複素数ライブラリは、新しいデータ型として複素数データ型を実装します。このライブラリには次のものが含まれています。
演算子
数学関数 (組み込み数値型用に定義されている関数)
拡張機能 (複素数の入出力を可能にする iostream 用)
エラー処理機能
複素数には、実部と虚部による表現方法のほかに、 絶対値と偏角による表現方法があります。複素数ライブラリには、実部と虚部によるデカルト表現と、絶対値と偏角による極座標表現とを互いに変換する関数も提供しています。
共役複素数は、虚部の符号が反対の複素数です。
複素数ライブラリを使用する場合は、プログラムにヘッダーファイル complex.h をインクルードし、-lcomplex オプションまたは -library=complex オプションを使用してリンクしてください。