Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - 構成 リリース12 E05661-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
管理者は、Oracle Applications Manager(OAM)を使用して、HTMLコンソールからOracle E-Business Suiteシステムを管理できます。OAMから使用可能なユーティリティには、Oracle Workflowマネージャ、Patch Wizardおよびコンカレント処理のモニタリング・ツールが含まれます。
Oracle Applications Managerを使用すると、システム管理者は、データベース、コンカレント・マネージャおよびその他のサービス、コンカレント要求、Oracle Workflowプロセスの各ステータスなど、一般的なシステム・アクティビティに関する情報を表示できます。OAMでは、構成の変更、インフラストラクチャの使用状況、パフォーマンス、必要な保守活動、セキュリティに関する潜在的な問題、ビジネス・フローのステータス、診断テストの結果などの要約が示されます。また、システム管理者は、停止時間およびパッチ適用処理を管理できます。サービスの起動と停止やコンカレント要求の発行もできます。
Oracle Workflowマネージャを使用すると、管理者は、バックグラウンド・エンジン、通知メーラー、エージェント・リスナー、キュー伝播機能、廃止されたワークフロー・データのパージなどのワークフロー・システム・サービスを制御できます。
OAMユーティリティは一般的に、Applications DashboardとSite Mapの2つのメイン画面から使用できます。詳細は、『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス』のアプリケーション・ダッシュボードに関する項、および「Site Map」を参照してください。
追加情報は、次のドキュメントを参照してください。
『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス』
『Oracle Workflow管理者ガイド』
『Oracle Applicationsメンテナンス・プロシージャ』
『Oracle Applicationsメンテナンス・ユーティリティ』
『Oracle Applicationsパッチ・プロシージャ』
オプションでサービス履行マネージャをインストールできます。詳細は、http://www.oracle.com/appsnet/products/service/index.htmを参照してください。
Oracle Applications Managerは、Oracle Application Object Libraryの機能セキュリティ・モデルとともに使用します。カスタムの職責とメニューを作成して、特定のOAM機能へのアクセスを制御できます。したがって、これらの機能は、「E-Business Suiteホーム」ページから直接使用できます。
Oracle Applications Manager(OAM)では、特定のコンポーネントのモニター方法およびメトリックの収集方法をカスタマイズできます。
ナビゲーション: 「Setup」(グローバル・アイコン)
「Dashboard Setup」ページには、メトリックおよびサービスのデータ収集の要約が表示されます。メトリックごとに、収集が使用可能かどうか、およびメトリックに対するアラートが使用可能かどうかを確認できます。アラートが使用可能な場合は、アラートを発生させるために一致する必要がある条件が表示されます。データ収集の設定を更新するには、「Dashboard Setup」ウィザードを使用します。
「Metalink Credentials」ページで、OracleMetaLinkのユーザー名、パスワードおよびEメール・アドレスを保守できます。これらの資格証明は、「Knowledge Base」リンクを介してOracleMetaLinkを問い合せるときに使用されます。また、次のプロファイル・オプションが、使用しているプロキシ・サーバーに対して適切に設定されていることを確認する必要があります。
Applications Proxy Bypass Domains
Applications Proxy Port
Applications Server-Side Proxy Host And Domain
ビジネス・フローのモニターを有効または無効にします。
「Metrics Refresh」リンクをクリックして、「OAM: KBF Metrics Rollup Program」の要求をスケジュールし、ビジネス・フローの設定ステータスを更新します。
「Knowledge Base」では、システムの管理に関連する便利な文書のカタログを参照できます。
このページから、実行中または長時間保留中のコンカレント要求のアラートを有効にできます。アラートが呼び出される前に要求を届ける必要のあるしきい値を指定できます。
具体的には、システムを有効にすると、次の項目を実行できます。
コンカレント・プログラムの長期実行要求すべてに対する一般アラートを呼び出します。
特定のプログラムに対する長期実行要求のアラートを呼び出します。モニターするコンカレント・プログラムを指定します。
コンカレント・プログラムの長期保留要求すべてに対する一般アラートを呼び出します。
特定プログラムの長期の保留要求すべてに対してアラートを呼び出します。モニターするコンカレント・プログラムを指定します。
このページから、「Forms Monitoring」の「Sign-On Auditing」を有効にできます。また、不適切な監査レベルが設定された場合のアラートも有効にできます。
『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』の「サインオン監査の設定」を参照してください。
「更新」ボタンを選択して、次の項目に対するデータの収集方法を設定します。
次の項目に対するメトリックの収集方法を指定します。
Activity
Configration Changes(Last 24 Hours)
System Alerts
Web Components Status
User-Initiated Alerts
モニターするサービスを指定します。指定したサービスについて、データを収集するかどうか、そのサービスが指定したステータスになった場合にアラートを発生させるかどうかを指定できます。
「Site Map」には、Oracle Applications Managerで使用可能な機能とアプリケーションのリストが表示されます。機能は、「Administration」、「Monitoring」、「Maintenance」、「Diagnostics and Repair」カテゴリにグループ化されています。
これらの機能では、システムの構成に関する詳細情報が提供されます。次のリンクからも多数の構成設定を更新できます。
Hosts: 各ホストのステータスと構成を表示できます。各ホストをオンラインまたはオフラインで使用することも、使用不可にすることもできます。
AutoConfig: ここでAutoConfig設定を表示および更新します。この機能の詳細は、『Oracle Applicationsメンテナンス・ユーティリティ』を参照してください。
License Manager: License Managerを使用すると、追加製品、国固有の機能および言語のライセンスを取得できます。インストールに関するライセンスのレポートも生成できます。この機能の詳細は、『Oracle Applicationsメンテナンス・ユーティリティ』を参照してください。
次のリンクを使用して、様々なタイプのアプリケーション・サービスの情報を表示します。
Generic Service
Request Processing Manager
Transaction Managers
次のリンクを使用して、Oracle Workflowマネージャにナビゲートします。
Home
Work Item Metrics
Agent Activity
Background Engines
Notification Mailer
Service Components
Purge
次のリンクを使用して、新規のコンカレント要求を発行するか、または既存の要求の詳細を表示します。
Submit New: Oracle Applicationsフレームワークの「Schedule Request」ページが、別のウィンドウで起動します。
Pending
Running
Completed (Last Hour)
このリンクを使用して、サービス履行マネージャにアクセスします。サービス履行マネージャ(SFM)には、ステップごとの履行アクティビティを自動化し、マルチベンダー・アプリケーション・システム全体のすべてのサービスに関するビジネス・フローを統合するためのツール・セットが用意されています。
Applications Manager Log
「Monitoring」セクションには、Oracle E-Business Suiteのモニターに役立つ機能のリンクが表示されます。
次のリンクを使用して、各コンポーネントの可用性に関するページにナビゲートします。
Hosts
DataBase
Web components
Internal Concurrent Manager
Request Processing Manager
Transaction Managers
Forms
Workflow
Business Flows
次のリンクを使用して、各コンポーネントのパフォーマンスに関する情報を表示します。
SQL Activity
Forms Sessions
Forms Runtime Processes
Concurrent Processing Reports
Concurrent Processing Charts
Workflow
次のリンクを使用して、各領域のアクティビティ情報を表示します。
System Alerts
Database Sessions
Invalid Objects
Forms Runaway Process
Forms Sessions
Forms Runtime Processes
Application Services
Activity Monitors
Concurrent Requests
Critical Activities
Logs
「Overview」リンクから、「Configuration Overview」ページにナビゲートします。
各レポートを使用すると、アプリケーションの使用方法およびコンカレント処理について理解できます。
「SQL Extensions」ページを使用して、シード・スクリプトおよびカスタム・スクリプトを実行できます。
これらの機能は、Oracle Applicationsインストールの保守に役立ちます。
主な機能の詳細は、『Oracle Applicationsメンテナンス・プロシージャ』および『Oracle Applicationsメンテナンス・ユーティリティ』を参照してください。
Applied Patches
File History
Patch Wizard
Timing Reports
Manage Downtime Schedules
Clones Status
Simple Clone
Advanced Clone
Setup
Monitor
診断およびトラブルシューティングには、次の機能を使用します。
Test Statistics: OAMダッシュボードの「Diagnostics」タブにリンクします。
Launch Tests: Oracle Diagnosticsが別のウィンドウで起動します。
Concurrent Manager Recovery
Service Infrastructure
GCS and Forms Monitoring
CP Signature
Dashboard Collection
Statspack Report
このページには、Applicationsシステム構成の構成情報が含まれます。
このページには次の情報が含まれます。
データベース構成
営業単位
登録済Oracleスキーマ
登録済アプリケーション
基本言語およびインストール済言語
ローカライゼーション・モジュール
「DataBase」セクションに、システムのデータベース・インスタンスがリスト表示されます。リストには次の情報が含まれます。
Host Name
Instance Name
version
Instance Number
「NLS Parameters」をクリックすると、これらのパラメータとその値のリストが表示されます。「Initialization Parameters」をクリックすると、これらのパラメータのリストが表示されます。
このセクションには、このApplicationsシステムのコンカレント処理およびコンカレント処理設定に関連する一般的な情報がリスト表示されます。
コンカレント処理サーバーのリストが表示され、リストにはホスト名およびプラットフォームが含まれます。また、内部コンカレント・マネージャ(ICM)に対する次のサイト・レベル値が表示されます。
Concurrent:GSM Enabled - このプロファイル・オプションに、一般サービス管理(GSM)機能が有効かどうかが示されます。デフォルト値は「Yes」です。
Concurrent:Attach URL - このプロファイル・オプションが「Yes」に設定されている場合、完了通知を要求するためにURLが添付されます。ユーザーが要求を送信し、「Defining Completion Options」リージョンで通知する対象を指定する場合、要求の完了時に指定された対象に通知が送信されます。このプロファイル・オプションが「Yes」に設定されている場合、URLが通知に追加され、指定された対象に要求結果がオンラインで表示されます。
Concurrent:Sequential Requests - 要求の開始日時に基づいて、要求を1つずつ(順次に)強制的に実行できます。または、プログラム間で互換性がある場合はすべて同時に実行できます。値が「Yes」に設定されている場合、要求を同時に実行することはできず、送信された要求から順次に実行されます。値が「No」に設定されていると、コンカレント・プログラム間で互換性がある場合に要求が同時に実行されます。
Sleep Time - 新しい要求をチェックする前にISMが待機する時間です。PMON Cycle Time - プロセス・モニター・チェック(失敗したワーカーのチェック)の時間です。Queue Sizing Interval - ワーカー数量チェック(有効な従業員の人数のチェック)の時間です。
「ICM Environment」をクリックすると、環境変数とその値が表示されます。
この項に、「ICX: Forms Launcher」プロファイル・オプション設定が表示されます。これは、Oracle Applicationsフォームを起動するために基本URLに設定する必要のあるオプションです。
また、Formサーバーのリストが表示され、リストには各Oracle Formsサーバーのホスト名、ポートおよびログ・ファイルの場所が含まれます。
この項では、次のプロファイル・オプションの設定を説明します。
Applications Web Agent - このプロファイル・オプションでは、ApplicationsスキーマのWebServer DADに対する基本URLが提供されます。Oracle Applicationsは、このプロファイル・オプションの値を使用して、WWW型ファンクション、添付、エクスポートおよび他の機能のURLを構築します。
Applications Servlet Agent - このプロファイル・オプションは、Apacheのサーブレット実行エンジンに対するURLベースに設定する必要があります。Oracle Applicationsは、このプロファイル・オプションの値を使用して、JSPおよびSERVLET型ファンクションのURLを構築します。
この構文を次に示します。http://<hostname>:<port>/<servlet_zone>
Application Framework Agent - このプロファイル・オプションは、Apacheサーバーを示す必要があります。
また、Webサーバーのリストが表示され、リストには各Webサーバーのホスト名、ポートおよびログ・ファイルの場所が含まれます。
この項では、次のプロファイル・オプションの設定を説明します。
TCF:HOSTおよびTCF Port - これらのオプションでは、TCFサーバーのネットワークの場所が識別されます。関連付けられたサーバー・ロジックのいくつかを実行し、データベースへのアクセス権を付与すると、TCFサーバーによりOracle Applicationsのユーザー・インタフェースの様々な部分がサポートされます。
ICX: Report Launcher、ICX: Report Server、ICX: Report Link - これらのプロファイル・オプションはOracle Business Intelligence System(BIS)レポートによって使用されます。詳細は、『Oracle Business Intelligence Systemインプリメンテーション・ガイド』を参照してください。