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Oracle Daily Business Intelligenceユーザー・ガイド
リリース12
E06051-01
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Daily Business Intelligence for Service Contractsの使用

この章のトピックは、次のとおりです。

概要

Oracle Daily Business Intelligence (DBI) for Service Contractsを使用すると、サービス契約担当のマネージャと役員は、サービス契約記帳のステータス、新規ビジネス、更改、失効、取消および終了の状況を確認できます。DBI for Service Contractsから簡単にアクセスできる情報によって、更改プロセスの有効性を管理および追跡できます。

最近の記帳済または取消済契約、期限が迫っている失効間近の契約およびすでに保留中の更改に基づいて、サービス契約のトレンドを分析し、長期的な戦略上の意思決定を行い、短期的な処理に着手するために、これらのダッシュボードとレポートが提供する情報を活用してください。

共通概念

次の各概念は、Oracle Daily Business Intelligence(DBI) for Service Contractsのレポート全体に共通しています。

明細と下位明細

契約のサービス明細を「明細」と呼び、保証明細を「下位明細」と呼びます。

署名日と記帳日

署名日はと記帳日と同じ意味です。

値および増減

ここで「値」とは、契約にある下位明細ごとの小計額を指します。この小計額は、明細では「価格設定/製品」タブ・リージョン、下位明細では「価格設定」タブ・リージョンにそれぞれ表示されます。

増減は、前期間または比較期間で指定の値を比較した場合の増減率です。この増減率は、比率(パーセント)で表現される増減にのみ適用されます。割合、比率(パーセント)およびサイクル時間の増減は絶対値で表現されます。

NULL値

計算の実行が数学的に無理な場合(たとえば増減においてゼロで除算する場合)は「N/A」が表示されます。データが存在しない場合は"-"が表示されます。

すべての列が0(ゼロ)、"-"、「N/A」のいずれかの値になっている行にはフィルタがかけられるため画面に表示されませんが、現期間と前期間との間に増減がある場合には表示されます。たとえば、与えられた営業グループの現期間または前期間に記帳がない場合、「有効化」レポートの営業グループにはその行が表示されませんが、前期間に記帳があった場合には、その行の「増減」列の値が表示されます。

期間

各レポート・リージョンには、異なる期間のデータが表示されます。

選択した当日にデータが収集された場合は、選択した日付のデータが表示されます。詳細は、「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

転送済契約

DBI for Service Contractsを使用すると、転送済契約の更改関係を追跡できます。DBI for Service Contractsは、以前の所有者のもとでの契約と新しい所有者のもとでの契約の間の更改関係を維持することによってその契約の継続性を確保します。

契約23456 R01は、会社Yとの間に1,000USドルで結ばれた期間10ヶ月間の契約23456の更改契約です。契約期間中に会社Xが会社Yを買収し、会社Yのサービス契約をすべて継承しました。Oracle Service Contractsのユーザーは契約23456 R01を4ヶ月履行したところで転送する必要があります。このためにユーザーは、契約23456 R01を400 USドルで終了し、新しい契約M001を600US ドルで作成します。

DBI for Service Contractsには、次に示す内容が表示されます。

共通パラメータ

Oracle Daily Business Intelligence for Service Contractsの多くのレポートには、次に示すパラメータが含まれています。

営業単位

営業単位のパラメータは、ダッシュボードおよびレポートのレベルで使用できます。営業単位として「すべて」を選択すると、社内のすべての営業単位のデータが表示されます。

通貨

このパラメータには、各営業単位に関連付けられた機能通貨が表示されます。Oracle Daily Business Intelligence設定時に設定した企業の(グローバル)第1通貨も表示されます。Daily Business Intelligence管理者が第2通貨と年間通貨をグローバル・パラメータに設定している場合は、これらの値も「通貨」パラメータに表示されます。年間通貨パラメータによって「サービス契約管理」のダッシュボードとレポートに年間金額を表示できます。詳細は、「年間通貨」を参照してください。

営業単位の機能通貨が第1通貨または第2通貨と同じ通貨の場合、このパラメータには機能通貨のみが表示されます。

次の使用可能な営業単位と通貨について考えてみます。

企業で使用される営業単位と通貨の例
営業単位 通貨
Vision France 機能通貨はユーロ。
Vision Operations 機能通貨はUSドル(固定通貨)。
第1通貨はUSドル(固定通貨)。
オプション: 第2通貨は英国ポンド(報告通貨)。(第2通貨はオプションです。システムによっては設定されていない場合があります。)

次の表は、「通貨」パラメータとして選択可能な通貨と、選択した営業単位および通貨の組合せに基づいてレポートに表示されるデータを示したものです。

企業に表示されるレポート・データの例
選択した営業単位 第1通貨が設定されている場合に利用可能な通貨 第1通貨と第2通貨が設定されている場合に利用可能な通貨 レポートのデータ
Vision France USドル(固定通貨)、ユーロUSドル(固定通貨)、ユーロ、英国ポンド(報告通貨)レポートのデータはVision France営業単位用に選択した通貨で表示されます。
Vision Operations USドル(固定通貨)USドル(固定通貨)、英国ポンド(報告通貨)Vision Operationsの通貨は第1通貨と同一(USドル)であるため、Vision Operations営業単位用レポートのデータは第1通貨で表示されます。第2通貨(この例では英国ポンド)が設定されている場合は、その通貨もデータの表示に選択できます。
すべてUSドル(固定通貨)USドル(固定通貨)、英国ポンド(報告通貨)レポートのデータは選択した通貨で表示されます。

すべての営業単位で同じ機能通貨が使用されその通貨が第1および第2通貨のいずれとも異なる場合は、データの表示通貨をその営業単位の機能通貨、第1通貨、第2通貨から選択できます。この選択は「営業単位」パラメータで「すべて」を選択した場合でも可能です。

第1または第2通貨を使用する場合の換算は、取引通貨と第1または第2通貨との間ではなく、機能通貨と第1または第2通貨の間で実行されます。

通貨換算

DBI for Service Contractsでは、すべての契約に関する通貨情報が、取引通貨、機能通貨および第1通貨と第2通貨で格納されます。契約下位明細の機能通貨値の計算には、取引通貨から機能通貨への換算レートが使用されます。第1通貨または第2通貨の計算には、機能通貨から各通貨への換算レートが使用されます。

取引通貨の機能通貨への換算

取引通貨を機能通貨に換算するには、次の事項を考慮します。

機能通貨の第1または第2通貨への換算

次のルールは、機能通貨から第1通貨およびオプションの第2通貨への変換に適用されます。Daily Business Intelligence管理者が第1通貨のみを設定した場合、機能通貨金額は、次のルールを使用して第1通貨のみに換算されます。管理者が第1通貨と第2通貨の両方を設定した場合は、次のルールを使用して2つの換算が実行され、一方の通貨金額が第1通貨で表示され、他方の通貨金額が第2通貨で表示されます。

年間通貨

年間通貨値は、契約値を365日期間(うるう年の場合は366日期間)に標準化した契約値となります。年間通貨値は「サービス契約管理」ダッシュボードとそのレポートで確認できます。

年間通貨値は契約の額面価格に基づくメジャーに対する補完的視点を提供します。

たとえば、「有効化詳細」レポートの新規ビジネスの有効化詳細を表示しているとします。このレポートの表には、3か月で1000 USドル相当の契約1と、2年間で4000 USドル相当の契約2が表示されています。この場合、契約2の値は契約1の値よりかなり高くなりますが、その期間も契約1の期間より長くなっています。契約が継続的に更改される可能性を考慮すると、最終的には契約1の収益のほうが契約2の収益より大幅に高くなります。このような場合に年間契約金額の表示が有効です。この例では年間の値として契約1について4000 USドル、契約2について2000 USドルがそれぞれレポートに表示され、契約の実際の価値を表示するのに役立ちます。

年間契約金額を表示するには、「通貨」パラメータから「年間通貨」オプションを選択します。年間契約金額は、第1通貨または第2通貨のいずれかで表示できます。年間通貨は、Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、Daily Business Intelligenceのグローバル・パラメータとして設定します。設定時に管理者は、「通貨」パラメータで表示する年間通貨の名前を指定します。年間通貨機能の設定方法の詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の年間通貨に関する項を参照してください。

「通貨」パラメータで「年間通貨」オプションを選択すると、最初に下位明細金額が第1または第2通貨(適用可能な場合)に換算され、次にその金額が年間金額に標準化されます。この場合、算式: 年間下位明細値 = 下位明細値 * 年換算係数が使用されます。下位明細金額を第1および第2通貨に換算する方法は、「通貨換算」を参照してください。

年換算係数はOracle Service Contractsで利用可能な数値です。この数値に契約下位明細金額を乗算すると、年間下位明細金額が算出されます。年換算係数では、1年の日数と下位明細の開始日から終了日までの日数が考慮されます。

Oracle Service Contractsでは年換算係数を次のように計算します。[365 + (うるう日の数/年数)] / [(下位明細終了日 + 1) – 下位明細開始日]。

下位明細の開始日から終了日までの年数は、開始日から始まり終了日に達するまでの日付を年間ごとに識別して計算されます。

開始日が1995年1月1日で、終了日が1996年の6月30日である18か月の契約があるとします。この例では、年数は次のように計算されます。

1年目: 1995年1月1日から1995年12月31日まで(開始日 + 12か月 – 1日)

2年目: 1996年1月1日から1996年12月31日まで

年数: 2

前述のように、18か月の契約であっても、年換算係数の計算のために年数は2と計算されます。

下位明細の開始日から終了日までのうるう日の日数は、開始日から始まり終了日に達するまでの日付を年間ごとに識別して計算されます。この例では、うるう日の日数計算は次に示すとおりです。

  1. 1年目: 1995年1月1日から1995年12月31日まで(365日ある完全な1年)

  2. 2年目: 1996年1月1日から1996年6月30日まで(不完全年)

完全な1年の場合は、年ごとに開始日から終了日までの日数が計算されます。日数が366日の場合、うるう日の数は1となります。この例では、完全な1年(1995年1月1日から1995年12月31日)のうるう日の数は0です。

不完全年の場合は、次の方法でうるう日の数が計算されます。

  1. 開始日後1年間の日付が計算されます。この例では、日付は1996年1月1日から1996年12月31日までになります(366日ある完全な1年)。

  2. 終了日前1年間の日付が識別されます。この例では、日付は1995年7月1日から1996年6月30日までになります(366日ある完全な1年)。

前述の1と2で識別された開始日から終了日までの日数が計算されます。この例のように両方とも366の場合、うるう日は1日とみなされます。

年換算係数の計算の要約

開始日: 1995年1月1日

終了日: 1996年6月30日

年数: 2

うるう日の数: 1

年換算係数: [365 + (1 / 2)] / [(1996年6月30日 + 1) – 1995年1月1日] = 365.5/ 547 = 0.6682

製品

このパラメータを使用すると、Oracle Inventoryの品目マスターで定義されている品目が表示されます。「明細タイプ」が「サービス」または「延長保証」の場合、このパラメータには契約明細からサービス品目が表示されます。このパラメータに表示される製品は、製品カテゴリの選択に応じて決定されます。

製品カテゴリ

Oracle PurchasingおよびOracle Inventoryで定義されたカテゴリです。これらのカテゴリには、サービス品目を含む販売品目が含まれます。これらの品目は「製品」パラメータで表示できます。

営業担当

一部のレポートでは、契約に関連付けられた営業担当が表示されます。契約の営業担当の確認には、Oracle Service Contractsの「OKS: 営業実績の使用可能化」プロファイル・オプションが「Yes」または「抽出」に設定されているかどうかがチェックされます。設定されている場合は、「OKS: 供給元担当役割」プロファイル・オプションが参照されます。このプロファイル・オプションの値と一致する役割を持つ「供給元担当」が、該当する契約明細の営業担当として選択されます。「OKS: 営業実績の使用可能化」が「Yes」または「抽出」に設定されていない場合は、「営業担当」の役割に関連付けられた「供給元担当」が選択されます。

まれなケースとして、営業担当が営業グループから削除されている場合があります。この場合は、その営業担当のデータにアクセスを試みると、アクセス先のレポートでエラーが発生します。たとえば、営業グループを選択して営業担当を表示すると、レポートには、それまでに営業グループで活動を実行したすべての営業担当がリストされます。これには、削除された営業担当とその営業担当に関連する値(更改値など)も含まれます。一部のレポートでは、各営業担当の値をクリックして契約の詳細を表示できます。削除された営業担当の場合は、この値をクリックするとエラーになります。営業グループ階層の管理者が、終了日を使用して営業グループへの営業担当の参加を失効させる場合、このエラーは発生しません。エラーが発生するのは営業担当が削除されている場合のみです。

営業グループ

管理者はOracle Resource Managerで営業グループを作成し、CRM Administrator職責を使用してこれをリソースに割り当てます。Oracle Service Contractsでは、ユーザーはこれらの営業グループから選択を行います。Oracle Daily Business Intelligenceでは、契約に記録された営業グループが使用されます。

「サービス契約管理」ダッシュボードおよび「サービス更改管理」ダッシュボードには、営業グループ・セキュリティが使用されます。これは、営業グループのマネージャまたは管理者として設定されているユーザーのみに、その営業グループとそのグループに属するすべての営業グループ内の取引に対するアクセス権があることを意味します。

営業グループ階層の例を次に示します。

ワールドワイド営業

該当するグループの営業担当または営業グループのデータを表示するには、営業グループを選択します。

「未割当」の営業グループの場合は、次の状態にある営業担当の契約データが表示されます。この状態には、契約に「供給元担当」(オプション・フィールド)がない状態、「供給元担当」に「営業担当」の役割または「OKS: 供給元担当役割」で指定した役割(「OKS: 営業実績の使用可能化」が「Yes」または「抽出」の場合)がない状態、「供給元担当」が営業グループに関連付けられていない状態、または「供給元担当」が、「未割当」の営業グループに明示的に関連付けられている状態があります。

「営業グループ」パラメータには、階層内の現在の位置とアクセス権がある営業グループに応じて、3つの営業グループ・レベルまで表示されます。USA営業グループに対する管理職責が付与されていると仮定して、前述の例を検討してみます。業界担当に所属している場合は、Helena SpraqueとJerry Weinbertを表示できます。Peter M. AptもUSA営業に所属しているため、表示できます。ただし、APAC営業のデータは表示できません。

「営業グループ」パラメータには、現行の営業グループおよび現行と過去の営業担当が含まれます。過去の営業担当の例には、退職したり、新しいグループに加入した営業担当などがあります。退職したこの営業担当は、会社に所属していた期間のデータが表示された場合、以前の営業グループに表示されます。以前のグループでの終了日の後に新しいグループに加入した営業担当は、新しいグループと以前のグループに表示されます。以前のグループでは、この営業担当の名前はカッコ内に表示され、以前のグループに所属していた時にその営業担当が記帳した契約も同じ場所に表示されます。

営業グループ階層には無効化された営業グループが含まれますが、過去からの営業グループの変更は含まれません。

顧客分類

顧客は、論理的なグループまたは分類に基づいて分類されます。たとえば、航空宇宙産業、ハイテク産業などの業種別、あるいは小規模や中規模などの顧客規模別に分類できます。特定の顧客分類の下に分類されていない顧客の場合、その顧客のサービス契約はすべて、「未割当」の下にグループ化されます。「顧客分類」パラメータは、サービス契約管理の各レポートで使用できます。

Daily Business Intelligence管理者は、「顧客分類」パラメータで使用可能なオプションを決める区分カテゴリを指定します。区分カテゴリが指定されていない場合、使用できるオプションは、「すべて」と「未割当」のみです。顧客はすべて「未割当」の下にグループ化されます。詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド』の顧客分類に関する項を参照してください。

顧客

このパラメータを使用できるのは、「有効化詳細」レポートおよび「更改記帳詳細」レポートなどの詳細レポートのみです。顧客名は契約ヘッダー・レベルで指定します。指定方法としては、Oracle Service Contractsの「サービス契約オーサリング」ウィンドウの「要約」タブ・リージョンで顧客名を顧客パーティ役割に関連付けます。詳細は、『Oracle Service Contracts User Guide』を参照してください。

注意: 「失効詳細」レポートなどの「サービス契約管理」ダッシュボードの詳細レポートでは、「顧客」パラメータおよび「顧客分類」パラメータを使用して情報を表示および分析できます。ただし、これら2つのパラメータは相互に独立しています。つまり、「顧客」パラメータでは、「顧客分類」パラメータで選択する顧客分類に関係なく、すべての顧客が表示されます。したがって、選択した顧客分類に属していない顧客を「顧客」パラメータで選択することが可能です。この場合、レポートには「データが見つかりません」と表示されます。

「サービス契約管理」ダッシュボード

「サービス契約管理」ダッシュボードには、新規ビジネス(元の失効下位明細とは関係ない新規下位明細)および更改(元の失効下位明細から更改された下位明細)の両方の契約が表示されます。

「サービス契約管理」ダッシュボードの用途は次のとおりです。

「サービス契約管理」ダッシュボードには、次に示す契約カテゴリの契約が含まれます。

このダッシュボードには、すべての「サービス」、「保証」および「延長保証」のサービス明細が含まれます。

「サービス契約管理」ダッシュボードには、契約下位明細レベルの情報が表示されます。100万ドルのサービス契約に10個の下位明細が含まれている場合を考えてみます。各契約下位明細の値は、100,000ドルです。「サービス契約管理」ダッシュボードには、この契約の10個の各下位明細に関する有効、終了済および失効済の情報が表示されます。

契約下位明細は複数のレポートにも表示されます。たとえば、10個の契約下位明細を伴う100万ドルの契約には、カレンダ年の契約期間があるとします。契約下位明細の1つが、その年の1月15日に有効となり記帳されました。その後、この契約はその年の5月 15日に終了しました。12月 20日にレポートを表示すると、この契約下位明細は、該当する年期間の「有効化」レポートと「終了」レポートの両方に表示されます。

過去の日付を選択すると、契約下位明細には、現在のステータスではなく、選択した日付時点のステータスが表示されます。前述の例で、レポート上部にある日付を12月20日ではなく1月20日に変更した場合、契約が表示されるレポートは、「有効化」レポートのみです。

「サービス契約管理」ダッシュボードでは、適切な期間に契約を配置するために、次の活動日が使用されます。

「サービス契約管理」ダッシュボードとそのレポートは、サービス契約担当のマネージャと役員が、Service Contracts Manager、Service Sales ManagerまたはDaily Service Contracts Intelligenceの各職責を使用して利用できます。

ダッシュボード・パラメータ

「サービス契約管理」ダッシュボードには、次のパラメータが含まれています。

「日付」、「期間」および「比較」以外のすべてのパラメータの説明は、「共通概念」を参照してください。これらのパラメータおよびパラメータがダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポートおよびグラフ

このダッシュボードには、次のレポート・リージョンがあります。

Oracle Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

サービス契約管理KPI

この項では、サービス契約のキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)について説明します。このダッシュボードのパラメータの詳細は、「ダッシュボード・パラメータ」を参照してください。値と変更の定義は、「共通概念」を参照してください。

KPIの定義

次に、「サービス契約管理」のKPIについて説明します。

パーソナライズ

「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

関連レポートおよびリンク

関連レポートについては、「「サービス契約管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

ファクタリング、「なし」の意味などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

Oracle Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

有効サービス契約

この項では、次のレポートについて説明します。

「有効サービス契約」レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

レポート・パラメータ

有効サービス契約のレポートには、次のパラメータが含まれています。

これらのパラメータの説明は、「共通概念」を参照してください。期間などの共通パラメータおよびパラメータがダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

「有効サービス契約」レポートで「表示別」パラメータを使用すると、情報を営業グループ、営業単位、製品カテゴリ、製品または顧客分類別に表示できます。「表示別」のデフォルトは、製品カテゴリです。

レポート・ヘッダーと計算方法

次に、ヘッダーと計算方法をレポート別に説明します。増減および期間の説明は、「共通概念」を参照してください。

「有効サービス契約」レポート

「有効サービス契約」レポートには、期間の開始日から選択した現在日までの有効な契約に関する情報が表示されます。契約下位明細が有効となるのは、署名され、指定した日付がその下位明細の開始日から終了日までの間にある場合です。

このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

製品別または営業グループ階層の最下位レベル(営業担当)別で表示する場合は、「現在有効サービス契約」列のリンクを使用できます。このリンクをクリックすると、「現在有効サービス契約詳細」レポートにアクセスできます。

「現在有効サービス契約詳細」レポート

このレポートには、現在有効サービス契約の値を構成する契約の詳細が表示されます。「有効サービス契約」レポートで、製品別または営業グループ階層の最下位レベル(営業担当)別に表示する場合は、「現在有効サービス契約」列のリンクを使用できます。このリンクを使用すると、「現在有効サービス契約詳細」レポートにアクセスできます。

このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

このレポートから、「契約詳細」レポートにアクセスできます。

「契約詳細」レポート

契約に関するリアルタイム情報を含む読取り専用のレポートです。Oracle Service Contractsから直接取得した情報にもとづいて作成されるため、DBIによるリフレッシュを待つことなく、常に最新の情報を参照できます。DBIロードの実行後にOracle Service Contractsユーザーが契約を更新した場合、DBIユーザーはその変更を「契約詳細」レポートで確認できます。たとえばDBIロードの実行後に契約が終了した場合、各要約レポートにはその契約が「有効」として表示されますが、「契約詳細」レポートのリアルタイム・ステータスには「終了済」として表示されます。

「現在有効サービス契約トレンド」レポート

このレポートには、選択した期間に基づく現在有効サービス契約の値の推移が表示されます。比較期間との比較で、様々な期間の現在有効サービス契約の値が増減情報とともに表示されます。トレンド・レポートの前期間の現在有効サービス契約の値は、前期間の最終日に有効であったすべての契約下位明細の合計値です。

このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

ヘッダーの詳細は、「有効サービス契約」を参照してください。

増減および期間(月、四半期、年)の説明は、「共通概念」を参照してください。

グラフ

「開始有効サービス契約」は、現期間と比較期間の開始有効サービス契約を表示する横棒グラフです。

「現在有効サービス契約」は、選択した日付に有効なサービス契約と比較期間の同じ日に有効であったサービス契約を表示する横棒グラフです。

「現在有効サービス契約トレンド」グラフは、有効サービス契約の時間的推移を表示します。

パーソナライズ

「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

関連レポートおよびリンク

関連レポートについては、「「サービス契約管理」ダッシュボード」を参照してください。

失効

この項では、次のレポートについて説明します。

「失効」レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

レポート・パラメータ

失効のレポートには、次のパラメータが含まれています。

これらのパラメータの説明は、「共通概念」を参照してください。期間などの共通パラメータおよびパラメータがダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

「失効」レポートおよび「期間失効間近の契約」レポートで「表示別」パラメータを使用すると、情報を営業グループ、営業単位、製品カテゴリ、製品または顧客分類別に表示できます。「表示別」のデフォルトは、製品カテゴリです。

レポート・ヘッダーと計算方法

次に、ヘッダーと計算方法をレポート別に説明します。増減および期間の説明は、「共通概念」を参照してください。

「失効」レポート

「失効」レポートでは、失効契約下位明細が正常に更改されたかどうかが表示されます。このレポートには、失効契約の値とグループのデータが、対応する更改のステータス(「更改済」、「オープン更改」、「取消済更改」および「更改なし」)に従って表示されます。

このレポートのメジャーに対するアンカー日付は契約の失効日です。契約が失効するのは1日の最後であるため、失効日は契約明細の終了日の翌日となります。

製品別または営業グループ階層の最下位レベル(営業担当)別で表示する場合は、値を選択してリンク先の「失効詳細」レポートを表示できます。

「失効詳細」レポート

このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

このレポートから、「契約詳細」レポートにアクセスできます。

「失効値分布」レポート

「失効値分布」レポートには、失効値の詳細が失効契約タイプ別(「更改済」、「オープン更改」、「取消済更改」、「更改なし」)に表示されます。円グラフには、失効値が失効契約タイプ別に表示されます。次のヘッダーが表示されます。

「期間失効間近の契約」レポート

期間失効値は、期間内(期間の開始日から終了日まで)に失効したすべての契約下位明細の合計です。

このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

製品別または営業グループ階層の最下位レベル(営業担当)別で表示する場合は、値を選択してリンク先の「期間失効間近の契約詳細」レポートを表示できます。

「期間失効間近の契約詳細」レポート

「期間失効間近の契約」レポートで、製品別または営業グループ階層の最下位レベル(営業担当)別で表示する場合は、値列のリンクを使用できます。これらのリンクを使用すると、「期間失効間近の契約詳細」レポートにアクセスできます。このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

その他のヘッダーについては、「「失効詳細」レポート」で説明しています。

このレポートから、「契約詳細」レポートにアクセスできます。

グラフ

「失効値」は、現期間および比較期間の失効値を表示する横棒グラフです。

「失効値内訳」は、現行ビューの失効済契約値の内訳を表示する横棒グラフです。内訳は、更改のステータス(「更改済」、「オープン更改」、「取消済更改」および「更改なし」)に従って表示されます。

「失効値分布」は、更改のステータス(「更改済」、「オープン更改」、「取消済更改」、「更改なし」)に従って、失効済の値を表示する円グラフです。

「期間失効間近の値」は、現期間および比較期間の期間失効間近の値合計を表示する横棒グラフです。

「期間失効間近の値内訳」は、現行ビューの期間失効間近契約値の内訳を表示する横棒グラフです。内訳は、更改のステータス(「更改済」、「オープン更改」、「取消済更改」および「更改なし」)に従って表示されます。

パーソナライズ

「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

関連レポートおよびリンク

関連レポートについては、「「サービス契約管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

失効した契約を有効化する特殊な場合は、対応する契約明細が、失効(満期日の翌日)データ・セクションと有効化(開始日)データ・セクションに挿入されます。たとえば、「期間」が「月」とします。この契約には、次の日付が設定されています。

この例の場合、契約が「失効」レポートに表示されるのは、2002年6月12日(契約は満期日の翌日に失効)です。この契約が「有効化」レポートに表示されるのは、2002年5月12日です(「有効化」を参照してください)。

「通貨換算」も参照してください。

Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

有効化

この項では、次のレポートについて説明します。

有効サービス契約のレポートについては、「有効サービス契約」を参照してください。

「有効化」レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

レポート・パラメータ

有効化のレポートには、次のパラメータが含まれています。

これらのパラメータの説明は、「共通概念」を参照してください。期間などの共通パラメータおよびパラメータがダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

「有効化」レポートで「表示別」パラメータを使用すると、情報を営業グループ、営業単位、製品カテゴリ、製品または顧客分類別に表示できます。「表示別」のデフォルトは、製品カテゴリです。

レポート・ヘッダーと計算方法

次に、ヘッダーと計算方法をレポート別に説明します。増減および期間の説明は、「共通概念」を参照してください。

「有効化」レポート

このレポートには、指定した期間に有効化された契約の情報が、記帳日とは関係なしに表示されます。契約下位明細は、署名され、開始日が指定した期間内にある場合に期間内で有効とみなされます。このレポートには、新規ビジネスと更改の分類が有効化値の合計に対する比率とともに表示されます。これによって、有効化の発生元が新規ビジネスにあるのか、更改にあるのかを識別できます。このレポートのメジャーに対するアンカー日付は、契約下位明細の開始日です。

「有効化」レポートのヘッダーは次に示すとおりです。

製品別または営業グループ階層の最下位レベル(営業担当)別で表示する場合は、値を選択してリンク先の「有効化詳細」レポートを表示できます。

「有効化詳細」レポート

このレポートでは、データをフィルタ処理するタイプを新規ビジネスまたは更改ビジネス別に選択できます。このレポートには次のヘッダーがあります。

このレポートから、「契約詳細」レポートにアクセスできます。

「有効化トレンド」レポート

このレポートには、有効化された値の詳細が時間別に表示されます。このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

グラフ

「有効化値」は、現期間および「表示別」パラメータで選択した比較期間の有効化値合計を表示する横棒グラフです。

「有効化値内訳」は、有効化を、「有効化新規ビジネス値」および「有効化更改値」に分けて表示する横棒グラフです。

「有効化トレンド」は、有効化値の合計の推移を表示するグラフです。

パーソナライズ

「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

関連レポートおよびリンク

関連レポートについては、「「サービス契約管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

ファクタリングなどの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

「通貨換算」も参照してください。

Oracle Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

終了

この項では、次のレポートについて説明します。

「終了」レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

レポート・パラメータ

終了のレポートには、次のパラメータが含まれています。

これらのパラメータの説明は、「共通概念」を参照してください。期間などの共通パラメータおよびパラメータがダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

「終了」レポートで「表示別」パラメータを使用すると、情報を営業グループ、営業単位、製品カテゴリ、製品、事由または顧客分類別に表示できます。「表示別」のデフォルトは、製品カテゴリです。

レポート・ヘッダーと計算方法

次に、ヘッダーと計算方法をレポート別に説明します。値、増減および期間の説明は、「共通概念」を参照してください。

「終了」レポート

「終了」レポートには、終了契約下位明細の詳細が表示されます。このレポートには、終了に関する事由とそれらの事由で終了した契約下位明細の値が表示されます。上級管理者は、適切な計画によってこれらの事由に対処できるため、契約下位明細の終了確率を低減できます。このレポートのメジャーに対するアンカー日付は、契約下位明細の終了日です。

製品別、事由別または営業グループ階層の最下位レベル(営業担当)別で表示する場合は、「終了済残存値」列の値を選択してリンク先の「終了詳細」レポートを表示できます。

「終了詳細」レポート

このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

その他のヘッダーについては、「「終了」レポート」で説明しています。

このレポートから、「契約詳細」レポートにアクセスできます。

「終了トレンド」レポート

このレポートには、次の列が表示されます。

グラフ

「終了済残存値」グラフには、選択した「表示別」オプションの現期間と前期間の終了済残存値が表示されます。

「終了トレンド」グラフには、終了値の時間的推移が表示されます。

パーソナライズ

「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

関連レポートおよびリンク

関連レポートについては、「「サービス契約管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

次の例では、終了済残存値と終了済請求値の計算方法を説明します。

開始日が2005年1月1日、満期日が2005年12月31日の新規ビジネス有効契約があるとします。契約金額は1200ドル(1月当り100ドル)で、顧客には1200ドルが事前に請求されているとします。この契約が2005年3月1日に終了した場合は、次のようになります。

未請求金額 = 0

クレジット金額 = $1000(10か月分)

抑制されているクレジット = 0

終了済残存値 = 未請求金額 + クレジット金額 + 抑制されたクレジット = $1000

終了済請求値 =下位明細の元の値 – 終了済残存値

= $1200-$1000

=$200

NULL値の詳細は、「共通概念」を参照してください。

ファクタリングなどの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

「通貨換算」も参照してください。

Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

「サービス更改管理」ダッシュボード

「サービス更改管理」ダッシュボードに表示されるのは、更改に関する情報です。

「サービス更改管理」ダッシュボードを使用すると、次の方法で更改プロセスの有効性を管理および追跡できます。

「サービス更改管理」ダッシュボードには、次に示す契約カテゴリの契約が含まれます。

このダッシュボードには、すべての「サービス」、「保証」および「延長保証」のサービス明細が含まれます。

様々な時点での契約下位明細ステータスに基づいて、契約を複数のレポート・バケット(「更改取消要約」レポートの取消済バケットなど)に表示できます。

Oracle Service Contractsユーザーが「第1四半期」に入力した更改を「第3四半期」に取リ消した場合、この更改は、「更改取消要約」レポートの「第3四半期」で取消済と表示されます。「第1四半期」の過去のデータを表示する場合、この更改は、「更改取消要約」レポートに取消済として表示されません。かわりに、「バックログ」レポートにオープン商談として表示されます。

「サービス更改管理」ダッシュボードでは、適切なバケットに契約を格納するために、次の活動日が使用されます。

期間の詳細は、「共通概念」を参照してください。

「サービス更改管理」ダッシュボードとそのレポートは、サービス契約担当のマネージャと役員が、Service Sales Manager、Service Contracts ManagerまたはDaily Service Contracts Intelligenceの各職責を使用して利用できます。

ダッシュボード・パラメータ

「サービス更改管理」ダッシュボードには、次のパラメータが含まれています。

「日付」、「期間」および「比較」以外のすべてのパラメータの説明は、「共通概念」を参照してください。これらのパラメータおよびパラメータがダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

レポートおよびグラフ

このダッシュボードには、次のレポート・リージョンがあります。

Oracle Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

追加情報

多くの場合、レポートでは、選択した日付に基づいてデータが表示されます。たとえば、Oracle Service Contractsで「第1四半期」に入力された更改が「第3四半期」に取リ消された場合は、「第3四半期」に取消済と表示されます。「第1四半期」で過去のデータを表示する場合、この更改は取消済と表示されません。ただし、次に示すメジャーでは、Oracle Daily Business Intelligence for Service Contractsが現在認識している内容が過去のデータに適用されます。

レポートには、グローバル開始日がOracle Daily Business Intelligenceに設定される前に、終了、取消または失効した契約は表示されません。したがって、グローバル開始日の直後の値は、予測と異なる場合があります。たとえば、グローバル開始日前に契約が失効したとします。この契約は、グローバル開始日後に、更改されました。この例では、「アップリフト」値は、当初の(失効済の)契約が存在しなかったように動作します(更改に対するアップリフトは100%です)。

記帳後に更改を終了した場合、その更改は記帳値とみなされます。これには、更改率での記帳値も含まれます。

「通貨換算」も参照してください。

注意: 削除した営業担当のデータにアクセスすると、エラーが発生します。詳細は、「共通概念」を参照してください。

「サービス更改管理」KPI

この項では、「サービス更改管理」ダッシュボードのキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)について説明します。このダッシュボードのパラメータの詳細は、「ダッシュボード・パラメータ」を参照してください。予想済記帳の詳細は、「追加情報」を参照してください。

増減は現期間と比較期間の差です。増減の比較方法の詳細は、「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

KPIの定義

次に、「サービス更改管理」のKPIについて説明します。

関連レポートおよびリンク

関連レポートについては、「「サービス更改管理」ダッシュボード」を参照してください。

パーソナライズ

「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

追加情報

ファクタリング、「なし」の意味などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

Daily Business Intelligenceの詳細は、「Daily Business Intelligenceの概要」を参照してください。

更改記帳および更改取消

この項では、次のレポートについて説明します。

「更改記帳」レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「更改記帳」レポートおよび「更改取消」レポートには、すべての更改に関する記帳、予想済記帳、予測、取消およびアップリフトの値が、選択した期間とともに表示されます。更改記帳のレポートには、選択した期間でこれまでに作成された記帳値と予想済記帳(未記帳だが期間内に予想クローズ日のある契約更改)が表示されます。また、このレポートには、記帳されている更改の値が、元の契約より高いか、低い(アップリフト)かが表示されます。

「遅延更改記帳」レポートには、期間累計の記帳済の更改下位明細が時間どおりに記帳されたかどうかが表示される他、元の契約で指定されている猶予期間後に記帳された更改契約も表示されます。

更改取消のレポートには、期間の開始時点からこれまでに発生したすべての取消が表示されます。更改の開始日は関係ありません。

記帳後に更改を終了した場合、その更改は記帳値とみなされます。これには、更改率での記帳値も含まれます。

レポート・パラメータ

「更改記帳」レポートおよび「更改取消」レポートには、次のパラメータが含まれています。

これらのパラメータの説明は、「共通概念」を参照してください。期間などの共通パラメータおよびパラメータがダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

「更改記帳要約」レポートで「表示別」パラメータを使用すると、情報を営業グループ、営業単位、製品カテゴリ、製品別に表示できます。「更改取消要約」レポートでは事由別による表示も可能です。「遅延更改記帳」レポートでは、営業グループ別または営業単位別に表示できます。これらのレポートでは、「表示別」のデフォルトは、営業グループです。

レポート・ヘッダーと計算方法

各レポートのヘッダーと計算方法についての説明を次に示します。値、増減および期間の説明は、「共通概念」を参照してください。データのレポートに使用する期間バケットをこれらのレポートで決定する方法の詳細は、「「サービス更改管理」ダッシュボード」を参照してください。

「更改記帳要約」レポート

このレポートには、選択した期間でこれまでに作成された記帳値と予想済記帳(未記帳だが期間内に予想クローズ日のある契約更改)が表示されます。

このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

製品別または営業グループ階層の最下位レベル(営業担当)別で表示する場合は、「記帳値」列および「予想済記帳」列の値を選択して詳細レポートを表示できます。「記帳値」列は「「更改記帳詳細」レポート」にリンクし、「予想済記帳」列は「「更改予想済記帳詳細」レポート」にリンクしています。

「更改記帳詳細」レポート

このレポートには、「「更改記帳要約」レポート」にある記帳契約更改の詳細が表示されます。このレポートには次のヘッダーが含まれます。

このレポートから、「契約詳細」レポートにアクセスできます。

「最上位更改記帳」レポート

このレポートには、期間累計された更改記帳の最上位の値が表示されます。次に示すヘッダーが含まれます。

ヘッダーの詳細は、「「更改記帳詳細」レポート」を参照してください。

このレポートから、「契約詳細」レポートにアクセスできます。

「更改予想済記帳詳細」レポート

このレポートには、「「更改記帳要約」レポート」にある予想済記帳契約更改の詳細が表示されます。

このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

このレポートから、「契約詳細」レポートにアクセスできます。

「遅延更改記帳」レポート

遅延更改記帳には、期間累計の記帳済の更改下位明細が時間どおり(開始日以前)に記帳されたか、または遅延(開始日後)したかが表示されます。また、このレポートには、元の契約で指定されている猶予期間後に記帳された更改契約も表示されます。

このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

「遅延更改記帳年齢調べ」レポート

このレポートは、開始日後に署名日が発生した記帳を示します。(猶予期間とはみなされません。)

「更改取消要約」レポート

このレポートには、期間の開始時点からこれまでに発生したすべての取消が表示されます。更改の開始日は関係ありません。次に示すヘッダーが含まれます。

製品別、事由別または営業グループ階層の最下位レベル(営業担当)別で表示する場合は、「取消済値」列の値を選択してリンク先の「更改取消詳細」レポートを表示できます。

「更改取消詳細」レポート

このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

その他のヘッダーについては、「「更改記帳詳細」レポート」で説明しています。

ファクタリング、「なし」の意味などの一般情報は、「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

このレポートから、「契約詳細」レポートにアクセスできます。

更改記帳トレンド

このレポートを使用すると、現在の予測および記帳値の推移を表示できます。このレポートには次の列が含まれます。

ヘッダーの詳細は、「「更改記帳要約」レポート」を参照してください。

グラフ

「更改記帳トレンド」グラフには、記帳値および予測値の推移が、年、四半期または月別に表示されます。記帳値および予測の定義は、「「サービス更改管理」KPI」を参照してください。月または四半期での前期間の比較では、予測がグラフ上に点で表示されます。また、グラフ化される予測は、現期間のみです。

パーソナライズ

「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

関連レポートおよびリンク

関連レポートについては、「「サービス更改管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

先日付の署名日がある更改は、現行の記帳には含まれません。たとえば、現期間に開始日のある更改があるとします。この更改は今日署名されましたが、署名日は先の日付です。今日現在、この更改は、記帳値に含まれません。

「更改記帳詳細」レポートおよび「更改予想済記帳詳細」レポートにアクセスするには、「更改記帳要約」レポートの「営業グループ」リンクをクリックして、記帳または営業担当の予想済記帳値をクリックします。「未割当」営業グループにある営業担当の契約詳細へのリンクは使用できません。「未割当」営業グループに属する契約を表示するには、詳細レポートにナビゲートして、そのレポートから営業グループ・パラメータで「未割当」営業グループを選択します。

「サービス更改管理」ダッシュボードのすべてのレポートに適用する情報は、「サービス更改管理」の「追加情報」の項を参照してください。

「通貨換算」も参照してください。

期間更改

この項では、次のレポートについて説明します。

「期間更改」レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

期間更改の要約と詳細のレポートには、選択した期間に開始する契約更改下位明細の記帳と取消が表示されます。この場合、記帳と取消の実行時期は関係ありません。また、これらのレポートには、記帳された更改の値が、元の契約より高いまたは低い(アップリフト)かが表示されます。

レポート・パラメータ

期間更改のレポートには、次のパラメータが含まれています。

これらのパラメータの説明は、「共通概念」を参照してください。期間などの共通パラメータおよびパラメータがダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

「期間更改要約」レポートで「表示別」パラメータを使用すると、情報を営業グループ、営業単位、製品カテゴリ、製品別に表示できます。「表示別」のデフォルトは、営業グループです。

レポート・ヘッダーと計算方法

次に、ヘッダーと計算方法をレポート別に説明します。値、増減および期間の説明は、「共通概念」を参照してください。

「期間更改要約」レポート

このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

このレポートのメジャーに対するアンカー日付は、契約下位明細の開始日です。

製品別または営業グループ階層の最下位レベル(営業担当)別で表示する場合は、「記帳値」列の値を選択してリンク先の「期間更改記帳詳細」レポートを表示できます。

「期間更改記帳詳細」レポート

このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

このレポートから、「契約詳細」レポートにアクセスできます。

「期間更改トレンド」レポート

このレポートを使用すると、記帳値、更改値、更改率およびアップリフトの推移を表示できます。このレポートには次のヘッダーが含まれます。

ヘッダーについては、「「期間更改要約」レポート」を参照してください。

グラフ

「期間更改トレンド」グラフには、更改値および記帳値の推移が、年、四半期または月別に表示されます。ヘッダーと計算方法については、「「期間更改要約」レポート」で説明しています。

「期間更改率トレンド」グラフには期間更改率の推移を表示できます。

「期間アップリフト・トレンド」グラフには、期間アップリフトの推移を表示できます。

「更改率」グラフは、現期間と比較期間の更改率を表示する横棒グラフです。

「期間アップリフト」グラフには、現期間と比較期間のアップリフトが表示されます。

パーソナライズ

「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

関連レポートおよびリンク

関連レポートについては、「「サービス更改管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

「期間更改記帳詳細」レポートにアクセスするには、「期間更改要約」レポートの「営業グループ」リンクをクリックして、営業担当の記帳値をクリックします。「未割当」営業グループにある営業担当の契約詳細へのリンクは使用できません。「未割当」営業グループに属する契約を表示するには、詳細レポートにナビゲートして、そのレポートから営業グループ・パラメータで「未割当」営業グループを選択します。

記帳後に更改を終了した場合、その更改は記帳値とみなされます。これには、更改率も含まれます。

「サービス更改管理」ダッシュボードのすべてのレポートに適用する情報は、「サービス更改管理」の「追加情報」の項を参照してください。

「通貨換算」も参照してください。

記帳:更改活動

この項では、次のレポートについて説明します。

「記帳:更改活動」レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

「記帳:更改活動」レポートには、期間の開始時点からこれまでのすべての更改の更改値と記帳値が表示されます。「記帳:更改活動」レポートでは、更改明細が、現期間のこれまでに記帳(署名)された更改明細と比較されます。

レポート・パラメータ

「記帳:更改活動」レポートには、次のパラメータが含まれています。

これらのパラメータの説明は、「共通概念」を参照してください。期間などの共通パラメータおよびパラメータがダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

「記帳:更改活動」レポートで「表示別」パラメータを使用すると、情報を営業グループ、営業単位、製品カテゴリ、製品別に表示できます。「表示別」のデフォルトは、営業グループです。

レポート・ヘッダーと計算方法

次に、ヘッダーと計算方法をレポート別に説明します。

値、増減および期間の説明は、「共通概念」を参照してください。データのレポートに使用する期間をこれらのレポートで決定する方法の詳細は、「「サービス更改管理」ダッシュボード」を参照してください。

「記帳:更改活動」レポート

このレポートには、期間の開始時点からこれまでのすべての更改の更改値と記帳値が表示され、更改明細が現期間のこれまでに記帳(署名)された更改明細と比較されます。次に示すヘッダーが含まれます。

「更改記帳詳細」レポート

「「更改記帳詳細」レポート」を参照してください。

「記帳:更改率トレンド」レポート

このレポートには、記帳の更改率の増減の推移が表示されます。このレポートには、次の列ヘッダーが含まれています。

グラフ

「記帳:更改率トレンド」グラフには、更改値に対する記帳値の割合の推移が、年、四半期または月別に表示されます。割合の定義は、「「記帳:更改活動」レポート」を参照してください。

「記帳:更改率」グラフは、現期間と比較期間の記帳の更改率を表示する横棒グラフです。

パーソナライズ

「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

関連レポートおよびリンク

関連レポートについては、「「サービス更改管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

「サービス更改管理」ダッシュボードのすべてのレポートに適用する情報は、「サービス更改管理」の「追加情報」の項を参照してください。

「期間更改記帳詳細」レポートにアクセスするには、「期間更改要約」レポートの「営業グループ」リンクをクリックして、営業担当の記帳値をクリックします。「未割当」営業グループにある営業担当の契約詳細へのリンクは使用できません。「未割当」営業グループに属する契約を表示するには、詳細レポートにナビゲートして、そのレポートから営業グループ・パラメータで「未割当」営業グループを選択します。

記帳後に更改を終了した場合、その更改は記帳値とみなされます。これには、更改率での記帳値も含まれます。

「通貨換算」も参照してください。

更改バックログ

この項では、次のレポートについて説明します。

「更改バックログ」レポートを使用すると、次の質問に回答できます。

バックログのレポートには、Oracle Daily Business Intelligence for Service Contractsによるデータの収集が開始された日から選択した日までのすべての更改の更改値が表示されます。

レポート・パラメータ

バックログのレポートには、次のパラメータが含まれています。

これらのパラメータの説明は、「共通概念」を参照してください。期間などの共通パラメータおよびパラメータがダッシュボードやレポートの結果に与える影響の詳細は、「パラメータ」を参照してください。

「バックログ」レポートで「表示別」パラメータを使用すると、情報を営業グループ、営業単位、製品カテゴリ、製品別に表示できます。「表示別」のデフォルトは、営業グループです。

レポート・ヘッダーと計算方法

各レポートのヘッダーと計算方法についての説明を次に示します。値、増減および期間の説明は、「共通概念」を参照してください。データのレポートに使用する期間の区切りをこれらのレポートで決定する方法の詳細は、「「サービス更改管理」ダッシュボード」を参照してください。

「バックログ」レポート

「バックログ」レポートには、次のヘッダーが表示されます。

製品別または営業グループ階層の最下位レベル(営業担当)別で表示する場合は、「遅延値」列の値を選択してリンク先の「遅延更改詳細」レポートを表示できます。

「遅延更改詳細」レポート

このレポートには、遅延の下位明細値の合計が、対応する契約ごとにグループ化されて表示されます。このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

このレポートから、「契約詳細」レポートにアクセスできます。

「遅延パーセント・トレンド」レポート

このレポートを使用すると、遅延パーセントの推移を表示できます。

このレポートには、次のヘッダーが表示されます。

ヘッダーと計算方法の詳細は、「「バックログ」レポート」を参照してください。

グラフ

「遅延パーセント・トレンド」グラフには、遅延パーセントの推移が、月別、四半期別または年別に表示されます。

「遅延パーセント」グラフは、現期間と比較期間の遅延パーセント値を表示する横棒グラフです。

パーソナライズ

「一般的なダッシュボード動作とレポート動作」を参照してください。

関連レポートおよびリンク

関連レポートについては、「「サービス更改管理」ダッシュボード」を参照してください。

追加情報

「サービス更改管理」ダッシュボードのすべてのレポートに適用する情報は、「サービス更改管理」の「追加情報」の項を参照してください。

「遅延更改詳細」レポートにアクセスするには、「バックログ」レポートの「営業グループ」リンクをクリックして、営業担当の遅延値をクリックします。「未割当」営業グループにある営業担当の契約詳細へのリンクは使用できません。「未割当」営業グループに属する契約を表示するには、詳細レポートにナビゲートして、そのレポートから営業グループ・パラメータで「未割当」営業グループを選択します。

「通貨換算」も参照してください。

Service Contracts Intelligence用のOracle Discovererビジネス・エリア

エンド・ユーザー・レイヤーは、データベースのデータにアクセスするユーザー・フレンドリな方法を提供し、サービス契約ビジネスの多面的な解説に役立ちます。エンド・ユーザー・レイヤーのフォルダを使用してカスタムなアドホック・レポートを作成することにより、必要なタイプの情報に的確にアクセスできます。ワークブックはワークシートのコレクションです。ワークシートには、解析したいデータに加えて、データの解析を支援するDiscovererコンポーネント(パラメータ、合計、パーセント、例外、計算など)が含まれます。

エンド・ユーザー・レイヤーを使用するには、Oracle Discovererが利用可能であることと、その実用的知識があることが必要です。ここでは、『Oracle Business Intelligence Discoverer Desktop ユーザーズ・ガイド』が参照できることを前提としています。

Service Contracts Intelligence – ユーザー・ビジネス・エリア

アドホック・クエリの作成に使用するフォルダは「Service Contracts Intelligence - ユーザー」ビジネス・エリアに存在します。このビジネス・エリアにアクセスするには、Service Contracts Intelligence Discoverer UserまたはService Contracts Intelligence Discoverer Administratorの職責が必要です。

フォルダ

次に示すフォルダは、「Service Contracts Intelligence - ユーザー」ビジネス・エリアに存在します。

サービス契約ヘッダー

このフォルダには、更改および初回の契約ヘッダーに関する情報が含まれます。

サービス明細

このフォルダには、更改および初回のサービス明細に関する情報が含まれます。

保証明細

このフォルダには、更改および初回の保証明細に関する情報が含まれます。

契約パーティ

このフォルダには、契約対象パーティに関する情報が含まれます。

ヘッダー営業実績

このフォルダには、契約営業実績に関する情報が含まれます。

ステータス変更履歴

このフォルダには、契約ヘッダーにおけるステータス変更に関する情報が含まれます。

サービス明細営業実績

このフォルダには、サービス明細の営業実績に関する情報が含まれます。

サービス明細請求履歴

このフォルダには、サービス明細の請求履歴に関する情報が含まれます。

ライセンス明細

このフォルダには、保証製品のライセンス情報が含まれます。

契約テリトリ

このフォルダには、テリトリに関する情報が含まれます。

契約顧客分類

このフォルダには、クラス・カテゴリやクラス・コードなどの顧客分類に関する情報が含まれます。

契約営業グループ

このフォルダには、組織の営業グループに関する情報が含まれます。

保証明細ソース

このフォルダには、保証明細の取引ソースの詳細が含まれます。この情報は追跡更改連結に使用されます。