DBIオブジェクト依存関係の管理」の順にナビゲートします。
オブジェクト・タイプとオブジェクト名を選択して、依存オブジェクト、リフレッシュ・プログラムおよびプロパティを定義するオブジェクトを問い合せます。オブジェクト名を選択すると、「所有者」フィールドが自動的に埋められます。「所有者」フィールドは、どのアプリケーションがオブジェクトの所有者であるかを示します。
表、ビューおよびマテリアライズド・ビューの場合、オブジェクトが存在しなければ、有効な所有者とともに任意のオブジェクト名を入力して依存関係を定義できます。その後、「依存関係」ページで指定した名称でデータベース・オブジェクトを作成できます。
「依存オブジェクト」をクリックします。
「依存オブジェクトの定義」ページで、依存オブジェクトのオブジェクト・タイプと名称を選択します。親オブジェクトと子オブジェクトの有効な組合せは、前述の表を参照してください。内部名と所有者は自動的に移入されます。
この場合も、表、ビューおよびマテリアライズド・ビューについてオブジェクトが存在しなければ、有効な所有者とともに任意のオブジェクト名を入力して、依存関係を定義できます。その後、「依存関係」ページで指定した名称でデータベース・オブジェクトを作成できます。
他の依存オブジェクトを追加するには「別の行の追加」をクリックします。依存オブジェクトを削除するには「依存関係の削除」を選択します。Daily Business Intelligenceオブジェクトの依存オブジェクトは、必要な数だけ追加できます。
注意: 依存オブジェクトは、必要に応じて使用可能または使用不可にできます。これにより、データ・モデルに変更があるたびにオブジェクトを追加または削除する必要がなくなります。
「適用」をクリックして作業を保存します。
「プログラム」をクリックします。
プログラムを選択してタイプを指定します。「初期リフレッシュ」、「増分リフレッシュ」または「初期および増分」を選択できます。
通常は、表に対して2つ(一方は初期リフレッシュ用、他方は増分リフレッシュ用)のプログラムを指定します。ダッシュボードまたはレポート用の要求セットを作成すると、そのタイプに基づいて適切なプログラムが要求セットに組み込まれます。
マテリアライズド・ビューまたはビューに対するプログラムは指定しないでください。要求セットの作成時に、マテリアライズド・ビュー・リフレッシュを実行する標準プログラムが自動的に組み込まれます。
別のプログラムを追加するには「別の行の追加」をクリックします。プログラムを削除するには「プログラムの削除」を選択します。
注意: プログラムは必要に応じて使用可能または使用不可にすることができます。
「適用」をクリックして作業を保存します。
「プロパティ」をクリックします。
カスタムAPIを指定します。
「適用」をクリックして作業を保存します。
「依存関係の表示」をクリックします。
選択したオブジェクトに定義されている依存オブジェクトの完全なリストを表示するには「全て拡張」をクリックし、依存オブジェクトの階層を1レベル展開するにはドリル・アイコンをクリックします。
オブジェクトのロードとリフレッシュに使用されるコンカレント・プログラムのリストを表示するには、「プログラム」をクリックします。
表、ビューまたはマテリアライズド・ビュー・オブジェクトの列を表示するには、「列」をクリックします。
ロケータ・リンクをクリックして、「依存関係」ページに戻ります。
注意: 事前シード済オブジェクトをカスタム・オブジェクトの依存オブジェクトとして追加することはできますが、事前シード済オブジェクトの依存関係は変更できません。
オブジェクト検討レポートを使用して、カスタム・コンテンツの作成に使用可能な事前シード済ディメンションとカスタム・ディメンション、ディメンション・オブジェクトおよびKPIに関する情報を検討します。この種のレポートにリストされるオブジェクトの大多数は事前シード済のダッシュボードおよびレポートに使用されますが、他にも複数のオブジェクトが用意されています。
次のオブジェクト検討レポートが使用可能です。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、「文書」->「DBIオブジェクト」の順にナビゲートし、これらのレポートにアクセスします。
オブジェクト検討レポートでは、次のパラメータを1つ以上使用します。
アプリケーション: オブジェクトの所有者であるOracleアプリケーション。たとえば、Supply Chain Intelligenceは在庫組織ディメンションの所有者です。「アプリケーション」フィールドを使用して、検索対象を特定のインテリジェンス領域が所有するオブジェクトに絞り込むことができます。たとえば、Supply Chain Intelligenceのダッシュボードおよびレポートに使用されることがわかっている在庫組織ディメンションを検索する場合は、そのアプリケーションで検索できます。
重要: オブジェクトを使用する予定の場合は、所有アプリケーションの設定を完了しておく必要があります。一部のオブジェクトには、そのデータを移入して保護するための手順が必要です。
ソース: オブジェクトのソース。ソースにはEDWまたはOLTPを使用できます。オブジェクト検討レポートにはOracle Applicationsで使用可能なオブジェクトをすべて表示できますが、Daily Business Intelligenceで使用されるのは、これらのオブジェクトのサブセットのみです。
すべてのDaily Business IntelligenceオブジェクトはOLTPソースですが、DBIで使用できないOLTPソース・オブジェクトがあります。オブジェクトがDBI用かどうかは、オブジェクト定義を確認して判断してください。
ディメンション: ディメンション名。
ディメンション・オブジェクト: ディメンション・オブジェクト名。
KPI: キー・パフォーマンス・インディケータ名。
「ディメンション・オブジェクトの検討」レポートを使用して、ディメンション・オブジェクトの基本情報を表示します。このレポートには、どのディメンション・オブジェクトがどのディメンションに属しているかが表示されます。
このレポートには、次の詳細が表示されます。
ディメンション: ディメンション名。
ディメンション・オブジェクト: ディメンション・オブジェクト名。
ディメンション・オブジェクト摘要: ディメンション・オブジェクトの摘要。
ソース: ディメンション・オブジェクトのソース。
複数のディメンション・オブジェクトが同じ名称を持つことがあるため、ディメンション・オブジェクトと親ディメンションの関係を理解することが重要です。
「ディメンション・オブジェクト詳細の検討」レポートを使用して、ディメンション・オブジェクトの詳細情報を表示します。このレポートには、ディメンション・オブジェクトおよびKPI間の関連が表示されます。
このレポートには、次の詳細が表示されます。
ディメンション・オブジェクト: ディメンション・オブジェクト名。
内部名: ディメンション・オブジェクトの一意の名称。
摘要: ディメンション・オブジェクトの摘要。
ソース: Daily Business Intelligence用カスタム・コンテンツの作成に使用できるのは、OLTPオブジェクトのみです。
KPI: ディメンション・オブジェクトに関連付けられているKPI。
KPIは、レポートまたはダッシュボード上のディメンション・オブジェクトの変更に対応します。カスタム・ダッシュボードまたはレポート上でKPIが確実に変更するように、KPIに関連付けられているディメンション・オブジェクトを選択します。
「ディメンションの検討」レポートを使用して、ディメンションの詳細情報を表示します。このレポートには、類似する名称を持ったディメンション間の差異が表示されます。
このレポートには、次の詳細が表示されます。
ディメンション: ディメンション名。
摘要: ディメンションの摘要。
内部名: ディメンションの一意の名称。
複数のディメンションが同一または類似する名称を持つことがあります。ディメンション間の差異を理解するには、その摘要と内部名を確認します。
「KPIの検討」レポートを使用して、KPIの詳細情報を表示します。このレポートには、類似する名称を持ったKPI間の差異と、KPIおよびディメンション・オブジェクト間の関連が表示されます。
このレポートには、次の詳細が表示されます。
名称: KPI名。
摘要: KPIの摘要。
ディメンション・オブジェクト: KPIに関連付けられているディメンション・オブジェクト。
アプリケーション: KPIの所有者であるOracleアプリケーション。たとえば、Financials Intelligenceは「費用」KPIの所有者です。「アプリケーション」フィールドを使用して、検索対象を特定のインテリジェンス領域が所有するKPIに絞り込むことができます。
KPIは、レポートまたはダッシュボード上のディメンション・オブジェクトの変更に対応します。カスタム・ダッシュボードまたはレポート上でKPIが確実に変更するように、KPIに関連付けられているディメンション・オブジェクトを選択します。
一部のKPIには、そのデータを移入して保護するための追加設定が必要です。オブジェクトを使用する予定の場合は、所有アプリケーションに関連した設定を完了しておいてください。
「デバッグ・メッセージ・ログ」レポートを使用すると、Daily Business Intelligenceダッシュボードのレンダリングに関する問題(「詳細デバッグ」オプションを選択している場合)、または実績デバッグに関する問題(「実績デバッグ」オプションを選択している場合)をデバッグできます。
オブジェクト・キー: このレポートのセッションID。このセッションIDはOracle Applicationsで生成され、ログインしているユーザーおよびリージョンに固有のものです。「最新のログの表示」レポートを使用してこのレポートを再度表示する場合は、このセッションIDをメモしておいてください。
メッセージ: メッセージ・タイプ。デフォルト値は「全て」ですが、メッセージ・タイプを入力すると、このレポートの結果を制限できます。
モジュール: このリージョンにレンダリングされた標準のOracle Applicationsモジュール。
メッセージ: Oracle Applicationsで生成されたデバッグ・メッセージ。
継続時間: このモジュールのレンダリングに要した時間の合計。
デバッグ実績: リージョンのレンダリングに関する実績統計を表示します。
「詳細デバッグ」および「実績デバッグ」オプションは、どちらもログインしているユーザーのカレント・セッションに対応しています。
「詳細デバッグ」オプションと「実績デバッグ」オプションは相互排他関係にあります。「デバッグ・メッセージ・ログ」レポートに対して一方のオプションを使用可能にすると、他方は使用不可になります。一方のオプションを使用可能にするには、まず他方のオプションを使用不可にする必要があります。
デバッグ・レポート・オプションを使用可能または使用不可にする手順は、次のとおりです。
Daily Business Intelligence管理者職責で、「デバッグ・ユーティリティ」->「デバッグを使用可能/使用不可」または「デバッグ・ユーティリティ」->「実績デバッグを使用可能/使用不可」の順にナビゲートします。
注意: 1度に使用可能にできるのは、この2つのオプションの一方のみです。
ナビゲーション・ウィンドウでリンクをクリックし、デバッグ・オプションを使用可能にするのか使用不可にするのかを確認します。
デバッグ・オプションが使用可能になっている場合は、このリンクをクリックするとレポートが使用不可になり、デバッグ・オプションが使用不可になっている場合は、このリンクをクリックするとレポートが使用可能になります。このレポートのステータスを示す確認メッセージが表示されます。
「デバッグ・メッセージ・ログ」レポートにアクセスする手順は、次のとおりです。
デバッグ・オプションを使用可能にした後、表示されるメニューからデバッグ対象のレポートまたはダッシュボードを実行します。
該当するレポートまたはリージョンにドリルダウンして、デバッグ・ポイントに達するまでナビゲートします。
レポートの最後にある「ログの表示」リンクを使用して、「デバッグ・メッセージ・ログ」レポートにアクセスします。
ダッシュボードで選択したパラメータは、ユーザーごとに保存されます。したがって、ユーザーがそのダッシュボードを次回に表示すると、パラメータはそのユーザーに関して最後に保存された値にデフォルト設定されます。ダッシュボードをリフレッシュし、特定のユーザーについてキャッシュされたパラメータ値を消去することで、元の状態に戻すことができます。
ダッシュボードをリフレッシュする手順は、次のとおりです。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、「デバッグ・ユーティリティ」->「ダッシュボードのリフレッシュ」の順にナビゲートします。
ユーザー名を入力します。全ユーザーのダッシュボードをリフレッシュするには、「すべて」を選択します。
リフレッシュするダッシュボードのページIDまたはページ名を入力します。ページIDを導出するには、機能IDの前にマイナス符号を付けます。ページ名は、ダッシュボードの機能名と同じです。
「OK」をクリックして、ダッシュボードをリフレッシュします。
Daily Business Intelligenceは、データの要約時に共有一時表領域を使用します。データベースのサイズが適切でない場合は、初期または増分要求セットが表領域の不足のために失敗することがあります。
表領域を増やす手順は、次のとおりです。
失敗したコンカレント要求のログを開いて、失敗の原因となった表領域を確認します。
表領域の現在のサイズを表示するには、次の問合せを実行します。
SELECT TABLESPACE_NAME,
SUM(BYTES)/(1024*1024) "Size in Megas"
FROM DBA_FREE_SPACE
WHERE TABLESPACE_NAME = '<tablespace_name>'
GROUP BY TABLESPACE_NAME
次のいずれかのコマンドを使用して、表領域の割当て済空き領域を増やします。
ALTER DATABASE: 表領域内のデータファイルのサイズを増やします。
ALTER TABLESPACE: 表領域にデータファイルを追加します。
Oracle Balanced Scorecardリリース5.3を実装済の場合は、「Daily Business Intelligenceデザイナ」を使用して生成ソース・レポートを作成できます。「レポート・デザイナ」を使用して生成ソース・レポートを構成し、プロトタイプ・レポートが承認された後、実装してからエンド・ユーザーに配布する必要があります。
生成ソース・レポートを実装する手順は、次のとおりです。
生成ソース・レポートの要約を生成します。
生成ソース・レポートを実装するには、レポートに対して「データベースの生成」プロセスを実行する必要があります。このプロセスにより、レポートをサポートするための適切な要約が生成されます。「データベースの生成」プロセスにアクセスするには、「実績管理管理者」職責を使用します。『Oracle Balanced Scorecard管理者ガイド』の生成ソース・レポートの実装に関する項を参照してください。
必要な場合は、カスタム・ディメンション・オブジェクトのデータをロードします。
生成ソース・レポートから新規のカスタム・ディメンションを作成する場合は、ディメンション・オブジェクトについて一部のプロトタイプ値を提供できます。これらの値は、レポートの実装時に適切な値で置換されるまでシステムに残ります。カスタム・レポートのファクト・データをロードする前に、データをカスタム・ディメンション・オブジェクトにロードして、パラメータが適切であることを確認する必要があります。カスタム・ディメンション・オブジェクトの保守方法の詳細は、『Oracle Balanced Scorecard管理者ガイド』のディメンションの保守に関する項を参照してください。
生成ソース・レポートの目標インタフェース表にデータをロードします。
ディメンション・オブジェクトのリフレッシュ後に、レポート用に生成された目標インタフェース表にファクト・データをロードします。インタフェース表に使用可能なロード・オプションの詳細は、『Oracle Balanced Scorecard管理者ガイド』を参照してください。
カスタム・レポートの要約をリフレッシュします。
カスタム・レポートの要約が作成された後、その情報のフィードを開始できます。カスタム・レポートおよびダッシュボードが使用可能になっていることと、ファクト・データが目標インタフェース表に存在することを確認してから、要求セットを介してデータをロードします。