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Oracle Receivablesインプリメンテーション・ガイド
リリース12
E05607-01
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Oracle Receivablesの機能セキュリティ

この付録の内容は、次のとおりです。

Oracle Receivablesの機能セキュリティ

Receivables機能へのユーザー・アクセスを制御するには、機能セキュリティを使用します。デフォルトでは、Receivables機能へのアクセスは制限されていません。システム管理者が、「職責」ウィンドウで機能やメニューを挿入または削除して、サイトの各職責をカスタマイズします。

次の例は、機能セキュリティの規定による一般的な結果を示しています。

たとえば、システム管理者が、ユーザーが取引約定以外のすべての取引を入力、更新および削除できるBilling職責を作成したとします。制限のタイプに従って、システム管理者は、次の1つ以上の機能を除外できます。

約定: 表示
     約定: 入力
     約定: 更新
     約定: 削除

「約定: 表示」を職責から除外した場合、ユーザーは取引約定に関するすべての機能(入力、更新、削除、表示など)を実行できません。

「約定: 入力」を職責から除外した場合、ユーザーは新規の取引約定を入力できません。ただし、既存の取引約定を問い合せて表示、更新または削除することはできます。

「約定: 入力」、「約定: 更新」および「約定: 削除」を除外した場合、ユーザーは既存の取引約定を検討するための問合せのみを実行できます。その他すべての処理は実行できません。

機能セキュリティは、いくつかの設定ウィンドウ、各ワークベンチ(取引、入金、受取手形)および顧客に関する一連のページで使用されます。ワークベンチをメニューから完全に削除すると、そのワークベンチに関連付けられている機能もすべて自動的に削除されます。

重要: システム管理者は、機能セキュリティ・メニュー・レポート要求セットを発行できます。この要求セットには、機能セキュリティ機能レポートが含まれており、あらかじめシードされている各職責に割り当てたReceivablesの機能の完全なリストが表示されます。

関連項目

『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』の機能セキュリティの概要に関する項

『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』の機能セキュリティの働きに関する項

『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』の機能セキュリティの実装に関する項

『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』の新規メニュー体系の定義に関する項

Receivablesの機能

次の各表には、ワークベンチごとに制限が記載されています。システム管理者は、ワークベンチ、設定ウィンドウまたはウィンドウ内の別のリージョンへのアクセスを制限できます。

取引ワークベンチ

次の表に記載されている機能は、取引ワークベンチから除外できます。

機能名 制限
修正: 表示 修正の表示
修正: 承認 修正の承認
修正: 入力 修正の入力
修正: 更新 修正の更新
約定: 表示 取引約定の表示
約定: 削除 取引約定の削除
約定: 入力 取引約定の入力
約定: 更新 取引約定の更新
クレジット・メモ: 表示 クレジット・メモの表示
クレジット・メモ: 削除 クレジット・メモの削除
クレジット・メモ: 入力 クレジット・メモの入力
クレジット・メモ: 更新 クレジット・メモの更新
デビット・メモ: 表示 デビット・メモの表示
デビット・メモ: 削除 デビット・メモの削除
デビット・メモ: 入力 デビット・メモの入力
デビット・メモ: 更新 デビット・メモの更新
請求書: 表示 請求書の表示
請求書: 削除 請求書の削除
請求書: 入力 請求書の入力
請求書: 更新 請求書の更新
対顧客勘定: 表示 対顧客勘定クレジットの表示
対顧客勘定: 消込 対顧客勘定クレジットの消込
対顧客勘定: 削除 対顧客勘定クレジットの削除
対顧客勘定: 入力 対顧客勘定クレジットの入力
対顧客勘定: 更新 対顧客勘定クレジットの更新
SLA: 会計の表示 - 明細照会 会計処理のオンライン作成
取引: 完了 取引の完了
取引: コピー* 取引のコピー
取引: 修正依頼 係争取引の指定
取引: 印刷* 取引の印刷
取引: 預入の消込 完了した請求書への前受/預り金の消込

注意: *付きの機能は、ボタンを使用してアクセスするか、メニューから直接アクセスできることを意味します。この機能を除外すると、ボタンによるアクセスは無効になります。ただしシステム管理者は、メニュー体系を定義する際に、この機能へのアクセスをメニューから削除する必要があります。

入金ワークベンチ

次の表に記載されている機能は、入金ワークベンチから除外できます。

機能名 制限
自動入金: 表示 自動入金の表示
自動入金: 承認 自動入金の承認
自動入金: 確認 自動入金の確認
自動入金: 作成 自動入金の作成
自動入金: フォーマット 自動入金のフォーマット
自動入金: 保守 自動入金の保守
自動入金: 未確認 自動入金の未確認指定
換算レート修正 換算レートの修正
その他入金: 表示 その他入金の表示
その他入金: 削除 その他入金の削除
その他入金: 入力 その他入金の入力
その他入金: 更新 その他入金の更新
クイック入金: 表示 クイック入金額の表示
クイック入金: 入力 クイック入金額の入力
クイック入金: 転記 クイック入金額の転記
クイック入金-ロックボックス: 更新 ロックボックス・クイック入金額の更新
クイック入金-手動: 更新 手動クイック入金額の更新
入金戻し処理: デビット・メモ デビット・メモの戻し処理
入金戻し処理: 標準 標準入金の戻し処理
入金:表示 入金の表示
入金: 削除 入金の削除
入金: 入力 入金の入力
入金: 更新 入金の更新
送金: 表示 送金の表示
送金: 承認 送金の承認
送金: 作成 送金の作成
送金: フォーマット 送金のフォーマット
送金: 保守 送金の保守

受取手形ワークベンチ

次の表に記載されている機能は、受取手形ワークベンチから除外できます。

機能名 制限
受取手形送金: 表示 受取手形送金の表示
受取手形送金: 承認 受取手形送金の承認
受取手形送金: 作成 受取手形送金の作成
受取手形送金: フォーマット 受取手形送金のフォーマット
受取手形送金: 保守 受取手形送金の保守
受取手形: 表示 受取手形の表示
受取手形: 引受 受取手形の引受
受取手形: 取消 受取手形の取消
受取手形: 完了 受取手形の完了
受取手形: 削除 受取手形の削除
受取手形: リスクの消去 受取手形のリスクの消去
受取手形: 裏書 受取手形の裏書
受取手形: 入力 受取手形の入力
受取手形: 換算 受取手形の換算
受取手形: 保留 受取手形の保留
受取手形: 未完了 受取手形の未完了指定
受取手形: 支払拒否 受取手形の支払拒否
受取手形: 回収 受取手形の回収
受取手形: 再表示 受取手形の再表示
受取手形: リスクの回復 受取手形のリスクの回復
受取手形: 未払 受取手形の未払指定
受取手形: 更新 受取手形の更新

顧客に関する一連のページ

次の表に記載されている機能は、顧客に関する一連のページから除外できます。

機能名 制限
顧客概要: アカウント(FS) アカウントの表示と作成
顧客概要: 通信(FS) 顧客担当の管理
顧客概要: パーティ関連(FS) パーティ関連の作成と表示
顧客概要: プロファイル(FS) 与信プロファイルの表示と顧客詳細の入力
顧客概要: 税金プロファイル(FS) 税金詳細の入力
アカウント概要: 通信(FS) アカウント担当の管理
アカウント概要: 延滞手数料(FS) アカウント・レベルでの延滞手数料設定の管理
アカウント概要: 受注管理(FS) 受注管理詳細の表示と更新
アカウント概要: 支払詳細(FS) 入金方法とその他の支払詳細の保守
アカウント概要: プロファイル金額(FS) 通貨ごとのアカウント・プロファイル金額の保守
アカウント概要: プロファイル(FS) アカウント・レベルでのプロファイル詳細の保守
アカウント概要: 関連(FS) アカウント関連の保守
アカウント概要: サイト(FS) アカウント・サイトの作成と更新
アカウント・サイト概要: ビジネス目的(FS) サイトの使用目的の表示と更新
アカウント・サイト概要: 通信(FS) アカウント・サイト担当の管理
アカウント・サイト概要: 延滞手数料(FS) アカウント・サイト・レベルでの延滞手数料設定の管理
アカウント・サイト概要: 支払詳細(FS) 入金方法とその他の支払詳細の保守
アカウント・サイト概要: プロファイル(FS) アカウント・サイト・レベルでのプロファイル詳細の保守
アカウント・サイト概要: プロファイル金額(FS) 通貨ごとのアカウント・サイト・プロファイル金額の保守
アカウント・サイト概要: サイト詳細(FS) アカウント・サイト詳細の表示と更新
アカウント・サイト概要: 税金プロファイル(FS) 税金詳細の入力

関連項目

Oracle Receivablesの機能セキュリティ

『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』の機能セキュリティの働きに関する項

『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - セキュリティ』の新規メニュー体系の定義に関する項