Oracle Subledger Accountingインプリメンテーション・ガイド リリース12 E05608-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
仕訳には、Subledger Accountingに添付された次の連番が付いています。
会計連番
会計連番は、仕訳の完了時にSubledger Accountingの仕訳に割り当てられます。この連番は、使用する連番を決定するための日付基準としてGL記帳日を使用して完了日順に割り当てられます。
レポート連番
レポート連番は、GL期間のクローズ時にSubledger Accountingの仕訳とGeneral Ledgerの仕訳の両方に割り当てられます。この連番は、一部の国で必要なほとんどの法定レポートで、仕訳を表示するための主要ソート基準として使用されます。
注意: 一部の関連文書では、この連番を時系列連番と呼ぶことがあります。
この2つの連番は相互排他ではなく、同じ仕訳に共存させることができます。
完了した仕訳が機能的には正しくても、割り当てられた連番が間違っている場合があります。たとえば、連番設定が正しくないことがわかり、その設定に基づいて連番が割り当てられた全仕訳の連番順序の再設定が必要になる場合があります。Subledger Accountingには取消および再実行機能が用意されており、当初会計を訂正できます。この機能の重要な構成要素が仕訳連番順序の再設定です。
レポート連番はオプションです。
レポート連番機能は、次のプログラムに基づいています。
「レポート連番」プログラム
このプログラムはSubledger Accountingに属し、連番の設定対象となる仕訳を選択します。このプログラムは次のモードでコールされます。
レポート連番機能
連番取消機能
「会計連番」プログラム
「レポート連番」プログラムにより、連番の設定対象となる仕訳が選択され、次の操作が実行されます。
仕訳が特定の順序でグループ化されます。
完了してGeneral Ledgerに転送済の仕訳が順序付けされます。
同じ連番を共有する仕訳に、欠番なしの連続する連番が割り当てられます。
レポート連番が元帳レベルで割り当てられ、複数元帳に次の組合せが提供されます。
各元帳に異なる連番が割り当てられます。
一部の元帳に異なるレポート連番が割り当てられ、他の元帳には連番割当がありません。
連番管理日に基づいて、対応する非調整期間のクローズ時に、調整期間に属する仕訳が順序付けされます。
注意: 顧客が元帳にレポート連番を使用する計画で、元帳カレンダに調整期間が含まれている場合、調整期間には次の条件が適用されます。
常に別の非調整期間の最終日と一致すること。
1日のみが該当すること。
仕訳の連番順序が再設定されます。
このプログラムは、仕訳が削除または追加される場合にレポート順序を維持するために、Oracle開発およびサポートが使用します。
次のダイアグラムに、「レポート連番処理の手順」で説明するレポート連番処理を示します。
レポート連番の処理フロー・ダイアグラム
実装プロセスの一環として連番設定を定義します。
日次操作の一環として仕訳を作成し、完了して転記します。
期末操作の一環としてGL期間をクローズします。「レポート連番」プログラムが自動的に実行されます。
この期間以降の連続する全クローズ期間に属する仕訳を選択すると、「レポート連番」プログラムにより「会計連番」プログラムがコールされ、実際の順序付けが実行されます。「レポート連番」プログラムでは、連番順序に基づく時系列順に仕訳が選択されます。
GL期間がクローズされると、すべての前GL期間がクローズ済であれば、連番管理日に基づいて仕訳の連番が設定されます。
前にオープンGL期間が1つ存在する場合、クローズ期間に属している仕訳は連番設定に適格となりません。
仕訳が表示されるレポートを実行します。
このレポートは必要に応じて実行できます。このレポートには、クローズ期間に属している仕訳と対応する連番が表示されますが、オープン期間に属している仕訳は連番順序が未設定のため連番なしで表示されます。
消込プロセスの一環としてクローズ期間をオープンするように決定できます。その場合、「レポート連番」プログラムが自動的に実行されます。
このプログラムにより、再オープン期間に属している仕訳に割当済の連番が消去されます。他に後続のクローズ期間がある場合、その期間に属している仕訳に割当済の連番も消去されます。仕訳に割り当てられた連番は無欠番連番であるため、「レポート連番」プログラムでは、仕訳の連番順序を再設定する際の欠番を回避するために、「会計連番」プログラムが消去モードでコールされ、選択した仕訳に最小連番が割り当てられます。
再オープンされた期間に新規の仕訳を入力します。
期間をクローズします。「レポート連番」プログラムが自動的に実行されます。
「レポート連番」プログラムにより「会計連番」プログラムがコールされ、この期間に属している全仕訳に連番順序に基づく時系列順で連番が設定されます。「レポート連番」プログラムでは、以降のクローズ期間に属している仕訳が選択されます。
次の仕訳にレポート連番を割り当てることができます。
Subledger Accountingで完了してGeneral Ledgerに転送済の仕訳
注意: 草案エントリにはレポート連番が割り当てられません。
General Ledgerで転記済の仕訳
クローズ期間に属している全仕訳を新しい連番とともに表示するレポートを実行します。