Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - 構成 リリース12 E05661-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この項では、Oracle Applications製品を使用できるようになる前に完了する必要がある、各タスクの概要について説明します。
Oracleシステム管理者にログインした後で、次の各ステップを完了してOracle Applicationsを設定します。
Oracle Applicationsの実装が完了するユーザーに対して個別にOracle Applicationsアカウントを作成します。これらのユーザーに、実装する製品の全アクセス職責を割り当てます。
注意: SYSADMINユーザーによる更新は、パッチを適用時にはシード・データとして処理されます。
『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』の「Oracle Applicationsセキュリティの概要」を参照してください。
Oracle Applicationsにおける職責は承認のレベルです。このレベルにより、ユーザーが使用できるアプリケーションの機能性、ユーザーが実行できる要求とコンカレント・プログラム、およびこれらの要求とコンカレント・プログラムでアクセスできるアプリケーションのデータが決定されます。Oracle Applicationsには、使用可能な一連の事前定義済の職責が用意されています。また、提供されている職責ではニーズが満たされない場合は、独自の職責を定義できます。
『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』の「Oracle Applicationsセキュリティの概要」を参照してください。
新しいユーザーを定義する場合は、1つ以上の職責とパスワードを割り当てます。このパスワードは、ユーザーが最初にログインした後で変更します。「職責」フィールドの値リスト(LOV)を使用すると、指定した各アプリケーションに関する標準的な職責のリストを取得できます。ユーザーには複数の職責を割り当てることができます。
『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』の「Oracle Applicationsセキュリティの概要」を参照してください。
Oracle Applications Manager(OAM)により、多くのOracle Applicationsシステムのコンポーネントを構成および保守できます。OAMの設定の詳細は、「Oracle Applications Managerの設定」を参照してください。
「プリンタの設定」ページを参照して、プリンタの設定方法を理解してください。Oracle Applicationsに付属していない、サイトで使用されるプリンタ・タイプを定義して、オペレーティング・システムによって決定されたプリンタ名で各プリンタを登録する必要があります。
すべてのカスタム・プリンタ・タイプまたは定義した専用の印刷形式に対して、そのプリンタ・タイプで使用される各印刷形式とともに使用するため、「プリンタ・ドライバ」フォームを使用してプリンタ・ドライバを割り当てます。
プリンタ・オペレーティング・システム名の検索方法については、『Oracle Applicationsのインストール』の印刷に関する項を参照してください。
プリンタの設定の詳細は、「プリンタおよび印刷」を参照してください。
「システム・プロファイル値」フォーム(「プロファイル」>「システム」)を使用して、サイト・レベルおよびその他のプロファイル・オプションを設定します。
オプションで、サイト名を「サイト名」プロファイル・オプションで設定します。
プロファイル・オプションの多くはAutoConfigで設定され、その値はOracle Applications Managerで検討できます。詳細は、『Oracle Applicationsメンテナンス・ユーティリティ』を参照してください。
コンカレント処理は、複数のタスクを同時に実行できるOracle Applicationsの機能です。Oracle Applicationsのコンカレント処理を使用すると、ユーザーがオンライン操作を実行すると同時に、データ依存の機能を長時間実行できます。コンカレント・マネージャは、時間のかかるタスクを、コンピュータを拘束せずにモニターおよび実行できる、コンカレント処理のコンポーネントです。
Oracle Applicationsには、すべての要求を実行できる標準的な単一のコンカレント・マネージャが自動的にインストールされています。コンカレント・マネージャの柔軟性を利用して、システムのスループットを制御できます。
コンカレント・マネージャは必要な数だけ定義できます。ただし、各コンカレント・マネージャで、メモリーが余分に消費されることに注意してください。
各コンカレント・マネージャは、すべての要求、特定ユーザーが発行した要求、特定アプリケーションによって発行された要求、または他の制約や制約の組合せを実行するように専門化できます。
クラスタ、超並列または異機種間ネットワーク環境でパラレル・コンカレント処理を使用している場合は、ノードを登録し、次にコンカレント・マネージャを主ノードと副ノードに割り当てる必要があります。コンカレント・マネージャを分散することで、利用可能なすべてのノードにコンカレント処理が分散され、ハードウェア・リソースを完全に活用できます。
新しいコンカレント・マネージャを定義するには、「コンカレント・マネージャの定義」フォームを使用します。
要求セットは、1つの要求を使用して発行するレポートまたはプログラムのグループです。要求セットを定義および保守するには、「要求セット」フォームを使用します。
また、独自の要求セットを定義することもできます。
アプリケーション・ユーザーによるデータの変更を追跡する場合は、関連する表に監査証跡を設定してください。
サイトに対する監査証跡の定義には、変更を追跡する対象となる表と列のグループである、監査グループの定義が含まれます。次に、監査するORACLE IDを監査証跡に指示するため、監査インストレーションを定義します。最後に、「監査証跡表等の更新」レポートを実行して、監査証跡の定義を有効化します。
オプションで、国際化機能の設定を定義します。
「翻訳」ウィンドウに表示されるフィールド名を変更する場合は、「言語」ウィンドウで、変更する言語の「摘要」値を変更してください。
値リストに表示される地域の値を変更する場合は、「地域」ウィンドウで、変更する地域の「摘要」値を変更してください。
SYSADMINユーザーは、エラー通知などのOracle Applicationsの通知に対するデフォルトの宛先です。SYSADMINユーザーの通知作業環境およびEメール・アドレスを定義して、これらの通知の受信方法を指定する必要があります。
デフォルトで、SYSADMINユーザーには、Eメール通知を受信する通知作業環境があります。Oracle WorkflowからこのユーザーにEメールを送信するには、「ユーザー」ウィンドウにナビゲートし、有効なドメインを持つ完全修飾されたEメール・アドレスをSYSADMINに割り当てます。ただし、Oracle WorkflowのワークリストWebページのみを介して通知にアクセスする場合は、「作業環境」ページで、SYSADMINの通知作業環境を「メールを送信しない」に変更してください。この場合、Eメール・アドレスを定義する必要はありません。