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Oracle Advanced Pricingインプリメンテーション・マニュアル
リリース12
E05612-01
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実装の概要

この章では次のトピックについて説明します。

Oracle Advanced Pricingを実装するための設定フロー

次の図は、Oracle Advanced Pricingの設定フローを示しています。ここで説明するステップには、必須のものとオプションのものがあります。共通のアプリケーション設定(複数のOracle Applications製品の設定)をすでに実行している場合、次のステップの一部が不要になる場合があります。

デフォルトが設定されている必須ステップは、シード済のデフォルト値を変更する場合にのみ実行する必要があります。これらのデフォルト値を検証し、ビジネス・ニーズに合せて変更するかどうかを決定してください。オプションのステップは、関連機能の使用または特定のビジネス機能の実行を計画している場合にのみ実行する必要があります。

Oracle Advanced Pricingの設定フロー

本文の説明内容に関するイメージ

Oracle Advanced Pricingの設定方法

  1. システム管理ステップを実行します。

    デフォルト: なし

    Oracle Advanced Pricingを設定するユーザーを、Oracle Pricingマネージャ職責に割り当てます。

    システム管理ステップの実行方法は、『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』の職責に関する項を参照してください。

    Oracle Pricingマネージャ職責にアクセスする各ユーザーに対してこのステップを実行します。

  2. プロファイル・オプションを設定します。

    実装時に、各ユーザー・プロファイル・オプションの値を設定して、データに対するアクセスおよび処理をOracle Advanced Pricingで管理する方法を指定します。

    プロファイル値は、システム管理者が設定および更新します。

    プロファイル・オプションの設定方法は、『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』のユーザー・プロファイル・オプションの設定に関する項およびこのマニュアルの「プロファイル・オプション」を参照してください。

  3. (オプション)複数通貨プロファイル・オプションを設定します。

    デフォルト: なし

    プロファイル・オプション「QP: 複数通貨インストール済」を使用すると、複数通貨価格表の機能を使用できます。複数通貨の価格表を使用すると、複数の通貨に対して1つの価格表を保守できます。プロファイル・オプションを「Y」(Yes)に設定すると、価格表および基本契約のフォームが複数通貨用に変換されます。プロファイル・オプション「QP: 複数通貨インストール済」を「N」(No)に戻すと、換算基準が使用された場合に予期しない結果となります。Oracleでは、プロファイル・オプション「QP: 複数通貨インストール済」を「N」(No)に戻した場合についてはサポートしていません。

  4. 価格設定取引エンティティ(PTE)を作成または検証します。

    デフォルト: オーダー管理

    PTEは関連付けられた要求タイプとソース・システムを含む受注体系です。同じPTEの要求タイプとソース・システムは、価格設定データを共有します。追加のソース・システムおよび要求タイプを既存のPTEに追加できます。

    新規PTEの作成が必要となることはあまりありません。新規PTEを作成する必要があるのは、新規要求タイプで、事前に定義されていない別の受注体系と別のソース・システムのセットを使用する場合のみです。

  5. ソース・システムを作成または検証します。

    デフォルト: 事前定義のOracle Advanced Pricingのレコード

    警告: システム・ソース・コードを変更すると、価格設定エンジンの動作に深刻な影響を与える場合があります。

    このステップは、次の場合に必須です。

    価格設定エンジンは、要求タイプを使用して、特定の取引の価格設定時に使用される価格設定データのソースを判断します。要求タイプによって、価格を設定する取引のタイプを識別します。価格設定エンジンが要求に対して価格を設定する場合は、取引のタイプを識別できるように、その要求に要求タイプのフラグを付ける必要があります。ソース・システムは、すべての価格表およびモディファイア・リストに記録され、その価格設定データを作成したアプリケーションを識別します。

    「価格設定取引エンティティ関連」ウィンドウを使用して、取引の価格設定に使用される価格設定データを管理します。

    このステップは、要求タイプにマップするソース・システムごとに完了します。

    機能領域

    各PTEには、少なくとも1つの有効な機能領域と関連するカテゴリ・セットが必要です。 Advanced Pricingでは、PTE内の各ソース・システムに対して、シード済機能領域が提供されています。新規機能領域を追加することもできます。カテゴリ・セットおよびそれに関連するカテゴリの階層を使用して、価格表明細またはモディファイアを定義できます。 ソース・システムに、PTEごとに関連付けられた適切な機能領域が含まれていることを確認します。これらの有効な機能領域に関連付けられたカテゴリ・セットのカテゴリに対して、カテゴリの価格設定を定義できます。Oracle Advanced Pricingでは、平坦化されたカテゴリ・セット(カタログ)および階層的カテゴリ・セット(カタログ)がサポートされます。

  6. 要求タイプを作成または検証します。

    要求タイプは、価格設定データを要求する受注アプリケーションのものです(たとえば、「受注管理受注」またはOracle Contracts for Service)。

    価格設定パラメータに対して設定する要求タイプを作成または検証することができます。サイト、アプリケーション、職責およびユーザーのレベルで設定できるプロファイル・オプションとは異なり、パラメータ値はPTEまたは要求タイプのレベルで設定されます。PTEレベルで定義されたパラメータは、価格設定エンジンおよびユーザー・インタフェース・レベルの動作に影響を与える可能性があります。これに対し、要求タイプ・レベルで定義されたパラメータは、価格設定エンジンの動作に主に影響を与えます。

  7. (オプション)クオリファイア・コンテキストおよびクオリファイア属性を作成します。

    デフォルト: 事前定義のOracle Advanced Pricingのクオリファイア・コンテキスト

    このステップをスキップした場合、価格およびモディファイアの適格性で選択できるのは、事前定義のOracleのクオリファイア・コンテキストとクオリファイア属性のみです。クオリファイア属性がOracle取引コミュニティ・アーキテクチャ(TCA)パーティを参照する場合、「パーティ階層使用可」フラグ・チェック・ボックスを選択することができます。このオプションを使用すると、クオリファイアを作成して、関連付けられた価格表およびモディファイアをパーティ階層で使用できるようになります。

    クオリファイアは、ビジネスで価格設定の管理に使用するルールの定義に関して、高度に構成可能で柔軟な方法を提供します。価格設定エンジンではクオリファイアを使用して、価格表およびモディファイアに対する適格性を判断します。

  8. (オプション)価格設定コンテキスト、価格設定属性および製品属性を作成します。

    デフォルト: 事前定義のOracle Advanced Pricingの価格設定および製品属性コンテキスト

    価格設定属性および製品属性はOracle Advanced Pricingの機能です。価格の設定、または算式で使用されるモディファイアや属性の適用のために、必要な品目属性を定義できます。

    このステップを完了しない場合、特典オプションについて選択できるのは、事前定義のOracle Advanced Pricingのコンテキストと関連する属性値のみです。

  9. (オプション)属性マッピングを実行します。

    デフォルト: 事前定義のOracle Advanced Pricingの属性マッピング・ルール

    ステップ6およびステップ7で追加のクオリファイアまたは価格設定属性を定義した場合、またはシード済のクオリファイアまたは価格設定/製品属性に対してシードされているデフォルト・マッピングを変更する場合は、このステップを完了してください。属性マッピングに関する事前定義のソース・ルールは、クオリファイアと価格設定コンテキストの両方に対して提供され、適格性の基準を選択するときに値リストを使用できます。

    クオリファイアおよび価格設定の属性マッピングは、取引の価格を設定する前に、クオリファイアまたはユーザーが入力できない価格設定属性の値を提供するために必要です。マッピング・ルールは、取引自体または取引の別の属性から、クオリファイアまたは価格設定属性の値を導出するために設定されます。属性マッピングによって、取引の認定や取引に対する価格、特典または手数料の導出に使用できる、取引に関する追加情報が作成されます。

    属性マッピングには、ビジネス・ニーズに従ってクオリファイアと価格設定属性を調達するようにマッピングを構成できるルールが組み込まれています。

  10. (オプション)単位を定義します。

    デフォルト: なし

    単位(UOM)は、価格設定エンジンが、価格の設定、変更、特典の戻し、またはポイントの作成の対象とする単位値を判断するためにOracle Advanced Pricingで使用されます。

    単位の定義方法については、このマニュアルの「単位」を参照してください。

    Oracle Inventoryをインストールおよび設定していない場合、または別のOracle製品に対して共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

  11. (オプション)単位換算を定義します。

    デフォルト: なし

    基準単位以外の単位で品目の価格または値引を設定する場合は、単位区分内のベースの単位とその他の単位との間の換算レートを定義する必要があります。Oracle Advanced Pricingでは、取引単位で価格が検索できない場合、これらの換算を使用して、取引数量を価格表に定義されている価格設定基準単位に自動的に変換します。また、価格調整、特典および手数料はすべて、価格表に使用されている単位と同じ単位で定義する必要があります。

    単位換算の定義方法については、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の単位区分の設定に関する項を参照してください。

    Oracle Inventoryをインストールおよび設定していない場合、または別のOracle製品に対して共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

  12. (オプション)品目カテゴリと品目カテゴリ・セットを定義します。

    デフォルト: 品目カテゴリのシード済体系名および関連するデフォルトのシード済カテゴリ・コードの組合せ。カテゴリの設定の詳細は、『Oracle Product Lifecycle Management User's Guide』を参照してください。

    品目カテゴリは、製品属性で品目属性としてシード済で、価格表明細およびモディファイア明細の定義に使用できます。「価格表」および「モディファイア」ウィンドウでは、品目カテゴリは、製品属性フィールドで選択されます。品目カテゴリ属性の値セットでは、Oracle Inventoryで定義された品目カテゴリが使用されます。階層的カタログの階層的カテゴリは、「Oracle Advanced Productカタログ」を使用して定義できます。カテゴリおよびカテゴリ・セットは複数設定できます。詳細は、『Oracle Product Lifecycle Management User's Guide』および『Oracle Advanced Product Catalog User's Guide』を参照してください。

    製品属性の品目コンテキストで他の品目カテゴリを作成するには、品目コンテキストで新規属性を作成し、値セットを添付します。 品目カテゴリおよび品目カテゴリ・セットの定義の詳細は、『Oracle Product Lifecycle Management User's Guide』を参照してください。 フレックスフィールドの詳細は、『Oracle Applicationsフレックスフィールド・ガイド』のOracle Applicationsにおけるキー・フレックスフィールドに関する項および品目カテゴリ・フレックスフィールドに関する項を参照してください。

    Oracle Inventoryをインストールおよび設定していない場合、または別のOracle製品に対して共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。関連付けられている価格または特典に対して、Oracleのカテゴリ機能を使用する計画がない場合は、このステップをスキップできます。

  13. 在庫組織を設定します。

    デフォルト: なし

    Oracle Inventoryで、少なくとも1つの品目検証組織を定義する必要があります。これは、価格表とモディファイアの設定ウィンドウで品目を入力するときに、品目の検証および表示の対象となる組織です。

    在庫組織の設定方法については、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』のOracle Inventoryの設定に関する項を参照してください。

    Oracle Inventoryをインストールおよび設定していない場合、または共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

  14. (オプション)品目情報を定義します。

    デフォルト: なし

    価格および値引を設定する品目を定義し、ステップ10で定義した検証組織に割り当てます。シード済クオリファイアの明細容積または明細重量を含むクオリファイア・ルールを定義する場合は、(取引の明細、重量または容積を導出するために属性マッピングで使用されるため、)各品目の容積または重量の属性を設定する必要があります。

    品目情報の定義方法については、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の品目に関する項を参照してください。

    Oracle Inventoryをインストールおよび設定していない場合、または別のOracle製品に対して共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

  15. (オプション)品目関連を作成します。

    デフォルト: なし

    このステップは、品目アップグレードの特典を提供する場合は必須です。受注品目からアップグレードとして提供する品目への販促アップグレード品目関連を定義する必要があります。品目検証組織に対して品目関連を定義します。

    販促アップグレード品目を次のように設定します。

    これらのエンティティが異なる場合は、代替に失敗する可能性があります。

    『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の品目関連に関する項を参照してください。

  16. (オプション)価格設定参照を定義します

    デフォルト: 参照タイプに依存

    参照コードは、Oracle Advanced Pricingの大半の値リストに提供されます。

    参照コード値は、値リストに表示される有効なエントリです。参照コード値によって、情報の選択が簡単になり、Oracle Advanced Pricingに有効なデータのみを確実に入力できます。新しい参照値はいつでも追加できます。使用可能フラグを「No」に設定すると、参照コード値は値リストに表示されなくなります。または、開始日と終了日を使用して、値がリストに表示される期間を制御することもできます。参照タイプのリストは、このマニュアルの「参照」を参照してください。

  17. (オプション)Oracle Order Managementの参照を定義します。

    次の表は、参照タイプとその説明です。

    参照タイプ 参照の説明
    販売チャネルの定義 販売チャネル別に価格を設定したり、特典または手数料を指定する場合に必要です。
    受注カテゴリの定義 受注カテゴリ別に価格を設定したり、特典または手数料を指定する場合に必要です。
    明細カテゴリの定義 受注明細カテゴリ別に価格を設定したり、特典または手数料を指定する場合に必要です。
    受注ソースの定義 受注明細カテゴリ別に価格を設定したり、特典または手数料を指定する場合に必要です。
    出荷優先度の定義 出荷優先度別に価格を設定したり、特典または手数料を指定する場合に必要です。
    出荷方法の定義 出荷方法別に価格を設定したり、出荷方法のアップグレードなどの特典または手数料を指定する場合に必要です。

    これらの参照の有効なデフォルト値のリストは、『Oracle Order Managementユーザーズ・ガイド』の参照付録に関する項を参照してください。Oracle Order Managementをインストールおよび設定していない場合、または共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

  18. (オプション)出荷参照を定義します。

    デフォルト: 参照タイプに依存

    これらの参照の有効なデフォルト値のリストは、『Oracle Shipping Executionユーザーズ・ガイド』を参照してください。

    Oracle Order Managementをインストールおよび設定していない場合、または共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

  19. 顧客区分を設定します。

    デフォルト: なし

    顧客区分別に価格を設定したり、特典または手数料を指定する場合に必要です。

    顧客区分の設定方法については、『Oracle Receivablesユーザーズ・ガイド』の参照の定義に関する項を参照してください。

    Oracle Receivablesをインストールおよび設定していない場合、または共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

  20. プロファイル区分を設定します。

    デフォルト: なし

    顧客の勘定科目タイプ別に価格を設定したり、特典または手数料を指定する場合に必要です。

    プロファイル区分の設定方法については、『Oracle Receivablesユーザーズ・ガイド』のプロファイル区分に関する項を参照してください。

    Oracle Receivablesをインストールおよび設定していない場合、または共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

  21. 顧客および顧客サイトを定義します。

    デフォルト: なし

    顧客別に価格を設定したり、特典または手数料を指定する場合に必要です。

    顧客の定義方法については、『Oracle Receivablesユーザーズ・ガイド』の顧客の定義に関する項を参照してください。

    Oracle Receivablesをインストールおよび設定していない場合、または共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

    顧客サイト

    デフォルト: なし

    顧客サイト別に価格を設定したり、特典または手数料を指定する場合に必要です。

    顧客サイトの定義方法については、『Oracle Receivablesユーザーズ・ガイド』の顧客サイトの定義に関する項を参照してください。

    Oracle Receivablesをインストールおよび設定していない場合、または共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

  22. 受注タイプを定義します。

    デフォルト: なし

    受注タイプ別に価格を設定したり、特典または手数料を指定する場合に必要です。

    受注タイプの定義方法については、『Oracle Order Managementユーザーズ・ガイド』の受注タイプの定義に関する項を参照してください。

    Oracle Order Managementをインストールおよび設定していない場合、または共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

  23. 明細タイプを定義します。

    デフォルト: なし

    受注明細タイプ別に価格を設定したり、特典または手数料を指定する場合に必要です。

    明細タイプの定義方法については、『Oracle Order Managementユーザーズ・ガイド』の受注明細タイプの定義に関する項を参照してください。

    Oracle Order Managementをインストールおよび設定していない場合、または共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

  24. 運送条件を定義します。

    デフォルト: なし

    運送条件別に価格を設定したり、(運送条件のアップグレードなどの)特典または手数料を指定する場合に必要です。

    運送条件の定義方法については、『Oracle Order Managementユーザーズ・ガイド』の運送条件の定義に関する項を参照してください。

    Oracle Order Managementをインストールおよび設定していない場合、または共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

  25. 運送費タイプを定義します。

    デフォルト: なし

    運送費タイプを使用した価格の設定、特典の付与または手数料の計算に必要です。

    運送費タイプの定義方法については、『Oracle Order Managementユーザーズ・ガイド』の運送費タイプに関する項を参照してください。

    Oracle Receivablesをインストールおよび設定していない場合、または共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

  26. 支払条件を定義します。

    デフォルト: なし

    支払条件別に価格を設定したり、特典または手数料を指定する場合に必要です。

    支払条件の定義方法については、『Oracle Receivablesユーザーズ・ガイド』の支払条件の定義に関する項を参照してください。

    Oracle Receivablesをインストールおよび設定していない場合、または共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

  27. (オプション)通貨を有効化します。

    デフォルト: Oracle Applicationsで事前定義されているすべての主要通貨

    このステップはシステム管理者が実行します。コードは、通貨のISO標準コードです。価格表およびモディファイア・リストに使用する特定の通貨を使用可能にする必要があります。

    通貨を使用可能にする方法については、『Oracle General Ledgerユーザーズ・ガイド』の通貨に関する項を参照してください。

    Oracle General Ledgerをインストールおよび設定していない場合、または共通のアプリケーション設定を実行していない場合は、このステップを完了してください。

  28. イベントおよびフェーズを作成します。

    デフォルト: シード済のOracle Advanced Pricingのレコード

    このステップは、追加の価格設定フェーズを作成するか、またはシード済の価格設定フェーズを変更する場合に必要です。価格設定において、取引処理フローの特定のポイントまたはイベントで特定タイプの特典が必要な場合に、このステップを完了します。

    フェーズおよびイベントの詳細は、このマニュアルの「価格設定イベントの概要」を参照してください。

  29. 価格設定パラメータの設定を検証します。

    価格設定アプリケーションの動作を制御するために、価格設定パラメータの値を設定できます。(サイト、アプリケーション、職責およびユーザーのレベルで設定可能な)プロファイル・オプションとは異なり、価格設定パラメータは、PTEおよび要求タイプのレベルで設定できます。要求タイプは、価格設定データを要求する呼出し側アプリケーションのものです(たとえば、受注管理受注やOracle Contracts for Serviceなどの要求タイプ)。パラメータ値が様々な要求タイプに対して異なる必要のある状況において、価格設定パラメータは柔軟性を提供します。

  30. (オプション)価格設定セキュリティを設定します。

    Oracle Advanced Pricingには、既存の機能セキュリティ以外に価格設定セキュリティが用意されています。価格設定セキュリティを使用すると、価格表、価格設定基本契約およびモディファイアなどの価格設定エンティティへのユーザー・アクセスを管理する権限を付与できます。

    Oracle Pricing管理者は実装時に、次のように、価格設定エンティティに対して価格設定セキュリティを設定できます。